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【小学生向け】塾で成績を上げる3つのポイント!親のNG行動とは?
・「子どもを塾に通わせているのに、思うように成績が伸びない」
・「子どもの成績を上げたいが、親として何をしたら良いのか分からない」
などと悩んでいませんか?
せっかくお金を払って塾へ通わせても、子どもの成績が伸びなければ「払ったお金が無駄になってしまう」と不安になってしまいますよね。
そこでこの記事では、小学生の成績を上げるための3つのポイント、親としてやってはいけない3つのNG行動などを解説します。
子どもの成績が伸びない原因を突き止め、ポイントを押さえた接し方をすることで今後の学習効果をグンと伸ばすことができます。小学生のお子さんの成績でお困りの方は、この記事の内容を参考に、ぜひこれからの学習に役立ててください。
塾や勉強が好きな小学生などいない
まず大前提として、「塾や勉強が好き」と感じる小学生はほとんどいません。小学生は、何と言っても遊び盛りの年頃。親であるみなさんも、子どもの頃は「勉強なんてしたくない」と思っていた人が大半ではないでしょうか?
外で遊ぶ時はもちろん、家の中にもテレビやゲーム、おもちゃなど、子どもにとっては数え切れないほどたくさんの「誘惑」が存在します。
親が介入して勉強時間を確保しない限り、子どもが自発的に勉強することはほとんどないということを、まずは前提として認識しておきましょう。
小学生が塾で成績を上げる方法 | 基本となる3つのポイント
では小学生の子どもを勉強させ、成績を上げるにはどうしたら良いのでしょうか?ここでは小手先のテクニックではなく、子どもに少しでも「勉強が楽しい」と感じてもらえる方法を3つご紹介します。
ポイント1. 具体的な目標を認識させる
目の前に「勉強」と「おもちゃ」という2つの選択肢があったとき、自ら進んで「勉強」を選ぶ子どもはまずいません。子どもは大人に比べると目の前のことにとらわれがちで、「将来を長い目でみる」という視点は、小学生の段階ではほとんど備わっていないのです。
そのため、親としては子どもにもわかりやすい具体的な目標や将来像をイメージさせ、子どもの意志で「勉強」を選択させることが非常に大切。例えば「パイロット、かっこいいな。飛行機を操縦してみたいな」というお子さんがいる場合には、「飛行機を操縦できるパイロットになるには、難しい試験がたくさんあるよ。でもあきらめずに勉強すればきっとなれるよ!」といった言葉をかけてあげましょう。
こうすることで、子どもの中で「勉強=夢を叶えるためのツール」という認識が根付き、勉強に対するモチベーションが芽生えるようになります。
ポイント2. 解ける喜びを覚えさせる
「勉強は楽しい」と感じてもらうのも、子どもの成績を上げるうえでは非常に効果的です。
勉強には、主に「覚える」と「理解する」という2つのパートがありますが、「覚える」ばかりでは子どもは飽きてしまうもの。実際、勉強を苦痛に感じる理由として「覚えなくてはいけないことがたくさんある」という理由を挙げる子どもは少なくありません。
しかし、「覚える」から「理解する」にシフトチェンジすると、子どもは問題を解けることに喜びを覚え、同じ喜びを得ようと継続して勉強を進めることができます。覚えるだけの単純作業ではなく「なぜ?」を意識して理解を促すことで、子どもの記憶はより定着し、成績もグングン伸びていくことでしょう。
ポイント3. 勉強を習慣づける
子どもに自発的に勉強してもらうためには、「勉強を習慣づける」「勉強時間を生活に組み込む」ことも非常に効果的です。例えば「家に帰ってきたら30分宿題と自主的な課題をする」、「夕飯を食べ終わったら15分音読をする」などと習慣になるような具体的なルールを決めれば、子どもの中にも「~したから勉強しよう」という意識が生まれてきます。
逆に「空いている時間ができたら勉強する」という意識では何も強制力がなく、自ら進んで勉強するということにはなりません。例えば貯金をするとき、「毎月の給料が残っていたら貯金しよう」では、ほとんど貯まらないですよね。勉強時間の確保は、「先取り貯金」と同じだと考えてみてください。
さらに、子どもに限らず人は、1日でまとまった時間をとって学習するより、毎日少しずつ継続したほうが記憶もはるかに定着しやすいと言われています。まずは1日30分でも良いので、勉強を日常のルーティンとして取り入れていきましょう。
小学生の成績が上がらない?親がやってはいけない3つのNG行動
子どもの成績を上げるうえで、親がやってはいけないNG行動も存在します。「早く子どもの成績を上げなきゃ」という焦りからこうしたNG行動をとってしまうと、子どもの成績が思うように上がることはありません。
実際、こうしたNG行動を無意識にとっている親の方は少なくありません。「親の行動が子どもの成績にも影響する」ということを肝に銘じておきましょう。
NG行動 1. すぐに答えを教える
子どもが予想外のステップでつまずいた時に、ついイライラして答えを教えてしまった経験はありませんか?
これは子どもの学習指導として絶対にやってはいけないNG行動。すぐに答えを明示されてしまうと、子どもが自発的に理解する芽を摘んでしまい、子どもは親の言うことをこなすだけの「作業」をすることになります。
すると「勉強はつまらない」というイメージが余計に強くなってしまい、子どものモチベーションを下げることにもつながってしまいます。子どもが同じ問題でずっと考えていたり、間違ったりすると親は苛立ってしまうかもしれませんね。でもイライラが子どもに伝われば、子どもはもっとやる気を失くします。「早く次の問題に進んでほしい」と思っても、グッとこらえ、軽いヒントを与える程度に留めましょう。
NG行動 2. できないことをすぐ叱る
教育熱心な方の中には「できないことをすぐ叱る」という方も多いですが、これも勉強に対する子どものモチベーションを維持する上で絶対にNG。ただでさえ退屈な勉強をしているのに、さらに親からお叱りを受けてしまえば、子どもが勉強嫌いになってしまうのは当然でしょう。
叱られることで「悔しくて頑張る」と思う子どももいますが、そもそも子どもは大人ほど精神的に強くないということを十分に認識しておく必要があります。
そもそも「問題が解けない」ことは、何も「叱られる」ような「悪い」ことをしているわけではありません!勉強において子どもを「叱る」ことは不要であると、しっかり認識しましょう。
NG行動 3. 学習環境にばかりこだわる
「子どもに勉強してほしい」と願うあまり、学習環境にばかりこだわる人もいますが、これも実はNG。確かに整った勉強部屋を確保すれば、子どもも勉強に集中しやすくなるかもしれませんが、こうした効果は残念ながら一時的でしかありません。
言い換えると、せっかくの勉強部屋にも慣れてしまえば、子どもはすぐにダラけてしまいます。親としても「せっかく~を買ったのに」「せっかく部屋を整えてきれいにしたのに」という不満の悪循環になってしまうのです。
「優秀な子どもを育てるにはリビングで勉強させると良い」という一説もあるように、場所を問わず勉強させる習慣をつけさせることこそが、子どもの成績を上げる効果的な方法と言えるでしょう。
【教科別】塾通いで成績をグングン上げる勉強法
成績を上げるためのポイントを押さえたうえで、続いては教科ごとの具体的な勉強法をご紹介します。どの教科も、まずは「基本を確実にこなす能力」を磨いていくことが大切です。
算数
算数の基本となるのは、何と言っても計算。正確な計算ができなければ、当然ながら答えにたどり着くことはできません。
計算において重視すべき点としては、以下の2点があげられます。
1. 正確性
2. スピード
正確性を高める上では、意外と「字のきれいさ」も関係してきます。特に小学生の場合、「4」と「9」などの数字が一緒に見えてしまうケースも少なくありません。まずは確実に答えを導く「正確性」にこだわり、慣れてきたら少しずつスピードアップしていきましょう。
国語
国語を伸ばす上で特に重要なのは、以下の2点です。
1. 漢字を覚えさせる
2. 本を読ませる
小学生の国語の問題で、絶対に避けては通れないのが漢字。漢字は残念ながら繰り返し練習を重ねるしか、上達方法はありません。単純な練習ではお子さんも飽きてしまいますので、子どもの喜びそうな、イラストの多いドリルを活用するなどして、少しでも飽きさせない工夫をしてみてください。
また、本を読ませることは、子どもの読解力アップに大きく繋がります。はじめのうちは子どもの興味のある分野で構いませんので、まずは活字に慣れる訓練をしていきましょう。
どうしても一人で本を読むことが苦手なお子さんには、たとえ高学年であっても、保護者の方が読み聞かせをする方法もあります。興味を持ちそうな本を選んで一緒に楽しむことで、子どもが自分から本を手に取ることができるようになれば大成功です。
英語
英語の基本となるのは、やはり英単語。文法は小学生にとっては理解が難しいため、まずは「英語のリズム」に慣れさせることが最優先です。
英単語も単純作業になってしまわないよう、何かしら工夫を凝らすことが必要不可欠。イラスト付きのドリルを活用しても良いですし、YouTubeの動画などを活用するのもおすすめです。
理科
子どもからの人気が高い理科は、実験に関連付けて勉強をすすめるのがおすすめ。もちろん実験室で行うような本格的な実験は家ではできませんが、近所の公園やキッチンなどを利用して、「実体験」として子どもに染み込ませることが効果的です。
一緒に虫を探しに行ったり、キッチンで一緒に火を使った実験をしてみたりすれば、子どもも素直に「楽しい」と感じてくれるもの。そのうえでテキストを見ながら「おさらい」すれば、ただ問題を解くよりも記憶に定着しやすくなります。
社会
「暗記科目」と捉えられがちな社会ですが、近年は「なぜ?」と因果関係を問う問題が増えています。
例えば歴史の場合、「〇〇年に…があった」だけでは、社会の知識としては不十分。「〇〇年に…があったからこうなった」と、必ず原因と結果を結びつけることが大切です。
これは歴史だけでなく、地理や公民にも当てはまります。社会は「暗記科目」ではなく「理解する科目」と位置づけるようにしましょう。
塾に行っても成績が上がらない小学生 | 4つの理由と特徴
「子どもを塾に通わせているのに成績が上がらない」とお困りの方も多いでしょう。この場合、塾とお子さんの相性があっていない可能性が高いと考えられます。
主な理由や特徴として以下の4点があげられますので、該当する項目がないかチェックしてみてください。
(1)授業形式があっていない
塾の形態としては、主に以下の3種類が存在します(塾によっては「集団」「個別」の分け方は異なるため人数に幅があります)。
1. 個別指導:1対1、または1対2~3名
2. 集団指導(小人数):生徒3~8名ほど
3. 集団指導(大人数):生徒6~20名ほど(それ以上の人数もあり)
例えば集団指導(大人数)でなかなか成績が伸びない場合は、集団指導(小人数)や個別指導に切り替えることで成績が上がる可能性が高くなると言えます。
生徒の人数が少なければ通塾費は高くなりますが、言い換えればそれだけ先生からのケアも手厚くなるもの。塾との相性が良さそうであれば、授業形式を再検討してみる価値は十分にあるでしょう。
(2)授業レベルがあっていない
小学生の塾の場合、授業レベルは以下の2タイプに分けられます。
1. 中学受験
2. 小学校の学習サポート
この2つはレベル・目的ともに明確に区別されています。中には「中学受験はさせる気ないけど、内容が良さそうだから中学受験コースを選んだ」という保護者の方がおられますが、絶対にやめたほうがよいです。受験クラスの子たちはそれこそ必死に合格のために、小学校で習わないような高度な勉強をしています。その中に受験しない子がいるとクラス全体の雰囲気にもかかわるため正直、塾にとっては迷惑です。また子ども自身も、そこでどんなによい成績を上げても「うちは受験なんかさせないから」と親がいうのでは、何のために勉強しているのかわからなくなるでしょう。
このように、「なんとなく」で塾やクラスを選んでしまうと、子どもにとっての負担は非常に大きくなってしまい、お金も時間も無駄になってしまうリスクが考えられます。
子どもにとって必要な学習は何なのか、どのようなレベルを期待するかをあらためて整理し、授業のレベルを再検討してみるのも選択肢の一つでしょう。
(3)先生との相性があっていない
どれだけ塾や授業レベルが良くても、先生との相性が良くなければ、子どもの成績が伸びることはありません。
たとえ塾の人気講師だとしても、実際に自分の子どもと合うかどうかは別の話。もし相性があっていない様子であれば、同じ塾の別校舎を検討してみるのも良いかもしれません。
(4)他の生徒と遊んでしまう
成績を上げるために通っている塾でも、中には「友だちと遊ぶために」塾へ通う子ども少なからず存在します。授業開始時間よりもかなり前に塾に行っていたり、塾のない日も塾の友達と遊んでいたりする場合には、通塾の目的が遊ぶことにすり替わっている可能性が考えられるでしょう。
もちろん仲の良い友だちを作ることは大切ですが、あまりにも勉強に集中していない様子であれば、塾を見直す必要があるかもしれません。
【小学生の塾選び】成績が上がるかどうかは体験授業で見極めよう!
子どもにあった塾を見極めるためには、体験授業を活用することが必要不可欠。実際、ほとんどの塾では無料の体験授業を用意しています。事前に塾の雰囲気を実際に体感することで、塾とのミスマッチを防ぐことができます。
体験授業でチェックすべき項目は、下記の通りです。
・先生の印象
・他の子ども達の雰囲気
・自宅からのアクセス
・費用面での最終確認
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といったメリットがあり、自宅周辺の塾を簡単&お得に見つけることができます。
子どもにピッタリの塾を見つけるのは、決して簡単なことではありません。合わない塾に通わせてしまうと、成績が全く上がらずに、お金だけが無駄になってしまうという可能性も十分に考えられます。
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