予備校の費用はどれくらい?費用相場と抑える方法、注意点を解説

更新日 2026.05.21
予備校の費用はどれくらい?費用相場と抑える方法、注意点を解説

予備校に通うと、規模の大小にかかわらず、一般的には1年間に100万円前後かかります。また、現役生よりも浪人生の方が費用がかかる傾向があります。

「相場より安い予備校はないの?」
「現役と浪人で、予備校に通うと年間どれぐらい差があるの?」
など、費用についてお悩みの方も多いかもしれませんね。

この記事では大学受験予備校を検討している生徒さん・保護者の方に向けて、

・大学受験予備校にかかる年間の費用相場(現役・浪人)
・予備校の費用を抑える方法
・自分に合った予備校の選び方と予備校選びの注意点

を解説します。実りある受験期間を過ごすために、お子さんに合った予備校を選ぶ参考にしてください。

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予備校の一般的な費用相場

予備校には中規模から大手まであります。一般的に、大手予備校の1年間の費用相場は以下のとおりと考えておけばよいでしょう。

入会金年間授業料
現役生2万円~3万円50万円~80万円
高卒生7万円~10万円90万円~120万円

必要以上に講座を受講してしまうと費用が無駄になりかねません。志望大学のレベルと自分の現在の学力を冷静に見極め、合格に必要な勉強量がどれくらい必要か、入会する前にしっかり相談しましょう。

なお、大学受験生向けの講座を設けている集団塾などでも、おおむねこれに近い金額になるようです。

【臨海セミナーの月額例】※高3生
・1講座:11,000円
・6講座:54,450円(値引き後)

6講座×10カ月(4月~1月)=544,500円(季節講習費が別途加算されます)

小規模の学習塾、オンライン学習塾では相場よりも安くなる傾向があります。志望大学に合格した先輩や知人が通っていた塾や、ネットで評判の良い塾があった場合は、資料を取り寄せてみましょう。

大手三大予備校の1年間の費用相場

代表的な3つの予備校「河合塾」「駿台」「東進ハイスクール・東進衛星予備校」で1年間にかかる費用を具体的に見てみましょう。

なお予備校の授業時間や指導形式など、大手予備校のサービス詳細については、以下の記事を参照してください。

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駿台予備学校

現役生浪人生
入学金33,000円10万円
授業料クラスや学年、授業数によって変動98万円~145万円
教材費授業料に含まれる
別途必要な場合あり
授業料に含まれる
別途必要な場合あり
その他システムサポート料5,000円/月授業料に含まれる

入学金は、駿台サイトからの事前無料会員登録で、5万円に減免されます。また、模試の成績による特待制度も用意されています。

駿台の授業は、目標や学力別に分けられたクラスに合わせて、実施します。志望大学に適した内容の授業を受けられるため、要点を押さえて効率良く学んでいけるでしょう。不安や相談は、進路アドバイザーが対応します。

②河合

現役生浪人生
入学金33,000円10万円
授業料例)高3生(90分×24講座)129,600円 など70万~120万円/年
教材費授業料に含まれる授業料に含まれる
塾生サポート料7,140円/月授業料に含まれる

入学金は、各種キャンペーンや紹介割引などを受けられる場合があります。

河合塾では、最難関大学・医学部から中堅大学まで、幅広いレベルの生徒に対応した講義・カリキュラムを展開しています。カリキュラムは、基本的にクラスごとに固定です。ただし、必修科目以外に、志望大学に合わせた講座をカスタマイズすることもできます(別途費用)。

③東進ハイスクール・東進衛星予備校

現役生向け浪人生向け(大学受験科)
費用相場入学金
33,000円

担任指導費
高3・77,000円
高2以下・44,000円

通期講座(90分×20回など) 82,500円

模試
高3・29,700円
高2・14,850円
高1以下・12,650円
入学金
101,200円

特訓本科コース
682,000円

コース外受講料
77,000円/講座
季節講習費別途必要(希望者のみ)
通年講習講座
90分×5回+講座修了判定テスト1回 20,900円
90分×10回+講座修了判定テスト1回 41,800円
別途必要(希望者のみ)
通年講習講座
90分×5回+講座修了判定テスト1回 19,250円
90分×10回+講座修了判定テスト1回 38,500円

※ すべて税込

東進ハイスクール・東進衛星予備校は、科目や学習目的、レベルによって講座が細かく分かれています。生徒は、担任と相談しながら、目標達成に必要な講座を選び、受講します。費用は講座単位で発生するため、受講する講座数にしたがって、総額が変動するシステムです。

講座はかなり細かく作られているため、自分に本当に必要な講座を的確に選ぶことが可能。費用も、受講時間も無駄にしない、自分のための受験勉強プランを作成してもらいましょう。

なお、東進ハイスクール・東進衛星予備校は原則的に、高校生(現役生)向けの塾です。既卒生(浪人生)の受け入れ状況は、各校舎にお問い合わせください。

<参考>医学部進学予備校はお金がかかる!
医学部受験は、どの予備校でも費用が最も高くなります。

駿台予備校や河合塾には、医学部合格に特化した校舎があり、「医学部進学専門予備校」をうたう予備校も存在します。

これらの医学専門予備校では、年間数百万円以上かかるところもあるといわれています。
ただ、医学部合格に特化した授業を展開してくれるため、合格の可能性が高まるのも事実。実力と、出せる費用との兼ね合いで選びましょう。

何にかかる?予備校の費用項目

予備校では以下の項目に費用がかかります。予備校・塾によって無料のものや、追加で費用がかかるものなど異なるため、入会の際に確認しましょう。

①入学金(入塾金、入会金とも呼ばれる)

キャンペーンなどで無料になることもあります。

②基本的な授業料

1講座単位で計算するものと、トータルのカリキュラムで年間費用が決められているものがあります。同じ予備校内でも対面の集団授業を受講するか、オンライン講座を取るかなどで計算基準が異なるため、詳細は必ず確認してください。

③季節講習費

夏期・冬期にそれぞれ別途かかります。浪人生の場合、通っている校舎ではなく別の大規模校舎に通わなければならないケースもあり、その場合は交通費がかかるため入会前に「季節講習では主にどの校舎を利用するのか」を確認しましょう。

④模試費用

基本費用に入っている場合と、別途必要な場合があります。1回当たり6,000円~1万円程度です。

⑤その他(チューター費用、暖房費、施設利用料、システム利用料など)

学習に付随する費用です。名目はさまざまで、予備校・塾によって異なります。チューター費用やコーチング費用は詳細が不明瞭なケースもあるので、事前に説明してもらうようにしましょう。

<参考>【データで見る】高校生の年間塾・予備校費用の平均
現役高校生がいくらぐらい学校外補習(塾・予備校)にお金をかけているかは、文部科学省が定期的に調査を行っています。
 
文部科学省「子供の学習費調査
 
この調査では大学受験をしない生徒も含めて平均を算出しているため、高校3年生で年間20万円程度になっていますが、塾に通っていない生徒も半数以上いるため金額だけを参考にすることはできません。

 現代の大学受験は情報戦であり、予備校の情報力は合格に不可欠になっています。費用はかかりますが、受験のためには予備校の利用も検討してみてください。また、予備校の模試は定期的に受けるようにしましょう。
 
高校生の塾費用について、詳しくは以下の記事をご参照ください。
【大学受験】高校生の塾費用はいくら?出費を抑えて難関大学に合格する方法
大学受験を控えたお子さんがいる家庭にとって、塾や予備校の費用は大きな懸念事項ではないでしょうか。「授業料や月謝以外に…
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もっとお得に!予備校の費用を抑える方法

予備校の費用を抑える方法には条件がある
予備校の費用を抑える方法には条件がある

予備校の費用が思った以上に高くて困惑した方もいるかもしれませんね。ここでは予備校の費用を抑える方法を紹介します。

もっとお得に!予備校の費用を抑える方法

(1)キャンペーン・割引特典を利用する

ほとんどの予備校では、入会金を割引または無料にするキャンペーンや、割引特典を用意していることが多いです。

たとえば河合塾では、通年で以下のような入塾金割引を行っています。(年度により異なる可能性もあるため、詳細は要確認)

【大学受験科】※浪人生
入塾金免除制度について

●全額免除(0円):指定年度に所定の河合塾系列塾等に所属していた・受講した場合(詳細はHP確認)

●半額免除(50,000円):指定年度において講習受講生だった・河合塾実施の模試受験生だった・個別相談、入塾説明会、体験授業へ参加した・Kei-Net会員だった・インターネットから入塾の申し込みをした

●1万円免除:指定年度に兄弟姉妹が河合塾生で入塾していた・所定の河合塾関連塾等で入塾手続きをしていた

上記は河合塾の例ですが、駿台予備校や東進ハイスクール・東進衛星予備校、その他の予備校でも入塾金割引や無料のキャンペーンを行っています。

(2)特待生制度・スカラシップ制度などを利用する

成績優秀者のみが対象になる、授業料が割引になる制度です。

例えば河合塾の場合、全統模試で一定の成績を上げていると年間費用が割り引かれます。

【河合塾特別奨学生制度】
東京大学・京都大学・国公立大医学部医学科をめざす成績優秀者に対し、奨学金として学費の一部を免除する制度です。

特別奨学生試験の受験が必要で、その結果を基に、基準に達した生徒を「特別奨学生」として認定し、授業料の一部(最大50万円)が免除されます。結果に応じて選抜制コースの認定を取得できます。

特待生制度やスカラシップ制度は、選定基準が非公開となっています。成績に自信がある生徒は、ぜひ各予備校に問い合わせてみてください。

(3)奨学金制度などを利用する

予備校に通いたいけれど家計の事情で金銭的に難しい場合、一部予備校では奨学金制度が利用できます。「一定以上の成績が必要」など条件がありますが、利用できるかどうか知りたい場合は各予備校や最寄りの校舎に問い合わせてみましょう。

(4)通学費補助が利用できる(浪人生)

規定の月数通うことが予定されている場合、通学費用の学割が申請・利用できます。

ただし、通塾期間が1年に満たない場合は、利用できないケースもあります。学割制度対象者になる対象期間は、各予備校に問い合わせるようにしてください。

(5)予備校のオンライン授業を利用する

いまや、どの予備校もオンラインコースや映像授業コースを設けています。集団授業の録画がそのまま見られるものから、単科ゼミとして編集された映像授業だけを受講するものまでさまざまです。

大手予備校のオンラインコースは、集団の対面授業コースよりも割安な傾向があります。費用で不安がある場合は問い合わせてみることをおすすめします。

(6)不要な科目を受講しない

全科目を履修すると、費用がかなり高額になります。不要な科目は切り捨て、苦手科目のみに絞って受講する、オンライン授業を受ける、単科授業だけを申し込むなど、受講を絞ると費用を節約できます。河合塾のように、カリキュラムから自分で取捨選択できる予備校を選ぶのもおすすめです。

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コスパの良い大学受験には「東進」がおすすめ

東進ってどんな予備校?日本一の現役合格実績には、理由がある。

※公式LPより画像を引用

東進ハイスクール・東進衛星予備校は、映像授業を活用した大学受験予備校です。受験生の現状と目標をつなぐ学習計画を立て、計画に必要な映像授業講座を視聴して、実力を伸ばしていきます。

映像授業はレベルや志望校別に細分化されており、傾向別の対策や過去問演習も可能。志望大学合格に必要な講座だけを厳選して受講すれば、余分な費用もかかりません。

また、授業の再生スピードも調整できるため、タイムパフォーマンスにも優れています。

教室には、勉強や受験の相談に対応する担任や担任助手が常駐し、学習の進捗からメンタル面のサポートまで対応します。良質な授業と最適な学習環境が揃った東進ハイスクール・東進衛星予備校の指導を、一度体験してみてはいかがでしょうか。

最短1分で完了! 東進ハイスクール・東進衛星予備校の公式サイトから
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安さだけで予備校を決めない!予備校選びの注意点

本当にその費用は授業内容に見合っているかどうか、確認しよう
本当にその費用は授業内容に見合っているかどうか、確認しよう

「安いからここにしよう」と安易に決めてしまうと、後悔のもと。予備校を決める前に知っておきたい注意点を解説します。

【注意点1】志望大学の指導ができる講師はいるか確認する

大学受験対策をしてくれる小規模な予備校や塾は、費用も良心的で非常にお得と感じられるかもしれません。

しかし、小規模予備校・塾では、大学受験の指導ノウハウを講師のスキルに頼っていることもあるようです。つまり、良い講師に担当してもらえなければ通っている意味がないということ。

入会前に、志望大学向けの指導ができる先生がいるか、受け持ってもらえるか、また、受験の最新情報は取得できるかなど、確認しておきましょう。

【注意点2】個別指導塾やコーチング塾は、料金体系をチェックする

個別指導塾やコーチング塾も盛況です。ただ、これらの塾では受講講座に比例して費用がかかります。中には年間150万円を超える個別指導塾やコーチング塾もあります。

「あれもこれもと追加した結果、身につかず費用が無駄になってしまった」と後悔するケースも起こっています。

志望大学のレベルと自分の現在の学力を冷静に見極め、合格に必要な勉強量がどれくらい必要か、入会する前に尋ねてみましょう。細かく事例を挙げて答えてくれる予備校や塾は、信頼がおけると考えられます。

まとめ

大学受験において予備校の活用は大きな武器になりますが、闇雲に多くの講座を受ければ合格率が上がるわけではありません。大切なのは、1年間の総額や内訳を把握し、費用対効果の高い最適な環境を選ぶことです。もし予算に限りがある場合は、大学受験の実績が豊富な小規模塾を選択するのも賢い戦略と言えます。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

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