【新中1・2・3別】春休みの学習ポイント&勉強時間を解説

更新日 2024.08.08
【新中1・2・3別】春休みの学習ポイント&勉強時間を解説

今年もひとつの学年が終りました。お子さんの勉強はどんな様子でしょうか。

春休みは新学年に備え、1年間の復習や苦手克服に取り組みたいところ。学校の宿題以外に、ぜひ自主学習の計画も立てていきましょう。もし自力での勉強が難しければ、塾を利用するのもひとつの方法です。

今回は中学生の春休み勉強に注目!春休みの勉強で失敗しないコツや学年別勉強のポイント、気になる勉強時間などについて解説します。

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学年別!春休みに押さえたい学習ポイント

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毎年、春休みを何となく過ごしてしまい、気づいたら新学期……、という経験を持つ中学生も多いかもしれません。

まずは学年別の春休みに押さえておきたい学習ポイントをご紹介します。

【中学生】学年別!春休みに押さえたい学習ポイント

(1) 新中学3年生の春休みなら

受験学年になる新中3生。春休みは英語と数学を軸に、5教科の底上げを図っていきましょう。

英語は「助動詞」や「時制」、「不定詞」は問題なく理解できているでしょうか。数学は「一次関数」「平面図形・空間図形」が重要です。証明問題も自力で書ききれますか?

また覚えるべき内容が多い理社は、時間がある春休みに暗記を進めておきましょう。

中2までの内容は、高校入試頻出の最重要単元が目白押し!また中3の定期テストでは、中2までの復習問題が出されることも良くあります。

春休みに基本をマスターし、確実に得点できるように仕上げていきましょう。

(2) 新中学2年生の春休みなら

新中2生は「理解があいまいな単元を残さない」ことを心がけてください。

中1の学習内容は、中2・中3、そして高校でも使う「土台」です。盤石な基礎なくして、勉強は積み上がりません。

中1数学の「比例・反比例」は文章問題も自力で解けるでしょうか。この「比例・反比例」の上に「一次関数(中2)」、「二次関数(中3)」と重なります。中1であいまいなままだと、中2以降の勉強に不安が残ることになります。

春休みは「応用問題も、自力で最後まで解ききれる」よう目指してみてください。

(3) 新中学1年生の春休みなら

これから中学校生活が始まる新中1生の春休みは、「中学内容の先取り」にチャレンジ!

入学後最初のテストは、「中1・1学期中間テスト」です。ここで良い点数がとれると、中学の勉強に自信を持てますよ。

英語なら「be動詞/一般動詞」「冠詞」「代名詞」、数学なら「正負の数」や「文字であらわす式」「方程式」といった単元がテスト範囲になりやすいので、ぜひ挑戦してみてください。

中学内容の先取りをする春期講習もたくさんあります。お近くの塾の指導内容をチェックしてみても良いですね。

春休みにやっておくべき勉強内容とは?

春休みにぜひやっておきたい勉強内容、ベスト5!
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春休みにはどんな勉強をしておくのが良いのでしょう。新学年準備も踏まえ、おすすめの勉強内容を4つご紹介します。

(1) 学校の宿題、課題

まずは学校から出された宿題・課題に取り組みましょう。

宿題は春休みの最後に慌てなくて済むように、計画的に進めるのがポイント。「宿題のページ数÷春休みの日数」で1日当たりの目安ページ数が算出できます。

宿題以外に発展的な勉強もしたい場合は、春休みの前半で集中的に終わらせてしまうのも良いですね。

(2) 1年間の復習

進級を控えた春休みは、1年間の復習にピッタリ!目先の進度に追われることなく、落ち着いて復習できます。

自分ではわかっていたつもりの分野も、改めてやってみると理解不足だったということも多いものです。ワーク巻末などに付いている「まとめテスト」を活用し、全体を振り返ってみてください。

(3) 苦手教科、苦手分野の克服

時間がある春休みは、手が回っていなかった苦手教科・分野にじっくり向きあってみましょう。

苦手を克服するコツは、いきなり難しい問題に当たらないこと。「これならできる」と言える基本レベルから一つひとつ確認していってください。自信を持って解ける問題を増やすことが、苦手を克服する道です。

自力で解決できない部分は、塾の春期講習を受けても良いですね。個別指導塾ならペースをあわせ、ピンポイントで指導してくれます。

(4)進級テストのテスト勉強

春休み明けに「進級テスト」がある場合は、テスト勉強に力を入れるのもおすすめ。

宿題や復習、自主学習教材などを進める際、「テストで同じ問題が出たら、解けるだろうか」と自問してみてください。不安を感じたら、何度も繰り返します。

また英単語や重要用語も暗記しましょう。意味を言えるだけではなく、英語や漢字で正しく書けるかも確認してくださいね。

(5) 《受験生なら》受験までの1年を見通すのも◎

新中3生は受験まで1年を切りました。春休みに、受験までの1年を見通しておくと、受験生としての心構えが整います。

テストごとの目標点、部活の練習が忙しい時期の勉強法、志望校見学のタイミング、進路について先生に聞いておきたいことなど、時期ごとのイベントや目標を考えてみるのも良いですね。

ぜひ親子で、高校受験について相談する時間を設けてみてください。

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中学生の春休み、ベストの勉強時間はどれくらい?

中学生の春休み勉強時間は「3時間」を目指そう
中学生の春休み勉強時間は「3時間」を目指そう

「みんな、春休みは何時間くらい勉強しているんだろう?」、気になりますよね。

中学生にとっての「春休みの勉強時間」について、詳しく見ていきましょう。

中学生の春休み、ベストの勉強時間はどれくらい?

(1) 最適な勉強時間は一人ひとり異なる

前提として、最適な勉強時間は一人ひとり異なるということは押さえておきましょう。

長期休み中の勉強時間は、部活の有無や勉強の理解度・習熟度、目標や学年などによって異なります。

「あの子は1時間」「あの子は6時間」といった情報に惑わされず、お子さんにとっての最適を見つけてあげてください。

(2) 目標は「1日3時間」!

それでも目安となる勉強時間は知りたいですよね。中学生は、春休みに「1日3時間」が目標です。学校の宿題を含めても構いません。

塾の春期講習も、超難関校を目指す場合を除けば、受験学年である中3でも「1日3時間前後」というケースが多く見られます。

部活の拘束時間も長い休み中に「1日3時間×毎日」勉強できれば、大したもの!といって良いでしょう。

(3) 1日3時間を作り出す方法

1日に3時間も勉強する時間はないと思ったら、次の方法を試してみてください。思いのほか勉強する時間はあることに気づけるかもしれませんよ。

3時間を細切れにする
⇒ 連続した3時間でなくても良いのです。30分×6セット、1時間×3セットなど、柔軟に考えてみましょう。

食事「直後」を利用する

⇒ 食事をとった後は、テーブルやテレビの前でゆっくりする、という人も多いはず。その時間を勉強に充ててみてください。

寝る前の時間を利用する

⇒ 寝る前には暗記学習が有効です。覚えたことを起きた直後に確認すれば、記憶の定着を促進するメリットもあります。

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すべての中学生に共通です!春休みの勉強、失敗しないコツ

春休みを有意義に過ごすコツを生活面と勉強面から解説
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つぎに春休みの勉強に失敗しないコツを5つ、見てみましょう。

【中学生】春休みの勉強で失敗しないコツ

(1) 規則正しい生活を乱さないこと

1つ目のコツは「規則正しい生活を維持すること」です。

長期休みになると、簡単に子どもたちの生活リズムが乱れるというのは、親御さんも経験済みのはず。そして、一度崩れたリズムを立て直すのは、本当に大変ですよね。

休みに入っても学校がある日と同じ時間に起き、生活リズムを規則正しく保つよう、休みに入る前にお子さんと約束しておきましょう。

(2) 達成したい目標を立てること

春休み前には、春休み中に達成したい勉強目標を立てておきます。目標がなければ頑張れないのが、人間というものです。

せっかくのまとまった休みですから、日頃、後回しにしがちな苦手克服や英単語の暗記、計算トレーニングなどに力を入れるのも良いですね。新中3生は受験学年になる準備として、中1・2範囲の総復習もおすすめです。

(3) 実践可能な学習計画を立てること

春休みを何となく過ごさないためには、綿密な学習計画が大切です。

一方、張り切りすぎて、あれもこれも盛り込んだ無謀な計画を立てるのはNG。「計画倒れ」という言葉もあるように、計画を立てただけで満足してしまう恐れがあります。

部活や外出の予定などを踏まえ、無理なく実践できる計画を考えましょう。

(4) 毎日机に向かうこと

春休みの勉強を頑張ると決めたら、毎日必ず机に向かうようにします。どうしても疲れた日は10分の漢字練習だけでもOKです!

習慣は毎日の積み重ねでしか、継続できません。一日のサボリ心で春休みが台無しにならないよう、「机に向かう」ことを実践していきましょう。

(5) 日々の振り返り、できた点を認めること

自分の勉強を日々振り返り、できた点をきちんと認める時間を作ってみましょう。努力を認めることは、モチベーションや勉強意欲の向上に効果的です。

親御さんが”聞き役”になるのもおすすめ。「そうなんだ、頑張ったね!」「よかったね!」という言葉は、お子さんにとって最高のねぎらいです。

お子さんも勉強内容について話すことで、思考が整理される相乗効果も期待できます。

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春期講習で効率よく対策もアリ!勉強法チェックも可能

長期休みは塾を積極的に利用するのもおすすめ
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春休みには、ほとんどの塾が「春期講習」を行います。春期講習は、上手に利用すれば高い勉強効果が期待できる強い味方!

ここでは塾の春期講習について、メリットや活用法を見てみましょう。

(1) 春期講習に通うメリット

春期講習のメリットは大きく2つ、「春休みの時間を有効活用できる」ことと、「効率的なカリキュラムで勉強できる」ことです。

勉強を子どもに任せておいて、計画通りに進むか不安になることもありますよね。

春期講習は、塾に行きさえすれば講師が丁寧に勉強を見てくれる点が安心ポイント。分からない点があっても、すぐに質問・解決できるため、時間が有効に使えます。

また春期講習では、塾が工夫を凝らしたカリキュラムで勉強できます。復習や苦手克服、新学年の先取りなど、相談に乗ってくれる塾も数多くあります。

また進級を控えた春休みは、効率を上げる勉強の仕方を指導してくれる塾もあります。日頃意識していない、自分の勉強のクセが見つかるかもしれませんね。

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(2) 塾の効果的な活用法

塾の活用法はまだまだあります。春休みの勉強にフル活用してみましょう!

自習室

授業以外に自由に勉強できるスペースとして、多くの塾が準備しています。講師が常駐している塾や、学校の宿題も勉強OKという塾もあります。

夜も21~22時ごろまでというところが多く、部活後の利用も可能です。

進路相談・学習相談

塾は「受験のプロ」です。数多くの先輩を合格させてきた経験とデータから、学校とは違った視点でのアドバイスが受けられます。

部活と両立する具体的な方法や、テスト勉強の進め方なども教えてもらえますよ。

勉強にコミットした環境

塾は「勉強を頑張りたい生徒」が集まる場所です。いるだけで自然と勉強に気が向く、頑張っている仲間を見て刺激を受けるというのは、塾に通う中学生の多くが口をそろえて言う言葉。家ではサボりがちというお子さんは、一度経験してみても良いですね。

(3) 部活との両立なら「個別指導塾」がおすすめ

部活の練習が多くて、思うように勉強計画が立てられない!そんな中学生には、個別指導塾の春期講習がおすすめです。

個別指導塾は授業の時間帯や曜日、科目もすべて生徒一人ひとりの予定に合わせてくれます。練習や大会と授業が重なった場合は、授業を別の日に振り替えもOK!

「部活が忙しくて勉強できない」ではなく、「部活が忙しいけど、勉強できる」中学生に進化していきましょう!特に受験まで1年を切った新中3生は、少しでも早めの対策が合格の鍵ですよ。

(4) 合う塾が手軽に見つかる!「塾探しの窓口」

大切なお子さんの勉強を任せられる塾は、どこなのか。

塾探しに迷ったら、ぜひ「塾探しの窓口」を使ってみてください。住所や学年、希望タイプなどをチェックするだけで、お近くの塾が簡単に探せます。

気になる塾があったら、そのまま資料請求や体験授業も申し込めます。もちろん、「塾探しの窓口」の利用料は無料です。

お子さんに合う塾は、思わぬところにあるかもしれません。まずは気軽に「塾探しの窓口」で資料を集めてみてくださいね。

まとめ

中学生の春休みは、新学年に備える大切なタイミングです。

しかし部活がある、あるいは進級を控えたワクワク感などから、お子さんの気持ちが勉強から離れやすいのも事実。開放的な気分で過ごした結果、新学期の勉強が思い通りに進まないのは困りますよね。

中学生の春休みで大切なのは、生活リズムを乱さないこと、計画を立てて復習や苦手克服に取り組むこの2点です。

自力での達成が難しいと感じたら、早めに塾に相談してみてください。個別指導塾なら、部活の練習予定にも配慮した勉強スケジュールを組んでくれます。

春休みの過ごし方で、進級テストの成績は大きく変わります。この春は、ぜひ計画的な勉強に取り組んでみましょう。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

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