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塾に行くべきか迷う高校生へ。通塾のメリットや選び方を解説
「周りが塾に行き始めた」「そろそろ自分も塾に行くべき?」「でも費用が気になる…」、そんな悩みを感じる時期かもしれませんね。大学受験に向けては早めに対策した方が有利とわかってはいても、なかなか通塾に踏ん切りがつかない気持ちもわかります。
そこでこの記事では、「やっぱり塾に行くべきかな?」と悩む高校生に向けて、そもそもどうして塾に通うのか、塾で得られるメリット、もし通うとしたらどんな塾がおすすめかなどを解説します。
高校生が独学で勉強できる方法も紹介しました。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
高校生の通塾目的のトップ3
高校生は、どんな目的で塾に通うのでしょうか?通塾目的として多いものを3つご紹介します。
高校生が塾で得られるメリット
高校生が塾で手に入るメリットとは、どのようなものがあるでしょうか?独学や学校の補習では手に入らない、塾ならではの利点を解説します。
(2) 集中できる学習環境が手に入る|受験資料利用ができるところもある
「集中できる勉強場所の確保ができるから」とは、通塾を決めた高校生の多くが口を揃えて言う話です。ほとんどの塾は自習室を持っており、開校時間内は自由に使えるように開放しています。
自習室のある塾に通えば、勉強場所を探し回る負担がなくなります。
なお、塾や予備校によっては、自習室の本棚に過去問などの受験資料を豊富にそろえ、自由に閲覧ができるところも多いです。集中できる勉強スペースの確保だけでなく、問題集を購入する費用や手間も不要になります。
(1) 費用がかかる
費用はどうしてもかかってしまいます。しかも高校生の塾費用は中学生までと比べて高くなるため、保護者の方の負担を心配して通塾を思いとどまるケースも見られます。
高校生の授業料は、実際どれくらいが相場なのでしょうか?塾の形態別に、高校生の授業料を比較しました。ただし、授業料は学年や受講科目、授業回数などによって変動しますので、一つの参考としてご覧ください。
◎ 高校生:塾の授業料目安(年額)
大手予備校 | 40~90万円 |
集団指導塾 | 20~50万円 |
個別指導塾 | 60~150万円 |
※ 上記のほかに、入塾金や教材費、管理費、季節講習費などがかかります。
もし行くなら、高校生にはどんな塾がおすすめか
もし実際に通うとしても、学習の目的によって最適な塾は変わります。高校生におすすめの塾タイプを3つご紹介します。
(2) 定期テスト対策・資格試験対策・推薦入試対策なら「個別指導塾」へ
学校の授業や課題のサポート、定期テスト対策には、個別指導塾がおすすめです。高校生は学校ごとに教科書や進度が異なるので、個別対応が必要だからです。
英検やTOEICなどの資格試験対策や、推薦・総合型選抜を目指す場合も、個別指導塾が良いでしょう。模擬面接や小論文、過去問対策、提出書類の添削指導まで対応する塾もあります。
(3) 苦手克服や自習サポートなら「オンライン」もおすすめ
「自習中心でやりたいけど、部分的に教えて欲しい」「質問だけしたい」という高校生には、オンライン指導もおすすめです。講師と1対1でやりとりできるオンライン家庭教師や、質問対応が可能なオンライン自習室などが人気を集めています。
予備校は、大学合格を目的とする場所です。以前は浪人生のための学校でしたが、近年は高校生や中高一貫生の受験対策も行っています。
予備校よりも指導対象が広いのが塾で、基礎の習得から受験まで扱います。定期テスト対策や苦手克服など、さまざまな目的に対応しています。
予備校と塾の違いについては、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
(3) YouTubeなどにある解説動画を利用する
YouTubeには、高校生・大学受験生向けの解説動画が多数公開されています。こうした動画を使って勉強する高校生も多いかもしれませんね。
解説動画学習のメリット | ・豊富なコンテンツから好みの動画を選べる ・細かな点や裏技解説もそろっている ・好きな時間に視聴できる |
解説動画学習のデメリット | ・しっかりとしたカリキュラムで勉強できない ・動画を探す時間がもったいない ・勉強と関係ない動画を見てしまいやすい |
YouTubeはコンテンツの豊富さがメリットです。ある動画が合わなくても、すぐ別のものを探せる点は便利でしょう。ただ注意したいのは「YouTubeにはカリキュラムがない」点です。疑問をピンポイントで解決する分には便利ですが、全体を網羅した体系的な学習には向いていません。
(3) 「友達が行っているから」と安易に決めない
塾選びでは、友達がいるかどうか気になるかもしれません。知っている人がいた方が安心できる気持ちもわかります。ただし、友達がいるかどうかだけで塾を決めてはいけません。
友達は、切磋琢磨するよきライバルとして受験期には励まし合い、モチベーションを高めあえる存在です。一方で、モチベーションの低い友達にひきずられ、勉強したいのに勉強できない悪影響をもたらされるリスクも実際にあります。ほかには、友達が自分の志望する大学に合格したのに、自分は不合格だった場合もあり得ます。そのときどう感じるかはそれぞれです。
友達がいたほうが自分に良い影響となるか、それとも知り合いがいないところで自分を勉強い追い込むか、決めるのは自分自身です。あくまでも、塾は勉強するところ。友達ではなく、自分に合う塾を探すことを忘れないようにしましょう。
まとめ
高校生が塾に行くべきか、その判断基準やメリットなどを解説してきました。
塾は必ず通わないといけない場所ではありません。ただ、通うことで得られるメリットが多いのも確かです。目標を達成できる最短距離を教えてくれる場所でもあります。
もし塾や予備校が気になったら、一度体験授業に行ってみるのがおすすめです。実際に足を運び、校舎長や講師とやり取りをし、勉強する他の生徒の様子を見てみましょう。その上で「自分は行くべきか」を判断すれば良いのです。
「塾探しの窓口」からは、気になる塾の無料体験授業を一括で申し込めます。下のタブから、自分に合いそうな塾を探すことから始めてみましょう。