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【中学英語】be動詞とは?意味と例文、使い方、一般動詞との違いを解説
be動詞は基本的な単語の一つですが、主語の「状態」や「性質」を表現する非常に重要な役割を担っています。
この記事ではbe動詞の主語によって変化する形、意味、否定文や疑問文での使い方などについて詳しく解説します。
be動詞とは
最初に、be動詞を学ぶ際に知っておきたい、基本的な知識を解説します。
be動詞の役割
be動詞は、「〜です」と訳しましょう、と小学校などで教えられた人も多いのではないでしょうか。小学校や中学1年で習う英文ではその覚え方でも問題ないかもしれません。
しかし、be動詞にはさらに多くの意味・用法があります。どんな文でも「be動詞だから、~ですという意味だな」と丸暗記していると、困ってしまうことになります。
とはいえ、中学生のうちは難しく考える必要はありません。特に英語を学び始めた中1では、以下の3つだけ覚えておけば大丈夫です。後の章で詳しく解説します。
②主語の状況や状態を説明する(~です、~である)
③存在を表す(~に居る、~が居る)
be動詞の変化
be動詞は、「主語」によって変化します。
また、be動詞は文の中で時制の役割も果たすため、現在形、過去形、未来形の文の中でそれぞれ異なる形が使われます(以下の表を参照してください)。
このbe動詞の変化は、中学英語で最初の山場と感じる生徒も多いようです。書いて、声に出して、繰り返して覚えましょう。
主語 | be動詞 (現在形) | be動詞 (過去形) | |
一人称(単数) | I | am | was |
二人称(単数) | you | are | were |
三人称(単数) | he/she/it など | is | was |
一人称(複数) | we | are | were |
二人称(複数) | you | are | were |
三人称(複数) | they など | are | were |
中2以降に学ぶ「受動態」「完了形」では、「過去分詞」という形も覚えますが、be動詞の過去分詞はすべて”been”となります。
be動詞の基本的な3つの意味と例文
ここではbe動詞の基本的な意味を、例文を用いて解説します。
①主語と補語がイコールであると示す
②主語の状況・状態を表す
③主語の存在を表す
これら以外の意味、使い方、構文についてはさらに後の章で紹介しています。
be動詞の意味①:主語と補語がイコールであると示す
(例文)
He is my teacher.
I am Mary.
Heとmy teacher、IとMaryは、「=(イコール)」の関係です。be動詞を挟んで同じものを別の言葉で説明していますね。「天秤の中心がbe動詞、左右の皿に主語と補語(この場合はmy teacher、Mary)が乗って、釣り合っている」とイメージしましょう。
第1文型 S+V
★第2文型 S+V+C ←中学英語で学ぶ基本のbe動詞の文型
第3文型 S+V+O
第4文型 S+V+O+O
第5文型 S+V+O+C
※それぞれ、以下の単語の頭文字となっています(中学で覚える必要はありません)
S(subject):主語
V(verb):動詞
O(object):目的語
C(complement):補語
be動詞の意味②:主語の状況・状態を表す
(例文)
She is happy.(彼女は幸せです。)
I am tired.(私は疲れている。)
she の状態が「happyである」と説明しています。be動詞の後ろに形容詞が置かれるパターンです。この文では、2番目のように「〜です」と訳しづらいことがあります。
be動詞の意味③:主語の存在を表す
(例文)
Where is he? — He is in the garden.(「彼はどこにいますか?」「彼は庭にいます。」)
Where is Kyushu? — It’s in southern Japan.(「九州はどこにありますか?」「日本の南の方にあります。」)
この文では、be動詞は、「居る」「存在する」という意味で、動詞と同じ使い方になっています。「彼は庭にいます。」となります。
なおこの文の文型は、「主語+動詞」の第1文型です(前置詞句は文の成分にならないため)。
be動詞の平叙文(肯定文)・否定文・疑問文の作り方
ここでは、be動詞を使った基本的な文(第1文型、第2文型)を、否定文・疑問文にします。語順をしっかり覚えてくださいね。
be動詞の否定文・疑問文のルール
いわゆる普通の文を、英語で平叙文(または肯定文)といいます。be動詞の文では、基本的にbe動詞の後ろにnotをつければ否定文、主語と入れ替えれば疑問文になります。
平叙文:He is sick.(彼は病気だ。)
これを否定文と疑問文にすると、以下のようになります。
否定文:He isn’t(=is not) sick.(彼は病気ではない。)
疑問文:Is he sick?(彼は病気ですか?)
be動詞のその他の意味
・(イベントなどが)起きる、ある、行われる
(例文)
The graduation ceremony was last week.(先週、卒業式がありました。)
日本語だと「存在」と同じく「ある」なのですが、この文では「出来事が起きた」という意味で使われています。
・生きる、生存している
To be, or not to be: that is the question.(生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。)
シェイクスピアの『ハムレット』の有名なセリフです。「生きている」という意味になっています。
なお、上記例文のtoは不定詞です。不定詞については以下の記事を参考にしてください。
be動詞の構文:進行形・命令形・受動態
・進行形をつくる(★難易度易~中)
be動詞は、後ろに「動詞+ing」が置かれる構文で、「~している」という進行形の意味になります。このとき、be動詞自体を無理に「~です」などのように日本語に訳す必要はありません。
(例文)
They are doing today’s homework in the library.(彼らは図書館で今日の宿題をやっている。)
They were playing tennis at that time.(彼らはその時テニスをしていた。)
また、進行形と同じ形で、「近い未来の予定」を表すこともあります。(難易度高め)
(例文)
I am coming to see you again.(あなたに会うために、また来るつもりだよ。)
・命令形をつくる(★難易度易~中)
命令形では、主語がありません。動詞から文が始まります。状態を命令する文では「Be動詞+形容詞…」となります。
(例文)Be careful.(気をつけなさい)
・受動態をつくる(★★難易度中~高)
be動詞は、後ろに「動詞の過去分詞」が置かれる構文で、「~される」という受動態(受け身)の文を作ります。進行形と同じく、be動詞自体の日本語の意味は表面に出てきません。
(例文1)
The picture was drawn by a famous artist.(その絵は、ある有名な画家によって描かれた。)
drawnは、「絵を描く」という意味のdrawの過去分詞形です(中2後半以降に習います)。受動態の文は過去分詞を覚えないと手も足も出ないので、ぜひしっかり覚えてください。
・be動詞の後ろにto不定詞=「予定」「義務」などを表す(★★★難易度高)
「be動詞+to不定詞」で、近い予定や義務、「~できる」という意味を表します。文章の前後関係で訳し方を考えましょう。
この用法は、中3以降の長文読解で出てくるかもしれないぐらいのレベルです。そのため、最難関高校を受験するつもりの生徒さんは覚えておくとよいでしょう。be動詞自体の意味を訳す必要はありません。「be動詞+to不定詞」のまとまりで覚えましょう。
・「予定」の例文
I am to meet him at p.m.8.(私は午後8時に彼と会う予定になっている。)
・「義務」の例文
I am to inform you that the meeting was canceled.(そのミーティングはキャンセルされたことをお知らせしなければなりません。)
練習問題
今回の内容のまとめとして、be動詞の問題を解いてみましょう。
【問題】 (1)問題文の指示のとおりに書き換えなさい。 ①There is an apple.(appleを複数形に) ②He is sad.(否定文に) ③This is a big city in our prefecture.(疑問文に) ④This house is built by Jack.(過去形に) ⑤It is cold this morning.(疑問文+過去形に。this morningはyesterday morningにする) (2)正しい形でbe動詞を入れなさい。 ⑥( )your grandfather and grandmother at home today? ⑦Mary ( ) still at school two hours ago. |
【解答】 ①There is an apple.(appleを複数形に) →There are apples. ②He is sad.(否定文に) →He is not(isn’t) sad. ③This is a big city in our prefecture.(疑問文に) →Is this a big city in our prefecture? ④This house is built by Jack.(過去形に) →This house was built by Jack. ⑤It is cold this morning.(疑問文+過去形に。this morningはyesterday morningにする) →Was it cold yesterday morning? (2)正しい形でbe動詞を入れなさい。 ⑥( )your grandfather and grandmother at home today? →Are your grandfather and grandmother at home today? ※下線部が主語=複数形で、today=現在のため、areになる。文頭のため最初は大文字にする。 ⑦Mary ( ) still at school two hours ago. →Mary was still at school two hours ago. ※メアリーは2時間前にまだ学校にいた。 |
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まとめ
中学英語で学ぶ、be動詞の基本について解説しました。
be動詞は最初に学ぶ動詞であり、中学で学ぶ文型や意味はそれほど難しくありません。そのため分からないところをそのままにしてしまう生徒もいます。英語では、基本的な単語ほどさまざまな変化や使い方のバリエーションがあるため、「be動詞なんて、簡単」と安易に考えず、復習をきちんと行いましょう。
be動詞の問題は、問題集を繰り返し解いて、問題パターンをたくさんインプットすることが得意になるためのコツです。英語自体に苦手意識がある場合は、塾通いも検討してみてください。英語が苦手な中学生は多く、英語だけ塾に通っているという生徒も少なくありません。自分一人で悩んでいるより、プロの手を借りて効率よく勉強してください。
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