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【大学受験】高校生は予備校にいつから通うべき?入試方式別・開始時期の正解と判断基準
「高校3年生になってからでは遅い?」
「高1・高2から通うメリットは?」
大学受験の予備校選びで、保護者の方と生徒本人が悩みやすいのが「開始時期」です。
現在の大学入試は、一般選抜だけでなく、総合型・学校推薦型選抜が定員の約半数を占めるなど、戦い方が多様化しています。つまり、「いつから通うか」の正解は、志望する入試方式によって全く異なるということ。
本記事では、最新の入試トレンドを踏まえ、学年別の通塾率やメリット、さらには「高3からでも間に合うケース・間に合わないケース」を教育のプロが詳しく解説します。

予備校と塾の違い

最初に、予備校と学習塾の違いについて確認しておきましょう。予備校と塾の違いは、次の2つに集約できます。
1. 指導の目的
2. サポートする範囲
詳しく見てみましょう。
(1) 予備校と塾の「指導目的」の違い
予備校と学習塾の大きな違いは、指導目的です。予備校は大学合格の一点を見据えて指導し、塾は高校の授業や定期テスト対策にも対応します。
もし、評定平均(後述)を上げて推薦での合格を希望したい、大学附属高校から内部進学したい場合は、高校の成績を上げるため、塾に通ったほうが良いでしょう。
予備校は、基本的には大学受験の一般入試合格に特化した対策を行います。ただ、最近は、推薦入試対策を行う予備校も増えています。自分には予備校が合っているのか、それとも塾のほうが目的達成に近づきやすいのか、指導の目的から考えてみてください。
(2) 予備校と塾の「サポート範囲」の違い
予備校では、学習は生徒が自発的に行うもの、と考えられます。予習復習も当たり前にできることが求められる点は、押さえておきましょう。
一方、塾は学習方法や課題の進め方を丁寧に指導するところが、多く見られます。宿題を出して復習を促したり、学習計画の進捗までチェックしてくたりする塾もあります。 予備校と塾の違いについて、詳しくは下記の記事をご覧ください。

予備校利用をおすすめしたい高校生のタイプ

予備校と塾の、おもな違いを理解したところで、予備校に向いている・予備校をおすすめしたい高校生のタイプを紹介します。1つでも当てはまる項目がある高校生は、最寄りの予備校に問い合わせて見ると良いでしょう。
(1) 一般入試で大学に合格したい高校生
予備校では、一般入試合格に照準を合わせたカリキュラムで学べます。志望系統別・大学別に細かくカリキュラムを策定する予備校も多く、入試当日までの限られた時間を効率良く、そして無駄なく勉強に使えるでしょう。
予備校のカリキュラムは受験科目を網羅しており、学び残しが出にくいのもポイントです。
(2) 難関大学や医療系学部志望の高校生
難関大学や医療系学部(医・歯・薬・獣医など)は、競争率が高めです。それぞれの大学・学部受験を専門に手掛ける塾もあるほどで、情報収集と分析、傾向に合わせた対策が合否を分けます。
予備校はスケールメリットを生かした情報取集力・分析力を誇ります。収集した情報を指導の最前線にいる講師が分析するケースも多く、翌年度の指導に即座に反映されていきます。難関大や医療系学部など、高倍率の戦いを勝ち抜きたい高校生は、ぜひ予備校利用を検討してみてください。
(3) 効率良く受験を進めたい高校生
大学受験対策では、合格に直結する勉強をどれだけできたか、で明暗が分かれます。では、合格に直結する勉強とは、何でしょうか。
英語なら、単語から?文法から?それとも、読解から手を付けるべき…?
実は、こうして悩み、迷っている時間すらもったいないのが、大学受験。迷っている時間にもライバルは英単語を覚え、問題を解き、力をつけています。
計画や進め方に迷いがある高校生は、予備校を頼ってみてください。効率の良い受験対策を明確に、示してもらえるでしょう。
志望校合格を引き寄せる「予備校開始」の黄金タイミング

大学受験の準備時期、予備校のベストな開始時期は、志望校の難易度と「どの入試方式を狙うか」で決まります。
(1) 一般選抜狙い:高2の冬(1月)が「受験生」への切り替え時
一般選抜で合格を狙う高校生なら、予備校には高2の冬休みから共通テスト直後の1月に通い始めることをおすすめします。
その理由は、英語や数学と言った主要科目の基礎を、3年生になる前に完成させるため。高2の冬休みに主要科目の基礎を完成させておけば、高3の春からは応用・演習に集中できます。ライバルである浪人生との差も、1年かけて埋めていけることになります。
インプットすべき知識量が多い難関大や医学部を狙う高校生は、さらに早期からのスタートがベストです。
(2) 推薦・総合型選抜狙い:高1・高2からの「戦略的通塾」が必須
入学者の半数以上を占めるまでになった推薦系の入試を狙う場合は、高1からの内申点(評定平均)がそのまま持ち点となることを前提としてください。
定期テスト対策と並行して、小論文や志望理由書の準備ができるよう、高1・2から計画的に通塾を始めてください。早期に準備をスタートしておけば、入試までに必要なタスクに見通しが立ちやすくなります。精神的な余裕を持って受験期を過ごせるでしょう。
(3)【一覧表】いつから通う?入試方式別の通塾開始モデル
志望大学レベルと入試方式別に、理想の開始時期を表にまとめました。参考にしてください。
| 志望大学レベル | 入試方式 | 理想の開始時期 | 重視すべきポイント |
|---|---|---|---|
| 難関大・医学部 | 一般選抜 | 高1・高2の春 | 英数の先取り学習 |
| 中堅私立・標準 | 一般選抜 | 高2の冬〜高3春 | 苦手科目の克服 |
| 志望校が明確 | 推薦・総合型 | 高1・高2の夏 | 内申点確保・実績作り |
(4) 予備校の早期スタートには先取り以上の価値がある
早期に通塾を始める生徒が得るメリットは、学習の習慣化が早い時期に完成することにあります。
高3から急に「頑張ろう」と思っても、脳には大きな負荷がかかります。ただ、学校生活と同時進行で高1・2から予備校を始めておくと、たとえそれが週1~2回でも、勉強が習慣化されやすく、受験期に入っても集中力を維持できる生徒が多いようです。
「いつから」と迷った時が、お子さんの意識を変えるチャンスです。まずは予備校や塾の「無料体験」を受け、自習室を使ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
【志望大学別】予備校に通うおすすめ時期(タイミング)

大学受験合格を目指す現役高校生が予備校や塾に通うタイミングは「できるだけ早く」とお伝えしました。ここではさらに詳細に、一般入試で予備校を利用する場合、大学の難易度別にいつから通うことが推奨されるか解説します。
(1)最難関大学(国立・私立):高1から
ここでいう最難関大学とは、以下を指します。(文系理系を問わず。医学部などは後述)
【私立大学】慶応大・早稲田大
いずれも偏差値は65~75程度(学部による)
国立最難関の大学群は、文系であっても二次試験に数学が必須であったり、理系であっても非常に高いレベルの記述力や論理的表現力が求められたりと、難易度が非常に高くなっています。また科目数も共通テストで5教科7科目が課せられるなど、対応しなければならない学習範囲が広くなっています。
慶応大と早稲田大は、受験科目数こそ国立大学よりも少ないですが、試験内容は国立とは別の深い知識が求められます。また学部によって問題傾向がかなり異なるため、それぞれの学部ごとに対策が必要になります。
これらの大学の受験対策のためには、高校入学と同時に予備校に通い、まず学習習慣と基礎学力を徹底的に身につけることをおすすめします。国立志望の場合は苦手科目をなくす努力も必須です。
1年生から通うのは難しいという場合は、学校の授業内容は完璧に理解できるよう自分で予習復習を行い、定期的に河合塾や駿台の模試を受けるとよいでしょう。
(3)難関私立大:高2の初めから
ここでは以下のような大学を想定しています。
②MARCH-G(明治大・青山大・立教大・中央大・法政大・学習院大)
③関関同立(同志社大・立命館大・関西大・関西学院大
※近年ではSMARTなどの分類もありますが、ここでは難易度的に同じ扱いとします
※偏差値50~70程度(学部による)
「MARCHなら受験勉強は1年で十分」という意見もありましたが、ここ数年の傾向を見ると、「MARCHなら簡単に入れるという考えは通用しない」と改めた方が賢明です。そのため高2の初め頃から準備を進めることをおすすめします。
実際、上智・理科大以上志望の受験生がようやくMARCHに合格でき、MARCHが第一志望の生徒はMARCHに届かないという結果も見られます。中でも、MARCH上位といわれる明治・青山学院・立教の人気学部は競争率が高く、上智や理科大、時には慶応や早稲田に合格した生徒でも、不合格になるケースも珍しくなくなっているのが現実です。
関西圏では、「関関同立」と4大学が同列に語られますが、同志社大学だけは別格と考えたほうがよいでしょう。京都大や大阪大、神戸大のすべり止めで受験する層が多いため、難易度は他の三大学と比べて頭ひとつ抜けています。上智・理科大に合格するレベルの学力が無いと難しいかもしれません。
また近年、一般入試枠が年々縮小される傾向があります。推薦入試枠の拡大や内部進学による入学者の確保などが要因のようです。これらの大学群を狙う場合は慎重に、高校2年生からのスタートをおすすめします。
(4)その他私立大:高3の初め
ここでは以下の大学群を想定しています。
②日東駒専(日大・東洋大or東海大・駒沢大・専修大)
③産近甲龍(京都産業大・近畿大・甲南大・龍谷大)
※偏差値45~60程度(学部による)
偏差値50前後の私立大は、1年間しっかり準備をすれば合格の可能性は高まります。1~2科目で受験できる学部も見られるなど、受験生の負担も軽めの大学が多いようです。
成城、成蹊、明治学院、國學院は、学部によって倍率が高くなる場合があります。MARCHレベルに達するケースも見られるため、気を抜かないようにしましょう。
これらの大学に合格するためには、基礎固めが重要です。受験科目すべてでまんべんなく合格点が取れること、またライバルに負けない得意科目をつくれるように、準備してください。
(6)推薦を狙う場合:高1の初めから(ただし塾でも可)
指定校推薦や公募推薦、学校推薦型選抜、総合型選抜などを志望する高校生は、評定平均が重要になります。評定平均とは、高校1年生~高校3年生1学期までの成績を対象に、全科目の5段階評価された成績合計点(評定)を科目数で除した数値(平均)です。
ポイントは、高1からという点。毎回のテストでしっかりと結果を残すためには、苦手科目をなくし、成績を維持する長期的な取り組みが重要になります。
推薦入試を狙う高校生は、高1から予備校に通い、準備を始めると良いでしょう。評定平均が高レベルで安定していると、推薦でMARCHレベル以上を狙える可能性が高まります。
また、推薦狙いの高校生には、塾も選択肢に入ってきます。学校の定期テスト(=習った内容)で良い成績を出すには、予備校よりも補習塾や個別指導塾が向いているためです。自分の目指す結果が得られるかどうか、複数の予備校と塾から資料を取り寄せ、体験授業も受けてから決めるとよいでしょう。
高校生が使う補助学習費(塾・予備校代)と通い始める時期

一般的に、どの程度の高校生が学校以外の補助学習機関(塾や予備校)を利用しているのでしょうか。文部科学省の調査によると、高校生で学習塾や予備校に通っている生徒は3割から4割程度いるとわかっています。
| 予備校・塾の利用なし | 予備校・塾の利用あり | |
|---|---|---|
| 公立高校 | 61.3% | 38.7% |
| 私立高校 | 69.9% | 30.1% |
ちなみに、高校生の学習塾費は、学年ごとに以下のようになっています。
| 公立高校 | 私立高校 | |
|---|---|---|
| 平均 | 147,746円 | 112,639円 |
| 第1学年 | 89,907円 | 79,870円 |
| 第2学年 | 149,553円 | 120,900円 |
| 第3学年 | 207,370円 | 138,930円 |
(出典)文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」より作成
その他、民間シンクタンクなどの調査では偏差値が高い高校ほど予備校・塾に通う割合は高くなっているというデータがあります。これは偏差値の高い高校に通う生徒が、難易度の高い大学を受験する傾向があるからといえるでしょう。
「予備校なし」で大学受験準備をするメリットとデメリット

予備校に通うには費用がかかります。また学校が終わってから通うため時間や通学のための体力も必要です。「予備校に通ったほうがいいのは分かったけれど、できる限り予備校なしで、自力で勉強したい」と考える方もいるかもしれません。ここでは大学受験(一般入試)準備を予備校なしで行うメリットとデメリットについて解説します。
「予備校なし」で大学受験準備をするデメリット
予備校は個別指導塾やオンライン塾と異なり、カリキュラムが非常に詳細に組まれています。そのため志望大学に合格するまでに何をすべきか、どこを補強すればいいのか、模試でどの判定が取れていればいいのかなどがわかります。このメリットは、予備校に通わないと得られません。
また予備校に通わない場合、大学受験の情報を得る手段が減ってしまいます。
そのほかにも、予備校に通うと模試が年間スケジュールに自動的に組み込まれ、とても便利です。予備校に通っていないと模試は自分で申し込むことになります。人気の会場などは申し込み期間になると同時に満席になってしまい、結局受けられないというケースも見られます。
何より、志望大学に合格するための学力や試験を乗り切る実力・技術が身についているのか、予備校や塾に通っていないと指標となるものがないため、わかりづらくなってしまいます。仮に高校のテストで良い成績が取れていても、大学受験のための実力とは全く別物と考えたほうがよいでしょう(学校の定期テスト結果が影響するのは推薦入試)。
予備校探しの前に考えるべき4つのポイント

予備校に入る前に考えておきたいポイントを4つお伝えします。
(4)自分の性格は予備校に合っているか、体験授業などで確認する
予備校では、講師は生徒一人一人に手厚く対応してくれるわけではありません。大人数の生徒に対して「講義」を行うためです。生徒は自分で自分のタスク(課題)を管理しなければなりません。
小規模な塾や個別指導塾では、宿題を出してくれたり、学習の進め方を教えてくれたりと手厚くサポートしてもらえるところも多くあります。もしも性格的に、誰かに導いてもらわなければ勉強ができないのなら、予備校はあまり向いていないかもしれません。
予備校も塾と同じように無料で授業を体験できます。また最近の予備校では塾と同じように、チューターなどが生活指導などを行ってくれるところもあります。通っても勉強に集中できないときどのようなサポートをしてもらえるか、実際に話を聞いて確認することが大切です。
まとめ
この記事では、高校生が現役で大学合格するには、予備校にいつから通うべきかを解説しました。予備校は塾とは異なり、ある程度生徒の自主性に任せるスタンスになっています。そのため、通う場合は「どの大学に通いたいのか」など将来のビジョンをある程度描き、自分ですすんで学ぶ姿勢が大切になってきます。
予備校に通うメリットは多くありますが、もちろんデメリットもあります。また生徒の性格や学力、生活状況、志望大学のレベルによっては、予備校よりも塾のほうが合っていることがあります。予備校と塾、どちらにするかは、実際に無料体験授業や面談などを受けてから決めましょう。
予備校や塾を選ぶなら、「塾探しの窓口」を利用すると便利です。お住まいのエリアにどんな予備校や塾があるか、簡単に探せます。まずは口コミなどを参考に、資料を取り寄せ無料体験を申し込んでみましょう。
大学入試に合格するために、この記事を参考にして最善の選択ができることをお祈りします。



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