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大学受験は「夏休み」が超重要!高校生がすべき受験勉強とは
「大学受験の成否は夏休みに決まる」と言われることがあるほど、受験生にとって夏の過ごし方は重要です。しかしどのように過ごせば、合格を手繰り寄せることができるのでしょうか?
今回は高校3年生の夏休みに注目!やっておくべき勉強やNG勉強例、科目別に対策のポイントも解説しました。これから夏休みの計画を立てる受験生、必見です!
夏休みに絶対やっておくべき勉強はこれ!
すべての大学受験生が、夏休みに必ずやっておかないといけない勉強について解説します。4つのポイントに分けてあるので、勉強計画の参考にしてください。
(4) 模試の受験
夏休みには多くの模試が開催されますから、忘れずに必要な模試を受けましょう。
模試は受けた直後に解き直しをし、ミスは夏休み中に修正します。成績表は9月末~10月にかけて返却されますから、大問別の出来栄えや伸びしろをチェックし、秋冬の勉強計画に活かしてください。
共通テスト模試・記述模試のほか、大学別模試や医学部模試、小論文模試なども開催されます。忘れずにチェックしておきましょう。
参考)大手模試のスケジュール
〈河合塾〉全統模試スケジュール(地域別)
〈駿台〉駿台模試(高3・高卒生対象)ラインナップ
夏休みの受験勉強を成功させる秘訣
どんな夏休みを過ごせば、合格の可能性が高まるのでしょう?高3夏休みに欠かせない勉強の秘訣を、4つに分けて解説します。
(1) 勉強計画を立ててから臨む
夏休みは「基礎の習得」「苦手克服」「過去問チャレンジ」「模試」と、やっておくべき勉強が山盛りです。一つひとつを確実に完了できるよう、必ず勉強計画を立ててから取り組みましょう。
成功する勉強計画のコツは次の3つです。
・「何を × いつまでに × どれくらい」やるか決める
・「余白」を持った計画にする
はじめに、科目ごとに目標を立てます。次に目標を達成するためには、「何を×いつまでに×どれくらい」勉強する必要があるのかを考えてください。計画は必ず目標(ゴール)から逆算するのがポイントです。
また1日に1時間程度、1週間に半日程度、勉強の予定を入れない「余白」を持たせることも大切。計画通りに進まなかった時の調整や、急な予定などにも対応しやすくなります。
(2) 長時間勉強できる場所を確保する
快適に、長時間勉強できる場所を確保しておくことも大切です。特に「自宅では集中できない」という高校生は要注意!夏休みはどの施設も混みますから、勉強場所を探すことに時間がかかってしまうこともあります。
図書館や学習スペースが近くにない場合は、夏休みだけ塾に通って自習室を利用するのもおすすめです。勉強や受験の相談、教材の貸し出し、質問対応といった付帯サービスも利用でき、勉強効率アップに役立ちますよ。
高校生が夏休みにやらない方が良い勉強
受験生の夏休みにやっておくべき勉強のポイントを解説してきました。反対に、夏休みにやってはいけない勉強というのもあります。3つ、見てみましょう。
(1) 英語〈筆記・リスニング〉
英語は、次の4点が重点的にマスターしてほしいポイントです。
*語彙力強化
隙間時間には単語帳をフル活用!語彙力を一気に増やしましょう。単語と意味を1対1で暗記するだけではなく、多義語や熟語も意識的に取り組みます。
* 文法力完成
仮定法や関係詞、時制などの重要分野を中心に、正しく理解した上で習得を目指します。さらに接続詞や副詞、冠詞などもマスターしたいところ。
*読解力養成
読解は毎日1題は取り組むこと。自分のレベル相応、もしくはやや難しいと感じる文章を、一文一文の構造を正確につかむことを意識しながら読んでみてください。答え合わせは〇×をつけるだけではなく、解説も熟読して正しく読み取れたかもチェック!
* リスニング
センター試験や共通テストのスクリプトや単語帳に付属している音源などを利用し、「聴き取れる耳」を養います。英語特有の発音に注意しながら、“聞きながら理解する”ことを意識してください。
(2) 数学〈文系・理系〉
数学は文系と理系で夏休みのテーマが変わります。
*文系数学
確率・関数・ベクトルなど、共通テスト必出の分野を中心に、典型問題を確実に解ける状態を目指してください。「黄/青チャート」など、解説が詳しい参考書を用意し、自力で解答を完成させられるよう頑張りましょう。
共通テスト特有の“誘導”がある問題は、「なぜそう誘導されるのか?」と考えながら取り組むことが大切です。
* 理系数学
数IIIは大学個別試験でも配点比重の大きな分野なので、丁寧に復習することが大切。なぜそうなるのか?と理解しながら進めてください。計算量の多い数IIIは、効率的な計算方法を知ることも大切です。確率や場合の数といった単元は、模試前に集中して復習するのもおすすめです。
(3) 国語〈現代文・古文・漢文〉
夏休みは、普段後回しにしがちな国語に力を入れるチャンスです。
* 現代文
共通テストレベルの文章を、できれば1日1題取り組みます。段落や接続語、指示語に注意しながら、「要旨(筆者の主張)」を読み取り、裏付けとなる論理構成を考えながら読んでいきましょう。共通テストで現代文に割ける時間は1題25分程度ですが、夏休み中は時間が許す限り、じっくり読み込んでOK!「現代文用語集」などを使って語彙を増やすのもおすすめです。
* 古文・漢文
古文と漢文は、単語や文法、句形、構文など知識の習得を目指してください。特に古文は助動詞・敬語の識別や主語の発見が得点差が開きやすいポイント。基本レベルの問題集を1冊完成させるつもりで進めましょう。漢文は置き字や句形も復習します。
(4) 理科〈文系・理系〉
高3の夏からが勝負!と言われるのが理科です。文系、理系に分けてポイントを解説します。
* 文系理科
どの科目でも、苦手分野の抽出と克服が最大テーマです。「今週は『遺伝』を徹底的にやろう」など、期間を区切って集中的に取り組むのがおすすめ。基本事項を確認し、典型問題を解きながら知識を整理してみてください。計算問題や実験問題、資料や図表を使った問題にも積極的にチャレンジしてみましょう。
* 理系理科
苦手を克服することは言うまでもありませんが、余裕があれば未習分野の先取りがおすすめ。物理の「原子」、化学の「高分子化合物」は、学校で扱うのが冬休み直前になることもあります。他の分野とは独立している単元なので、この機会に終わらせてしまいましょう。また「これ!」と決めた問題集を1冊やり切るつもりで取り組むと良い結果につながります。
まとめ
夏休みは、受験勉強や学校の補習、塾の夏期講習、オープンキャンパスへの参加などやりたいことがありすぎて、時間が足りない!という声が増える時期です。時間の使い方を見直し、計画的・効率的に過ごすことが、成功の秘訣。
自力で計画するのが難しい場合は、遠慮なくプロの手を頼りましょう。「塾探しの窓口」なら、お近くの塾や予備校が簡単に見つかりますよ!
あなたの半年後に、見事な桜が咲くことを応援しています。