【小学生】国語学習におすすめの13塾｜選び方や注意点も解説

「漢字が苦手で覚えられない」「文章が少し長くなると、読むのをあきらめる」「読んではいても、内容が頭に入っていないみたい」…、小学生のお子さんを持つ保護者の方からは、しばしばこうした国語の悩みが聞かれます。

国語は大切だから頑張ってほしいと思うものの、教えるのが難しい教科です。どうすれば良いかと、手をこまねいている方も多いのではないでしょうか。「そろそろ塾？」と具体的に検討を始める頃かもしれませんね。

今回は小学生の国語に悩む保護者の方に向けて、おすすめの個別指導塾を13選紹介します。塾選びのポイントや、塾で伸びる国語力の要素もまとめました。

国語対策は早期スタートが肝要です。一緒にお子さんに合う塾を見つけ、国語力を伸ばしていきましょう。

『国語』、そして国語力とは何か

国語対策のために通塾すべきかどうかを考える前に、まず、『国語』という教科は何なのか、国語力とは結局どのような力なのか、あらためて考えてみましょう。

(1) 学習指導要領にみる「国語力」

小学生の学習指導要領『国語』では、国語は3つの力で構成されるとしています。

・話す力
・書く力
・読む力

この3つの力に、古典の知識と理解を加えた4つの力が、すなわち「国語力」です。

また、目標は以下のように定められています。

日本語を使って、いいたいことを適切に表現する力や、考えを巡らせる力、語彙力、そして国語という教科に対する興味関心を育てるといった、実に幅広い内容が包括されています。

(2) 次世代を担う子どもたちのための「国語力」

あわせて文部科学省は「これからの時代に求められる国語力」として、次の２つを掲げています。

※ 参照：「第2 これからの時代に求められる国語力」｜文部科学省

国語力とは、奥深い概念です。コミュニケーションも、思いやり共感する感性も、論理的に考える力も、自分の考えを表現する力も、すべて国語力に帰結します。

また、言葉は価値観をつくり、人間関係にも影響します。豊かな知識や教養は、人生の質をも左右します。

こうした国語力を伸ばす学習を具体化したのが、いわゆる「学校の国語」と考えて構いません。

小学生が国語を苦手になる理由

小学生のあいだは、学校の授業でも難しい内容はあまり登場しません。国語力の土台を作るために、先生もさまざまな工夫を凝らし、子どもたちの興味を引きつけながら、国語の世界にいざないます。

それでも、小学生が国語を苦手になる理由は、なんでしょうか。紹介する3つの理由は、中学受験を考えているお子さんも、注意したいポイントです。難度の高い中学受験国語でつまずかないためにも、チェックしてみてください。

(1) 漢字が面倒くさい

漢字に対して抵抗感や面倒くさいという意識を持つお子さんは、総じて国語が苦手です。漢字は語彙と文章の基盤であり、国語と切っても切り離せない存在だからです。

漢字が読めないと、文章を理解できなくなります。また、漢字が書けなければテストで良い点を取れず、自信もやる気も生まれないでしょう。

漢字への抵抗感は、早いお子さんだと小1の1学期から始まります。そもそも「文字を書くのが嫌」というタイプも見られるため、問題が深刻化する前の対策が肝要です。

(2) 文章が何を伝えようとしているのか、読み取れない

文章の意味を、正しく理解できない小学生もいます。このタイプは、算数の文章題も苦手なケースが多いようです。

文字を目で追う作業と、脳内で意味を考え、理解する作業とが連動しておらず、トンチンカンな回答を書いてしまう小学生もいます。

文章を正しく読み取れない小学生の原因は、多様です。国語や算数の文章題に特有の表現に慣れていないだけの場合もあれば、そもそも「読むトレーニング」が不足している場合もあります。

対策には専門的な知見も必要になるため、国語塾を利用し、お子さんに合う勉強法を見つけてあげたほうが良いでしょう。

(3) 学校の授業が楽しくない

先に紹介した2つのタイプとはやや異なり、国語力不足というより、楽しくない・興味を持てないという理由で苦手になる小学生もいます。

学校の国語は、教科書をメインにアクティブラーニングと呼ばれる手法で進みます。課題を設定し、子どもたちが考えを巡らせて理解を深め、解を導くやり方です。

ただ、あくまで全体指導になるため、ペースや進め方が合わない子どもも出てきます。時間を持て余したり、別のことを始めてしまったり…、授業参観でそんな様子を見た保護者の方も多いのではないでしょうか。

小学生にとって、学校の授業は学習の基盤です。ここが楽しくなければ、教科に対する興味が深まることは期待できないでしょう。

(1) 一生の力になる国語の土台がつくれる

塾では、授業時間をフルに使って、3つの国語力「話す・書く・読む」を育てるべく、子どもたちを指導します。成績アップや合格というわかりやすい目標に向かってカリキュラムが組まれているため、授業も「いかに得点するか」にフォーカスした内容になります。

さらに、個別指導塾なら、生徒一人ひとりに合わせた授業内容のカスタマイズも可能です。理解が速い生徒にはハイスピードの解説を、じっくり考えたい生徒には思考の時間を確保して…、といった柔軟な対応は、学校の授業にはない姿です。

語彙力から読解力、表現力まで、徹底的なトレーニングを通じて、一生モノの国語力を養成できるでしょう。

(2) さまざまな文章に触れ、読み解くチャンスがある

言語力や感性、知識、情緒など、国語力を形づくる多くの力は、多くの文章に触れながら育ちます。一般的に読書の重要性がいわれるのも、読書は国語力を総合的に伸ばす手段であるためです。

小学生のうちに、ジャンルを問わず、たくさんの文章に触れてほしいと願う保護者の方は少なくないでしょう。とはいえ、家庭で触れあえる文章の種類には限りがあるかもしれません。

そこで、塾の出番です。塾では物語から説明文、随筆まで、時代やジャンルもさまざまな文章に取り組ませます。塾という空間が、小学生の気持ちを自然と文章に向き合わせる効果も期待できます。

(3) 周りから刺激を受け、切磋琢磨する経験ができる

国語は、小学生が一人で取り組むのは難しい教科といわれます。「いつもボーっとしながら国語の宿題をやっている」「文章を読んでいると思ったら、違うことを考えている」といった悩みに直面す家庭も多いはずです。

では、塾に通うとどうなるのでしょう。塾は、勉強を頑張りたい生徒が集まる場所。周りのどこを見ても、一生懸命に勉強する様子が目に入ります。周りの様子が自分にとっての刺激となり、目の前の国語に没頭するきっかけとなってくれます。

また、成績やクラス分け結果を発表する塾なら、周りと自分の実力差を如実に目にすることになるでしょう。意欲がわき、切磋琢磨につながることも期待できます。

小学生の国語対策は、楽しく続けられることを重視して選ぼう

国語のために塾を利用する場合、結果を焦らないことが重要です。とくに、「国語が苦手で克服させたい」「中学受験対策のため」といった理由で通塾する場合は、注意してください。お子さんが嫌々通うようでは、授業にも集中できず、国語力もなかなか伸びません。

まずは、お子さんが楽しく通えることを最優先に選びましょう。お子さん自身がその塾と講師を好きであり、毎週の授業が楽しみになるようなら、まず心配ありません。

また、国語対策は国語専門塾以外でも可能です。専門塾ではないほうが、国語を含めて勉強を総合的にサポートしてもらえます。専門塾や個別指導塾など幅を持たせ、お子さんに合う塾を探しましょう。

小学生の国語ならここで決まり！おすすめ13選

お子さんのペースに合わせた指導が可能な個別指導塾は、国語対策から学習の総合サポートまで、頼れる存在です。ここからは、全国の塾を知り尽くす塾探しの窓口が、小学生の国語学習に自信を持っておすすめできる個別指導塾を13選、紹介します。

個別教室のトライ

個別指導塾のなかでも、マンツーマン指導に特化した塾は多くはありません。貴重なマンツーマン専門塾が、個別教室のトライです。全国に約650教室を展開しており、すべての校舎が直営。厳しい基準をクリアした実力派講師から、安定した品質の授業を受けられます。

マンツーマンのメリットは、講師がお子さんにつきっきりになる点です。漢字の書き順や読解中の思考、解答の作り方まで、つぶさに見てピンポイントで指導してくれます。

また、教室にはプロの教育プランナーが常駐。学習やメンタル面、進路など、あらゆる相談に対応します。

個別教室のトライの料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は120分授業を月4回受講した場合の費用目安

東京個別指導学院・関西個別指導学院

東京個別指導学院・関西個別指導学院は、1都3県および愛知県、関西圏、福岡県に教室を展開する大手個別指導塾です。ベネッセのグループ塾でもあり、小学生向けのカリキュラムや情報量の把握に優れ、小学生国語の指導力を持った確かな講師が多数在籍しています。

東京個別指導学院・関西個別指導学院での国語学習は、毎回お子さんのペースを大切にしながら進みます。授業は講師が生徒に問いかける対話型。一文一文、主旨や解釈を問いかけるため、課題文にじっくり向き合い読み解く力が育つでしょう。

また、講師は生徒の思考過程や支援が必要な場面を見極め、端的にサポート。必要以上に教えすぎず、お子さん自身の理解を大切にする指導スタイルで、着実に国語力が伸びていくでしょう。

東京個別指導学院・関西個別指導学院の料金情報は、以下のとおりです。

個別指導WAM

個別指導WAMは、続けやすい授業料と地域の小学校に精通した教室、そして指導研修を受けたエキスパート講師と、三拍子そろった大手個別指導塾です。

とくに、講師の人柄や教え方が評判。指導の難度が高い小学生の国語も、「どのように読めば良いのか」「どう考えれば良いのか」を丁寧に教えてくれるため、読める実感が持てるとの感想が後を絶ちません。

学校の国語の授業に合わせた指導から中学受験向けのハイレベルな指導、漢字のトレーニングや漢検対策など、小学生の伸ばしたい分野に特化した学習カリキュラムも作成してもらえます。教室には地域の小学校事情に精通した教室長も常駐。お子さんの学習相談や進路相談にも対応します。

お近くに個別指導WAMの教室がない場合は、オンライン家庭教師WAMをお試しください。WAMの対面指導とかわらない授業を、全国どこにいても受けられます。

個別指導WAMの料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は週1回・40分コースを受講した場合の月額

代々木個別指導学院

じっくり取り組みたい、国語の学習。しかし、じっくり過ぎて小学生が飽きてしまっては、元も子もありません。小学生の国語を指導する講師には、生徒の気持ちを汲んで親身にかかわる力が必要です。

代々木個別指導学院は、生徒のめんどうみの良さをモットーとする塾です。通った人のクチコミに「指導がとにかく丁寧」「気持ちに寄り添ってくれる」といった言葉が並ぶのが、何よりの証拠。もし、講師が合わない場合は、授業開始後でも交代できます。

国語がキライという小学生にこそ、試してほしい塾です。

代々木個別指導学院の料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は1教科受講した場合の月額目安

東大先生

東大先生は、東大生（東大院生）がオンラインで指導する塾です。お兄さん・お姉さんと勉強する感覚で、楽しく授業が受けられます。

授業は、完全マンツーマン（1対1）です。お子さんの読む・考えるスピードに合わせて進められるため、国語が苦手な小学生も安心して受講してみてください。

東大は、実は大学入試きっての「良質・本質的な国語の問題」を出題する大学として知られています。そんな東大入試を突破した東大生は、一様に文章の奥にある意味を読み取り、考える力を備えています。東大生ならではの具体的でわかりやすい表現力で、小学生のうちに身に付けておきたい読解力や語彙力を育てます。

東大先生の料金情報は、以下のとおりです。

個別指導塾トライプラス

個別指導塾トライプラスは、家庭教師ナンバーワンとも評価される家庭教師のトライから生まれた個別指導塾です。品質の良さで知られるトライの指導を、コスパ良く受けられるよう工夫されたブランドで、地域の学校事情に精通した指導を得意とします。

授業は講師1人に生徒が2人の1対2スタイル。限られた時間の学習密度を上げるため、AIによる学習診断「トライ式AI学習診断」も導入しています。トライ独自の効果実証済みの学習法も、もちろん実践。お子さんが自分で主体的に学ぶ姿勢も、育っていくでしょう。

個別指導塾トライプラスの料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は1教科週1回（月4回）受講した場合の月額目安

トライのオンライン個別指導塾

トライの品質や指導内容はそのままに、自宅で受講できるサービスがトライのオンライン個別指導塾です。オンライン塾とは、パソコン・タブレット等の画面越しに指導を受ける形態。トライのオンライン個別指導塾はオンライン指導スキルを習得した講師だけが授業を担当するため、対面指導と同じ感覚で授業を受けられます。

自宅受講が基本スタイルで、時間帯は都合に合わせられます。周りに他の生徒がいる塾とは異なり、自分だけの勉強に没頭できる点がメリット。周囲の目が気になると取り組みにくい音読練習や、学年をさかのぼっての学習にもおすすめです。

トライのオンライン個別指導塾の料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は1コマ60分×月4回の月額目安

ナビ個別指導学院

褒められると伸びるタイプのお子さんにおすすめしたいのが、ナビ個別指導学院です。ナビ個別指導学院は「おせっかいな先生」がいる塾。生徒一人ひとりの取り組みをつぶさに見守り、ちょっとした成長も褒め、共に喜びます。生徒自身すら自覚していないほど細かな成長も見付けてくれるため、どんどんやる気がわく仕組みです。

授業は講師1人に生徒が2人つくスタイル。解説の時間と自力で取り組む時間とのバランスが取れており、メリハリある授業となるでしょう。塾で使うオリジナルテキストの質にも注目！体験授業の際に、ぜひ見せてもらってください。

ナビ個別指導学院の料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は週1回（月4回）受講した場合の月額目安

個別指導学院サクシード

個別指導学院サクシードは、お子さん一人ひとりの個性に合わせ、必要な学びを熟練の講師が丁寧に指導する個別指導塾です。

授業の土台となる学習計画は、習熟度と目標に合わせて作成されます。個別指導のため、ペースや重点的に取り組む内容も、自在にカスタマイズ可能。「漢字をトレーニングしてほしい」「集中して文章を読む練習をしてほしい」といった要望も、気軽に相談してみてください。

個別指導学院サクシードは、小学校の補習から中学受験対策まで対応しています。進路相談も随時可能なため、中学受験するか迷っている方も、一度相談してみてはいかがでしょうか。

個別指導学院サクシードの料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は80分授業を月4回受講した場合の月額目安

トウコベ【東大生によるオンライン個別指導】

東大は、国語の出題が毎年注目される大学です。思考力を必要とする良質な問題が多いのが、その理由。理系でも国語が必要なため、東大生は総じて国語力に長けています。

そんな東大生から直接指導してもらえる塾が、トウコベです。完全オンライン指導で、全国どこにいても受講できます。東大生ならではの経験をもとに学習計画を立てることから始まり、やり切るまで徹底的にかかわります。

良心的な授業料と、30日間の返金保証つきで、安心して始められる点も、トウコベをおすすめできるポイントです。オンライン指導が初めての方も、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。

トウコベの料金情報は、以下のとおりです。

※ 週に1回、90分授業を受けた月額料金の目安

ドリームホームスクール

ドリームホームスクールは、生徒が先生の自宅に行き授業を受けるスタイルの塾です。「塾の雰囲気が苦手」「緊張してしまう」といった小学生におすすめ！ピアノや習字といった習い事感覚で始められます。いつしか先生の自宅が、お子さんにとっての「第3の居場所」になるかもしれません。

指導を担当する先生は、教員免許保持者や元家庭教師・元塾講師がメインです。子育て経験がある主婦も多く、指導力・寄り添い力とも申し分ありません。お子さんのペースに合わせられるマンツーマン形態で、国語力を着実に養成します。

ドリームホームスクールの料金情報は、以下のとおりです。

個別指導スクールIE

国語は、学習計画が難しい教科です。どこから始めるか、何に注力するか、ペースは…と、計画に組み込むべき要素が多岐に渡ります。「うちの子だけのための、うちの子に合った計画を！」と願う方には、個別指導スクールIEをおすすめします。

個別指導スクールIEは、性格や学力、目標を丁寧に踏まえ、最適なプランをオーダーメイドで作成します。性格を確実に把握するため、ETSと呼ばれる独自の個性診断テストを開発したほどのこだわり！お子さんだけの「やる気スイッチ」を発見して引き出し、持続させる指導を実現します。

個別指導スクールIEの料金情報は、以下のとおりです。

※ 授業料は1回90分の授業を月4回受講した場合の月額目安

みやび個別指導学院・ITTO個別指導学院

みやび個別指導学院・ITTO個別指導学院は、全国に約1200教室を展開する、大手の個別指導塾です。学校帰りや自宅から通いやすい教室を見つけやすく、小学生だけでの通塾にも安心度が高まります。

みやび個別指導学院は、集中しやすい学習環境がととのったブランド。授業日以外も利用できる自習室や、指導力に優れた講師が揃っています。

ITTO個別指導学院は、地域の学校事情に精通した指導者がいるブランドです。学校進度に合わせた授業や、テストで高得点を取るための学習ノウハウが評判です。

みやび個別指導学院・ITTO個別指導学院の料金情報は、以下のとおりです。

(1) 指導方針と講師がお子さんに合う塾を選ぶ

楽しく通い続けるためには、塾の指導方針や指導を担当する講師との相性が重要です。塾によって、個性はさまざまです。はっきりと伝え厳しく指導する塾もあれば、たくさん褒める塾もあります。外交的でフレンドリーな講師もいれば、お子さんとつかず離れず適度な距離感を保ってくれる講師もいます。

お子さんの性格をあらためて考え、どのような個性の塾が合いそうか、まとめてみてください。

また、通塾目的に合った塾を選ぶことも大切です。学校の授業対策と中学受験対策では、必要な内容が全く異なります。お子さんにつけたい力とマッチした塾を選びましょう。

(2) 教材と授業のレベルがお子さんに合う塾を選ぶ

塾の授業に使われる教材は、3つのパターンに分かれます。

・生徒所有の教材
・教科書準拠の市販教材
・塾専用教材

手元にない教材を使う塾では、実際に教材を見せてもらい、お子さんに合いそうかチェックしましょう。体験授業で実際の指導を体感することも、大切な判断材料になります。体験授業は可能なら見学させてもらい、保護者の方の目線で気になる点をピックアップしておきます。

(3) 宿題や課題の内容と量もチェックしよう

最後は、宿題や課題の量です。宿題の量が多い、作文など手間がかかる宿題が出るといった場合、小学生が一人で進めるのは難しいかもしれません。結果、保護者の方の負担が増えることを覚悟しておかなければなりません。

一方で、宿題がまったくない塾も考えものです。塾の授業時間以外で国語に触れる機会がなく、学習効果の向上が見込めません。

お子さん本人と保護者の方にとって、宿題の量・内容が適切な塾を選ぶようにしましょう。

小学生×国語塾に関するQ&A

小学生の国語対策塾に関して、よくある疑問にQ&A形式で回答します。ささいな疑問も解消し、お子さんの国語の課題を解決するための一歩を踏み出しましょう。

Q. 小学生の国語対策は、オンラインでも効果があるか

A. 十分、効果が期待できます。成果を分けるポイントは「講師との相性」です

オンライン塾は、大半がマンツーマンで指導します。授業時間のすみずみまでを生徒のペースに合わせられ、じっくり考えたり、講師と一緒に読み解いたりと、進め方の自由度が高い点も魅力です。

生徒と講師がどこにいても授業が可能であり、首都圏の一流講師や難関大生から学ぶこともできます。

オンライン塾の学習効果を最大化させるには、講師との相性が重要です。体験授業を受け、お子さんが「この先生と頑張りたい」と思える講師、そして保護者の方が「この人なら、我が子を任せられそう」と確信できる講師を探してみてください。

Q. 国語の成績を上げるにはどれくらいの時間がかかるか

A. 最低3か月は必要です。半年以上かかるケースもあります

国語力の章で解説したとおり、国語力はお子さんの思考力を鍛える必要があります。また、努力が成績結果に反映されるまでには、語彙力を増やしたり、さまざまな文章に触れたりと、やるべきこと一つひとつに時間がかかるのが、国語の特性です。

塾探しの窓口の調査では、国語対策のために塾を利用した生徒は、成果が出るまでに早くて3か月かかるとわかっています。中には、半年以上かかったお子さんもいます。

一生モノの土台となる力を育てているとの観点に立ち、根気よく続けてください。

Q. 小学生の国語は、低学年から始めるべきか

A. 低学年からの対策も効果的です

国語対策は、結果が出るまでに時間がかかります。中学受験などリミットがある方は、早めに対策を始めたほうが良いでしょう。早めに始めると、自己流のやり方が確立される前に正しい取り組み方を習得できます。

ただ、子どもたちが論理的に物事を考えられるようになるのは、高学年以降といわれます。説明文など、ロジックが大切な文章の対策を重視したい場合は、高学年になってから国語塾をスタートしても遅くありません。

まとめ

国語力は、小学生のうちに完成させておきたい力の一つです。国語力は学習の土台であり、他の教科にも影響します。国語力が高ければ勉強をよく理解できるようになり、何事にもモチベーション高く取り組めるようになるでしょう。

国語力を着実に伸ばしてくれる塾は、塾探しの窓口で探してみませんか。お住まいの地域と学年を選択するだけで、お近くにある評判の良い塾が見つかります。実際に通った人の詳しいクチコミもチェックできます。

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