【小学生】春期講習の選び方を解説！春休みは勉強のチャンス

もうすぐ春休み。お子さんの勉強の様子はどうでしょうか？

学年の終わりに1年間を振り返っておくことは、新学年のスタートを良いものにするためにもとても大切です。

今回は春休みの勉強に注目！小学生の春期講習の選び方や、費用の相場、塾のタイプ別メリット・デメリットを解説します。今年はもったいない春休みにしないためにも、最後までぜひ読んでみてください。

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(1) じっくり勉強に向き合う時間がとれるから

春休みは落ち着いて勉強に取り組みやすいというのが、理由の1つ目です。

冬休みは期間が短く、夏休みはイベントや誘惑が盛りだくさんで、お子さんも勉強に気が向きにくいのではないでしょうか？

一方、春休みは大きな予定も少なく、お子さんが家にいる時間も長いというご家庭が多いはず。また夏休みほどではなくても、まとまった期間があるという点も見逃せません。

空いた時間を少しでも勉強に向けてみましょう。かなりの量に取り組めて、びっくりしますよ。

(2) 学び残しや苦手を克服できるから

春休みは学年の振り返り学習ができる点もポイントです。

夏や冬は授業が進んでいる最中なので、目先の勉強が気になりがち。苦手な単元があっても、復習に気持ちが向きにくいのは仕方ないことです。

学年の学習が一通り完了した春休みなら、お子さんの「できる単元／できない単元」を見極め、集中的に克服しやすいのも春休みの勉強がおすすめの理由です。

(3) 先取り学習など、意欲を持って取り組みやすい時期だから

春休みは「お子さんがやる気になりやすい」時期だと知っていますか？

進級や進学を控えたワクワク感が、意欲を湧き起こさせるのです。春休みは、この高揚感をうまく利用しましょう。

意欲を刺激するために、先取り学習もおすすめ。周りはまだやっていない勉強を自分はしている、というのはプライドをくすぐり、次のやる気につながります。

進級前の春休みだからこそできる、勉強への導き方ですね。

(4) 勉強の「正しい習慣」がつけやすいから

春休みは勉強習慣の改善にもピッタリの時期です。時間が確保しやすいこと、新学年への期待感を利用し、日頃の取り組みを見直してみましょう。

この時期は、塾でも「正しい勉強習慣指導」を行っているところが数多くあります。塾に通い、普段と違った環境で勉強に向き合うのも、お子さんにとって新しい刺激となるに違いありません。

(5) 中学受験に向けて体系的な準備を始められるから

中学受験を予定している場合は、春休みを機に対策を始めるのがおすすめです。

多くの中学受験塾では、春休みから1年間のカリキュラムがはじまります。これは入試本番である2月に間に合うように、逆算で計画を立てるからですね。

既習範囲を復習し、受験に向けた勉強を計画的にスタートさせる春休みにしましょう。

目的別！小学生におすすめの春期講習スタイル

春休みには、ほぼすべての塾が「春期講習」を行います。

しかし塾や指導スタイルによって、指導内容はさまざま。「うちの子に合うのは、どんな春期講習かしら」と迷ってしまいますよね。

ここからは小学生の目的別に、おすすめの春期講習スタイルを紹介します。

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(1) 「学校の授業に合わせて勉強したい」場合

中学受験の予定がなく、学校の勉強を頑張りたい！というお子さんに合うのは、復習を重視した春期講習です。多くの塾が、このスタイルで春期講習を行っています。

集団指導塾は、授業で1年間の重要ポイントを全体的に振り返り、宿題で定着をはかるところが多め。個別指導塾の場合は、お子さんの苦手単元をピンポイントで重点的に指導する形式が多く見られます。

(2) 「中学受験に向けて対策したい」場合

中学受験を予定しているお子さんには、中学受験専門塾での春期講習がおすすめです。志望校のレベルによっては学校の授業内容を超える内容が出されることもあり、志望校に合わせて戦略的に勉強していく必要があるからです。

中学受験専門塾の中には、春期講習から志望校や習熟度によってクラスを編成するところや、中学受験の相談会や説明会に力を入れる塾も見られます。

集団指導塾と個別指導塾、それぞれの春期講習メリット・デメリット

小学生向けの塾には、集団指導塾と個別指導塾の2タイプがあります。お子さんにピッタリの春期講習を受けられるのは、どちらの塾でしょうか。

集団指導塾と個別指導塾、それぞれのメリットとデメリット分析してみましょう。

(1) 集団指導塾の春期講習 メリット・デメリット

集団指導塾とは、1人の講師がクラス全体に向けて授業を行い、子どもたちは同じ進度で勉強する、学校のようなスタイルの塾をいいます。

集団指導塾で春期講習を受けるメリットには、

周囲との競争心が育ちやすい

広い範囲を一気に復習しやすい

費用が割安

というものが挙げられます。

大人数で勉強するからこそ、集団の中での自分の位置を自覚しやすく、競争心が芽生えて予想以上に頑張るお子さんも大勢います。

一方、デメリットは、

自分のペースで勉強を進められない

わからなくても進んでしまう

という点でしょう。

ご家庭では逐次、講習授業の進捗を確認し、理解不足の箇所があったら復習させたり、問題演習をさせたりとサポートが必要になるかもしれません。

(2) 個別指導塾の春期講習 メリット・デメリット

個別指導塾とは、生徒1～3人程度に講師が1人つき、一人ひとり個別のメニューをそれぞれの進度で進めるスタイルの塾のことです。

講師と生徒が1対1なら「先生が付きっ切り」、講師1人に生徒が2～3人なら「巡回指導」ということになります。

個別指導で春期講習を受けるメリットには、

自分のペースで勉強できる

分からない点はすぐに質問できる

1つの単元にじっくり取り組むこともできる

というものが挙げられます。

勉強計画も内容もペースも、すべてお子さんに合わせられるのが個別指導塾最大のメリット。講師が近くにいるため、気後れして質問できないというお子さんにも向いています。

一方、デメリットは、

広い範囲の総復習には不向き

費用が割高

という点でしょう。

一つひとつの学習をお子さんのペースに合わせて進めるため、「1年分」「全教科」など広い範囲を一気に復習する勉強には不向き。

また費用は「授業の回数（コマ数）」で決まるため、何教科も受講し授業回数が増えると、それだけ費用がかさむ点も押さえておきましょう。

(3) お子さんの希望や個性に合わせて最適を選ぶのが◎

集団指導塾も個別指導塾も、それぞれメリット・デメリットがあります。

大切なのは「お子さんが春期講習を受ける目的は何か」「目的を達成できる最適な塾はどこか」という視点を忘れないことです。

親の目から見て「良い塾、お得な塾」と、子どもが感じる「好きな塾」は異なることも多いもの。実際に通うのはお子さん本人だということを念頭に、お子さんの希望や個性に合わせて最適な塾を選んであげてください。

後ほど、お子さんにピッタリの塾を見つけるチェックポイントも紹介しています。あわせてご覧ください。

小学生の春期講習はいくらかかる？費用の相場を解説

お子さんと塾の相性以外にも、春期講習を受ける際に気になるのが「費用」ですよね。

集団指導塾、個別指導塾、中学受験専門塾に分けて、春期講習の相場を解説します。

(1) 集団指導塾の場合

集団指導塾の春期講習は「1～3万円」というところが多いようです。受講科目数によっても費用は変動します。指導料のほかに教材費がかかる場合もあります。

(2) 個別指導塾の場合

個別指導塾は「1コマあたりの指導料×受講コマ数」で費用を算出します。授業回数は規定回数が決まっている塾と、相談して決定する塾とがあります。また教材費が別途必要になることもあります。

(3) 中学受験専門塾の場合

中学受験専門塾では、受験学年になる新小6は費用が上がることが多いようです。受講科目やクラスのレベルで費用が変わる場合もあります。

勉強会や合宿などがある塾では、参加費が別途必要になることもあります。

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お子さんに合う春期講習を見つけるチェックポイント

せっかくの春期講習です、お子さんが楽しく前向きに取り組める塾を見つけたいですよね。

ここからはお子さんにピッタリな塾を見極めるチェックポイントを見ていきましょう。全部で5つあります。

(1) 授業内容が希望に合うか？

まずは大事な「授業内容」からチェックしましょう。

先にお伝えしたように、春期講習は「学校の勉強に合わせて復習を中心に行う」場合と、「中学受験に向けて計画的に勉強を進める」場合とがあります。お子さんの希望やご家庭の方針に合わせて選びましょう。

「学校の勉強に合わせる」といっても、教科書準拠の教材を使うのか、塾オリジナル教材を使うのかという違いもあります。また授業の難易度、ペース、宿題の量も気になりますよね。

指導内容の細かな点については、塾に直接問い合わせるのが確実です。こんなはずじゃなかった、と後悔をしないためにも、事前の情報収集は遠慮なく行いましょう。

(2) 指導スタイルが希望に合うか？

集団指導と個別指導、どちらが合っていそうか、という点もよく検討しましょう。

競争心が強い、仲間とワイワイするのが好き、積極的に挙手できるタイプのお子さんは、集団指導塾の方がイキイキと勉強できるかもしれませんね。

ただし友達がいると、おしゃべりの原因になることも。親しい友達が通っているかどうかもチェックしておくと良いでしょう。

落ち着いて取り組みたい、特定単元をじっくり勉強したいといったお子さんは、個別指導塾が向いています。

ただ、人見知りがある、遠慮がちな性格だという場合、質問に臆してしまうことも考えられます。理解度を丁寧に見てくれる講師を希望してみてください。

(3) 講師との相性、講師の交代は可能？

講師との相性も大切です。物事を主観で判断する小学生は、「先生が嫌い」だと、そのまま「その教科が嫌い」「勉強が嫌い」となりやすいからです。

春期講習はどんな先生が担当するのか、塾に尋ねてみるのがおすすめです。

また、授業開始後に相性が合わないと分かった場合の対応も確認しておきましょう。

個別指導塾は講師の交代が・集団授業塾は別のクラスに移動が可能か、と聞いてみてください。講師交代やクラス変更は回数の上限が決まっていたり、手数料がかかったりする場合もあるので、あわせて確認しておきます。

(4) お子さんが安全に通える立地か？

塾は「お子さんが自力で安全に通える場所にあるか」も要チェックです。

お子さんは春休みでも、親御さんの仕事が休みとは限りません。春期講習は平日の日中に授業が行われることも多く、送迎できないことも考えられます。お子さんが自力で安全に通えるかは、最重要ともいえる条件です。

また新学期以降も続けて通う可能性も想定し、学校との位置関係も見ておくとより安心です。学校が始まれば、学校帰りに塾に立ち寄ることも考えられますからね。

(5) 中学や高校、大学の合格実績は？

中学受験を考えて春期講習に通う場合は、その塾の「合格実績」も見ておきましょう。

志望中学の合格者はどれくらいか、高校や大学の合格実績はどうかといった点です。合格実績が高ければお子さんも確実に合格できる、という保証があるわけではありません。

しかし、指導力がなければ高い合格実績を維持できないのも事実です。

塾の指導力やカリキュラムの精度をはかるために、合格実績を参考にしてみてください。合格実績は、少なくとも過去3年分、可能なら5～7年分を見せてもらうと、その塾が得意な傾向が分かりますよ。

(6) お子さんにピッタリの春期講習が見つかる！「塾探しの窓口」

お子さんにピッタリの春期講習を見極めるポイントが分かっても、塾の数は多く、絞り込むのも一苦労……。

そんな時は、ぜひ「塾探しの窓口」を利用してください。目的や希望をチェックするだけで、ピッタリの塾を簡単に探せます。気になる塾には一括で資料請求も可能、もちろん無料で使えます。

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まとめ

春期講習は、実は塾にとっても1年で最も生徒募集に力が入る時期です。1人でも多くの生徒に来てほしい塾側は、春期講習の内容に工夫を凝らし、さまざまなキャンペーンでお得を競います。

でも、「お得」だけを見て塾を選んでも、お子さんに合う塾に出会えるとは限りません。

1年を振り返り、新学年に備える大切な勉強チャンスである春休み。最大限に活用できるよう、記事を参考に最適な塾と春期講習を見つけてくださいね。

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