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生徒数が多い塾の特徴は?注目塾になる改善ポイント5つも解説

いつも、自転車が沢山停まっている隣の塾。立地も指導内容も自塾と大差ないはずなのに、なぜ生徒が集まるのだろうか、と疑問を感じたことはないでしょうか。実は、生徒が集まる塾には、明確な理由があります。
今回は集客に悩む塾のマーケティング担当者に向けて、生徒数が多い塾の特徴や、自塾を繁盛塾にする施策のコツを解説します。人が人を呼ぶ人気塾になるヒントが満載です。ぜひ、最後までチェックしてみてください。
目次
生徒数が多い塾に見られる特徴7つ

まずは、生徒数が多い塾に共通して見られる特徴を、簡潔に解説します。
(1) 地域で長年続いている
地域に根差して長年続く塾は、地域内で評判が定着しており、生徒が集まります。保護者から保護者へ、生徒から生徒へと口コミが広がって生徒が集まるため、小規模塾でも生徒が絶えない塾になります。
(2) 独自の方針や指導内容を実践している
際立った特色を持つ塾にも、生徒が集まる傾向があります。教科特化型や添削に強い塾、特定の学校専門の塾などです。
競合が少ない分野に強い塾は、市場のニッチなニーズをとらえて、生徒を集めます。
(3) 指導や講師の質が高い
生徒を真によく見て、適切かつ質の高い指導ができる塾は、実は多くはありません。しかし、顧客は指導の質を敏感に感じ取ります。生徒の成績を伸ばし、やる気を引き出せる塾は、それだけで評判になり生徒が集まります。
(4) 成績アップ・合格実績を出している
塾に求められるニーズの中でも、成績アップや志望校合格は大きな割合を占めます。生徒の成績を着実に上げ、志望校への合格実績を毎年コンスタントに出し続ける塾は、同じニーズを持つ生徒が集まりやすいでしょう。
(5) 快適で集中できる環境が整っている
塾を自習室として利用したい生徒もいます。「家では集中できない」「頑張る仲間に囲まれて、モチベーションを上げたい」と考える生徒からは、快適で、長時間集中できる塾が支持されます。
(6) 戦略的な広告・宣伝に成功している
広告宣伝戦略に長けており、生徒集めに成功している塾もあります。実績や特徴がない塾も、先に生徒を集められれば結果が生まれ、やがて地域の名物塾に育っていくケースも見られます。
(7) 理想的な立地にある
立地は生徒にとっても、送迎する保護者にとっても、重要な要素です。立地が良い塾は、地の利だけで生徒を集められる可能性があります。学校の目の前にある塾や、駅ビル内にある塾、駐車場が広い塾などは、生徒が集まりやすいでしょう。
生徒が集まらない塾に共通する特徴5つ

反対に、生徒が集まらない塾・集まりにくい塾にも、共通する特徴があります。生徒を遠ざける塾の、共通点を5つ解説します。
(1) 立地が良くない
立地が良くない塾は、どんなに良い指導を実践していても、爆発的な人気は期待できません。毎日気軽に通えるか、重い荷物を持っていても移動できる距離かどうかは、塾選びの重要なポイントだからです。
入り組んだ住宅街の中にある塾や、送迎が必要な立地にもかかわらず駐車場がない塾は、生徒からも保護者からも敬遠されます。
(2) 成果を出していない
塾は、成績や合格といった「結果」を求められる場所です。通っても成果が出ない塾に、期待する顧客はいません。
塾の結果が「成果」といえるかどうかは、市場が判断します。自塾がどんなに「成果です」とアピールしても、地域のニーズに合致していなければ、評価は得られません。
(3) 生徒・保護者サポートが徹底されていない
貴塾では、生徒・保護者への伝達事項は、確実に伝わっているでしょうか。預かった成績資料などは、間違いなく返却されていますか。
当たり前のことが、当たり前になされていない塾、約束が果たされない塾は信頼されず、生徒は集まりません。
(4) 教室の雰囲気が良くない
生徒たちは、教室の雰囲気をよく見ています。快適さや清潔さに欠ける環境では、勉強意欲がわかず、「行きたい」と思えないでしょう。
清掃が行き届いているか、掲示物が色あせていないか、教材が破れたままになっていないかなど、細かなポイントが塾の成否を分けます。
(5) 営業色が強い
塾にとっては、コースや講座の受注は、売上に影響する死活問題です。しかし、「いつも追加提案ばかりされる」とネガティブな印象を抱く顧客もいるかもしれません。「あの塾は営業色が強い」という評判が口の端に上るようになると、生徒は集まりにくくなります。
生徒数が多い塾になるために、今すぐ改善すべき5つのポイント

生徒数が多く、いつも賑わっている塾になるために、今日からできる改善策を5つ、具体的に解説します。
現場ですぐに取り組めるものや、部署や塾全体での協議が必要なものもあります。取り組みやすい項目、重要度の高い項目から、早速実践してみてください。
(1) 塾生への指導・サポートを充実させる
まずは、通ってくれている塾生への指導やサポートの質を高める施策が、何より重要です。塾生の満足度が高まれば、良い口コミとなって彼らの友達に伝わり、生徒が生徒を呼ぶ繁盛塾になることが期待できます。
塾生に喜ばれる具体的な施策案を、以下にまとめました。できていない項目があれば、今日から取り入れてみましょう。
・小さな約束も、間違いなく実行する
・生徒のためになるアドバイスを実践し、積極的に世話を焼く
・孤独を感じる生徒がいないよう、満遍なく声をかける
・一人ひとりへの理解を深め、的確な話題を提供する
・雨の日は、服やバックを拭くためのタオルを貸し出す など
(2) 保護者サポートを密に行う
学年が上がるにつれて保護者が塾に顔を出す頻度は減り、塾生の単独行動が増えます。塾生にも自立心が芽生え、親の関与を敬遠する様子も見られるようになります。
だからといって、保護者の存在を無視してはいけません。保護者は誰よりも生徒の人生を案じ、成功を祈っている存在である事実に、変わりはないからです。
我が子を思う保護者心理を汲み、塾側から積極的に、保護者へのサポートを実践してみてください。「共に塾生を育む」意識で関わると、保護者からの評価が徐々に変わってくるはずです。
生徒の様子をこまめに電話やチャットで伝えたり、教室から出て送迎の保護者と挨拶を交わしたりと、小さな行動が塾への信頼を醸成します。
(3) 教室環境を整備する
清潔で行き届いた学習環境の整備は、生徒数が多い塾の基本です。塾生が毎日でも寄りたくなるような、整った教室環境を完成させ、維持する取り組みを実践してください。
・トイレ掃除は毎日実施。においやトイレットペーパーの不足にも注意する
・水アカは汚れた印象を与える。水道のステンレス部分、洗面ボウル周りはピカピカに
・棚の上、窓枠のホコリはアレルゲンにもなりえる。ハンディモップで定期的に除去する
・ゴミは溜め込まない。飲食物のゴミはにおいのもとになるため、密封して処分
・教材の破れや破損も定期的にチェック。使いにくいものは新品と交換する
・貸出用の文具を常備したい。シャーペン、赤ペン、消しゴム、ルーズリーフなど
環境整備は、毎日のルーティンにして徹底しましょう。
(4) 講師の指導力・対応力を引き上げる
講師のスキル向上の取り組みは、できているでしょうか。初期研修のみを行い、以降は現場に丸投げになっている塾も少なくないようです。
講師の指導力・対応を上げる取り組みは、教室単位での実行は難しいかもしれません。全社的に、改善施策を立案しての実行がおすすめです。
講師が身につけるべきスキルをピックアップし、座学研修やOJTをプログラム化しましょう。フィードバックの観点も明確にしておくと、指導スタッフの主観に偏らない育成が可能になります。
講師も、教室の大切な戦力です。スキル向上によって授業の質が良くなれば、生徒からの評価が高まります。電話応対スキルが改善されれば、保護者のあいだで評判になっていくことも期待できます。
(5) 広告・宣伝手法を見直す
生徒数が多い塾になるためには、広告・宣伝手法の改善も重要です。これまで実践してきた広告・宣伝手法を振り返り、課題を抽出して改善策をまとめていきましょう。
昔ながらのやり方に固執する塾は、新しい手法の導入に批判的な経営層が改善のネックになるかもしれません。マーケティング担当者レベルでの改善が難しければ、コンサルタントやWebマーケターなど、外部の専門家の知見を借りる方法もおすすめです。
生徒が多い塾になるための広告・宣伝のやり方は、次の章で詳しく解説します。続きをご覧ください。
生徒・保護者から注目される塾になる広告・宣伝5ステップ

生徒や保護者から注目を集め、塾生が多い塾を目指した広告・宣伝のやり方を、5つのステップに分けて解説します。
(1) 正しく、最新の情報を開示する
最初に、自塾のホームページに掲載されている内容を、隅々まで精査します。最新ではない・正しくない情報があれば、更新してください。
現代、多くの消費者は、問い合わせる前にホームページを見て詳しい情報を知ろうとします。誤った情報が残っていると、トラブルを引き起こしたり、問い合わせにつながらず機会損失となったりするおそれがあります。
また、ホームページとチラシ、校舎の掲示、SNS、Google MAPなど、媒体ごとの情報の整合性も見ておきましょう。
塾は「教育」を担う業界です。正しくない情報は、顧客からの信頼を失わせます。「どこを見ても、正しく最新の情報が載っている」状態を、まず完成させてください。
(2) 実施した広告・宣伝手法の効果性を検証する
現在、実施中の広告・宣伝手法の効果性は、正しく検証できているでしょうか。広告・宣伝は、やりっぱなしでは効果性がわかりません。
「施策は的確か」「改善すべき点はないか」など、多角的に効果性を検証し、より良い施策となるように改善に努めます。
Webは、Googleアナリティクスと呼ばれる解析ツールを使うと、閲覧数や問い合わせにつながった率、反対に閲覧をやめている改善ポイントが明確にわかります。
チラシは、反響率が1つの指標になります。反響の高低を分析し、最適なデザインやタイミングを見極めましょう。
(3) マーケティング方針を決定する
ここまでで発見した広告・宣伝施策の改善点を踏まえ、今後の方針を検討します。自塾が直面する本質的な課題を発見し、打開策を実践することが大切です。まずは、自塾の強みを洗い出し、強みを訴求できる手法を考えてみてください。
また、塾は地域のニーズと合致していなければ、集客は実現しません。公立中高一貫校や私立中学がない地域で中学受験対策への強さをアピールしても、生徒は集まらないでしょう。これは極端な例ですが、同様の「地域ニーズと塾ターゲットの乖離」は、実はよく見られる事例です。
場合によっては、塾全体の方針やターゲットの再考といった、ダイナミックな改善も視野に入れます。
(4) 方針に沿って施策を実施する
方針が決定したら、方針に沿って施策を実行します。各部門が方針に則って施策を徹底できるよう、具体的な手法も定めておくと安心です。
また、施策の実施後は、定期的に効果検証の機会を設けてください。方針は市場ニーズを的確に捉えられたか、施策は的を射たものであったか、定量・定性の両面から検証と改善を続けます。
(5) 未導入の広告・宣伝手法に挑戦する
子どもの数が減り続ける現代、集客は今後も塾の課題であり続けるでしょう。生徒が集まる塾を目指すなら、新しい広告・宣伝手法に挑戦する積極的な姿勢も大切です。
まだ実践したことのない手法があれば、導入をぜひ検討してみてください。
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まとめ
生徒数が多い塾には、生徒が集まる理由があります。塾の競争が激化する現代、「良い指導」「質の高い授業」だけでは、生徒は集まりません。他塾を上回るホスピタリティやサポートは必須。さらに、効果性の高い広告・宣伝手法の実践で、「知ってもらう」働きかけが重要です。
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