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【中学生】夏期講習の値段とは?相場や費用を抑えるコツを紹介
夏休みが近づくと、夏期講習探しに奔走する親御さんが増えてきます。中学生になり、「夏期講習は、行くのが当たり前」という空気を感じるという方も多いのではないでしょうか。また、夏期講習をきっかけに「ずっと通える塾を探したい」というご家庭もあるかもしれません。
夏期講習は夏休みの勉強を有意義なものにしてくれる強い味方です。しかし、費用が安くはない点が悩みの種ですよね。
この記事では、夏期講習を「費用」の面から徹底解説します。相場や費用の内訳、お得に受講できるコツもご紹介しました。最後まで読み、夏期講習で損をしない方法を手に入れましょう。
(2) 個別指導塾の夏期講習
個別指導塾で夏期講習を受ける場合は、受講するコマ数(授業の回数)によって費用は変わります。一般的な相場は次の通りです。
中学1・2年生:6~9万円
中学3年生:10~18万円
個別指導塾とは、生徒2~3人に対して講師が1人つき、一人ひとりがそれぞれのペースで勉強するスタイルの塾です。授業の進度は必ずしも学校に合わせる必要はなく、さかのぼり学習や先取り、ハイレベルな学習など自由にカスタマイズできます。
個別指導塾では授業1回あたりの値段が決まっており、受けた回数で総額が決まるシステムです。中3になると受験準備として5教科をすべて受講したり、授業回数を多めにとったりする生徒が増えるため、相場も高くなっていきます。
夏期講習の値段はこう決まる!費用の内訳
決して安くはない夏期講習の費用には、一体どのような項目が含まれているのでしょうか。塾に問い合わせても、「当塾の夏期講習費用は〇〇円です」と総額で案内されることも多く、不透明になりがちですよね。
ここからは夏期講習費用の内訳について、詳しく見ていきます。
夏期講習の費用を抑えるコツ
「できるだけ費用を抑えたい」という方のために、かさみがちな夏期講習費用を抑えるコツを解説します。
(2) 受講する授業数を減らす
授業数を減らすというのは、個別指導塾の夏期講習で有効な節約方法です。個別指導塾は「授業1回あたりの単価 × 回数」で料金が決まるため、回数を減らすと総額も減るようになっています。塾からは10回と提案されたけれども、予算が8回分なのであれば、8回で収まるように授業を工夫してもらえないか、相談してみると良いでしょう。
授業を受けた量と成績は、必ずしも比例しないことは知っておいてください。授業を受けるのに手いっぱいで宿題や復習に手が回らなかった結果、何の成果も得られなかったということにもなりかねないのです。お子さんの成績を伸ばすために本当に必要な勉強は何か、しっかり分析してから夏期講習を申し込むようにしましょう。
コスパの良い夏期講習をしてくれる塾の選び方
夏期講習は、「コストパフォーマンスの良さ」で比較検討するという方法もあります。多くの塾をご紹介している塾探しの窓口だからこそ知っている、コスパの良い夏期講習を見つけるポイントを解説します。
(1) 1教科あたりの値段で比較する
夏期講習は総額だけではなく、「1教科あたりの値段」も比べてみてください。たとえば、次の2つの夏期講習のうち、よりコスパが良いのはどちらでしょうか?
A塾:5教科 49,800円
B塾:3教科 35,600円
総額だけを見ると、B塾の方が安く見えます。では1教科あたりの値段を計算してみましょう。
A塾:49,800円 ÷ 5教科 = 10,000円
B塾:35,600円 ÷ 3教科 = 11,866円
1教科あたりの値段は、A塾の方が安いことが分かりました。A塾の方が、安く・多教科学べる塾なのですね。コスパの良い夏期講習を見極めるには、値段を「1教科あたり」に均して比べるのがコツです。
(2) 1時間あたりの値段で比較する
総額も科目数も同程度という夏期講習を比べる場合は、「1時間あたり」の値段を計算してみましょう。次の2塾のうち、よりコスパが良いのはどちらでしょうか?
※ 授業時間は、どちらも1回60分とします
※ 毎日3教科の授業があるものとします
教科数 | 講習費用 | 授業日数 | |
A塾 | 3教科 | 38,900円 | 8日間 |
B塾 | 3教科 | 35,600円 | 6日間 |
それぞれ、1教科・1時間あたりの値段を出すと次のようになります。
A塾:38,900円 ÷ 3教科 ÷ 8日間 = 1,620円
B塾:35,600円 ÷ 3教科 ÷ 6日間 = 1,977円
1教科・1時間あたりの値段は、A塾の方が350円ほど安いことが分かりました。条件が同程度に見えても、「1教科・1時間あたり」を計算すると、コスパが比べられるのです。
(3) 授業料以外でかかる費用を比較する
教材費や管理費、合宿代や模試受験料など、授業料以外にかかる費用を比較するという方法もあります。夏期講習について塾に問い合わせる際に、「授業料以外にかかる費用はないか」と聞くようにしましょう。
(3) キャンペーンや特典もチェック
夏期講習受講と同じように、入会にもさまざまな特典やキャンペーンが用意されていることが多いものです。「〇月中の入会で図書カードをプレゼント!」「友達の紹介で入会すると入会金が半額に!」など、組み合わせると万を超える恩恵が受けられるものもあります。こうした情報は公式ホームページでチェックするほか、塾に直接問合せても教えてもらえます。
また塾探しの窓口を経由して入会すると、「入会金1万円OFF」という特典が受けられることもあります。お近くにお得な塾があるか、ぜひ下のタブから探してみてください。
まとめ
夏期講習の相場や値段の内訳、また夏期講習費を節約し、お得に受講できるコツなどをご紹介してきました。
中学生向けの夏期講習は、塾の指導形態や教科数、授業日数、学年などによって大きく異なります。安さやコスパの良さだけで選んだ結果、「安かろう・悪かろう」の夏期講習になって一番困るのはお子さんです。
塾それぞれの費用の差を客観的に比較しつつ、お子さんにとって最も良い夏期講習とはどんなものなのか、どんな勉強をしておくと有意義な夏休みになるのか、親子で話し合う機会を持っても良いでしょう。
夏期講習は、暑くて長い夏休みに「快適な環境でメリハリある勉強ができる」というメリットが得られる大切な機会です。お子さんにピッタリの夏期講習に出会い、良い夏休みになさってくださいね。