【2025最新】データで見る!小学生の塾にかかる費用・月謝料金はいくら?

更新日 2025.07.04
【2025最新】データで見る!小学生の塾にかかる費用・月謝料金はいくら?

小学生のお子さんをもつ保護者の方にとって、塾へ通わせる際にかかる費用・月謝は最も気になるポイントでしょう。小学生の塾費用は、塾の授業方式やお子さんの学習状況、中学受験をするかどうかによって大きく異なります。そこでこの記事では、

小学生の塾費用の相場と内訳

公立中進学・中学受験での費用の違い

塾にかけるお金の考え方、塾選びと費用の関係

について詳しく解説します。お子様の塾通いについて考えておられる方、今後の教育費計画や塾費用の算出の参考にしてください。

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まずは小学生向け塾の種類を把握

小学生向けの塾は目的や指導形態によって、4種類ある
小学生向けの塾は目的や指導形態によって、4種類ある

塾の料金は「指導目的」「クラス形態」によって変わります。まず、小学生向けの塾の種類を把握しましょう。いま、多くの小学生が通う塾は、指導目的とクラス形態という2要素を掛け合わせた、4種類に分けられます。

◎ 指導目的
・小学校の学習内容の定着(補習)
・中学受験対策

◎ クラス形態
・個別指導
・集団指導

補習を目的とした個別指導塾/集団指導塾、中学受験対策を目的とした個別指導塾/集団指導塾がある、というわけですね。

まずは小学生向け塾の種類を、正しく把握しましょう。その上で費用面を見ると、理解を深めやすくなります。

(1) 小学生向け塾の指導目的

小学生向け塾の指導内容は、おもに2つです。小学校の学習内容の定着(補習)か、中学受験対策か、です。

小学校の学習内容の定着とは、学校の授業をよく理解できるようになること、苦手教科を克服することなどです。学校で行われる単元テストで、良い成績を目指す場合もあります。算数と国語を中心に、高学年からは英語を加える塾もあります。通塾日数は週1~2回が目安です。

一方、中学受験対策を目的とした塾は、学校進度とは異なるカリキュラムで学びます。通常は、小6の1年間を受験本番対策に専念できるよう、単元学習や受験に必要な学習内容は小5までに終了させます。スピード感を持って学習を進められるよう、多くの中学受験塾は、小3の2月ごろから受験カリキュラムが始まります。

中学受験塾で受講する教科は、受験に必要な全て。通塾日数も週3~5日と、多めです。宿題を大量に出す塾もあるため、計画的な受講が大切になります。

(2) 小学生向け塾のクラス形態

小学生向け塾の指導形態は、個別指導と集団指導の2つに分かれます。

個別指導は講師1人が、生徒1~3人程度を受け持つ形態です。お子さんのペースで学びやすく、学習計画も個々に立案してもらえます。補習から中学受験まで、幅広い層に対応しています。

集団指導は、生徒を15~30人程度のクラスに編成し、講師が一斉指導します。クラスはレベル別になる場合が多く、周りと切磋琢磨できる環境が特徴です。おもに中学受験塾で採られる形態ですが、補習塾でも集団指導を行う場合もあります。

(3) 目的とお子さんの性格から、最適な塾を探そう

一般的に、塾は講師1人が担当する生徒数が少ないほど、費用が上がります。講師が同時に担当する生徒数が少ないほうが、講師の数が必要となり、人件費がかさむためです。「集団指導塾のほうが安い」といわれるのは、これが理由です。

しかし、だからといって安さだけにつられ、集団指導塾だけを塾選びの候補にすることは避けましょう。もっとも大切にしたいポイントは、お子さんが主体的に意欲を持って、勉強できる環境かどうか、ではないでしょうか。

お子さんの性格によって、個別と集団のどちらが適しているかは変わります。まずはお近くにある塾を幅広く探し、お子さんに合いそうな塾をピックアップしてみてください。

<TIPS>オンライン塾の人気も高い!
「オンライン塾」はご存じでしょうか。パソコンやタブレットを介して、オンラインで授業を進める塾です。マンツーマン形態を提供するサービスが多く、自宅で受けられる利便性から人気が高まっています。

対面指導ならではの緊張感は薄れるものの、通塾にともなう危険・心配がない点は、小学生にとってメリットでしょう。また、費用も対面指導の塾より安価な傾向があります。

「費用面が気になるが、塾を試してみたい」方は、オンライン塾を検討しても良いかもしれません。人気のオンライン塾はこちらから。

小学生向け塾の費用相場

小学生向け塾の費用相場は、年間10~300万円と幅がある
小学生向け塾の費用相場は、年間10~300万円と幅がある

ここからは、小学生向け塾の費用相場を、さらに詳しく見てみましょう。小学校内容の補習か、中学受験かという目的を軸に、解説します。

(1) 小学生向け・補習塾の費用相場

学校の授業理解を深める補習塾の費用相場は、以下の通りです。

月額:8,000円~2万円(年額:10万円~20万円)
※授業が週1~2回(月4~8回)の場合

小学生の補習塾の費用相場

補習塾では、受講教科や回数はご家庭の希望に合わせて選べる塾が多めです。また、集団指導塾より個別指導塾のほうが、ニーズに合わせやすいでしょう。

「算数が苦手なので、算数だけ指導してほしい」「国語の読解力を伸ばしたいので、国語で週2回通いたい」など、どのような希望もまずは相談してみてください。生徒指導に長けた塾側から、「こういう方法はどうでしょうか」と、思いがけない提案が出され、お子さんの悩みを打開するきっかけになる場合もあります。

(2) 小学生向け・中学受験塾の費用相場

中学受験塾の費用相場は、以下の通りです。

小4~6年の3年間で:最低300万円程度

中学受験塾の費用相場

中学受験塾は、実際にはピンキリといって良いほど費用に幅があります。大手塾や有名塾を利用して難関中をめざすケースと、お子さんのペースを尊重した無理のない受験では、必然的に必要な学習に差が生まれるためです。

また、大手中学受験塾の補習として、別の塾を利用するケースも見られます。SAPIXや日能研などの膨大な宿題が出される塾に通っているお子さんが、家庭だけでは宿題を終えられないと、個別指導塾を利用するといった具合です。

この場合は、追加で受講する塾の費用が、別途かかることになります。

計画的に費用を用意し、無理なく支払えるかどうか客観的に判断することが大切です。

(3) 小学生向けの塾で、費用が決まる要素

小学生向けの塾の費用が上がる要素は、おおむね以下の通りです。

・週の授業回数
・受講科目
・授業レベル(講師ランク)
・オプション講座(直前対策、勉強合宿など)

上記の要素が増えるほど・講師のランクが上がるほど、費用も高くなると押さえておきましょう。また、季節講習の費用も必要です。塾によっては、季節講習だけで数十万円の費用が発生する場合もあります。

中学受験塾の費用がかかるのは、授業の回数や受講科目が多く、授業のレベルが高いためです。首都圏の有名塾や、カリスマと呼ばれる講師の授業を受けられる塾は、さらに費用がかさむ場合もあります。

塾にかかる費用は一律ではないことを理解し、「お子さんに必要な教育を受けさせた場合に、どのくらい必要なのか」を見定めるよう心がけましょう。

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【最新データで見る】小学生の塾にかかる平均費用はいくら?

文部科学省が公表している平均的な学習塾費の調査結果をご紹介します
文部科学省が公表している平均的な学習塾費の調査結果をご紹介します

相場がわかったところで、ここでは小学生をもつ家庭が塾にどの程度の費用をかけているのか、国の調査結果を見ていきます。あくまでも平均値や分布状況ですので、他のご家庭の「傾向」を知るのにお役立てください。

(1)小学生の塾にかかる各学年の平均費用

以下は、文部科学省が公表した「令和5年度子供の学習費調査」から、「公立・私立小学校別による各学年の学習塾費」のみを抜粋して表にしたものです。調査は、公立小学校19,346人(有効回答数6,627)、私立小学校3,473人(有効回答数1,691)に対して行われました。

公立小学校の年間平均費用は56,167円、私立小学校全体の平均費用は264,241円となっています。なお、前回調査結果(令和3年度)では公立小学生の平均額は81,158円、私立小学生の平均額は273,629円でした。

平均第1学年第2学年第3学年第4学年第5学年第6学年
公立小学校56,167円24,839円27,898円40,776円53,250円79,469円106,785円
私立小学校264,241円154,320円152,996円194,411円265,503円384,938円438,259円

【学年別補助学習費:学習塾費(1年間の費用)】(単位:円)

(出典)文部科学省「令和5年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要:表6 学年別補助学習費」より

公立・私立ともに4年生から大きく出費が増えている理由は、2つあると考えられます。

・4年生頃から学習内容が複雑になり分量が増え、学校の授業のみでは理解不足となり塾を利用する子どもが増えるため

・中学受験対策塾のカリキュラムが小学校3年生の2月スタートが一般的のため

これから塾を利用しようと検討中の方は、目先の学年の費用だけではなく、6年生までを見通して、総額でいくら必要なのか、見積もりを出してもらうと良いでしょう。

なお、この「平均」費用は全調査対象者数から算出したものであり、平均値を算出する母数には「学習塾を利用していないと回答した世帯(子どもの人数)」も含まれています。よって、「学習塾を利用している小学生のみ」で算出した場合の平均額は、さらに高くなると考えられます。

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(2)年間にいくらかけている家庭が多いのか?

以下は同じ調査より「小学生のいるご家庭がどの程度お金を学習塾にかけているのか」を金額ごとの分布表にしたものです。

0円~1万円未満~5万円未満~10万円未満~20万円未満~30万円未満~40万円未満40万円以上
公立64.82.97.05.711.73.91.03.0
私立27.82.64.99.415.510.07.622.3

【学習塾費の金額分布(小学校)】(単位:%)

(出典)文部科学省「令和5年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要:表6 学年別補助学習費」表8-2より

公立小学校に通う小学生では、年間に20万円未満の金額を学習塾費として支出している家庭が、最多でした。1年間に学習塾費の支払いがあった家庭全体の平均額は、16万円です。

一方、私立小学校では年間の支出額は公立に比べて多めです。最多は、年間に40万円以上を支出する層です。私立小学校の保護者のほうが学習塾に高い関心をもち利用していることが推測できます。

中学受験をするとなると、必然的にこれ以上の金額がかかることになります。

実は、前回調査(令和3年度)と比べると、小学生の学習塾日は微減しました。長引く物価高や不透明な先行きに対する不安感から、教育費とはいえ、財布の紐を締めた保護者が多かったのかもしれません。

しかし、長期的に見ると、教育費は上昇傾向にあります。参議院調査結果(経済のプリズムコラムNo16)や内閣府の調査(令和5年度年次経済財政報告(2章2節))でも、一人の子どもにかける教育費の家計に占める割合が、年々上がっていることがうかがえます。以上、小学生の塾にかかる費用をデータで見てきました。ただし、データでの分布や平均からわかるのはあくまでも「傾向」です。

「みんながそうだからうちもそうしないといけないの?」と不安になる必要はありません。実際の塾にかかる費用は、子どもの学年、塾の種類や授業形式、家庭の教育方針によって異なることをおさえておいてください。自習室をフルに利用するなど、お金をかけずに塾を利用する方法もあります。

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小学生の塾でかかる費用の内訳

あらためて、小学生が塾に通った場合にかかる費用の「内訳」について見ていきましょう。なお、塾費用は塾や地域によっても異なるため、詳細は各塾に問い合わせることをおすすめします。

小学生向けの「補習塾」の費用の内訳
「中学受験塾」の費用の内訳

(1)入会金

入塾に際して支払う入会金は、0円~数千円程度から、2万円~3万円程度と幅があります。塾によっては、さらに高額なところもあります。

お子さんの友達・保護者の方の知人からの紹介で入塾した場合、入会金を割り引くサービスを実施する塾もよく見られます。塾を決める前は、通っている友人知人がいないか、リサーチしてみましょう。運よく通っている友人知人が見つかれば、入会金が割り引かれ、初期費用を抑えられる期待が持てます。

また、季節講習を経ての入会にも、入会金の減免を適用する塾が多く見られます。長期休み前に塾探しをしている場合は、体験授業の代わりに季節講習を受け、入会するか判断しても良いでしょう。

(2)通常の授業料

授業料は、補習塾・中学受験塾ともに学年ごとに設定されています。進級につれて、また受講教科が増えるにつれて、月謝も上がる仕組みです。

補習塾は、学年が上がっても大きく授業料が上がるケースは少ないようです。中学受験塾の場合は、学年が上がるごとに授業回数も増え、授業料も2万円、4万円、6万円以上…と上がります。

補習塾・中学受験塾とも、入会時点の学年の授業料で卒業まで学べるわけではありません。各学年の授業料を事前に把握し、年間の費用を想定しておきましょう。

(3)季節講習・特別講習費用

夏期講習や冬期講習、受験直前対策講座などの費用です。補習塾や個別指導塾の場合は、通常授業のコマ数を増やして対応するところもあります。

多くの塾が、季節講習を受講必須としています。学校の授業が進まない長期休みは、復習や苦手克服に最適なタイミングだからです。勉強時間を確保し、普段は手が回らない範囲を網羅したカリキュラムを作成し、学力の底上げを図ります。

補習塾や個別指導塾の季節講習費は、数万円~20万円程度に収まることが多いようです。受講する教科数やコマ数によって費用が変わるため、予算を率直に相談してみても良いでしょう。

中学受験塾の季節講習は、特別な意味を持ちます。6年生にとって夏休みは受験の天王山。1日8時間以上の授業(+自習)をこなすのが一般的です。冬休みは直前の時期のため、学校別対策を行います。集団指導塾でおおむね20万円~となり、個別指導のオプションなどを加えると最大で100万円程度になるケースもあります。

(4)教材費

教材費は、授業料に含まれている塾と、別途必要な塾があります。

補習塾の場合、学校で使っているワークやドリルを使いながら、授業を進めるケースもあります。教材費を節約できるだけでなく、学校に準拠した授業を受けられる点もメリットです。

中学受験塾の中には、オリジナル教材を開発し、塾生に利用させるところもあります。教材を入塾前に見せてもらい、使い勝手を確認しておくと安心です。

(5)模試・テスト費用

模試は、実力を可視化し、目標との差を客観的に把握する目的で行われます。

補習塾では、模試は無いケースも多く、塾内での小テストや月間定着度テストなどは授業料に含まれる場合もあります。

中学受験塾では各塾主催の模試のほか、小テスト、クラス分けテストなどが頻繁に(定期的に)行われます。大手集団塾の場合は、入塾の際に支払う費用に一括で含まれる塾と、申し込みごとに費用がかかる塾があるようです。その他、外部模試を受けるときには申し込みごとに料金がかかります。

模試を1回受ける費用は、2,000~5,000円程度です。ただ、回数に比例して出費も増えるのは事実。年間の模試回数と費用を、事前にチェックしておきましょう。

(6)その他(諸経費、追加の講習費用、交通費、食費など)

塾によっては諸経費がかかる場合があります。「管理費」「システム利用費」といった名目の請求が該当します。塾の光熱費や手間賃等に充当され、月額3,000円~5,000円程度が、授業料とは別に請求されます。

集団指導塾で個別指導を追加した場合も、別途費用がかかります。

その他、通塾のための交通費、中学受験生の場合は夕食代も想定しておきましょう。

【参考】塾の費用は、塾に直接問い合わせるのが確実
塾によってはHPにいっさい金額を記載していないところもあります。また記載してあっても、実際に入会したらパンフレットの金額より高かったということも少なくありません。

これは、生徒の成績状況によってオプションで授業数やサービスが変わったり、クラスのレベルで金額設定が異なったりするからです。集団指導塾では一律のことも多いですが、個別指導を受けたり、受験対策のために学校別特訓などを受けたりすると、やはり費用は変わります。

塾の費用は、HPや資料パンフレットに書いてあっても、必ず面談をとおして担当者と話し、お子さんの状況を伝えて、どれくらいの金額になるか確認してください。塾の担当者はきちんと答えてくれるはずです。これを怠ると、後々トラブルになるおそれもあります。
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塾を選ぶ前に決めておきたいこと・調べておきたいこと

通塾目的と相性が、後悔しない塾探しの秘訣
通塾目的と相性が、後悔しない塾探しの秘訣

小学生のお子様を塾に通わせる費用感はお分かりいただけたでしょうか。ところで、小学生が塾に通うには金銭的な負担とともに、子ども本人の体力や精神面にも負担がかかる可能性があります。ここからは、子どもに合った塾を選ぶために、塾に通わせる前に決めておきたいこと、確認しておきたいことを説明します。

(1)塾に最大どの程度お金をかけられるのか算出しておく

入塾を希望する塾の費用、月謝などを問い合わせるのはもちろんですが、将来のことも見越して、最大どの程度お金をかけられるのか考える必要があります。

塾は一般的に、小学校低学年の頃よりも高学年になるほど費用は上がります。特に子どもが複数人いるご家庭の場合は、一人の子どもにどの程度の塾費用を充てられるのか、中学・高校、場合によっては大学進学まで見越して計画を立て、算出する必要があります。

先に紹介した文部科学省「子供の学習費調査」では、3歳から高校卒業までにかかる学習費の総額がまとめられています。

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要:表9 幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額」より

(出典)文部科学省「令和5年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要:表9 幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額」より

また、大学にかかる費用は、学費だけで以下のとおりです。

国立大学:4年間で250万円
私立大学:4年間で400万円(文系)~550万円(理系)

※ 医療系学部は、さらに金額がかさむ可能性あり

マネープランを立てる参考にしてください。

(2)費用だけで決めず、子どもに合う塾かどうか見極める

塾通いを始めてもすぐに辞めてしまったり、頻繁に塾を変えたりするお子さんがいます。入会金などが無駄になってしまうのはもちろんですが、それ以上に長続きしないことで子どもが自信をなくしたり、腰を据えた学習習慣がつきにくくなったりする方が問題です。

塾を決める際は、費用だけでなく子どもとの相性を考えて選びましょう。そのためにも積極的に塾の無料体験を受けることをおすすめします。塾の無料体験についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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(3)「何のために塾に通うのか」を家族で話し合っておく

なぜ、塾に通うことを検討しているのでしょうか?「周りの子たちが塾に通っているからうちも通わせたい」という安易な考えは避けましょう。

小学生をもつ保護者の方が子どもの塾通いを検討している場合、理由はいくつか考えられます。

学校のテストの出来が悪く、勉強の理解が不十分のため

学習習慣をつけさせたい

高校受験の準備として、先取りで中学の内容を学ばせて自信をつけさせたい

子ども本人が、学校で学ぶ内容が易しすぎるため、塾で高度なことを学びたがっている(いわゆる「浮きこぼれ」状態)

中学受験の準備のため

これらのどれに当てはまるか、塾に通う目的、子どもの状態に合わせて、塾を選ぶ必要があります。例えば、中学受験を目指しているのに補習塾に行っても望む結果は得られないでしょう。同じように、学校の授業の復習や定着が必要な子を中学受験塾に入れても、基礎ができていないため授業についていくのは困難です。「何のために塾に通うのか」を親子で話し合い、確認しましょう。

【小学生向け】楽しく学びながら学力向上を実現!おすすめの塾5選

小学生には、楽しく学べる環境が整った塾を選ぼう
小学生には、楽しく学べる環境が整った塾を選ぼう

ここからは、小学校の補習から中学受験対策まで対応する、おすすめの塾を5選紹介します。遊びたい盛りでもある小学生にとっては、「楽しく学べる環境」が何より大切。好奇心を刺激し、多様な学びを得られる塾を見つけるヒントにしてください。

個別教室のトライ

個別教室のトライは全国約650教室!1対1授業の個別指導塾

個別教室のトライは、全教室・全授業でマンツーマン授業を徹底する塾です。マンツーマンの良さは、授業を一から十までお子さんに合わせられること。勉強する内容や重点的に指導するポイント、関わり方、ペースまで、お子さんに最適な授業を受けられます。

学習計画は、教室に常駐する教育のプロ「トライさん(教育プランナー)」との面談を通じて策定します。学校の補習や中学受験対策はもちろん、英検®をはじめとする各種検定対策、高校や大学を見据えたハイレベルな指導もお手のものです。

指導する講師陣の厚みも、個別教室のトライの特徴でしょう。在籍する講師は、総勢33万人!お子さんの性格に合う1人が、きっと見つかります。

お近くに個別教室のトライがない方は、オンライン指導を検討してみませんか。トライのオンライン個別指導塾トライ品質の授業を自宅で受講できる、いま人気のサービスです。

個別教室のトライの料金情報は、以下のとおりです。

入会金11,000円
小学生授業料24,000~28,000円/月
その他費用季節講習費 30,000円~60,000円

※ 授業料は120分の授業を月4回受講した場合の費用目安

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東京個別指導学院関西個別指導学院

【東京個別指導学院】ベネッセグループの個別指導塾。『まなび方』を育て、『自学力』を伸ばす。

東京個別指導学院関西個別指導学院は、生徒一人ひとりに親身に寄り添い、意欲を引き出す指導に定評ある塾です。

授業は講師1人に生徒が2人つく、個別指導スタイル。解説を聞いた直後に、自力で演習するため、授業にメリハリがあって集中しやすいとの声が聞かれます。長時間の集中がまだ難しい小学生も、メリハリをつけながら勉強に向き合えるでしょう。

中学受験に強いことも、東京個別指導学院・関西個別指導学院の強みです。一人ひとりに合わせた学習計画と、ベネッセグループならではの情報力を生かし、毎年多くの小学生を第一志望校に合格させています。GMARCH付属校から中堅校まで、あらゆる層の受験に対応します。

東京個別指導学院・関西個別指導学院の料金情報は、以下のとおりです。

入会金0円
小学生授業料受講教科や回数、ペース、使用教材などによって変動
要問合せ
その他費用設備費(月々3,300円)
季節講習あり

最短1分で完了! 東京個別指導学院のお近くの教室に
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最短1分で完了! 関西個別指導学院のお近くの教室に
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個別指導WAM

地域密着のWAMだから学校のテスト対策はお任せください!

「小学校で学ぶ内容を定着させたい」「小学校の成績を上げたい」、そう考える方には個別指導WAMをおすすめします。個別指導WAMは、地域の小学校に密着した指導を得意とする塾。学校の進度に合わせた授業で、「今勉強している内容」の理解が深まります。

難関大生やプロ講師など、学力と指導力を兼ね備えた講師が、フレンドリーに楽しく教える雰囲気も、個別指導WAMならではでしょう。通う小学生からは「勉強が楽しくなった」「国語も算数も、どんどんできるようになっている実感がある」といった声が聞かれます。

個別指導WAMは対面指導の塾です。自宅で高品質な個別指導を受けたい方は、オンライン家庭教師WAMをご検討ください。

個別指導WAMの料金情報は、以下のとおりです。

入会金入会金、登録費用、年会費が必要
金額は要問合せ
小学生授業料小1~小3 5,800円~
小4~小6 6,600円~
その他費用維持管理費、e-ラーニング教材費
季節講習あり

※ 授業料は週1回・40分コースを受講した場合の月額

最短1分で完了! 個別指導WAMのお近くの教室に
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代々木個別指導学院

代々木個別指導学院は、「認める」「ほめる」「励ます」指導で、やる気と自信を育み、自分で考える力、やりとげる力を培います

心の成長期でもある小学生にとって、「誰から教えてもらうか」は大きな問題です。豊かな経験と人間力を持つ、熱い講師に出会えれば、塾での時間が一層充実したものになるでしょう。講師にこだわりたい方は、ぜひ代々木個別指導学院にご相談ください。代々木個別指導学院は、親身にめんどうみよくかかわる講師が揃った塾です。

授業は、「キミ専用カリキュラム」と呼ばれる、お子さんのためだけに作成するプランに沿って進みます。目標と現状に合わせて、受講教科やペースを自由に調整可能。お子さんに本当に必要な学びが、ギュッと詰まった効率的なカリキュラムです。

代々木個別指導学院の料金情報は、以下のとおりです。

入会金20,000円
小学生授業料6,500円~
その他費用管理料・諸経費
季節講習 30,000円~40,000円

※ 授業料は週1回・1教科を受講した場合の月額
※ 中学受験生・私国立小中学校在籍生は、別料金

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ナビ個別指導学院

ナビ個別指導学院の特徴

ナビ個別指導学院は「おせっかいな講師が、トコトン褒める塾」です。褒めスキルを伸ばす研修を受けた講師が、生徒一人ひとりの小さな努力や成功を見つけ、すかさず褒めます。生徒は褒められたことで自信をつけ、さらにやる気になるという好循環が生まれます。

ナビ個別指導学院の授業は、学校の先取りが基本です。先取りによって学校の授業が復習になり、「わかる・できる」実感が得られます。ただ、あくまで授業は生徒が主体。無理や負担がかからないよう、講師と教室長が二人三脚で、常にお子さんの学習を見守ります。

教室には自習スペースも設置。学校帰りに寄り、宿題をしてからの帰宅も可能です。

ナビ個別指導学院の料金情報は、以下のとおりです。

入会金22,000円
小学生授業料小1~小4 10,800円(★)
小1~小6 12,600円
その他費用季節講習 コマ単価3,300円
諸経費 3,480円(月額)

※ ★の料金はチモロスクール(1対3)。開講校舎が限られる
※ 授業料は週1回受講した場合の月額料金

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まとめ|塾は費用だけで選ばないこと!

いかがでしたか。この記事では小学生の塾費用の相場について解説しました。

塾選びはライフプランの一環のため、費用を検討することは大切です。しかし塾の費用は塾の種類や塾通いの目的によって異なるため、まずは様々な塾を比較して検討してください。何より、なぜ塾に入れるのかをよく考え、お子さんに合った塾を選ぶ必要があります。

塾に通わせるかどうか、どの塾が合っているのかを判断できるのは、保護者の方だけです。「他の子も通っているから」という安易な理由ではなく、しっかりと目的をもって塾を選んであげてください。

その際、費用についてはこの記事で紹介した相場を参考に、各塾に詳細を必ず問い合わせるようにしましょう。「塾探しの窓口」ならあなたのお子さんにぴったりの塾が地域ごとに簡単に見つけられます。「塾探しの窓口」を上手に利用して、予算に合った中で最もお子さんに合う塾を選んでくださいね。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

塾探しの窓口編集部

学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。

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