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中学生は塾に行くべき?通塾の実態やメリット、選び方を解説

中学生になった途端、塾に行くのが当たり前という雰囲気になることがあります。「〇〇くん、塾に行き始めたらしい」と耳にする機会も増えるでしょう。「うちも塾に行くべき?」というお悩みは、編集部にもよく寄せられます。
この記事では、なぜ塾に通うのかという通塾目的から、塾のメリットや心配事、通うとしたらどんな塾がおすすめかなどを解説します。
(1) 中学生の通塾率
中学生の通塾率を、平成30年(2018年)に文部科学省が実施した調査から算出しました。公立中・私立中に分けて、通塾率を見てみましょう。
◎ 中学生の通塾率
公立中学生 | 私立中学生 | |
中1生 | 58.7% | 55.6% |
中2生 | 68.7% | 62.8% |
中3生 | 79.8% | 62.6% |
平均 | 69.3% | 60.3% |
※参考:文部科学省『子供の学習費調査』平成30年
上記の通塾率は、調査対象のうち、1年間で「学習塾費」を支出した家庭の割合を示しています。同じ調査では、「家庭教師」への支出があった家庭の割合も公開しています。参考までに見てみましょう。
◎ 中学生の家庭教師率
公立中学 | 私立中学 | |
中1生 | 28.4% | 23.2% |
中2生 | 26.1% | 24.9 |
中3生 | 21.3% | 18.1% |
平均 | 25.2% | 22.1% |
※参考:文部科学省『子供の学習費調査』平成30年
塾と家庭教師を併用しているご家庭もあると思われますが、いずれにせよ中学生の7~8割は何らかの学校外の教育サービスを利用していることが分かります。
(3) 塾に行くかどうかは、ご家庭の判断でOK!
塾を検討するにあたり、「塾=義務ではない」ことは押さえておきましょう。塾に通ったからといって、成績向上が保証されるわけではありません。お子さんに塾が必要かどうかは、ご家庭の判断次第です。お子さんの様子をよく見て、冷静に考えましょう。
ただし、受験で失敗したくないという思いから、保険に近い意味合いで通塾を選ぶご家庭も少なくないのも事実です。
(3) 費用がかかる
費用も気になるポイントですよね。塾の形態や規模、講師の数などによって相場に幅はありますが、およその目安を見てみましょう。
◎ 中学生の塾の費用相場(月額)
集団指導塾 | 20,000~50,000円 |
個別指導塾 | 20,000~60,000円 |
オンライン塾 | 10,000~30,000円 |
※ このほかに教材費や季節講習費、管理費などがかかります。
近年は、安さと品質を両立させた教育サービスも数多く出てきました。オンライン塾は、その代表例でしょう。どの塾・サービスにも一長一短はあります。お子さんの目標や性格を踏まえ、合いそうなものを試してみるのがおすすめです。
また、お子さんと学力や性格が合わない塾に通ってしまったことで成績が上がらなければ、お子さんの入試までの貴重な時間だけでなく、お金も無駄になってしまいます。塾選びで失敗することのないように、中学生の塾の選び方で大切なポイントを以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。


まとめ
中学生は塾に行くべきなのか、判断基準やメリット、事前に考えたいポイントなどを解説してきました。
塾は「みんな行っているから」という理由で通っても、成果は出にくいものです。ハッキリとした目的意識と努力があって、はじめて成績につながります。塾では成績を上げやすい勉強法や演習のコツを教えてくれますから、最短距離で目標を達成したい時には頼りになる存在です。
塾に行くべきか迷ったら、お近くの塾の体験授業に行ってみましょう。校舎の様子を見ることで、初めてわかることもあるものです。3~4つの塾を比較すると、お子さんに合いそうな塾はどれかわかってきます。その時点で改めて、「塾に行くべきか」を判断すれば良いのです。
さっそく、「塾探しの窓口」を使って、お近くの塾を探してみましょう。体験授業や校舎見学も一括で申し込みできます。お住まいの地域とお子さんの学年を、下のタブから入れてみてくださいね。