私立中高一貫校生におすすめの塾8選!活用法・注意点も解説

2022.07.05
最終更新日 2022.07.05
私立中高一貫校生におすすめの塾8選!活用法・注意点も解説

私立中高一貫校に合格したものの、入ってみたら学校の勉強が難しい上に進むのが速く、お子さんの様子が心配になってはいないでしょうか。高校受験がないのが中高一貫校の利点とはいえ、その先に控える大学入試を見据えると不安が募る親御さんも少なくないと聞きます。

今回は中高一貫校生が学校対策や受験に向けて通塾する際におすすめの塾をご紹介します。通塾のメリットや注意点もまとめました。

私立中高一貫校生は塾に通うべきか

通塾は基本的に不要だが、塾を検討した方が良いケースもある
通塾は基本的に不要だが、塾を検討した方が良いケースもある

高校受験がない中高一貫校生に、本来塾は必要ありません。学校の授業カリキュラムがしっかり組まれており、高校進学も基本的に保証されているからです。

ただし、「学校の授業についていけない」「成績が低迷している」といった場合は、高校進学後の大学受験で苦戦してしまう可能性が高いため、早めに塾で対策した方が良いでしょう。

また中高6年間を同じ仲間と過ごすためマンネリしやすく、一度やる気が下がってしまうと取り戻しにくいとも言われます。勉強面での刺激が欲しい場合も、塾という学校外の環境に身を置くのはおすすめです。

私立中高一貫校生が塾で得られるメリット

塾の利点は、学校や目標に合わせた指導が受けられること
塾の利点は、学校や目標に合わせた指導が受けられること

中高一貫校生が塾に通うと得られるメリットは、どのようなものがあるでしょうか。大学受験・苦手克服・学校対策・勉強環境という4つの視点から解説します。

(1) 大学受験に向けて体系だった勉強ができる

多くの中高一貫校生は、大学受験を見据えているはずです。塾に通うと、受験に向けて体系だった勉強を進められるというメリットが得られます。

東大・京大・早慶などの難関大医学部など、受験がハイレベルな戦いになるとわかっている場合は特に、塾を利用して早期から勉強するのがおすすめです。より大学・学部に合った対策や演習が確保できます。

受験勉強にフライングはありません。ライバルに先んじての早期通塾は、受験における優位性となってくれます。

(2) 苦手科目や分野を集中的に勉強できる

中高一貫校では、速く、難しい授業が展開されます。分からない箇所はあっという間に苦手教科になってしまうでしょう。授業はどんどん進むため、学校の勉強だけを頑張っているのでは、苦手対策が後手になるケースもあります。

塾では苦手克服のための勉強を集中的に行うことも可能です。特に個別指導塾は授業の内容も生徒一人ひとりに合わせてくれるため、自分のペースで苦手科目と向き合っていけます。

(3) 学校の授業や定期テストに向けた対策ができる

学校の授業のフォローや定期テスト対策を得意とする塾もあります。学校の授業スピードが速くて理解できない、テスト範囲が広くて手が回らないといった悩みがあるならば、ぜひ塾に相談してみましょう。学校ごとの教科書や進度に合わせて、しっかり理解できるように・テストで良い成績がとれるように指導してくれます。

授業への参加態度や定期テストの成績は内申点にも影響しますから、推薦入試などで大学受験を目指す場合にも通塾は有効な対策だと言えます。

(4) 勉強に集中できる環境が手に入る

塾には静かに集中して勉強できる環境が整っており、居心地の良い勉強場所が手に入るのもメリットです。多くの塾が備える「自習室」も、通塾理由の上位にくるほど生徒たちから人気を集めています。

また学校では6年間を同じ仲間と過ごすため、マンネリしがちです。塾には年齢も学校もさまざまな仲間が集まるため、新鮮な刺激となりモチベーションアップも期待できます。

私立中高一貫校生におすすめの塾は?編集部が選んだ8選を紹介

中高一貫校生には「一貫校生向けの対策が可能な塾」がおすすめ
中高一貫校生には「一貫校生向けの対策が可能な塾」がおすすめ

一貫校は公立中高とは進度も教科書も異なるため、一貫校生専用のカリキュラムや指導力を持つ塾を選ぶことが大切です。私立中高一貫校生におすすめの塾を8つご紹介します。

(1) 河合塾

大学受験の大手予備校である河合塾には、中高一貫校生を対象としたコースが3つあります。大学受験を中心に、目的に合わせて選べる点が魅力です。

◎ MEPLO

東大現役合格を目指す中高一貫校生のためのコースです。プロ講師とチューター、現役東大生が生徒をフォロー、授業は少人数制で行われます。

◎ K会

少人数で学ぶ無学年制のクラスです。数学・英語・情報科学・物理から自由に講座を選択でき、大学で学ぶ高度な内容にも触れられます。

◎ 中学グリーンコース

大学受験に強い河合塾のオリジナルカリキュラムで学べる、一貫校生のためのコースです。地域ごとに開設されています。

(2) 早稲田アカデミー

早稲田アカデミーの一貫校生向けコースは、中1~中3生を対象とした「大学受験コース」と、高校生向けの「大学受験部」の2部構成です。東大や早慶・上智、国公立大医学部などの最難関大学への合格を目指し、早い段階から土台の完成を目指します。

「大学受験コース」は学力・志望校別によって少人数編成されたクラスで授業が行われ、ハイレベルかつハイスピードに進みます。できるだけ早く基礎学力を完成させ、実戦演習を十分に確保できるカリキュラムが特徴です。

また、保護者会など受験情報を伝えるイベントも数多く開催されます。

(3) 中高一貫校専門 個別指導塾WAYS

「中だるみ中高一貫校生の専門塾」がコンセプトの塾が個別指導塾WAYSです。授業スピードについていけない、苦手教科ができてしまったなど、自力では対策が難しい一貫校生特有の悩みを解決してくれます。

授業は1回120分と長めですが、塾だけで勉強を完結できるメリットがあります。宿題はなく、中高一貫校に精通した講師が勉強のやり方から解説、成績を伸ばす指導まですべてを塾で行います。使う教材も「プログレス21」や「ニュートレジャー」、「体系数学」など中高一貫校専用のもので、定期テスト直結の学習が進められます。

(4) アイ・シー・イー私立専門塾

アイ・シー・イー私立専門塾は、私立の一貫校生を専門に指導する塾です。中高一貫校生を対象とする「中高生コース」では、私立学校で使われることの多い教材に合わせたカリキュラムで、生徒のペースに合わせた指導が行われます。学校の授業や定期テストに合わせ、教科書内容の理解にも重点をおいています。

小論文の書き方から丁寧に教えてもらえる「アカデミー小論文講座」や、5教科に対応した「定期試験対策講座」など、学校で困りやすい課題を解決する講座も見逃せません。高1の冬に英検準1級合格を目指す英検講座も人気があります。

(5) 個別指導のアプロット

個別指導のアプロットは、プロ講師の授業をマンツーマンで受けられる塾です。中高一貫校専門のカリキュラムがあること、さらに個別指導であることの利点を活かし、変則的な学校進度にも柔軟に対応可能。定期テスト後には個別面談を実施し、課題発見と対策・計画を生徒と一緒に考えることも大切にしています。

「四天王寺コース」「清風コース」など、学校別のコースがあるのも特徴です。学校の教科書に合わせた授業や先取り学習も自由自在。生徒一人に担任が役割別に4人つくため、勉強や受験、また保護者からの相談にも細やかに対応しています。

(6) 研伸館プライベートスクール

研伸館プライベートスクールは、中高一貫校生や高校生など、大学受験を目指す生徒を専門に指導する塾です。講師には中高一貫校から難関大に合格した経歴を持つ人物だけを採用し、実体験に基づいた説得力のある指導を大切にしています。

生徒1~2人に講師が1人つく個別指導スタイルのため、受講回数や受講科目は自由に設定可能。定期テスト前に苦手科目を補強したいといったニーズには「補習制度」もあります。AI教材を使った学習や推薦・総合型選抜に向けた対策など、目的に合わせて選べる多彩なコースラインナップも魅力です。

(7) アーガス進学会

アーガス進学会は、「スーパー飛び級学習」が特徴的な個別指導塾です。無学年制で小学校から高校修了時点までどんどん学習を進められるため、最速で中3修了時に難関国立大学受験レベルに到達できます。中高一貫校のハイスピード・ハイレベル学習にも十分に対応できるカリキュラムです。

授業は生徒1人に先生が2人つくというきめ細やかさが特徴。授業で理解し、アドバイザーが理解度を確認する二段構えで知識の定着を目指します。カリキュラムは生徒一人ひとりに合わせて作成、プリント教材を使った学校授業などにも対応しています。

(8) Z会の個別教室

通信教育大手のZ会による「Z会の個別教室」も、中高一貫校生向けのコースを開設しています。講師には難関大学生や大学院生を採用し、完全1対1のマンツーマン授業を提供。学校のテスト対策や苦手克服、資格試験・検定対策など、一人ひとり異なる目標に合わせてカリキュラムを策定します。

Z会90年の歴史が詰まった高品質な教材のほか、AI教材映像授業ンラインでの1対1指導など、コンテンツの豊富さも要チェック。普段は校舎で学び、学校が忙しい時期は在宅学習を、など都合に合わせて使い分けも可能です。

 私立中高一貫校生が通塾する際の注意点

中高一貫校生が、学校と塾を両立させるのは簡単ではない
中高一貫校生が、学校と塾を両立させるのは簡単ではない

中高一貫校生の通塾には、メリットもありますが注意すべき点もあります。「塾に通う」と決める前に考えておくべきポイントを3つ解説します。

(1) 目的は明確になっているか

「なぜ塾に通うのか」「何を目指して通塾するのか」など、目的が明確になっているか考えておきましょう。

目的は学習計画の指針となるだけではありません。勉強やモチベーションの原動力にもなります。塾の勉強が大変になっても、「あの大学に行くために頑張っているんだ」と考えれば、やる気も出てくるというものです。不明瞭な目的は挫折の原因にもなりますから、はじめに「なぜ通塾するか」をはっきりさせておきましょう。

(2) 学校と両立できるか

学校との両立は、「勉強量」「通塾時間」の2つの視点から検討します。

一貫校は学校の予習・復習や課題だけでもかなりの勉強量です。塾の勉強が加わってもやっていけそうか、冷静に考えてみましょう。また学校・塾・自宅の位置関係によっては、移動時間も考慮しなければなりません。

過密すぎるスケジュールは、すぐに破綻します。無理なく両立できる計画を考えることが大切です。

(3) 塾費用を支払う経済的余裕があるか

現実問題として、塾に通うためにはお金がかかります。私立中高一貫校は学費だけでも相当な額にのぼるため、さらに塾に費用を支払う余裕があるかも検討しておきましょう。

通塾には、月謝以外にも講習費や教材費、管理費、交通費などさまざまな費用が掛かります。また卒業後には大学進学の費用がかかることも押さえておかなければなりません。

大学4年間までを見据えたマネープランを考えてから、通塾を決めると安心です。

私立中高一貫校生が塾を最大限に活用するポイント

塾活用のポイントは「どんなことでも遠慮なく相談すること」
塾活用のポイントは「どんなことでも遠慮なく相談すること」

塾は「どれだけ積極的に活用できるか」によって価値が変わるといっても、過言ではありません。中高一貫校生が塾を最大に活用するためのポイントを3つ解説します。

(1) 困ったことは遠慮なく相談する

始める前も始めてからも、困ったことがあれば遠慮なく相談しましょう。勉強や受験・進路、学校、友達関係のことなど、どのようなことでも相談して構いません。塾は、通う生徒の目的を達成するために存在しているわけですから、目的達成を妨げる要素を一緒に解決してくれます。

学校の先生以外に相談できる先生がいる、というのは想像以上の安心感が得られます。

(2) ペースがつらいときは早めに申し出る

もし塾の授業や課題のペースが厳しいと感じたら早めに申し出ましょう。「頑張りが足りないのかもしれない、周りはもっとやってるはず」と無理する必要は全くありません。勉強のペースは人それぞれです。クラス替えペース変更など、生徒の現状に合わせて柔軟に対応できるのも塾のメリットです。

塾と相談しながら勉強に集中できる環境を作っていく、そんな意識が大切です。

(3) 目的に合った塾を選ぶ

塾にも個性や得意不得意があります。勉強の目的や目標に合った塾を選ぶようにしましょう。

学校のテスト対策をしたい生徒が、難関大の大学受験対策がメインの塾に通っても目標達成は難しいでしょう。同じように授業やカリキュラムの難易度、進度など、通塾の目的に合った塾を選ぶことが大切です。

まとめ

私立の中高一貫校は、塾なしでも大学に十分合格できるカリキュラムを持っています。しかしそもそも学校の授業についていけない、成績が伸びない、あるいはモチベーションが上がらないといった場合は、厳しい大学入試になるかもしれません。

もし勉強に苦しさを感じたならば、早めに塾の力を借りるのも良い方法です。中高一貫校生が塾に通う場合は、「中高一貫校に対応した塾」を選ぶようにしましょう。公立中高のカリキュラムに沿った授業を行う塾では、一貫校の勉強に合う指導は受けられないからです。苦手を克服でき、勉強にやる気が戻ってくれば、自信をもって大学入試に臨むことができますよ。

この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

塾探しの窓口編集部

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