東進の個別指導コースの料金はいくら？口コミ・評判やメリット、指導の特徴、おすすめの生徒タイプを解説

東進の個別指導コースは、カリスマ講師による映像授業で躍進中の東進が提供する個別指導です。東進の大学合格ノウハウを踏まえた指導を、高校別・個人別に最適化されたカリキュラムで受講できます。

今回は、塾業界でも注目を集める東進の個別指導コースについて、料金情報や口コミ、サポート体制、おすすめの生徒タイプなどを解説します。質の高い大学受験指導を個別に受けたい高校生や保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

東進の個別指導コースの料金

※公式LPより画像を引用

はじめに、気になる人も多いであろう料金情報についてです。

塾探しの窓口編集部が徹底的に調査しましたが、東進の個別指導コースの料金は残念ながら非公表でした。参考になる情報を解説します。

東進の個別指導コースでは、東進ハイスクール・東進衛星予備校と同様に、映像授業を指導のメインに据えています。東進ハイスクール・東進衛星予備校の授業料金は、以下のとおりと分かっています。

一方、東進の個別指導コースの授業構成は、英数国がそれぞれ60分（30分×2セット）です。授業回数は単元によって異なりますが、東進の授業構成と比べると、コンパクトな講座が多いようです。

授業時間が短く、1講座に含まれる授業回数も少ないと考えると、東進の個別指導コースの料金は、東進ハイスクール・東進衛星予備校よりやや安いのではないか、と考えられます。

ただ、東進の個別指導コースの受講には映像授業料金のほかに、諸費用がかかる可能性があります。正確な料金は、東進にお問い合わせください。

東進の個別指導コースとは

あらためて、東進の個別指導コースを簡潔に紹介します。

東進の個別指導コースは、個性・個人の特性に合わせた指導に対するニーズが高まる世相を受け、東進が始めた個別指導部門です。全国の東進ハイスクール・東進衛星予備校校舎約1,100校で提供しています。

東進ハイスクール・東進衛星予備校が大学合格の一点を目標に据え、傾向に合わせた指導を展開することに対し、東進の個別指導コースは高校の授業や定期テスト、生徒個々の目標に柔軟に対応するカリキュラムで学べる点が特徴です。東進の個別指導コースだけで大学受験までの対策も可能でありつつ、高3になったら大学受験コースに移り、本格的な勉強を進めるという使い方もあります。

〈東進の個別指導コースの概要〉
・対象学年は高1～3生
・高校、生徒本人の学力に最適化した指導
・テスト対策や評定アップ、推薦入試対策に有効

東進の個別指導コースの口コミ・評判

東進の個別指導コースの評判は、どのようなものでしょうか。実は、東進の個別指導コースに対する口コミは、ほとんどありません。東進の個別指導コースで受けられる指導やサポートは、東進ハイスクール・東進衛星予備校に準じます。東進の個別指導コースが気になる人は、東進ハイスクール・東進衛星予備校の口コミをチェックしてみてください。

ちなみに、東進は今後、個別指導にも注力していく予定のようです。今後、東進の個別指導コースの充実とともに、口コミも増えると考えられます。口コミが増え次第、塾探しの窓口でも順次紹介していきます。

(1) 導入・授業・確認テストの3つが基本セット

東進の個別指導コースでも、東進と同じように映像授業を見て学びます。冒頭で要点や流れが簡単に解説された後、授業に入ります。

授業は集中力を維持しやすい、1回約15分。その後、学んだ内容を定着させる演習の時間（15分）が確保されます。15分の授業＋15分の演習＝30分が1セットで、1回の授業は2セット（60分）です。授業の最後には、理解度を確かめる確認テストを実施します。

(2) 高校教科書と進度、個人の学力に合わせて計画

東進の個別指導コースは、国内で使われている高校教科書の大半に対応しています。授業も単元別に作られており、「定期テストの範囲に合わせ、教科書の内容をしっかり理解したい」というニーズにも柔軟に対応できます。

東進の代名詞的存在である「高速マスター講座」も、東進の個別指導コース向けに特別版をリリース。教科書に合わせた単語・熟語学習も自在です。

学習計画は学力やテスト範囲に合わせて作成されます。勉強の悩みも、気軽に相談してみてください。

(3) 単元・レベル設定が細かく、スモールステップでの学習が可能

東進の個別指導コースは、大学受験の東進よりも授業を細かく分けています。一つひとつの単元を、時間をかけて丁寧に学べる構成で、苦手科目も着実に克服していけるでしょう。

講座のレベルは、中学の復習から入試入門まであります。

また、英検®やTEAP、IELSに対応した講座まで開講されており、英語力を伸ばしたい生徒にもおすすめできます。

(4) 総合型選抜・学校推薦型選抜対応の学習コンテンツ

東進の個別指導コースでは、実施大学・学部が急速に増える総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応可能です。大学調べのポイントや志望理由書の作成、面接・小論文対策なども、すべて映像授業化されており、自分のペースで学びを深めていけます。

総合型選抜・学校推薦型選抜講座は高2～高3生が対象ですが、早めに対策を始めたい高1生も、ぜひ相談してみてください。

東進の個別指導コースで受講できる講座内容

東進の個別指導コースでは、主要5教科はもちろんのこと、定期テスト対策としての副教科、英単語や英検®、推薦対策まで、高校生のあらゆる学びに対応した講座が用意されています。概要を表にまとめました。なお、すべての授業が全学年共通で受けられます。

講座について詳しい資料を見たい方は、東進の個別指導コースにお問い合わせください。

※ ほか、理科・地歴公共、情報Iなど

英語と数学は、1つの学習項目に、複数レベルの演習が含まれます。同じレベルの演習でも、さまざまな問題パターンに取り組めるよう、内容には工夫が凝らされています。

東進の個別指導コースのサポート体制

東進の個別指導コースでは、どのような学習サポートが受けられるのでしょうか。東進の個別指導コースをおすすめするポイントにもなり得る、3つのサポートを紹介します。

(1) 担任を中心にチーム体制で生徒をサポート

東進の個別指導コースでは、生徒一人ひとりに「担任・担任助手」と呼ばれる専属スタッフが付きます。

担任は、長期的・大局的な視点から生徒を見守ることが役割。目標の達成に向けて学習計画を立て、学習方法を一緒に考え、モチベーションを管理しながら、勉強を前進させます。

担任助手は、より生徒に近い視点で、短期的な目標達成に導く存在です。日々の学習状況の確認や相談、質問などに対応します。

担任を中心にスタッフがチームを組み、1人の生徒をサポートする体制によって、生徒は不安なく、勉強に集中できる環境を手に入れられます。

(2) AIを使い、個別指導を深化

東進の個別指導コースでは、のべ100万人の東進生学習データと、101大学600学部の過去問を学習した東進のAIを活用しています。このAIに生徒別の学習状況を照合すると、「いま必要な学習」「今後克服すべき学習」がピンポイントで提示される仕組みです。

演習しておきたい問題も、10万問以上のデータベースから抽出された、生徒別のオリジナルメニュー。最新テクノロジーを活用した個別指導の深化により、実力を着実に、そして効率良く伸ばすサポートが受けられます。

(3) 本格的な大学受験対策にもスムーズに移行可能

東進の個別指導コースは、学校の定期テスト対策や推薦入試対策に最適です。では、一般入試対策はどうすれば良いのか。安心してください、東進ハイスクール・東進衛星予備校が控えています。

東進の個別指導コースで日々の学習をフォローしながら、大学受験コースを併用して受験勉強を進める取り組みも可能。また、同じ東進内とあって、コースへの移行も容易です。学習状況を踏まえた、効率の良い受験計画を組んでもらえるでしょう。

東進の個別指導コースの注意点

東進講師によるわかりやすい授業と、担任（助手）の手厚いサポートで、高校生から人気の東進の個別指導コース。ただ、入会前に知っておいてほしい注意点が3つあります。

入会後に後悔しないためにも、今のうちにチェックしておきましょう。

(1) 料金が高い可能性がある

東進の個別指導コースの母体である東進ハイスクール・東進衛星予備校には、「授業料が高い」といった口コミも寄せられています。東進の個別指導コースの料金は東進ほど高くはないとしても、一般的な個別指導塾よりかさむ可能性は否めません。

参考までに、東進でかかる費用は以下のとおりです。また、原則的に一括払いとなります。

東進の個別指導コースの費用項目と具体的な金額は、各校舎にお問い合わせください。

(2) 自主的な学びの姿勢が重要になる

東進の個別指導コースでは、映像授業を使って単元の解説や演習を進めます。映像授業は自分のペースで進めやすいというメリットがある反面、強制力に欠けサボりやすいともいわれます。

対面指導と異なり、授業中寝てしまっても、講師が肩を叩き、声をかけて起こしてくれることはありません。

勉強時間を効率良く使うためにも、受講前に学習目的の明確化が大切です。「何のために東進の個別指導コースで勉強するのか」と常に意識しながら、意欲的に取り組める状態を作ってください。

(3) カリキュラムが自分に合わない可能性がある

東進の個別指導コースは、「高校別・個人別に最適化されたカリキュラム」を売りにしています。たしかに、相当程度に細分化された映像授業構成で、東進よりも一人ひとりに合わせやすいだろうと、考えられます。

ただ、あくまで映像授業が指導の基盤になる点を、忘れてはいけません。勉強の様子を講師が見ながら即時即座にアドバイスするといった、柔軟性に富んだ指導は受けられないでしょう。

自分が何をめざし、どのような学びを得たいのか。その理想を描いてから、体験授業を受けると良いでしょう。

(1) 分かりやすく高品質な解説授業を見て学びたい

東進の個別指導コースで利用される映像授業は、東進が作成しています。大岩秀樹先生（英語）や中村悠人先生（数学）など、東進の授業でも人気の実力派講師陣も多数登場します。

「高校の授業が、いまいちわからない」「わかりやすい授業を見たい」という生徒に、東進の個別指導コースはおすすめ。高校生の教科書と大学受験を知り尽くした東進講師だからこそ可能な、高品質でわかりやすい授業が眼前で展開されます。

(2) 大学受験を見据えて効率良く勉強したい

東進の個別指導コースは、高校の授業やテストに合わせた学習を進めつつ、先に控える大学受験を見据えた指導を得意とします。東進の受験ノウハウが、余すことなく東進の個別指導コースにも共有されているからです。

テスト勉強と受験勉強の両立や、部活を頑張りながらの受験対策なども可能。将来的な志望校合格に向け、一歩ずつ学力を積み上げておきたい生徒にも、東進の個別指導コースをおすすめします。

(3) 復習に重きをおき、基礎をしっかり固めたい

大学受験に向けてハイペースで学習が進む東進ハイスクール・東進衛星予備校と異なり、東進の個別指導コースはじっくり時間をかけて復習したい生徒に向いています。授業は中学復習レベルから用意されており、映像授業ゆえに繰り返しての視聴も可能。つまずいていた箇所を丁寧に復習し、しっかりと基礎力を固める学習に取り組めます。

基礎は、大学受験で何より大切な要素です。東進の個別指導コースで基礎を十分に完成させれば、受験対策も円滑に進めていけるでしょう。

まとめ

東進の個別指導コースは、「東大現役合格者数日本一」で有名な東進ハイスクール・東進衛星予備校が展開する個別指導部門です。質の高い映像授業と、柔軟な指導体制を組み合わせ、高校や生徒一人ひとりに合わせた学習が提供されます。

東進では、季節ごとに無料の特別招待講座を開講しています。最大で4つまで好きな講座を受講でき、受講期間中は東進の校舎・サービスも利用できます。また、通常期も体験授業を受けられます。「東進が合うかな」と迷ったら、まずは気軽に受講し、自分の体感を踏まえて判断すると良いでしょう。

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