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費用をかけない塾の集客手法6選|コスト削減のコツも解説
営業利益を最大化するために、コスト削減は回避できない課題です。経費に占める広告宣伝費の割合に悩み、「何とか費用をかけずに集客したい」と考える方も、多いのではないでしょうか。
本記事では、極力費用をかけずに塾の集客を成功させる秘訣を解説します。具体的な手法と合わせ、注意点もまとめました。貴塾のさらなる成長に、ぜひ役立ててください。
目次
勘違いしやすい「費用をかけない」塾の集客

「集客にかかる費用を削減せよ」とのミッションが下ったら、どこから削減しますか。削減項目の優先順位を間違えると、費用とともに集客効果も低下させかねません。
集客費用の削減を考える際に注意したいポイントを、まず押さえましょう。
(1) 費用(コスト)には2種類ある
集客施策や広告宣伝時にかかる費用(コスト)は、2種類に分けられます。
1. 勘定項目「広告宣伝費」で支出されるもの(広告掲載料、印刷代、制作費など)
2. 広告宣伝業務に携わるスタッフの人件費
(2) 2種類のうち、どちらの削減が効果的か考える
次に、集客のための費用2種類のうち、集客効果を損なわずにコスト削減できるのはどちらか、検討します。
1の広告宣伝費は、削減が目に見えてわかります。こちらを先に削減すると、どうなるでしょうか。広告宣伝費を削減すると、広告の掲出が減少します。また、デザイン会社等への外注が、費用面から折り合いがつかなくなる展開も考えられます。制作の内製化に迫られることもあるでしょう。
ところが、社内に相応のスキルがないまま内製化しようとしても、非効率な上、2の人件費が闇雲にかさむ結果にもなりかねません。
広告宣伝費をできるだけかけない集客には、逆説的ではありますが、その道のプロの手を借りたほうが早く結果を手にできる可能性が高いです。完全入塾課金型の塾専用集客サイトも登場する昨今、削減すべき費用項目は慎重に判断することが大切です。
費用=経費をかけずにできる塾の集客方法6選

まず、広告宣伝費をできるだけかけずに、効果的に生徒を集める方法を6つ、紹介します。貴塾と相性が良さそうな施策から、取り入れてみてください。
(1) 紹介・口コミ
塾生の友だちや兄弟姉妹、また保護者の知人など、紹介や口コミによる集客が増加すれば、集客施策にかかる費用を削減できます。集客目標のすべてを紹介で充足できれば、集客費用0円も理論上、不可能ではないでしょう。
紹介や良い口コミを起こすためには、生徒と保護者のニーズを丁寧に汲み取り、細やかに対応し満足度を高めるサポートが重要です。また、人に伝えたくなるようなキャッチコピーを用意したり、友だちを連れてきやすくする体験授業を企画したりしてみてください。
あわせて、GoogleMAP等のインターネットに載る口コミも対策しておきます。投稿された口コミにはネガティブな内容であっても誠実に返信する、塾生や保護者に質の高い口コミの投稿を呼びかけるといった策を講じていきましょう。
(2) チラシ
紙のチラシは、汎用性の高さが魅力です。1枚作っておくと、新聞折込や学校前での配布、生徒へ手渡しなど、多用途に活用できます。ベースとなるチラシをA4サイズで作成し、口コミや実例などの要素をプラスした情報量の多いチラシをB4サイズで作っておくと便利です。また、モノクロ仕様もあると、それぞれの教室で簡易的に印刷してスピーディーに使えます。
シンプルな内容なら、内製しても良いでしょう。Canva等のデザインツールを使うと、プロのようなチラシを簡単に作成できます。
印刷所で刷ってもらう場合は、印刷用の細かいルールがあるため、作成時から注意しておきます。とくに色モードの指定(印刷はRBGではなく、CMYK)、余白の取り方(マージン、トンボの配置など)は、間違えやすい点です。
(3) キャンペーン
多くの生徒・保護者からの注目を一気に集めたいときは、キャンペーンの実施がおすすめです。「キャンペーン」の文字列は、人の耳目を集める効果を持っています。「いまだけ」「先着〇名数限定」といった“限定”の文言、割引や減免などのお得さも訴求してみてください。
また、高額ではないが、もらうと嬉しい特典を付けるなど、アイデア次第でさまざまなキャンペーンを実施できます。
また、塾でイベントを企画実施し、イベントとキャンペーンを連動させれば、相乗効果による集客効率向上が期待できます。
(4) ブログ
ブログは、塾の理念や教育方針、授業の雰囲気、成果などを、自塾の言葉で熱量高くアピールできる場所です。ただ、継続的な更新には、コンテンツと表現力が必要。続けられるスキルを持つスタッフがいないなどの理由で、頓挫する塾もよく見られます。
一方で、塾の思いや講師のつぶやき、内部の様子などは、入塾を検討する層にとって、のどから手が出るほど知りたい情報でもあります。保護者は、塾を「我が子を預けるに値する場所か」「我が子はどのようなサポートを受けられるのか」という視点で塾を評価します。この“知りたい”ニーズに応えられるのが、ブログです。
ブログはコスト少なくできる施策です。さらに、継続する塾が少ない現状だからこそ、うまく運用すれば勝ちを手中に収められるでしょう。長期的な成果をめざし、計画してみてください。
(5) SNS
どのSNSも、広告機能を使わなければ、使用料はかかりません。一方、ユーザーの手元にあるスマートフォンに情報を届けられるプッシュ型マーケティングが可能なツールであり、いまや欠かせない施策といって良いでしょう。
コンテンツと投稿内容の作成が必要である点、また更新を継続して初めて成果につながる点で、ブログとの相性も良好です。ブログの更新をSNSで周知するなど、相乗効果を狙ってみてください。
なお、SNSによって訴求しやすいターゲットや、相性の良い投稿内容が変わります。
・X(旧ツイッター):テキストメイン。若年層の利用が多い。拡散力が高い。
・Instagram:画像メイン。女性の利用が多い。美しい画像が好まれる。
・Tik Tok:ショート動画メイン。若年層の利用が多い。
・YouTube:長尺動画メイン。全年代への訴求が可能。動画制作コストがかかる。
・LINE:テキストやクーポンの配布がメイン。全世代で利用者が多い。有料プランあり。
(6) 集客サイト
塾の集客サイトは、塾の情報を紹介し、問い合わせを塾に送るサービスです。費用発生のタイミングで2つのタイプに分けられます。
・資料請求や体験授業の申し込みで費用が発生するサイト
・問い合わせが入塾して初めて、費用が発生するサイト
検索結果で上位にくる大手の集客サイトは、軒並み前者です。ただ、費用をできるだけかけない集客戦略にはそぐわないでしょう。そんなときは後者の、入塾課金型の集客サイトを検討してみてください。入塾課金型の集客サイトの代表は、塾探しの窓口です。
費用=人件費をかけない塾の集客のコツ

広告宣伝にかかる費用のもう一つの要素、人件費を抑えるには、どのような点に注意すべきでしょうか。3つの観点「人事」「外注」「コスト意識」から解説します。
(1) 人員の適材適所を心がける
「チラシ作成の内製化を図りたいが、マーケティング部にデザイン力に長けたスタッフがいない…」「SNSで集客したいが、運用経験のあるスタッフがいない…」、このような現状のまま施策を推進しようとすると、成功法則を知らないスタッフが試行錯誤しながら施策を進めることになります。結果、成果が出るまでに時間がかかり、人件費ばかりがかさむ展開になるでしょう。
集客施策は、営業力や販売スキルの有無によって、クオリティが変わります。マーケティングの実務経験がある人や知見がある人を抜擢し、適材適所に配置してこそ成果が出ると考えてください。
「SNSの運用は若手に任せよう」といった、短絡的な発想もNGです。あくまで、スキルを持つ人に、適した業務を担当させるという順番を守ってください。
(2) できるだけ外注する
制作や運用にかかわる外注費の削減は、短期的な広告宣伝費の削減に有効です。しかし、プロは、やはりプロ。成果を出すノウハウも熟知しており、多くの企業の広告宣伝を手掛けるだけあって、即効性がある多面的なアプローチも習得しています。
外注費の削減にこだわるあまり、あらゆる広告宣伝施策の内製化を無理に推し進めようとすると、前項のようなデメリットが浮上します。
内製至上主義に陥らず、プロのスキルを積極的に利用したほうが、欲しい成果を早く手に出きる可能性が高まることは押さえておきましょう。とくにデザインや表現、運用、検証といった要素は、スキルが成果を左右しやすいポイントです。
(3) 全社でコスト意識を持つ
集客施策にかかわる費用は、誰か1人だけが削減を声高に叫んでも実現は難しいでしょう。かかわる人すべて、理想は全社で費用に関するコスト意識を高く持つことが、最終的なコストダウンにつながります。
校舎現場にいるスタッフは、日々の生徒・保護者指導にあわただしく、コストまでに意識が向かない可能性も考えられます。しかし、顧客対応の最前線にいる彼らのコスト意識が、集客施策の費用対効果に少なからぬ影響を与えることはいうまでもありません。
営業状況・コストの状況を定期的に公開したり、全社で改善案を募り試してみたりと、社を挙げてのコスト意識浸透に努めていくと良いでしょう。
【注意】費用がかかる塾の集客手法

派手でよく目立つものの、費用がかさみやすい集客手法もあります。これらの手法は制作や運用に手間暇がかかり、広告宣伝を“やっているつもり”になりやすいというデメリットがあります。
しかし、広告宣伝は、結果が出てこそ評価されるもの。ここで紹介する手法を採り入れる際は、想定通りの費用対効果を得られているかの効果検証が、他の手法以上に重要になります。
(1) Web広告
Web広告は、ユーザーが広告をクリックした時点で費用が発生します。ただ、クリックのすべてに入塾ニーズがあるとは限りません。「間違えてクリックしてしまった」ケースも、十分考えられます。それでも、1クリックとして課金されます。
また、関心があるユーザーのクリックだったとしても、問い合わせにつながるかどうかは未知数です。
さらに、「個別指導」「高校受験対策」といった、メジャーなキーワードは、大手塾がかなり高額な費用をかけて対策しています。キーワード選びにも苦戦を強いられることになり、対策途上でコストばかりがかかる結果にもなり得ます。
(2) マス広告
マス広告とは、TV CMや新聞広告、ラジオなど、不特定多数に対して発信する広告です。多くの人の目に触れやすく、知名度を高めやすいというメリットがあります。
ただ、不特定多数への訴求になるからこそ、ターゲットにピンポイントでリーチしにくいのもマス広告の特徴。表示規制も厳しく、高額の費用をかけても、漠然としたイメージ広告しか作れず、効果が出ない結果になる可能性があります。
(3) スポンサー
スポンサーになることには、認知度やブランドイメージの向上などのメリットがあります。一方で、スポンサー先のチラシ等に掲載されるのは、社名がせいぜいといったところ。さらに、スポンサー企業名を見る消費者は、どれくらいいるでしょうか。おそらく、ほとんどいません。即効性の高い広告宣伝施策として有効かどうかは、疑問点が残ります。
地域や社会への貢献を目的とした、長期的な塾イメージを向上させる狙いなら実施の価値はありますが、短期的な利益追求のためにはおすすめできない手法です。
最小の費用で最大の効果を出すなら「塾探しの窓口」がおすすめ

塾探しの窓口は、塾に特化した集客サイトです。他の大手集客サイトが「問い合わせ(資料請求・体験授業の申し込み)ごとに課金」する料金体系であることに対し、塾探しの窓口は「完全入塾課金型」。つまり、問い合わせた生徒が貴塾に入塾して初めて、費用が発生する仕組みです。入塾意思が確認できない問い合わせ段階で費用がかかることがなく、広告宣伝費を無駄にさせません。
月50件の送客、入塾率20~25%の実績も、塾探しの窓口の強み。質の高い問い合わせを集めたいなら、一度塾探しの窓口にご相談ください。
まとめ
アイデアと施策を駆使すれば、費用をかけない集客は十分可能です。生徒と保護者が求めることを丁寧に汲み取り対応し、その質の高さを効果的にアピールするだけです。また、集客施策にかかった費用はかならず検証し、効果性の高い手法の再現性を高めていってください。
完全入塾課金型で無駄な費用が掛からない集客サイト『塾探しの窓口』の利用もおすすめです。既存の集客手法に加えて、新しい顧客層にリーチできる集客窓口を設置できます。



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