【中学生】塾の比較ポイントを解説!目標に合う塾の選び方も

2022.06.10
最終更新日 2022.06.10
【中学生】塾の比較ポイントを解説!目標に合う塾の選び方も

「塾を探したいけど、どの塾が子どもに合うか分からない」「塾それぞれの違いが分からない」という悩みをお持ちでしょうか。部活や高校受験など、人生の大事なテーマが目白押しの中学生、塾探しでは塾ごとの特徴をよく比較し、目標まで最短距離で導いてくれる塾を見極める姿勢が大切です。

本記事では、中学生向けの塾の比較ポイントを解説します。学習目的や指導形態、費用など、必ず比べたい観点を網羅しました。ぜひ最後まで読み、お子さんに合う塾の見つけ方を知ってくださいね。

中学生向けの塾を「目的」から比較

叶えたい目標や学習目的によって、塾は4つに分けられる
叶えたい目標や学習目的によって、塾は4つに分けられる

中学生向けの塾は、学習の目的によって4つに大別できます。目的が異なれば、目指すゴールも変わるもの。お子さんの学習目的は何か、それに合う塾はどれか、塾の主なタイプ4つを比較しながら見つけてみましょう。

(1) 難関校・第一志望校合格を目指す「進学塾」

進学塾とは、高校受験を軸とした指導を行う塾のことです。特に難関校や第一志望校への合格を目標に掲げる塾を、その他の塾と区別して進学塾と呼ぶこともあります。ハイレベルな指導を得意とし、学校を先取りするペースで授業を進める塾もあります。

次に解説する補習塾でも高校受験対策は可能ですが、進学塾はカリキュラムそのものが受験から逆算して立てられている点が特徴です。

(2) 学校の授業を理解するための「補習塾」

補習塾とは、学校の勉強がよく理解できるように対策してくれる塾をいいます。定期テスト対策に力を入れている塾が多いのも特徴です。学習の進度も学校に合わせて進み、宿題を見てくれる塾もあります。

補習塾は、学校推薦自己推薦型入試で高校を受験したい場合にも向いています。推薦入試で重視される「内申書」は、定期テストの成績や普段の授業態度によって決まるからです。

(3) さまざまな目的に対応する「総合塾」

幅広いニーズに対応できるクラス・コースを持つ塾を総合塾といいます。受験特化クラスや補習クラス、中高一貫生クラスなど、複数のクラスを持っていることが特徴です。

総合塾は、途中で目標が変わってもクラスを替えれば対応できます。そのため「受験もテストも頑張りたい」「目標は未定だけど、塾を始めたい」という中学生にも向いているでしょう。

(4) 特化した学習ができる「専門塾」

専門塾とは、特定の科目やスキルを伸ばす指導が受けられる塾のことです。英語力に特化した「英語塾」や、数検合格を目指す「数学塾」などがイメージしやすいでしょう。また特定の学校の生徒だけを対象とする塾もあります。

帰国子女や数検保持者、大学教員経験者など、その道のプロが講師を務める塾が多いのも、専門塾の特徴です。ただし、科目やスキルを伸ばすことが指導のメインなので、テスト対策や高校受験対策は対応しないことも多いようです。

中学生向けの塾を「指導形態」で比較

1対1から集団授業、オンラインまで。塾の指導形態も多彩
1対1から集団授業、オンラインまで。塾の指導形態も多彩

中学生向けの塾を指導形態で比べてみましょう。集団指導や個別指導といった一般的な形態はもちろん、自立学習塾やオンライン塾もご紹介します。

(1) 集団指導塾

集団指導塾とは、学校の授業のように「大人数に向けて一斉に授業する」塾のことです。クラス人数は15~30人程度が多いのですが、人気塾・人気講師の授業になると、もっと大人数が受講する光景も見られます。

集団授業の特徴は、講師の熱気が生徒にも伝わりやすい点です。講師の熱意に引き込まれ、勉強に意欲がわくというのもよくあること。また年間のカリキュラムに従って一定のペースで授業が進むため、教科全体をまんべんなく学習したい生徒にも向いています。

(2) 個別指導塾

個別指導塾とは、生徒一人ひとりに合った授業の進め方ができる塾のことです。講師1人に生徒が1~3人という組み合わせが多く、自分の指導時間中は講師と1対1になります。講師が他の生徒の巡回中は、問題演習などを進めます。

講師がすぐ隣にいる点が、集団授業との違いです。講師との距離が近いため、質問や相談がしやすいのも特徴でしょう。学習計画も自分に合わせてもらえるので、苦手克服やさかのぼり学習にも向いています。

(3) ハイブリッド塾

「集団と個別」「映像と個別」など、複数の指導形態を組み合わせた塾がハイブリッド塾です。集団や映像の授業で全体を解説し、問題演習や質問は個別で進めるといった具合に、指導形態ごとの利点が組み合わさっています。

ただ中学生向けには、まだ普及しているとはいえない点が難点です。ハイブリッド塾を希望しても、通えるエリアにないことも考えられます。オンライン対応している塾もあるので、問い合わせてみると良いでしょう。

(4) 自立学習塾

自立学習塾とは、授業よりも問題演習や進捗管理によって成績向上を目指す塾のことです。学習計画も生徒自身が立てるため、目標と現状を埋める戦略的思考力が育つことも期待されています。講師は学習相談や質問に対応するのが役割です。

ただし、授業がないことがネックになることもあります。全体を理解する際は、やはり解説が必要だからです。苦手教科は参考書では解決できないこともあり、映像授業や講師の個別解説に頼らざるを得ないこともあるようです。

(5) オンライン塾

オンライン塾とは、パソコンやタブレットなどを通じて指導する塾のことです。講師と生徒が1対1の家庭教師スタイルが代表的ですが、ライブ授業を配信したり、録画された映像授業で勉強したりと、さまざまなタイプの塾が生まれています。

オンライン塾は、デバイスとインターネット環境があれば、どこでも授業を受けられる点が特徴です。受講する時間帯も融通が利きやすいため、部活や他の習い事とも両立しやすい点でも人気を集めています。

中学生向けの塾を「月謝」で比較

中学生向けの塾は、指導形態によって月謝に差が生まれる
中学生向けの塾は、指導形態によって月謝に差が生まれる

中学生の塾を、費用の面から比較してみましょう。毎月の月謝と、その他の費用とに分けて解説します。

(1) 月謝の相場

指導形態によって、中学生の月謝相場をまとめました。月謝は学年や受講科目、授業回数、講師ランクなどさまざまな理由で変動します。一つの目安としてご覧ください。

◎中学生向け塾の月謝相場(月額)

集団指導塾20,000~50,000円
個別指導塾20,000~60,000円
ハイブリッド塾10,000~25,000円
自立学習塾15,000~30,000円
オンライン塾10,000~30,000円

(2) 月謝以外にかかる費用

多くの塾で必要な、月謝以外の費用項目は次の通りです。

  • 入会金

入会時のみ必要で、相場は2~3万円。紹介入塾などの割引がある塾も。

  • 教材費

市販教材、オリジナル教材などがある。月額2,000~3,000円ほど。

  • 季節講習費

春夏冬の長期休みに行う講習の費用。受講必須とする塾もある。

  • 管理費

授業や講師、施設の管理のための費用。月額1,000円程度。

  • 模試代

高校受験模試などを受ける費用。塾によって要不要が異なる。

中学生向けの塾の費用の相場は、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。

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中学生が塾を選ぶ際の比較手順

忙しい中学生ほど「なぜ通うのか」という目的をよく考えよう
忙しい中学生ほど「なぜ通うのか」という目的をよく考えよう

塾の比較は、お子さんの現状と目標、塾に通う目的という視点から考えるとスムーズです。中学生のための、塾選びの手順について解説します。

(1) 学校の授業はよく理解できているか

はじめに、学校の授業はきちんと理解できているか確認してください。「授業が理解できていないようだ」「教科によって理解度に差がある」といった場合は、補習塾が向いているでしょう。

定期テストも高校受験も、学校の授業が土台です。授業がわからないと、意欲も自信もなくなってしまいます。補習塾でサポートを受け、授業を理解できるようになることを目指しましょう。さかのぼり学習が必要なら、個別指導塾もおすすめです。

(2) 定期テストは目標点を突破できているか

定期テストで目標を達成できない場合、テスト対策が充実している塾を選びましょう。塾のホームページから、定期テスト対策のメニューを比較してみてください。特に大切なのは、次の4つです。

目標設定の仕方

対策メニューの内容

テスト対策の学習時間

土日のテスト勉強会の有無

テスト対策では普段と授業形態が変わる塾も珍しくありません。対策の仕方を比べ、お子さんの目標突破に必要な力を満たしてくれる塾を見つけましょう。

(3) トップ高・難関校合格を目指しているか

トップ高校・難関校志望なら進学塾がおすすめです。

ただし、公立高校と私立高校では必要な対策が異なることは注意が必要です。公立トップ高校に合格するには、公立高校の入試問題で高得点をとれること、つまり標準レベルの問題の完成度を高めることが大切。一方で私立高校は、その高校の傾向に合わせた対策が重要になるという違いがあるからです。

お子さんの志望校に「強い塾」はどこだろう、と比べてみてください。

(4) 伸ばしたい科目やスキルが明確にあるか

とくに伸ばしたい科目が明確なら専門塾も良いでしょう。特定のテーマに特化した塾の例をご紹介します。

科目に特化:英語塾や数学塾、国語塾など

苦手に特化:個別指導や地域密着塾に多い

検定に特化:英検や数検、漢検など検定指導が得意

たとえば「国語の読解が苦手」な場合、国語特化塾と個別指導塾を比べることもできます。国語特化塾はさまざまな題材を使って「読解の基本」を教えてもらえますし、個別指導塾は教科書に沿ったアプローチが期待できます。

(5) その時の目標に合わせて指導してほしい

目標は変わり続けるものです。お子さんの目標に寄り添ってほしい、常に「その時の最適」で指導してほしいという方には総合塾が向いています。総合塾には基本から発展まで、あらゆる目標に対応するコースや講師があるため、どんな目標にも対応できるからです。

また、お子さんと同じようにいろいろな目標を持つ生徒が集まってくることにも注目してみましょう。塾の生徒と交流する中で刺激を受け、新しい目標を見つけることも期待できます。

中学生の塾を比較する際、大切にしたい視点

塾ならどこでも良いわけではない。欠かせない視点をチェック
塾ならどこでも良いわけではない。欠かせない視点をチェック

塾選びでは、親御さんに知っておいていただきたい点というのがあります。中学生の塾選びに欠かせない、5つのポイントを見てみましょう。

(1) 塾に通う目的や達成したい目標を決める

「どうして塾に通いたいと思ったのか」「塾でどんな目標を達成したいのか」、この2つは塾探しの前に明確化しておきましょう。通塾目的が決まれば、塾の候補は自然と絞り込まれるからです。

親子で話し合い、「次の定期テストで〇〇点とりたい」「A高校に合格したい」など、お互いに納得している状態を目指してください。

(2) 塾の雰囲気や校風をよく確認する

「友達が通っているから」「近いから」といった要素は、確かに大切です。お子さんも、友達がいない遠くの塾よりも、近くて知り合いがいる塾の方が安心できるでしょう。ただし、同時に塾の雰囲気や校風も確認することが大切です。

同じ中学のお子さんが多ければ、おしゃべりが弾む危険性もあります。積極的に発言させる校風なら、引っ込み思案なお子さんは居心地がよくないかもしれません。校舎見学や体験授業に行き、普段の様子を感じておくことが大切です。

(3) 授業以外のサポートも確認する

良い塾には、勉強を頑張りたくなるさまざまな工夫があります。以下に、塾の違いが際立ちやすいポイントをまとめました。比較の際の参考にしてください。

定期テスト・受験対策の充実度

自習室が使える時間帯

長期休みの指導

土日祝日の開校状況

質問対応の範囲

講師交代の可否

クラスの変更規約

三者面談の実施頻度

(3) 通塾手段や経路、立地の安全性を確認する

中学生の塾選びでは、安全性も大切な要素です。学校から直接塾に行くことも、夜遅くまで塾で勉強することも増えるからです。通塾の手段(徒歩、自転車など)・経路・立地、この3点セットの安全が確保できるかも比べましょう。

実際に通う時間帯に校舎まで行ってみると、周辺の様子がよくわかります。昼間と夜間では雰囲気が異なることも多いので、時間帯をかえて2回行くのもおすすめです。

(4) 合格実績をチェックする

塾の合格実績を比べる際は、次の観点に着目すると特徴がよく把握できます。

お子さんの志望校への合格者数

「第一志望」の合格者の割合

「第一志望」の定義

第一志望の定義とは、いつの時点の志望校を「第一志望」としているか、ということです。中3・4月と中3・12月では、同じ第一志望といっても意味合いが違います。後者の方が現実的になっているため、合格したという結果を導きやすいのです。

合格実績は、数字の本当の意味を意識することが大切です。

まとめ

思春期の中学生、塾選びはお子さん自身に合うかどうかを重視してあげましょう。もちろん、ご家庭の方針や学習目的に合致していることも大切です。

しかし、塾のホームページを見ただけでは、違いが良くわからないかもしれません。塾をよく比較し、合う1つを見つけるには体験授業を受けるのがおすすめです。親御さんも同行し、校舎やスタッフの雰囲気、ほかの生徒の様子も確認しましょう。「ここなら、我が子を安心して預けられる」という直感も大切にしてください。

塾探しの窓口なら、体験授業の一括申し込みが可能です。お子さんに合う塾探しに、ぜひご活用ください。

この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

塾探しの窓口編集部

学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。

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