中学生の春期講習におすすめの塾10選｜失敗しない選び方も

進級を控え、1年間のまとめが気になる時期になりました。お子さんの成績状況は、いかがでしょうか。現学年の学習内容に不安がある、苦手教科が顕在化してきたといった場合は、進級前にしっかり復習しておきたいですね。

1年間の総復習や苦手対策には、塾の春期講習がおすすめです。要点を押さえたカリキュラムで、忙しい中学生も効率良く学習できます。

今回は中学生の春期講習におすすめの塾を、全国の塾を知り尽くす「塾探しの窓口」が厳選して“10塾”紹介します。それぞれの特徴をチェックし、お子さんに合う春期講習を見つけるヒントとしてご活用ください。

中学生の春期講習の目的

お子さんに合う春期講習を探す前に、中学生向けに開講される春期講習の目的を押さえましょう。多くの塾は、次の3つの目的で春期講習を実施します。

・学年の総復習
・苦手教科や分野の対策
・受験対策

もっとも重要な目的は、学年の総復習です。中学生はどの学年でも、重要な内容が続出します。「忘れてしまった」「十分に理解できていない」、そんな不安を抱えたままの進級を防ぐため、どの塾も総復習をメニューに組み込みます。新中1向けの春期講習では、小6の学習内容を復習します。

復習と同時進行で、苦手分野の対策に時間を割く塾もあります。新中3向けに、1年後に迫った受験に向けた長期的な学習計画を立て始める場合もあります。

(1) 苦手な教科・分野がある

苦手な教科や分野がある中学生は、春期講習で進級前に対策しておきましょう。

お子さん本人が認識している教科・分野に加え、自覚していない苦手があるかもしれません。定期テストで得点が安定しない教科や、学校の先生から指摘された分野などが、苦手発見のヒントになります。

苦手が分からない場合、塾で相談してみましょう。苦手の発見から、春期講習のメニューに組み込んでもらえる可能性があります。

(2) 効率の良い勉強法を知りたい

「部活と勉強を両立できるやり方を模索している」「成績に直結する勉強法を知りたい」といった中学生にも、春期講習が向いています。

新学年への進級を控えた春期講習では、今後難しくなる学習内容への対応力をつけるべく、正しい勉強法を指導する塾も数多く見られます。新中1には「中学生のノートの取り方」、新中2・3には「隙間時間の活用法」などは、春期講習で指導する学習法の一例です。

(3) 受験に向けた対策を始めたい

「そろそろ受験対策を」と考える新中3生もいるでしょう。受験に向けて良いスタートを切りたい中学生にも、春期講習がおすすめです。

春期講習から受験対策を始めると、1年間をじっくり使った受験勉強が可能になります。時間がかかりやすい基礎力の定着にも落ち着いて取り組め、秋冬からの過去問演習に向かってスムーズに勉強を進められるでしょう。

中学生の春期講習におすすめの塾10選

学習の習熟度や苦手の度合い、また部活をはじめとするスケジュールが一人ひとり異なる中学生には、柔軟に対応できる個別指導塾が向いています。

全国に数多くある個別指導塾から、中学生の春期講習に間違いなくおすすめできる塾を10選、紹介します。

(1) 個別教室のトライ

「必要な学習を、的確に計画してほしい」「理解力に合ったペースで解説してほしい」といった中学生には、個別教室のトライがおすすめです。個別教室のトライは全国に600か所以上の直営教室を展開する、個別指導塾の大手です。

復習が必要な単元や苦手分野は、高度なAI技術を駆使した「AI学力診断」が10分ほどで判定します。判定結果をもとに経験豊富な教育プランナーが、お子さんに本当に必要な学習計画を個別に策定。120万人の指導実績から誕生した「トライ式学習法」により、短期間で理解と定着を実現します。

お近くにトライの校舎がない場合はオンライン指導にも対応しています。月々1万円台の授業料で、完全マンツーマンで「わかる」まで指導を受けられます。オンラインなら移動や送迎の必要がなく、お子さんの予定に合わせて好きな時間に受講することができます。

(2) ナビ個別指導学院

ナビ個別指導学院は褒めて育てる指導を、徹底的に実践する塾です。勉強に自信を失っていたお子さんが、ナビ個別指導学院に通って「勉強が楽しい」と話すようになった、といったエピソードが続々寄せられています。

授業は講師1人に生徒が2人まで。解説をじっくり聞く時間と、集中して演習する時間とのメリハリをつけやすく、集中力を切らさずに取り組めます。地域の中学校に合わせたテスト対策も実施しており、春休み明けのテスト対策にもおすすめです。

教室には、開校時間中は自由に使える自習室も完備しています。

(3) 個別指導スクールIE

講師と生徒の距離が近い個別指導塾では、お子さんと講師の相性が勉強の成果に直結する場合があります。相性の合う講師との出会いを重視するならば、個別指導スクールIEをお試しください。

個別指導スクールIEは、やる気につながる講師選定力に定評があります。初対面の中学生でも性格や個性を正しく把握できるよう、独自の個性診断テスト「ETS」を開発したほどです。「フレンドリーな先生で、勉強が楽しくなった」「本当に親身になってもらった」とのクチコミが続出していることが、何よりの証拠です。

春期講習も、必要な回数を選んで受講できます。部活で忙しくても両立しやすい、と評判です。

(4) トウコベ（東大生によるオンライン個別指導）

「春休みは忙しく、塾の春期講習と予定が合わない」という悩みは、トウコベが解決します。トウコベは自宅で受けられるオンライン指導です。基本的に現役の東大生が指導に当たる点が特徴で、東大に合格したメソッドをあますことなく伝授してもらえます。

授業はすべてマンツーマンで、思考過程や理解度に合わせて最適なペースで学べます。さらに担当講師に、24時間LINEで質問し放題という嬉しいサービスも。学校の宿題も質問でき、わからない点をそのままにせずに済みます。

東大生の指導を、リーズナブルに受けられる点もトウコベが人気の秘密です。勉強も部活も頑張りたい中学生は、ぜひトウコベをお試しください。

(5) 個別指導スタンダード

個別指導スタンダードは、コスパの高さを求めるご家庭に向いています。質の高い指導を低価格で提供しており、講習も通常授業もお得に受講できます。

個別指導スタンダードでは、まず目標を決め、達成までの学習計画をオーダーメイドで作成します。指導で大切にするのは、お子さん自身のやる気。やる気を引き出す指導法を身に付けた講師が、お子さんの学習に主体的に取り組む姿勢を引き出します。

家庭での学習を重視するのも、特徴です。宿題は学習内容の定着と自立学習を促すものと位置づけ、保護者の方も交えて演習力を高めます。

(6) 高校受験ディアロ

「難関校を目指している」「確実に得点できる力をつけたい」、そんな中学生には高校受験ディアロをおすすめします。高校受験ディアロはアウトプットを重視しており、生徒自身の考える力や表現する力を養成します。

従来の塾でよく見る「講師が解説する」時間は、ディアロでは見られません。内容を解説するのは、生徒自身です。講師相手に伝える時間をたっぷりとることで、受け身の学習姿勢がなくなり、主体的に思考するようになります。

大学受験まで生きる学び力を伸ばす「ディアロの対話式トレーニング®」、ぜひ一度お試しください。

(7) 中高一貫校専門 個別指導塾WAYS

中高一貫校生は、塾選びに苦労していないでしょうか。授業進度が公立中学と異なるため、一般の塾では物足りなさを感じる人もいるようです。

そんなときは、中高一貫校専門 個別指導塾WAYSをお試しください。中高一貫校の進度や教科書、さらに一貫校特有の悩みに即した指導を提供する塾です。

特徴的な点は、宿題がなく指導時間内ですべての学習を完結できるカリキュラムです。必要な学習に塾でしっかり取り組むことで、一貫校の難しい定期テストでも結果を出しています。

勉強をできるようにする学習法の指導も受けられます。「どうすれば結果が出るか」を徹底的に考え身に付けさせる指導法は、他にはない個別指導塾WAYSの特長です。

(8) TOMAS

TOMASは、完全マンツーマン指導を実践する進学塾です。仕切られたブースと専用のホワイトボードを使い、自分のためだけの授業を受けられます。ハイレベル層に人気の塾で、難関高への合格者も多数輩出しています。

定期テスト対策から一貫校の内部進学対策、他の進学塾のサポートなど、どのような目的にも対応できる点も強みです。「春期講習で何を勉強すれば良いかわからない」との悩みにも、丁寧に対応してもらえます。

(9) 湘南ゼミナール

湘南ゼミナールは、関東を中心に校舎展開する進学塾です。個別指導クラスのほかに集団指導クラスも設置しており、目標や志向に合わせて選択できます。

湘南ゼミナールは神奈川県立横浜翠嵐高校をはじめ、難関国私立高校への合格実績に定評があります。合格に必要な力を逆算して養成する、独自の「湘ゼミ合格逆算カリキュラム」は、着実に実力が伸びると評判です。

(10) Z会の教室

通信教育大手であるZ会の指導を、対面で受けられるのがZ会の教室です。授業は少人数クラスと個別指導から選択できます。通信教育の紙面やタブレット上では解決できない疑問も、すぐに講師に質問できる点がメリットです。

お近くにZ会の教室がない場合は、オンライン授業をお試しください。映像授業と個別指導の2つのスタイルで授業が展開され、自分のペースに合わせて受講できます。

(1) スケジュール：全日程受講可能か

まず、各塾の春期講習のパンフレットを集め、スケジュールをチェックします。春休みの部活やイベント、家庭の予定とできるだけ重ならない春期講習が望ましいでしょう。

塾への送迎が必要な場合は、親御さんの予定も見ておく必要があります。

どうしても通えない日程がある場合、講習授業の振替ができるか塾に問い合わせます。講習の授業が振替できるかどうかは、塾によって異なります。

(2) 指導内容：克服したい内容に合っているか

続いては、春期講習案内の指導内容を見ます。お子さんが春期講習を受ける目的は、何でしょうか。復習や苦手克服、受験対策など、塾によって春期講習の目的はさまざまです。お子さんが伸ばしたい力と合致している春期講習を選ぶと、実り多い春期講習になります。

春期講習の指導内容は、塾のパンフレットやホームページに書かれています。

(3) 費用：必要な総額と継続通塾の場合の金額

春期講習に総額いくら必要か、塾ごとに算出して比較しましょう。

春期講習は「初めての方に限り無料」といったキャンペーンを打ち出す塾も、多数あります。ただし「無料」になる範囲をよく確認してください。全額無料という塾もあれば、指導料は無料だが教材費が別途かかる、といったケースもあります。

新学期からの継続的な通塾を検討している場合は、入塾と通常授業にかかる費用も、あわせて確認しておきましょう。

(4) 立地：通塾の安全性や通塾手段

塾の立地は、どうでしょうか。自宅から塾まで、安全に通える場所にある塾を選びましょう。

塾の周辺環境に詳しくない場合は、お子さんと一緒に一度行ってみるのも良い方法です。

通塾手段も検討しましょう。送迎の場合は、車を止める場所があると安心です。公共交通機関を利用する人は、必要な交通費も確認しておきます。

(5) 友だち：通っている友だちの有無

友達がいれば、初めての場所での緊張が和らぎ、リラックスして講習授業を受けられると期待できます。塾に「友達紹介制度」があれば、春期講習をお得に受講できるかもしれません。

一方で、友達の存在は勉強の阻害要因にもなります。おしゃべりをしてしまいそう、遊んでしまいそうという懸念があれば、あえて友達がいない塾を選ぶ方がベターです。

まとめ

中学生の春期講習は、現学年の復習や苦手克服、受験対策のスタートを目的に実施されます。効率的な勉強法から指導してくれる塾も多く、勉強のやり方を見直す良い機会にもなります。

立地や指導内容、費用など、総合的に比較し、受ける春期講習を選定しましょう。

お近くにある評判の良い塾を探すには「塾探しの窓口」をご利用ください。お住まいの地域と学年を入力するだけで、実際に通った人からのクチコミ評価が高い塾を簡単に探せます。さらに塾に一括で資料請求や体験授業の申し込みもできます。

塾探しの窓口を利用してお子さんに合う良い春期講習を見つけ、今年の春休みを充実した時間にしましょう。

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