学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。
オープンキャンパスに持っていきたい10の持ち物とその理由
オープンキャンパスが「初めて大学に足を踏み入れる機会」になる高校生も多いでしょう。初めての大学、一体何を持っていけばいいのかと悩んではいませんか。
とくに遠方の大学に行く場合は、忘れ物に気づいても気軽には取りに戻れません。「絶対に忘れ物をしないように」と考えれば考えるほど、持ち物に不安が募るはずです。
今回はオープンキャンパスへの持ち物を「必ず持っていくもの」「あると便利なもの」に分けて紹介します。オープンキャンパスに関するQ&Aやメリットもまとめました。
初めてのオープンキャンパスに向けて、抜かりなく準備するヒントにしてください。
オープンキャンパスとはどのようなイベントか
オープンキャンパスは、大学の施設や授業が一般公開される特別な日です。普段は関係者しか入れない場所を見学できたり、最新の授業を受講できたりします。
オープンキャンパスの主な対象は、受験を希望する高校生です。大学はオープンキャンパスで高校生に自学の魅力をアピールし、受験してもらうことを目的とします。
例年、夏から秋がオープンキャンパスの最盛期です。秋の大学祭と同時開催するケースもあります。また2月から3月にかけて実施する大学もあります。
キャリタス進学は、高校生が探したい条件にあうオープンキャンパスを一括検索できます。「送迎あり」「交通費補助」「プレゼントあり」など、あると嬉しいサービスもワンクリックで探せます。
まずはキャリタス進学の「オープンキャンパスを探す」から、気軽に試してみてください。
オープンキャンパスに必須の持ち物5つ
オープンキャンパスにかならず必要な持ち物は、全部で5つです。最悪の場合でもこの5つさえあれば、オープンキャンパスに参加して必要な情報を集めてこられます。
オープンキャンパスに忘れてはいけないもちもの5つを解説します。
(1) 筆記用具・メモ帳
筆記用具はシャープペンシル(鉛筆)とボールペンの2種類を持っていきましょう。赤・青のカラーペンや、マーカーも1~2色あると便利です。
大学入試説明会や模擬授業など、スマートフォンの利用を控えたほうが良い場面もあります。スマートフォンのメモ機能が使えないケースも考慮し、紙のメモ帳も持参しましょう。未使用ページが残っているノートでも構いません。
(2) A4サイズ以上が入るバッグ
オープンキャンパスでは大学のパンフレットをはじめ、各種資料が配布されます。資料の多くはA4サイズ(一般的なクリアファイルサイズ)のため、A4サイズが折らずに入る大きさのバッグを用意しましょう。
バッグの形状は使いやすいものなら、なんでも構いません。リュックサックやショルダーバッグが大容量な上に動きやすいためおすすめです。
(3) 予備のバッグ(エコバッグ)
大学によってはお土産やプレゼントの配布があります。当日、オープンキャンパスに行ってから荷物が増える可能性を踏まえて、予備のバッグも入れておきましょう。
おすすめはエコバッグです。軽量で折りたたみできるタイプなら、使わないときにもかさばりません。広げたときにA4以上サイズになるものを用意します。
(4) 現金
キャッシュレス決済が使えない場面もあります。現金もかならずもっていきましょう。
交通費や食事代など最低限必要な費用にプラスアルファして多めに持っていくと安心です。またあらかじめ千円札や硬貨に崩しておくと、小銭が必要な場面でもスムーズに支払いできます。
オープンキャンパスにあると便利な持ち物5つ
ここからはオープンキャンパスにあると便利な持ち物を、5つ紹介します。
大学という初めての環境に身を置く一日に、不安を感じる人も多いでしょう。あらゆる状況を想定しての備えは安心感になり、オープンキャンパスを楽しめるゆとりにつながります。
以下を参考に、自分に必要だと思われるものをカバンに入れていきましょう。
(1) スケジュール表
オープンキャンパスで、今後の入試関連予定を説明する大学も多数あります。説明会で聞いた大学の予定と自分の予定を照合できるよう、自分のスケジュール表があると便利です。
・塾・予備校の予定表
・部活や習い事の予定表
(2) クリアファイル
クリアファイルは、大学から配布される資料や印刷物を持ち帰るときに役立ちます。A4サイズのものを1~2枚持参しましょう。
クリアファイルは自宅にあるもので構いません。イラストが描いてあるものや景品でもOKです。
(3) 暑さ・寒さ対策グッズ
7~8月の夏期に行われるオープンキャンパスに行くときは、暑さ対策が必要です。ネッククーラーやリフレッシュシート、ハンディファンなどの持参をおすすめします。
肌に貼るタイプの冷却シートは、身体の熱を局所的に下げる効果があります。使用後のシートを入れるゴミ用のビニール袋も用意しておくといいでしょう。
2~3月のオープンキャンパスなら、防寒グッズが欠かせません。ホッカイロやひざ掛け、耳当てなど、寒さに負けない格好を心がけます。はめたままスマートフォンを操作できる手袋や、アウトドア用の防寒着も活用しましょう。
(4) 大学のパンフレット・質問リスト
オープンキャンパスに先立ち大学のパンフレットを請求していたら、ぜひ持っていきましょう。大学・入試の説明会の折に理解を深めたり、情報を書き込んだりするときに使えます。
オープンキャンパスでは最新のパンフレットを配布しています。オープンキャンパスに参加する予定がある場合は、現地でもらうのもよい方法です。
大学や先輩学生に聞いてみたいことは、あらかじめ質問リストにまとめて持っていきましょう。書いてあると「緊張のあまり、聞き忘れた」「聞きたかったことが思い出せなかった」という失敗を防げます。
入試制度や大学生活、卒業後の進路など、気になることは何でも書き出してください。
(5) その他
そのほか、次のツールも持っていくといざという場面で活躍します。
・モバイルバッテリー
・タオル
・腕時計
・上履き(事前に要確認)
移動経路を調べたり、写真や動画を撮ったりと、使用頻度の高いスマートフォンはバッテリー不足が懸念されます。念のため、モバイルバッテリーがあると安心です。
フェイスタオルも2枚ほど入れておきましょう。絞って身体を拭いたり、首に巻いて日除けにしたりと、何かと役立ちます。腕時計は瞬時に時刻を確認できます。急いで移動する場面で心理的ストレスが少なくて済み、あると便利だと感じるでしょう。
一部、上履きを必要とする大学もあります。事前に上履きの要不要を確認し、必要な場合は忘れずに持参してください。忘れた場合は、大学が用意するスリッパを借ります。
オープンキャンパスはぜひ行くべき!その理由
オープンキャンパスは、わざわざ行くだけの価値があるイベントです。志望大学が決まっている人も迷っている人も、ぜひ足を運んでください。
オープンキャンパスに行くメリットを3つ、解説します。
(1) キャンパスや学生の雰囲気がわかる
「百聞は一見に如かず」と言います。オープンキャンパスも同じです。ホームページや大学の紹介動画ではわからない、大学の本来の姿を知るには実際に行くしかありません。
在学生以外が自由に構内を見て回れる数少ないチャンスが、オープンキャンパスです。
(2) 入試や学生生活に関する質問ができる
オープンキャンパスでは大学や先輩学生に、自由に質問できるコーナーが設けられています。入試や入学後の生活など、気になる点を直接聞けるチャンスです。
質問がクリアになって大学への憧れが増し、受験勉強のモチベーションアップにつながることも期待できます。
(3) オープンキャンパス参加が出願条件になる方式もある
大学・入試方式によっては、オープンキャンパスで行われる授業への参加が出願条件になる場合があります。オープンキャンパスへの参加は、出願できるチャンスを増やす可能性があります。
オープンキャンパスでチェックすべきポイント4つ
大学構内に入れる貴重な機会であるオープンキャンパス。チャンスを最大に活かすために、忘れてはいけないチェックポイントを4つ紹介します。
帰宅後に「見落とした!」と後悔しないよう、注意しましょう。
(1) 立地・アクセス
最寄り駅から実際に歩き、アクセスと立地を確認しましょう。学部・学年によってキャンパスが異なる場合は、可能ならすべてのキャンパスに行ってみます。
キャンパス間が離れており一日での移動が困難なら、1年次に所属するキャンパスについて確認します。
(2) キャンパス周辺の様子
キャンパスの周辺環境もチェックします。入学後の生活をイメージして、以下を見てみてください。
・一人暮らし用アパートの数、家賃相場
・生活に必要な店舗・施設
・治安(交番の場所)
・公共施設
・バス停の位置と本数
・ターミナル駅までのアクセス
(3) 授業やカリキュラムの内容
オープンキャンパスでは公開授や、入学後のカリキュラム・ゼミに関する説明があります。積極的に授業・説明会に参加し、実際の様子を体感してみましょう。
カリキュラムやゼミは、ホームページやパンフレットを見ても理解しにくいポイントです。説明会と質問コーナーを利用し、希望する学びが本当にできるかどうかクリアにしておきましょう。
(4) 学生サポートの充実度
入学後に受けられる学生サポートの充実度は、キャンパスライフの安心に直結します。どのようなサービスがどの程度受けられるのか、よく見てきてください。
入学後の日常生活のサポートやアルバイトの斡旋、キャリア指導・進路相談は必須のサポートです。メンタルヘルスや身の危険を感じたときの相談窓口の有無も、確認しておきましょう。
オープンキャンパスに関してよくあるQ&A
オープンキャンパスに関して、高校生からよく寄せられる質問をQ&A形式で解決します。
小さな心配も、抱えたままでは心置きなく楽しめないでしょう。この章で解決し、オープンキャンパスへの期待感を高めてください。
(1) オープンキャンパスに行く服装は?
A.私服で構いません。
オープンキャンパスは私服で問題ありません。ただし「大学に行く」というオフィシャルな面も持つイベントです。
露出の多い服装や、だらしない格好は避けましょう。迷ったら高校の制服でもOKです。
(2) オープンキャンパスに昼食は持っていった方が良い?
A.昼食は基本的に不要です。
多くの大学では、オープンキャンパス参加者に向けて学食を開放します。学食で昼食をとれるため、基本的に昼食持参は不要です。
ただ時間帯によっては、学食が混み合います。昼過ぎに参加したい企画がある人は、おにぎりを持参するなど柔軟に対応しましょう。
(3) オープンキャンパスは何時に行けば良い?
A.開催時間内なら何時に行っても構いません。
オープンキャンパスは何時に行き、何時に帰るのも自由です。ただし開催時間が決まっている授業やイベントに参加する場合は、開始時刻に余裕をもって到着できる計画を立ててください。
(4) オープンキャンパスはかならず行かなければならない?
A.オープンキャンパスは任意参加です。
志望大学のオープンキャンパスに行かなければならないという義務はありません。あくまで任意のイベントです。
ただオープンキャンパスだからこそ得られる情報があるのも確かです。志望大学と自分のマッチングを確かめるためにも、参加して損はありません。
ただし、オープンキャンパスで行われる授業への参加が出願条件になる大学も、一部あります。その場合は、オープンキャンパスへの参加は必須となりますので、志望大学の出願条件をあらかじめ確認するようにしてください。
(5) オープンキャンパスに参加すると受験で有利になる?
A.受験で有利になることはありません。
オープンキャンパスへの参加が出願条件となる入試方式は存在しますが、オープンキャンパスに参加したからといって入試の合否判定で有利になることはありません。
ただし面接がある入試方式で受験する場合、試験官に「オープンキャンパスへの参加有無」「感想」などを問われる場合もあります。
まとめ
オープンキャンパスは1年に数回開かれる、大学の認知度アップのイベントです。日本で最初に開催したのは立教大学といわれ、いまやほとんどの大学が開催しています。
普段は見聞きできない大学の様子を体感できる、またとない機会です。第一志望大学はもちろん、第二志望以降の大学のオープンキャンパスにも、可能な限り参加しましょう。
実際に足を運び雰囲気を見てみると、大学と自分の相性がより正確につかめるようになります。
全国のオープンキャンパス探しには、「キャリタス進学」の利用が便利です。あらゆる条件からオープンキャンパス情報を抽出でき、効率良く計画を立てられます。