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中学生が夏休みにすべき受験勉強とは?教科別ポイントも解説
部活も引退し、時間がたっぷりある中3の夏休み。でも、燃え尽き症候群になっている暇はありません、高校受験まではわずかに半年!合格のためには、この夏休みが勝負です。
そうはいっても、具体的にどんな勉強をすれば合格に近づけるのでしょうか。今回は中3受験生が、高校入試に向けて夏休みにやっておくべき勉強について解説します。教科別に対策のコツもまとめました。夏休みの計画を立てる前に、ぜひご一読ください。
夏休みは受験勉強のチャンス!その理由とは
夏休みは受験生にとって「天王山」、つまり勝負の分かれ目となる大事な機会だといわれます。でも、どうしてそれほどまでに夏が大切、といわれるのでしょうか?
夏休みの高校受験対策のポイント
受験生の夏休みはどれくらい勉強すべき?
他のお子さんは、夏休みに何時間くらい勉強しているのか、気になるところですよね。1日4時間?5時間?それとも10時間!?受験生の勉強時間について、調べてみました。
(1) 英語
高校受験英語で最も重要なのは、英単語力と文法力です。
英単語は、これまで習った単語が「正しく読めて/書けて/意味がわかるか」チェックしましょう。教科書以外にも、テストや問題集で登場した単語も押さえたいですね。
次のような、スペルが似ている単語は特に要注意です。
●play(する) pray(祈る)
●quite(かなり) quiet(静かな)
●heart(心) hurt(傷つける)
文法は学校ワークなどで一通り復習してから、不安な単元を入念に繰り返しましょう。高校入試でよく出る文法事項は、自信を持って解けるレベルにしておきます。
●時制(※ 現在完了形は特に重要!)
●受動態
●構文(※ so~that…/ There is/are ~ など)
教科書ワークの後は、入試の英文法問題を解くのもおすすめです。
(2) 数学
高校受験の数学は、「正しくスピーディーな計算力」と「定義・定理の正しい理解」が最重要です。
計算は「どうしてそうなるのか」と考えながら練習するのが、上達の秘訣!教科書基本~章末問題を中心に、“そのように計算する理由”を説明できるか確認してみましょう。
関数や図形分野は、「定義・定理」を確認します。間違って覚えているものや、あやふやな箇所があったら、しっかり理解しておきましょう。秋以降の応用問題演習は、「正しい理解」があってこそ進みます。理解のサポートには、教科書ガイドや映像授業コンテンツ、塾の夏期講習などの利用がおすすめです。
(4) 理科・社会
理社は、これまで勉強した単元の重要用語や実験の目的・手順、出来事の因果関係といった基本事項を総復習しましょう。教科書を見ながら、一問一答式の問題集を進めるのが効率的なやり方です。これまでの定期テストを解き直すのも、良い勉強になります。
また理社は、中3の2学期以降に扱う単元も入試に出題されます。2学期以降は新出単元の勉強に集中するためにも、既習範囲は夏休みに完成させておきましょう。
(3) 自分に合う塾や夏期講習の選び方
受験生の塾や夏期講習は、志望校や習熟度、理解力、また勉強の癖や性格など、総合的に見て相性が良いことが重要です。
チラシやホームページだけで決めず、実際に校舎まで話を聞きに行くようにしましょう。校舎の立地や雰囲気、校舎長の人柄、通う生徒の表情など、訪問して初めて分かる情報もあるからです。
お子さんにピッタリの塾を見つけるには「塾探しの窓口」の利用も便利です。お住まいの地域と学年を入れるだけで、希望に合う塾が簡単に比較できます。塾探しを時短したい方にもおすすめですよ。
まとめ
受験まで残り半年あまり、中学3年生の夏休みはどう過ごすべきか解説してきました。
受験生にとっての一番の敵は「時間」だといわれます。合格できるのは、限られた時間を目標達成のために、最大限有効に使えた受験生だという意味です。
夏休みは5教科の基礎力を完成させることが必須課題!自力での対策が難しい場合は、すぐに塾に相談してみてください。迷っている時間も勉強した方が合格に近づきますから、親御さんもお子さんもスピーディーな行動を心がけましょう。
お子さんの第一志望合格を、心から応援しています。