【小学生】塾の比較ポイントを解説!親が大切にしたい観点も

2022.06.07
最終更新日 2022.06.07
【小学生】塾の比較ポイントを解説!親が大切にしたい観点も

小学生から塾に通うお子さんも珍しくない現代、小学生向けの塾も非常に多彩になっています。「そろそろ塾でも」と探してみたら、あまりに多くて驚いたという方も多いのではないでしょうか。

お子さんの学力や学習目的、性格に合う塾を見つけるには、「塾を比較するポイント」を知ることが大切です。小学生の塾探しで必ず押さえておきたい観点を解説します。

小学生向けの塾を「目的」から比較

小学生向けの塾は、目的に応じて大きく4つに分けられる
小学生向けの塾は、目的に応じて大きく4つに分けられる

小学生を対象とする塾は、学習の目的によって大きく4つに分けられます。中学受験を予定しているかどうか、という観点はここに入ります。それぞれを詳しくみていきましょう。

(1) 中学受験を目指す「進学塾」

中学受験合格に向けて指導を行う塾は、「進学塾」と呼ばれます。カリキュラムは受験から逆算して立てられており、一般的に小4から始まるところが多く見られます。受験に間に合うよう、学校よりも速い進度で授業を進めるのも特徴です。

(2) 学校の授業に合わせた「補習塾」

進度やレベルを学校の授業に合わせて指導する塾は、「補習塾」と呼ばれます。地域の学校情報に詳しく、面倒見の良い校舎長がいることが多いのが特徴です。苦手教科は学年をさかのぼって復習するなど、柔軟な対応が受けられます。

(3) さまざまな目的に対応する「総合塾」

「総合塾」とは、1つの塾に進学にも補習にも対応するクラスを持つ塾のことです。途中で進路希望が変わった場合でも、塾を変えずに済む点が強みでしょう。また「とりあえず塾に通いたい」という生徒も受け入れています。

(4) 特化した学習ができる「専門塾」

特定の分野を専門的に指導する塾のことを「専門塾」といいます。英語やプログラミングを専門に教える塾もあれば、一つの学校に特化して指導する塾、英検や数検など検定合格だけを目指す塾など、バリエーション豊富なのも特徴です。

小学生向けの塾を「指導形態」で比較

指導形態もさまざま。目的やお子さんの個性に合う選択を
指導形態もさまざま。目的やお子さんの個性に合う選択を

「指導形態」という切り口から、塾を比較してみましょう。よく耳にする集団指導個別指導のほか、個性的な形態の塾も登場しています。

(1) 集団指導塾

集団指導塾とは、10~20人ほどの集団に1人の講師が授業を行うスタイルを指します。学校の授業を思い浮かべていただくと理解しやすいでしょう。授業はカリキュラムに沿って、一定のペースで進みます。中学受験など、ハイレベルな指導と相性の良い形態です。

競争心が芽生えやすい、周りから刺激を受けられる点が集団指導塾のメリットです。反対に質問がしにくく、分からなくなりやすい点も押さえておきましょう。

(2) 個別指導塾

個別指導塾とは生徒2~3人に講師が1人つき、個人のペースに合わせて指導するスタイルを指します。学習計画も現状や目標を考慮して立てるので、自分にあった解説が受けられるのが特徴です。対話形式なので質問しやすいという利点もあります。

講師が他の生徒を巡回している時間は、問題演習などを進めます。自分の勉強に没頭できる反面、周囲からの刺激を受けにくく、競争心が生まれにくいというデメリットもあります。

(3) 集団×個別 ハイブリッド塾

集団指導と個別指導の“良いところどり”をしている塾もあります。ハイブリッド型と呼ばれることもあるこの指導形態では、解説は集団に対して一斉に行い、問題演習や質問対応などは個別のペースで進めます。

一斉指導と個別演習を組み合わせることで、授業時間を効率的に使えるのがメリットでしょう。ただまだ広く普及している形態ではないため、お近くで見つけられない可能性もあります。

(4) 自立学習塾

自立学習塾とは、授業よりも自学自習や演習を重視する塾のことです。目標に向けての学習計画から日々の勉強、振り返りまで生徒自身に行わせる塾が多く、自律の力が高まると言われています。

映像授業や講師のサポートを受けつつ勉強を進められるので、理解度や習熟度に合わせた学習が可能です。ただし授業がない点がデメリットになることも。教科書内容の理解が必要な苦手分野などは苦しいかもしれません。

(5) オンライン塾

オンライン塾とは、パソコンやタブレットなどを介して授業を受ける指導形態を指します。1対1指導が受けられる家庭教師スタイルのところや、録画した授業を見る映像授業型、またタブレット学習を含むこともあります。

自宅で授業が受けられるので、通塾にかかる時間が節約できる点がメリットでしょう。防犯・安全面でも安心です。一方で、対面指導よりも緊張感に欠けることがあります。進捗管理などではご家庭の協力も欠かせません。

小学生向けの塾を「月謝」で比較

月謝の比較も大切!通い続けるには無理な負担は避けること
月謝の比較も大切!通い続けるには無理な負担は避けること

塾で必ず必要になるのが「月謝」です。塾の方針や指導形態によって幅がありますが、ここでは相場を解説します。また指導料以外に必要な費用も、あわせて見ておきましょう。

(1) 月謝の相場

月謝の相場は、指導形態によって異なります。月謝が決まる大きな要素は「講師の人件費」だからです。求められるレベルが高いほど、配置人数が多いほど、月謝は上がりやすくなります。

また授業回数や授業時間、学年によっても変動します。

◎小学生向け塾の月謝相場

中学受験塾3~6万円
中学受験以外の集団指導塾1~3万円
個別指導塾8,000~2万円
自立学習塾5,000~8,000円
オンライン塾2,500~1万円

(2) 指導料以外にかかる費用

塾では、指導料(授業料)以外にも各種費用がかかります。多くの塾で必要となる主な費用項目は以下の通りです。

・入会金

・教材費

・季節講習費

・管理費

また塾に通うための交通費や、休憩時の飲食費も想定しておきましょう。小学生向けの塾の費用の相場は、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。

【データで見る】小学生の塾にかかる費用・月謝料金はいくら?
小学生のお子さんをもつ保護者の方にとって、塾へ通わせる際にかかる費用・月謝は最も気になるポイントでしょう。小学生の塾…
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お子さんに合う塾の比較観点

気質や習慣を考慮しつつ、目的を達成できる塾を選ぶことが大切
気質や習慣を考慮しつつ、目的を達成できる塾を選ぶことが大切

小学生向けの塾は、目的や指導形態によってさまざまな種類があることがわかりました。数多くの塾からお子さんに合う一つを見つけるには、どう選べばよいのでしょうか。目標や現状、性格に合った塾を見つける観点を解説します。

(1) 中学受験の予定があるか

中学受験予定、あるいは受ける可能性がある場合は「進学塾」を選びましょう。中学受験では学校ごとの傾向に合わせて対策をしなければなりませんし、教科書レベルを超えた難問が出る学校もあります。塾業界でも「中学受験は専門スキルが必要」と言われるほど、特別なノウハウが必要なのが中学受験なのです。

補習塾・総合塾では、中学受験指導を行っていないところもあります。入塾してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、中学受験を目指す場合は進学塾を選ぶのがおすすめです。

(2) 学校の授業はよく理解できているか

学校の授業が難しいと感じる、またテストの点数が思わしくないというお子さんには「補習塾」がおすすめです。教科書を中心に据えた指導が受けられるので、小学生のうちに身につけておきたい基礎力が身に付きます。

小学校の学習内容は中学の土台になり、やがて高校受験につながります。苦手を作らないことはもちろん、できてしまった苦手を克服し、勉強に自信を持てるようになることを最優先にしてあげてください。学校の宿題も見てくれる塾なら、ご家庭の負担も軽減され一石二鳥です。

(3) 特に伸ばしたいスキルはあるか

英会話や算数(数学)、プログラミングなど、特に伸ばしたい分野があるというお子さんには専門塾が良いでしょう。帰国子女の講師から本場の英語が学べる塾や、工学の学位を持つ講師からプログラミングを習える塾もあります。各分野を極めた人から直接教えてもらえるという点は、専門塾ならではの強みです。

お近くに希望する専門塾がない場合は、特定の分野に特化したオンライン塾を検討するのも良いでしょう。オンライン塾なら全国どこにいても、希望する授業が受けられます。

(4) 自分で勉強する習慣はあるか

ある程度の自己管理ができる、自分のペースで勉強しつつ分からない点だけ質問したいというタイプのお子さんには自立学習塾もおすすめです。反対に、学習習慣が全くないお子さんも、相談してみる価値はあるでしょう。自立学習塾は勉強のやり方や計画の立て方も指導してくれるからです。

学習計画を立てる力や進捗管理の力などは、この先の人生でずっと役に立ってくれます。早い年齢からの取り組みが習慣化のコツ!自立学習できるお子さんになってほしいと思う場合は、自立学習塾を検討してみてください。

(5) 送迎や他の習い事との両立はできそうか

小学生の通塾は、通う手段を考えておくことも大切です。一人歩きが心配なら毎週の送迎が必要になるでしょう。長期休みの季節講習は、普段とは異なる時間に授業が開催されることもあります。もし安心できる通塾手段が確保できない場合は、自宅で受講できるオンライン塾が良いかもしれません。

またオンライン塾は、受講時間に融通を利かせやすいという特長があります。他の習い事と両立したい、塾に通う時間的余裕がないといった場合にもおすすめの選択肢です。

小学生の塾を比較する際、大切にしたい親の視点

小学生の塾選びには、小学生ならではの比較ポイントがある
小学生の塾選びには、小学生ならではの比較ポイントがある

まだまだ親の手もかかる小学生、塾選びでも必ずチェックしておきたいポイントがあります。学習面や安全面など、5つの視点について解説します。

(1) 親がどの程度関与するか決めておく

親御さんがどの程度、塾の学習に関わるかを考えておきましょう。塾によっては、家庭での進捗管理や宿題チェック、自主学習を “前提” としてカリキュラムを組んでいるところもあるからです。

塾にすべてお任せするつもりで入塾したら、親の仕事がたくさんあった!というミスマッチは、「塾のプリント管理が大変」「塾の宿題が終わらない」といった感想につながります。こうした塾は、学習計画や進捗管理に積極的にかかわりたい、というご家庭に向いています。

反対に、塾にお任せしたい、忙しくてなかなか勉強を見てやれないという場合は、面倒見の良さを方針に掲げる塾を選ぶと良いでしょう。

(2) 塾に通う目的や達成したい目標を決める

塾で達成したい目的・目標を決めることも大切です。先に書いたように、塾は目的によってさまざまな種類に分かれます。目的が決まっていないと塾の比較ができませんし、お子さんに合う塾も見つかりません。

小学生の通塾理由は、およそ「中学受験」「基礎力養成・学校の授業対策」「学習習慣の育成」「スキルを伸ばす」という5つに分けられます。この5つのうち、どれに当てはまるかを考えるだけで、塾を比較しやすくなります。ご家族で考えてみてください。

(3) 塾の雰囲気や方針をよく確認する

塾の候補が絞り込めてきたら、それぞれの雰囲気や指導方針をよく確認しましょう。講師との距離が近くアットホームな空気感の塾もあれば、厳しく発破をかける塾もあります。こうした雰囲気や方針は塾によって実にさまざまです。

まだ精神的に未成熟な小学生は、雰囲気や方針、講師との関わりといった要素でモチベーションが容易に左右されてしまいます。「塾に行きたい」という意欲を左右することもあるので、お子さんの気質に合いそうな塾を根気よく探しましょう。

実際に校舎に行ってみたり、体験授業を受けてみたりすると様子がよくわかります。

(4) 通塾手段や経路、立地の安全性を確認する

通塾途中の安全性もしっかり比較しましょう。一人で塾に行くときに、繁華街の中にある校舎では不安を感じるかもしれませんし、夜遅くに暗い道を通らせるのも心配です。校舎の立地と周辺の様子は、直接行ってみて確かめましょう。

また自宅と学校、塾という三角形で位置関係を把握することも大切です。塾へは自宅から行くことも、学校帰りに寄ることも考えられるからです。

(5) 合格実績をチェックする〈中学受験の場合〉

中学受験のために通塾する場合は、合格実績も比較しましょう。必ず押さえておきたい比較ポイントは、次の2点です。

・志望中学へ安定的に合格者を輩出しているか

・通う校舎の合格実績は十分か

合格実績は難関校や人数ばかりが目につきますが、大切なのは「お子さんの志望中学に強いか」という点です。また塾全体の合格人数ではなく、通う予定の校舎単独の実績を見るようにしましょう。

お子さんが指導を受けるのは、「その校舎・その講師」からです。お子さんを合格させてくれると期待できる校舎・講師かを見極めてください。

まとめ

小学生の塾探しは、一にも二にも「お子さんとご家庭の方針に合うこと」を大切にしましょう。まず通う目的を明確にし、雰囲気や方針を確認してから塾を探します。良さそうな塾があったら、少なくとも3~4つは比較してみてください。比較することで、塾ごとの特徴や良さが際立って分かるようになります。

体験授業の際は、可能な範囲で親御さんも見学させてもらうと良いですね。お子さんの様子や周囲の雰囲気を把握しながら、校舎の立地や通塾手段なども含めて総合的に検討します。そして「ここなら我が子を安心して預けられる」という直感も大切にしてください。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

塾探しの窓口編集部

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