塾に行くときのベストな服装は?学年・シーン別に解説

更新日 2024.08.07
塾に行くときのベストな服装は?学年・シーン別に解説

親御さんの中には、「塾に行くのに、なぜ服装で悩むのか」と疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

たしかに塾は学校と違い、どのような服装で行っても構わない場所です。しかしその「自由さ」が仇となり、お子さんを悩ませる原因になっているかもしれません。

この記事では、どのような服装で塾に行けば失敗しないのかを解説します。親御さんが塾に行く際に気を付けたいポイントもまとめました。

塾コーデを決めるヒントとして、ご活用ください。

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塾に着ていく服装で配慮したいポイント

お子さんの服装は「勉強しやすい」ことがもっとも大切
お子さんの服装は「勉強しやすい」ことがもっとも大切

塾に着ていく服装は、ちょっとしたポイントに気を付けるとグンと勉強しやすくなります。服装に悩むお子さんにアドバイスしたい4つの点を解説します。

塾に着ていく服装で配慮したいポイント

(1) 動きやすさ

座っているだけのように見えて、細かな動きが多く疲れを感じやすいのが勉強です。また長時間同じ姿勢を続けることで、肩や腰が凝るお子さんもいます。

塾に着ていく服装は「動きやすさ」を重視して選びましょう。

「スムーズに腕を伸ばせる」「前傾姿勢になってもキツくない」程度の、適度にゆとりがある服装がおすすめです。

(2) シンプルさ

お洒落が気になる年ごろではありますが、アイテムを選ぶ際は「シンプルさ」を基準にすると失敗しません。シンプルなものは周囲から好奇の目を向けられたり、注目されたりする心配がないからです。

反対に個性的で主張の強い服装を着ていくと、「あの子、勉強をしに来てるのかな?」と怪訝に見られる可能性もあります。またお子さん自身が服装ばかり気になって、勉強に集中できない弊害も考えられます。

(3) 温度調節

1年を通して温度調節がしやすい格好である点も大切です。

塾は座席や生徒が密集しているため空気が循環しにくく、冷暖房効率が良くありません。座席によっては「エアコンの風が直接当たる」「なかなか適温にならない」と訴える子どもたちも見られます。

温度調節できる服装で行くことは、勉強に集中するためにも大切な準備です。

温度調節しやすいアイテム
・ひざ掛け(コンパクトに畳めるタイプならかさばらない)
・カーディガン、上着(室温・体感温度に応じて脱ぎ着できる)
・カイロ(貼るタイプならズレない)
・手首・足首ウォーマー(局所の冷えの防止に◎)
・うちわ、冷感シート(部活後の火照った身体を冷やすのに便利)

においや汚れには、十分気を付けましょう。

とくに気を付けたいのは、夏場の部活後にそのまま塾に行く場合です。もちろん、汗をかいたり砂汚れがついたりするのは、頑張ってきた証拠ですが、そのまま塾に行くと他の生徒が気にしてしまいます。

塾に入る前にひと手間ケアをして、スッキリした状態で勉強を始められるよう準備しましょう。

・汗拭きシートで汗を拭き取る
・冷感スプレーで汗を抑える
・着替えを持参し、汚れた服を替えてから勉強する

塾にふさわしくない服装

悪目立ちする服装や周囲の邪魔をする服装は避ける
悪目立ちする服装や周囲の邪魔をする服装は避ける

塾は「勉強する場所」という前提があるため、ふさわしくない服装やマナー違反となる服装は存在します。

塾には着て行かない方が良い服装を、4つ解説します。

(1) 派手過ぎる

派手過ぎる服装は、周囲の生徒の気を散らしてしまいます。望んでいない注目を集める要因にもなるため、派手過ぎる服装は避けた方が無難です。

どうしても派手なアイテムが好きな場合は、「1点だけ」「小物だけ」などバランスをとって取り入れるようにしましょう。

派手な服・アイテムの例
・ネオンカラー
・スパンコール
・総柄
・レースが多いワンピース、ドレス
・サングラス
・サテン地

(2) 露出が多い

男女とも、露出が多い服装は塾にふさわしくありません。年ごろの子どもたちが集まる塾では、あらぬ誤解やウワサの的になるおそれもあります。

露出が高い服装は休みの日に着るようにし、塾へは露出控えめな服装で行きましょう。

露出が多い服の例
・おへそが見えるほど短いTシャツ
・背中・胸元が大きく開いたカットソー
・下着が見えるほど下がったズボン
・ホットパンツ(丈がとても短いショートパンツ)
・キャミソール、キャミソールワンピ

(3) 音が出る

服装を考える際に盲点となりやすいのが、「音」です。ウインドブレーカーは動く度にシャカシャカと擦れる音がします。この音を気にする生徒も多いため、できれば控えた方が無難でしょう。

部活帰りなどでウインドブレーカーを着ている場合は、塾に到着したら脱いでしまえば問題ありません。

また同じ理由でハイヒール大量のキーホルダーも避けましょう。ハイヒールはコツコツと歩く音が、キーホルダーはジャラジャラとぶつかり合う音が響きやすく、勉強を妨げます。

(4) 清潔感がない

服装が自由とはいえ、他人に不快を与える服装は好ましくありません。清潔感がない服装を嫌がる人は多いため、整った服装で塾に行くようにしましょう。

また清潔感があるかどうかは、自分では気づきにくいものです。親御さんが客観的に見てアドバイスしてあげると良いでしょう。

・首元や裾がヨレヨレになったTシャツ
・首まわりに汗染みがついたTシャツ
・ほつれが目立つニット・カーディガン
・穴の開いたズボン・靴下

お子さんが塾に行く服装にこだわる理由

塾に何を着ていくかは、成績と同じくらい重要なテーマ
塾に何を着ていくかは、成績と同じくらい重要なテーマ

服装にこだわっても成績が上がるわけでもなく、迷っている時間を勉強に充てれば良いのにと親御さんが思うのももっともです。一方でお子さんにはお子さんなりの、服装にこだわりたい理由があります。

年ごろのお子さんだからこその「塾コーデ」を考えたい理由を、3つ解説します。

(1) モチベーションに影響する

「好きな服装を身につけていると、モチベーションが上がるから」という理由で、服装にこだわるお子さんもいます。

このタイプのお子さんは、好きな服装を着ていると自分自身の満足度が上がり、やる気になります。反対に、イマイチだと感じる服装の日はテンションが上がらず、やる気にならないようです。

「服装でやる気が出るなら」と気楽に構え、服選びを見守ってあげましょう。

(2) 周りからの視線が気になる

「自分の服装が周りからどう見られているか気になるから、気に入った服を着ていきたい」というお子さんもいます。

コーディネートが決まると周囲から「おしゃれだね」「素敵だね」と承認や羨望の声をかけられるため、その声がやる気の原動力になるタイプです。反対にお気に入りではない服装の日は、「周囲から浮いていないか」「変だと思われていないか」といった心配が尽きず、集中できないようです。

(3) 塾くらいしかおしゃれをするチャンスがない

「塾くらいしかおしゃれをする機会がないから」と、塾に着て行く服装にこだわりたいお子さんもいます。学校では制服で過ごし、部活ではジャージを着用し、休日は部屋着で一日を過ごす生活を送っていると、確かに塾に着て行かないとお気に入りの服の出番がありません。

せっかく買った服も着られないままでは、もったいなく感じます。奇抜・派手な服装でない限り、お洒落を楽しむわが子を見守ってあげましょう。

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学年別・おすすめの塾コーデ

他のお子さんは、どのような服装で塾に行っているのでしょうか。年齢別に、おすすめのコーディネートやアイテムを紹介します。

(1) 小学生

小学生には、Tシャツにキュロットやショートパンツ、スニーカーを合わせるのがおすすめです。トップスとボトムの色をコーディネートしたり、バッグにお気に入りのチャームを付けたりするだけでも、お洒落感がアップします。

(2) 中学生

中学生になると、大人っぽいアイテムを取り入れるお子さんも増えてきます。ニット帽やカチューシャ、ヘアバンドなど、小物を上手に取り入れると、周りと差を付けられます。ビッグシルエットの服装は、お洒落とリラックスを両立できる便利アイテムです。

(3) 高校生

高校生になると、制服で通塾する生徒が多くなります。休日に私服で行く場合は、シンプルさを意識すると、適度に周囲に馴染めるでしょう。また持ち歩く教材量が多くなるため、バッグにこだわる高校生もいます。

塾で周りから浮かない服装を選ぶコツ

「周りから浮きたくない」「悪目立ちしたくない」などの理由で服装選びに悩むお子さんもいます。塾の雰囲気になじめる服装を選ぶコツを、3つ解説します。

(1) 体験授業で他の生徒の服装をチェックする

一般的に、入塾を決める前には体験授業を受けます。このとき、周りの生徒の服装もチェックしておきましょう。シンプルな服装が多いか、個性的な服装でも大丈夫そうかなど、ある程度様子がわかります。

手持ちの服と塾の雰囲気を比べ、使えそうなアイテムをピックアップしておくと、塾の日に迷わずに済みます。

(2) 通う曜日・時間帯によってアレンジする

平日の夕方は学校や部活からそのまま来る生徒が多いため、制服率やジャージ率が高めです。反対に休日は私服で来る生徒が多いでしょう。

また休日も、午前中の授業なら私服で来る生徒が多く、部活後の生徒が増える午後以降はジャージ着用の生徒が多いかもしれません。

お子さんの授業がある曜日や時間帯に合わせてアレンジすると、最適な服装が見つかります。

(3) 迷ったら制服で行くのが無難

制服がある場合は、「迷ったら制服」と決めておくのもおすすめです。実際、塾はかなりの生徒が制服で来ています。制服なら学校から帰宅した後に着替える手間もいらないため、時間も節約できます。

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親御さんが塾に着ていく服装のポイント

親の服装はベーシックアイテムの組み合わせがおすすめ
親の服装はベーシックアイテムの組み合わせがおすすめ

面談や説明会など、親御さんが塾に足を運ぶ機会もあります。しかし、回数としては1年に数回程度と多くはありません。機会が少ないからこそ、「何を着ていけばよいのか」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

親御さんが塾に行く際におすすめの服装を、3つの観点から解説します。

親御さん(保護者)が塾に着ていく服装のポイント

(1) 華美でなければ何でもOK

親御さんが塾に着ていく服装は、華美でなければどのような格好でも構いません。塾が開く時間はお仕事終わりの時間とも重なるため、スーツや作業着など仕事の格好のまま来る親御さんも大勢います。もちろん、私服でも構いません。

もし服装に迷ったら、流行に左右されないベーシックなアイテムがおすすめです。グレーやベージュ、モスグリーンなど落ち着いたカラーを使うと、先生にも好印象を与えられます。

女性なら:ブラウス+カーディガン、ニット、パンツ・スカート
男性なら:カジュアルシャツ、軽いジャケット、スラックス

(2) 動きやすい服装がおすすめ

アイテムを選ぶ際は、動きやすさも重視しましょう。通路で生徒や講師とすれ違ったり、机の間を通り抜けたりするシーンも想定されるからです。説明会では座席の間を通ることもありますし、長時間の面談で身体に疲れが溜まる場合もあります。

締め付けが少なく動きやすい服装を選んでおくと、移動や着席中にストレスを感じなくて済みます。

(3) 地域や塾によっては「紺」が無難

地域、あるいは塾の校風によっては、親御さんの服装は「紺(ネイビー)」が無難な場合があります。紺色が好まれる傾向は、お子さんの年齢が低いほど強まるようです。小学生のお子さんを塾に通わせている場合は、周囲の親御さんの服装をよく見てみましょう。

中学生以上になると、親御さんの服装も十人十色になってきます。

親御さんが塾に行く際の注意点

「親御さんが塾に着ていく服装は自由」とは言っても、注意・配慮が必要なポイントはあります。

講師や他の生徒・保護者から怪訝な目を向けられないために、気を付けたい点を3つ解説します。

(1) 香水は控える

塾に行くときは、香水は付けない方が良いでしょう。

子どもたちは香水の匂いに敏感です。塾に入ってきた親御さんの香水の匂いは、子どもたちの注意を惹きつけ、結果として気を散らしてしまうかもしれないからです。また生徒・講師を問わず、嗅覚過敏の人がいる可能性も考慮しましょう。

(2) 荷物は多すぎないよう配慮する

塾はそもそも生徒の荷物でいっぱいな場合が多く、親御さんの荷物が多いと置き場所に困る場合があります。通路を歩く際に、他の生徒・講師の通行を妨げるかもしれません。

塾に行く際は、A4サイズのバッグ1つ程度に荷物を抑えるようにしましょう。

(3) 靴を脱ぐ場合も想定しておく

塾の中には、入り口で下足からスリッパに履き替えるところもあります。学校に行くのと同じ心づもりで、靴を脱いでも心配ないよう準備しておきましょう。

・穴のあいていない靴下
・伝線・破れのないストッキング
・マイスリッパの持参

まとめ

塾に着ていく服装は「動きやすい・温度調節ができる・清潔」という3点をクリアしていれば、何でも構いません。親御さんの服装も、ベーシックアイテムを組み合わせれば問題ないでしょう。

ただし、服装は大人が思っている以上にお子さんのやる気に影響することは知っておきましょう。お子さんがやる気にならない原因は、「塾コーデが決まらないから」というケースもあるのです。

お子さんが着やすく、塾にふさわしい服装を選べば、今日の授業から集中して勉強に取り組めるようになるかもしれません。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

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