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【高校受験】面接でよく聞かれる10の質問と成功するための準備を解説
「高校受験の面接対策ってどうすればいいんだろう?」というご相談は、多くの保護者さまからお聞きします。
今回は高校受験の面接について、目的から準備、よく聞かれる質問、やってはいけないことまで徹底的に解説しています。
高校受験に面接がある方は必見のパーフェクトガイドです。ぜひ最後までご覧ください。
高校受験で面接が課される理由
まず、高校受験において面接を行う理由から見てみましょう。理由を知ることで、面接の際に気を付けるべきことなどが見えてきます。
(1) ペーパーテストでは分からない「受験生の人間性」「思考力など」を見たい
調査書に書かれていることと実際の生徒像が異なっていないか、「受験生の人となり」を見て人物像を深く確かめたいという高校側の狙いがあります。
また、学習指導要領の改訂に伴い、高校受験においても「思考力・表現力・判断力」を重視する傾向にあります。受験生本人と対話することで、これらの力を見極めたいという意図が考えられます。
(2) 高校の「求める生徒像」にあっているか確かめたい
(1)とも重なりますが、選抜に当たって、高校側は必ず「求める生徒像」を公開しています。
「求める生徒像」には資質やタイプ、卒業後の志向などが記載されており、筆記試験では判断しにくい要素といえます。
受験生が自校の「求める生徒像」に合致しているかを確認するために、面接を行う高校もあります。
(3) 入学後の意欲、興味関心の方向などを確かめたい
受験生の熱意を見ることも目的のひとつとなっています。
入学後、どんな活躍が期待できるのか?意欲は?入学後に力を入れたいのはどの分野か?など、高校側として聞いておきたいことを確かめることが目的です。特に、スポーツ推薦や自己推薦などでは重要な指標になります。
大半の私立高校でも面接を実施します。ただし、都市部の難関校では面接を行わないところもあります。
高校受験の面接でよく聞かれる10の質問
高校受験の面接でよく聞かれる質問をまとめました。以下の質問には回答の要点を用意し、模擬面接でしっかり練習しておきましょう。
高校受験の面接までに準備すること
面接に向けてしておくべき準備は、次の3項目です。
(2) よく聞かれる質問に対する答えをまとめる
「定番質問」には、答えをまとめておきましょう。
模範回答を暗記する必要はありません。面接官が聞きたいのは、「受験生本人の、等身大の素直な回答」です。お子さんが、自分自身を自分の言葉で語れるように導いてあげましょう。
面接でよく聞かれる質問は、10の質問でまとめています。
(3) 大人を相手に模擬面接で練習を重ねる
模擬面接も十分に行っておきましょう。
面接練習は学校や塾の先生にお願いしてみてください。できれば多くの先生に面接官役をしてもらうのが理想。男性/女性、若い/年配、気さく/寡黙……、などさまざまなタイプを相手に練習しておけば、どんな面接官に当たっても自信を持って対応できるようになります。
集団面接の場合は、同じ高校を受験する同級生と誘い合って、集団面接形式で練習をしてもらうのもおすすめです。
なお、塾に通っている場合、面接指導や練習を受験生には必ず行ってくれます。担当の先生のほかに志望校の合格実績が豊富な先生に試験官役をお願いして、よかったところ、悪かったところなどを指摘してもらいましょう。
高校受験の面接を成功させる準備のコツ
コツを押さえた準備が、面接の成功に繋がります。面接準備のコツを4つ、ご紹介します。
高校受験の面接で気を付けるべきマナーや振る舞いは?
当日慌てないために、マナーや振る舞いの基本も押さえておきましょう。
高校受験の面接でやってはいけない3つのNG
高校受験の面接で、やってはいけないこともあります。
【×やってはいけない①】用意した答えを丸暗記する
想定質問への回答を、文章で丸暗記するのは避けましょう。別の角度から聞かれたときに対応しにくく、覚えた文章を話すのは不自然な話し方になることが理由です。
また丸暗記は、1箇所忘れると一気に答えられなくなるおそれもあります。
【×やってはいけない②】1つの質問に長々と答える
1つの質問に、長々と答えるのもNGです。ダラダラした回答は「話がまとまっていない」というマイナス印象になりかねません。特に集団面接では、1人が長く話すと他の受験生の持ち時間を奪うことにも。
高校受験の面接は、1人5~10分程度です。端的に話をまとめる応答力を意識してください。
【×やってはいけない③】面接官のウケを狙いにいく
場を盛り上げようと思ってか、ウケを狙った回答をする受験生が稀にいるそうです。よほど知的で、高校に合った話題なら面接官が反応してくれることもあるかもしれませんが、やらない方が無難。面接に、普段の学校のノリを持ち込まないようにしましょう。
面接で困ったときの対処法!
こんな時どうすればいい?というときの対応は、万一の心構えとしてお子さんに伝えておくと安心です。
まとめ
この記事では、高校受験の面接について注意すべき点、準備しておくことなどを詳しく解説しました。
面接対策は、練習あるのみ!場数を踏めば、自信があると言えるようになります。学校の先生や保護者の方など大人の人に相手をしてもらい、評価してもらって改善していくとよいでしょう。
面接練習をしてくれる塾もたくさんあります。さまざまな先生に相手役になってもらい、対応力を磨いておきましょう。ぜひ「塾探しの窓口」で塾を見つけ、面接練習をしてもらえるかどうか、問い合わせてみてくださいね。