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【高校受験】出やすい問題や分野はある?科目別に徹底解説!
高校受験での出題範囲は、既習範囲のすべてです。あまりに範囲が広く、何から・どこから手をつければ良いのか、多くの受験生が悩みます。また、受験本番までという時間制限がある中での勉強になるため、効率も重視しなければなりません。
「高校受験で出題されやすい問題に絞って対策したい」と考えたくなるのも、自然なことです。
この記事では、高校受験で出題される問題の種類を、科目ごとに徹底分析しました。出やすい分野や問題形式、勉強のコツも解説しています。
記事を参考に正しい対策法を知り、第一志望校合格に近づいていきましょう。
【前提】高校受験は多様化している

出題を具体的に分析する前に、現代の高校受験事情について、簡単に解説します。
現代の高校受験は、保護者の方が受験したころに比べて多様化しています。学校の選択肢も増え、推薦入試や前期入試、特色入試とよばれる「個性を評価する」受験方式も登場してきました。
もちろん、学力試験を受け、その得点によって合否が決まる昔ながらの受験も健在です。
現代の高校受験は、「お子さんに合う方式を選ぶ」ことが当たり前になっています。何が何でも学力試験を受けなければ合格できない、ということはありません。
保護者の方は、まず現代の入試は多様化しているという事実を押さえてください。その上で、お子さんに合った受け方を探し、対策を練っていくという順番で進めましょう。
なお、本記事で解説する出題傾向は、おもに公立高校受験で課される学力試験を参照しています。
【英語】高校受験に出やすい問題種類・レベル・配点

高校受験の問題は、中学3年間分が均等に出されるわけではありません。よく出る分野・単元や問題形式が存在します。
効果的な対策のためには、入試に出やすい問題を知っていることが大切です。はじめに「良く出る問題の傾向」を解説します。まずは英語から始めましょう。
英語の問題構成
高校受験における、英語のオーソドックスな問題構成は以下のとおりです。
| 大問 | 内容 | 配点(例) |
|---|---|---|
| 第1問 | リスニング | 15 |
| 第2問 | 語彙などの小問 | 10 |
| 第3問 | 文法 | 15 |
| 第4問 | 長文(対話文) | 25 |
| 第5問 | 長文(説明文・物語) | 25 |
| 第6問 | 英作文 | 10 |
※ 配点例は100点満点の場合です。自治体によって、満点が100点以外の場合もあります(以下、各教科同)。
英作文は都道府県・学校によって、出題の有無が変わります。過去問を確認し、傾向をチェックしておきましょう。
以降では、各大問の出題内容を詳しく解説します。
リスニング問題
英語の4技能を重視する傾向もあり、リスニング問題の配点は高まりつつあります。リスニング問題では、「音声の内容に当てはまるイラストを選ぶ」「質問の答えに該当する選択肢を選ぶ」などの問題が出されます。
配点は15~20点分であることが多く、無視できないボリュームとなっています。
日頃から、できるだけ英語の音声に触れる機会を増やしましょう。アプリや動画教材を活用すると、隙間時間でもリスニング対策ができます。漫然と聞くのではなく、話の要点と人間関係を瞬時に捉えようとする、能動的な聞き方が実力を高めます。
文法・語彙などの問題
小問集合といった様相で、「意味に合う単語を選ぶ語彙問題」「文脈に合う選択肢を選ぶ文法問題」などが続きます。リスニング問題の後ろに独立した大問で出されない入試では、長文読解の中に含まれます。いずれにせよ、語彙や文法問題がない試験は、ありません。
出題レベルは教科書程度で、配点は20〜35点ほどを占めます。配点が大きい長文読解に十分な時間を確保するために、語彙や文法などの“軽い”問題は、できるだけ速く正確に処理する必要があります。単語は「意味・スペル」をセットにし、瞬時にアウトプットできるよう練習しておきましょう。
長文読解の問題(対話文/説明文、物語)
長文読解は「2~3人の対話文」「説明文」「物語」など、さまざまな題材が扱われます。大問数は1〜3題で、1題あたり500〜700語におさまるものが多いようです。
単語力や文法知識はもちろん、内容をスピーディーに把握する速読力、情報を適切に処理する論理的な思考力、さらに人間関係を適切につかむ洞察力、正確な解答を導く取捨選択力も必要です。
思考力や表現力を問うためとして、メールやポスター、広告など、日常生活から題材を選択した問題も多くなっています。教科書などでは見慣れない表現も多数登場するため、内容を正確につかみ、情報を組み合わせる力が求められます。
英作文
英作文は独立した大問の場合と、長文読解の中で小問として出題される場合とがあります。
書くべき語数は15〜20語程度のものが多く、「メールの返信としてふさわしい文面」「会話が成り立つような返答」などを書かせる問題が目立ちます。 テーマが難解な問題は出されず、解答もアカデミックでレベルの高い表現を使う必要はありません。知っている単語を正しいスペルで書き、正しい文法で意味が通じるようまとまっていれば正解できます。

【数学】高校受験に出やすい問題種類・レベル・配点
数学は1つの分野が1つの大問として出される入試が多く見られます。ただし「関数と図形」など、2つ以上の分野が融合した問題もあります。苦手とする受験生も多い数学、どのような内容が出されるのか把握していきましょう。
数学の問題構成
高校受験で出題される「数学」の一般的な問題構成は、以下のとおりです。
| 大問 | 内容 | 配点(例) |
|---|---|---|
| 第1問 | 計算などの小問集合 | 40 |
| 第2問 | 数と式/データの活用/方程式など (短めの文章題) | 20 |
| 第3問 | 関数 | 20 |
| 第4問 | 図形 | 20 |
数と式、データの活用、方程式など
第2問には「データの活用」「確率・場合の数」「方程式」などの単元から、短めの文章題が出題されます。「一行問題」とも呼ばれます。
受験生の対策が後回しになりやすい単元から出題されるため、勉強が網羅できておらず、思わぬ失点につながる受験生も多い箇所です。とくに解法の糸口を見つけられないと手も足も出ない「確率」「規則性」は、鬼門ともいえる単元です。
日頃から、数学の勉強を始める際は、一行問題でウォーミングアップしておくことをおすすめします。多くの問題パターンに当たるほど、さまざまな解き方をインプットしておけます。
関数(一次関数、二次関数など)
関数分野からは、中2の「一次関数」が頻出です。「動点P」「水槽の水量」といった定番問題に加え、「図形とグラフを融合させた問題」も増えてきました。一次関数と二次関数が融合した問題もあり、バリエーションが多い分野です。いずれも難度が高い問題が多く、受験生の得点差が開きやすいため、入念に対策しておきましょう。
関数は、日頃から「数値同士の関連性と変化」をつかむ意識で練習すると克服できます。ある数値が変化する条件は何か、連動して変わる数値はどれかなど、一つひとつのプロセスを丁寧に思考していきましょう。
図形
図形分野からは、記述式の「平面図形の証明」が頻出です。合同や相似は、見つけられるでしょうか。また、条件を正しく記述できるでしょうか。あらためて、確認が必要です。また、「空間図形の体積を求める問題」を出す都道府県も、よくみられるようになってきました。
平面図形に比べて空間図形の方が難しくなりやすい傾向があります。頭の中で立体を回転させたり、切り取ったりといったイメージトレーニングを繰り返しましょう。
また体積を求める公式は、立体ごとに正しく覚えておきます。球体は混乱しやすいため、丁寧にチェックしておいてください。

【国語】高校受験に出やすい問題種類・レベル・配点
国語の出題形式は、どの都道府県でもおおむね共通しています。ただし、対策が難しい教科でもあります。国語が苦手な受験生は、早めに国語対策をスタートしましょう。
国語の問題構成
高校受験の国語は、おおむね以下のように出題されます。
| 大問 | 内容 | 配点(例) |
|---|---|---|
| 第1問 | 漢字(読み・書き) 語彙 文法 など | 30 |
| 第2問 | 小説・物語 | 25 |
| 第3問 | 説明文 | 25 |
| 第4問 | 古文 | 20 |
長文は「小説・物語」「説明文」「古文」という3題構成が多く見られますが、第5問として「作文」を出す都道府県もあります。漢字の読み書きも必ず出題されます。
漢字の問題
漢字は独立した大問で出される場合と、長文読解の中で小問として出される場合があります。いずれも中学校までに習った基本的な漢字の読み書きを問うもので、得点源にするべき問題です。
読みと書きの両方を、正しく書けるようにしておきましょう。「文法問題」「語彙に関する問題」が1~2問入る場合もあります。
小説・物語/説明文の問題
小説・物語は、3000字前後のボリュームで出題されます。比較的読みやすいものが多いのですが、近年は長文化も話題に上ります。短時間で確実に、登場人物の心情や表現の特徴をつかむ力が求められます。
説明的文章のボリュームは2500字〜3500字ほどと、小説・物語より短めの問題も見られます。扱われるテーマは幅広く、毎年文化や思想、歴史、建築、また現代の社会問題や思春期特有の悩みなど、さまざまな文章が登場しています。
説明部で注意したいのは、選択肢です。選択肢そのものが長く、それぞれの違いを読み解くのに時間がかかる可能性があります。日ごろから、選択肢同士の違いを見極め、本文中に根拠を求めながら正解を絞り込む練習を重ねてください。
また、「自分だったらこうするだろう」「きっとこういうことだ」と主観で答えると不正解となります。国語は、あくまで本文に書かれているかどうかが判断基準となります。
古文の問題
古文はオーソドックスな題材と問題形式が多かったのですが、2020年度学習指導要領の改訂以降、「融合問題」と呼ばれる新しい形式も増えてきました。
融合問題では、古文に関する解説文を読んで解答する形式が目立ちます。古文だけの場合より本文量が圧倒的に増えるのが特徴です。
本文解釈を中心とした勉強を基本に、さまざまな問題形式に慣れておくことが大切です。
作文の問題
作文を課す高校受験では、120〜300字程度を書くよう指示されるケースがよく見られます。与えられたテーマに従って書くものや、資料を読んで自分の考えをまとめるものなど、問題形式もさまざまです。作文というより、コンパクトな小論文と考えた方が良いかもしれません。
資料が難しい場合や、問題文だけで説明文並みの分量がある場合もあります。作文を書き上げる記述力だけではなく、読み取り力も試されていると考えましょう。

【理科】高校受験に出やすい問題種類・レベル・配点
理科は「物理・化学・生物・地学」の4分野からまんべんなく出題されます。分野の苦手をなくすこと、バランスよく得点できることが、合格につながります。
理科の問題構成
理科は、多くの入試で以下のように出題されます。各分野から均等に出題されている点に注目してください。
| 大問 | 内容 | 配点(例) |
|---|---|---|
| 第1問 | 小問集合 | 20 |
| 第2問 | 物理分野 | 20 |
| 第3問 | 化学分野 | 20 |
| 第4問 | 生物分野 | 20 |
| 第5問 | 地学分野 | 20 |
「小問集合」は、重要用語や実験器具の説明など、基本知識を問う1行問題の集まりです。暗記で対応できる問題が多いため、理科が苦手な受験生の得点源にもなります。 また学習指導要領の改訂(2020年度)以降、「図やグラフ、資料を読み解くもの」「教科書では見ないような、新しい題材を扱ったもの」「物理と生物など、分野をまたいだもの」など、新傾向の融合問題も増えています。
新しいタイプの問題は、教材に載っていないこともよくあります。過去問や新傾向に対応した問題集を活用し、さまざまな方面から問題にアプローチできるよう練習してみてください。
物理分野
物理分野からは、「力と運動」「磁界」「電気・電流」の分野が頻出です。公式にあてはめるだけで解ける問題は1〜2問で、それ以外は問題をしっかり理解し、一つひとつ考える力が必要になります。
「なぜそうなるのか」「なぜその公式を使うのか」といった本質的な理解をした上で、基本問題を繰り返し練習しましょう。受験勉強中にわからない点があれば、かならず質問し、解決しておきます。近くに質問できる先生がいない場合、また基礎からのやり直しが必要な場合は、早めに塾を頼ることをおすすめします。
化学分野
化学分野では、「化学変化」「原子・分子」「気体と水溶液」「電気分解・イオン」が頻出です。
化学分野は「暗記」と「計算」の両輪を押さえた学習が大切です。まず重要事項をしっかり覚え、問題演習を通じて化学的な思考を身につけましょう。小数点第3位までの細かい計算にも慣れておく必要があります。また、物理同様に「なぜそうなるのか」という理解も大切な分野です。一つひとつの内容を自分の言葉で説明できる状態をめざしてください。
生物分野
生物分野は、「植物」「細胞分裂」「生殖・遺伝」「消化・吸収」などが頻出単元です。実験の目的や結果、考察を問う問題が多く出されるため、「暗記で乗り切れる」と思ってはいけません。正しい暗記ができていることは前提条件であり、その上で覚えた知識を「使いこなす」練習が必須です。
数十字ほどを書かせる記述問題もよく扱われます。記述問題は、必要な要素がもれなく盛り込まれ、簡潔な表現にまとめられていることが重要です。理科の先生や塾の先生に添削してもらい、完成度の高い答案作成に尽力しましょう。
光合成や消化・吸収などは、化学分野に近い内容も含まれます。分野を切り離して学習するのではなく、化学分野の教科書を開きながら生物の勉強をするなど、柔軟に取り組むと勉強の効率が上がります。
地学分野
地学分野は「地層」「地震」「天気」などが主に出題されます。
得点源にしたいのは、岩石の特徴です。暗記すれば、即得点につながります。早めに完成させてみてください。岩石の覚え方は参考書のほか、YouTube動画などにも多数紹介されています。語呂を合わせたり、リズムに乗ったりして暗記するやり方がおすすめです。
天気は苦手意識を持つ受験生が多いかもしれません。等圧線や前線の変化がどのように天気に影響するのか、動画教材などを使うと視覚的に理解できます。
中3の最後に習う「天体」も出題されやすい単元です。南中高度の計算も、スラスラできるようにしておいてください。

【社会】高校受験に出やすい問題種類・レベル・配点
社会では「地理・歴史・公民」各分野からまんべんなく出題されます。「日本地理から1題・世界地理から1題」といった具合に、1分野あたり2題ずつ、合計6題前後となるのが一般的です。
社会の問題構成
社会は、以下のように出題される傾向があります。
| 大問 | 内容 | 配点(例) |
|---|---|---|
| 第1問 | 地理① 日本地理 | 20 |
| 第2問 | 地理② 世界地理 | 15 |
| 第3問 | 歴史① 日本の歴史 | 20 |
| 第4問 | 歴史② 世界の歴史 | 15 |
| 第5問 | 公民① 政治・経済 | 15 |
| 第6問 | 公民② 倫理 | 15 |
近年は、分野を超えた融合問題も見られるようになりました。「歴史的な出来事を、地理的視点から分析する」「地政学的観点から歴史を考証する」などが、一例です。読み取りが必要な表や資料・史料、グラフ、さらに記述式の問題が多いのも社会の特徴です。
こうした問題は見た目が複雑で、敬遠したくなる受験生も多いでしょう。ただ、問題文を丁寧に読んでいけば、かならずヒントがあります。あきらめず、果敢に取り組む姿勢を習得しておいてください。
地理分野
地理は「地形図」「雨温図」「地図」など、資料やグラフの読み取り問題が数多く出されます。焦る気持ち、また面倒な気持ちから適当な読み方をすると、失点につながります。
グラフは1目盛りずつ見るつもりで、丁寧に読みときましょう。また単にデータを把握するだけではなく、「そのデータからいえることは何か」を考え、自分の言葉でまとめられるようにしておくことも大切です。
歴史分野
歴史は古代から現代まで幅広く出題されます。特定の時代に「ヤマ」をはる勉強は避けましょう。
用語だけを答えさせる「一問一答形式」の問題は少なく、歴史上の流れを問うものや、政治的な狙い、後世への影響などを答えさせる問題が目立ちます。主要な人物に注目し、その人物が行ったこと、その理由や背景、近隣への影響などをつなげながら理解していくと、実践的な知識が身につきます。
また、まとめノートはこだわり過ぎないことが重要です。大切なのは、正しい知識をインプットし、必要なときにアウトプットできる状態の完成です。ノートづくりに時間をかけるあまり、演習がおろそかにならないよう気をつけてください。
公民分野
公民は「政治」「経済」「国際」の各分野から広く出題されます。基本レベルの問題が多く、比較的得点しやすいのが公民の特徴です。
ただし統計資料や法令といった公的文書が資料となることも多く、読み取りに慣れていないと苦戦するかもしれません。「きっとこうだ」「こうなっていたはず」と記憶や思い込みに頼って問題を解こうとせず、あくまで目の前に提示された根拠に基づき解く姿勢が重要です。

高校受験で必ず出る分野と対策のコツは?

頻出問題を確実に押さえていくのが、効率の良い受験勉強のコツです。ここからは高校入試によく出る分野と、それぞれの分野を克服する方法を解説します。
(1) 英語は長文、文法の「時制」「不定詞・動名詞」、英作文を優先する
英語は、長文読解問題の正答率アップが合格点への近道です。
長文読解に必要な力は、単語力・文法知識・速読の3つ。3つの力を身につけるために、以下を意識してください。
・英文法は繰り返し習得する
・英文をアタマから理解する「直読直解」の力をつける
英文法力が伸びると、文法問題での安定得点が狙えます。時制や不定詞・動名詞といった頻出単元を中心に、文法問題は満点を目指しましょう。
英作文も、文法知識と単語力があれば怖くありません。知っている表現で正しくシンプルに書けるようになれば、十分得点できます。
高校受験対策|問題演習で気を付けるべきポイントは?

高校入試の問題は難化傾向にあります。手あたり次第勉強しても、効率良くはありません。成果につながる勉強の、4つのコツを解説します。
(1)「なぜそうなるのか」をしっかり理解する
全教科で最も重要なのは、「なぜそうなるのか」をしっかり理解することです。近年の入試問題は、物事を深く理解しているかを問う問題が増えているからです。
たとえばある入試では、『持続可能な社会(SDGs エスディージーズ)』をテーマにした問題が出されました。
実はこの問題は、『持続可能な社会(SDGs)』という用語を知っているだけでは解答できないものでした。参考資料としてゴミ問題が登場する理由や、持続可能な社会の理想像、実現までの課題などを理解していて、初めて解ける内容となっています。
本質的な理解が必要な問題は、すべての教科で出題されます。暗記偏重から理解重視の勉強にシフトしましょう。
(2) 記述問題は実際に書いてみる
記述問題は、面倒でも実際に書いてみることが大切です。
記述問題には、どの教科も定番の「型」があります。
数学の証明問題なら「前提条件を書き、条件から言えることを書き、結論を書く」、実験の目的を問う問題(理科)なら「~を調べるため」という語尾にする、といった具合です。
正解の「型」は、実際に書くことを通じて習得できます。億劫がらず、記述問題は書いてみるということを押さえてください。
(4) 問題集は、使いやすいものを徹底的に繰り返す
問題集は、反復してこそ実力が伸びます。自分にはこれが合う、というものを厳選して購入し、始めたら最低3回は繰り返してください。
数ページ取り組んでやめ、別の問題集に手を付けるといった行動を繰り返していると、いつまでたっても教科全体の勉強が完了しません。これでは、高校合格はかなわないでしょう。
自分に合う問題集を見つけるためにも、書店(実店舗)での購入がおすすめです。手に取り、中を見て、使いやすそうだと確信できるものを選んでください。
高校受験に向けて万全に備えられる個別指導塾5選

高校受験は、5教科の総合点で合否が決まります。入試日に間に合うように、苦手教科を克服し、目標点をとるまでに完成させなければなりません。
計画的・戦略的かつ、ポイントを押さえて勉強を進め、合格を手にするには、プロの手を借りる方法もおすすめ。個別指導塾なら、自分の得意不得意やペースに合わせた、最適な受験勉強が可能になります。
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| その他費用 | 維持管理費、e-ラーニング教材費 季節講習あり |
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※ 授業料は週1回・1教科を受講した場合の月額
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| 入会金 | 22,000円 |
| 中学生授業料 | 中1~中2:12,600円 中3:16,800円 |
| その他費用 | 季節講習 コマ単価 3,700円 諸経費 3,480円(月額) |
※ 授業料は週1回受講した場合の月額料金
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まとめ
この記事では高校入試によく出る問題の種類を教科ごとに詳しく解説しました。配点や出題バランス、よく出る分野、対策しておくべきところも説明しました。入試対策の一環としてお役立ていただければ幸いです。
現代の高校入試問題は思考力や表現力、幅広い知識を問う問題が増え、従来のように暗記だけで乗り切れるものではなくなっています。
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