個人塾もおすすめ!向いているタイプや選び方、メリットを解説

2022.05.16
最終更新日 2022.05.16
個人塾もおすすめ!向いているタイプや選び方、メリットを解説

どの地域にも、「地元で評判の個人塾」があるものです。きめ細やかに指導してくれる、親身な先生がいるという口コミを聞くと、お子さんを通わせてみようかと思う方も少なくないでしょう。

しかし個人塾は大手塾のように広告に積極的なところは多くないため、近くの個人塾に関する知りたい情報が手に入りにくいという悩みがついてまわります。

個人塾ならではのメリットや選び方のコツ、個人塾の情報を集める方法などについて解説します。

(1) 個人塾とは

「個人塾」とは、地元で個人の方が開業している塾を指します。個人で運営しているため校舎数も1~2校程度と小規模で、通っている塾生も多くて数十人程度というところが多く見られます。

運営者が法人成りしていても、地元に密着しているごく小規模の塾の場合は「個人塾」と呼ぶこともあります。

(2) 大手塾との違い

個人塾と大手塾との違いは、「規模」「独自性」「地域への密着度」にあらわれます。分かりやすいように、表にしてみましょう。

 個人塾大手塾
規模小さい
1~2校程度
1校舎の生徒は数十人
大きい
全国に展開している塾もある
1校舎数百人も珍しくない
独自性塾長の教育方針が、
色濃く指導に反映される
どこでも均質なサービスが
受けられる反面、独自性は薄い
地域への密着度強い弱い

大手塾は、日本全国どの校舎でも、同じ品質・同じ内容のサービスが受けられる点が特徴です。地域ごとに、やり方が細かく違う点はあっても、教育方針や授業時間、授業の進め方などは同一です。

一方、個人塾は「塾長の指導方針」イコール、塾の方針となります。どんな授業をどのくらい行うか、レベルやスピード、質問対応の受け方など、すべて塾長の独断で決まります。経験や実績が豊富でカリスマ性のある塾長がいる個人塾は、地元で有名な名物塾となっていくこともあります。

(3) 個人塾のメリット

個人塾ならではのメリットとしては、次の4つのポイントがあります。

親身で面倒見がいい

融通が利きやすい

ペースを合わせてくれる

地元の学校情報などに強い

個人塾には「地域の子どもたちに勉強を教える寺子屋的存在」という雰囲気があり、親身で面倒見のよい“名物先生”がいることも多い点が特徴でしょう。先生の人柄が好きだからと卒業しても顔を出す生徒や、兄弟姉妹、さらには親子二代・三代と同じ塾にお世話になっているという人もいます。

また個人ならではの機動力もメリットです。授業の振替やちょっとした要望なども、気軽に対応してもらえるという声もあります。長年地域に根ざしているため学校情報に精通しており、学校ごとのピンポイント対策を得意とする塾もあります。

(4) 個人塾のデメリット

個人塾のデメリットとしては、次があげられます。

受験情報の精度は大手にはかなわない

独自性の強さが合わないことがある

受験情報の精度やスピードでは、個人塾は大手塾にかないません。大手塾には、膨大な量のデータを分析する受験専門スタッフが何人もいるものですが、個人塾ではそうはいかないからです。

また個人塾は教え方や校舎の雰囲気に塾長の個性が強く反映されます。授業を担当するのも、塾長一人だけということも。もし合わなかった場合、他の先生に教えてもらうという選択肢がない点はデメリットだといえるでしょう。

個人塾を選ぶチェックポイント

個人塾は地道に情報収集をしてから判断するのがコツ
個人塾は地道に情報収集をしてから判断するのがコツ

規模や情報力の面で大手塾に見劣りするとしても、親身さや面倒見の良さといった点で魅力的な個人塾。次にまとめた6つのポイントをチェックすると、良い個人塾が見つけやすくなります。

(1) 指導形態:個別か、集団か

指導形態は、生徒ひとりひとりを見てくれる「個別指導」と、数十人のクラスに一斉授業を行う「集団指導」とに分かれます。

個別指導:一人ひとりのペースに合わせて進める

集団指導:周りと切磋琢磨できる

お子さんに合いそうな形態はどちらか考えたうえで、お目当ての個人塾の指導形態を確認しましょう。

また指導可能科目も見ておきます。特に「高校生以上は英数のみ」などと学年によって指導科目を絞っているところもあります。必要な科目が受けられないということがないよう、注意してください。

(2) 指導者:理念や経歴、人柄もチェック

個人塾は、良くも悪くも塾長の個性が強くあらわれます。どんな塾長が指導してくれるのか、お子さんに合いそうかどうか、人となりを確認しておきましょう。

「教育理念」は、とりわけ重要です。どのような思いを持ち、どんな風に子どもたちに接するかという方針を示すものだからです。ホームページなどに記載がなければ、話を聞きに言った際に「開塾のきっかけ」を尋ねてみると、教育への思いを聞き出せます。

(3) 実績:合格実績などをチェック

続いて塾の「実績」も確認しましょう。個人塾の実績は、「志望校に合格した生徒がどれくらいいるか」を見ることが大切です。きめ細やかに一人ひとりの面倒を見ていった結果、多くの生徒が第一志望校に合格できている塾ならば、安心してお子さんを任せられるでしょう。

また合格までのエピソードを聞いてみると、塾と生徒との関係性が垣間見れます。ぐっと心動かされるドラマが次々と出てくるような個人塾は、生徒を深く思い、熱心に指導してくれることが期待できるでしょう。

(4) 立地:通いやすさや安全性をチェック

立地も重要なチェックポイントです。安全に通えそうかどうか、通塾経路を実際に通って確認してみましょう。個人塾は塾長の自宅を改装して開いていることも多く、住宅地にあったり、入り組んだ場所にあったりすることも多いものです。ご自宅から、また学校から直接行く場合も想定しておくと安心です。

(5) 費用:年間の総額をチェック

費用は「年間にかかる総額」を確認しましょう。特に春・夏・冬の季節講習は、通常の月謝に講習費が上乗せされることもあり、まとまった出費になるため要チェックです。

管理費、教材費など、定期的に必要になる費用も、具体的な金額を把握しておくと安心です。

(6) 評判:口コミや評判をチェック

地域での評判にも耳を傾けてみましょう。実際通っていた卒業生や、その保護者の評判があると、大切な判断材料になります。

個人塾の口コミは、インターネットではなかなか見つけられません。学校の先生や保護者仲間、地域の方の情報が頼りになります。気になる塾があったら、積極的に聞いて回ってみてください。

良い個人塾の見つけ方

広告が少ない個人塾を、効率良く見つける方法
広告が少ない個人塾を、効率良く見つける方法

目立つ宣伝をしている個人塾はあまり多くありません。そのため、探そうと思っても、なかなか見つからない…、と困ってしまうこともあります。

知る人ぞ知る、良い個人塾を見つける方法を3つお伝えします。

(1) 友人、知人で通っている人を探す

良い個人塾を見つけるには、友人やお知り合いで通っている、あるいは過去に通っていた方を探すのが手っ取り早い方法です。お子さんの友達や保護者仲間のつてを辿って、個人塾に通っている人を探してみましょう。

特に「お子さんより年上の子を持つ、顔の広い保護者」は、頼りになります。上のお子さんのときの経験や、自身のお知り合いの情報も広く把握しているため、ちょっと相談するだけで「そういえば!」と情報を教えてくれることがあります。

(2) インターネットで探す

インターネットで個人塾を探す方法は、「Google MAP」を使うと便利です。使い方はとても簡単!

1.「Google MAP」を開き、お住まいのエリアで「塾」を検索します。すると、画像のように「塾」に赤いピンが立ちます。

2.ピンにカーソルを合わせるか、タップすると、塾の詳細情報が表示されます。

一つひとつ詳細を見ながら、大手塾ではない、個人が運営していそうな塾を探します。詳細情報からは塾のホームページにジャンプもできます。

大手塾・有名塾は大通り沿いや駅前など、アクセスしやすい立地に開設されていることが多いので、住宅街や細い路地周辺から探すと効率良く個人塾が見つかります。

★メモ★
Googleなどの検索エンジンで「個人塾」と探すのは、おすすめできません。検索結果に表示されるのは「大手個別指導塾」ばかりだからです。Google MAPは「通える範囲にある塾」をすべてヒットさせてくれるという点で、個人塾探しにおすすめのツールだといえます。

(3) 塾探しサイトから探す

個人塾は、塾情報を掲載しているサイトでも探せます。たとえば「塾探しの窓口」なら、トップページやこのページの下にあるタブを使ってみてください。

お住まいの地域と学年を入れるだけで、お近くの塾が簡単に探せます。個別指導か集団指導かといった指導形態での絞り込みも可能です。

忙しくて、塾探しはできるだけサクッと済ませたい、という方におすすめのシンプル機能が便利ですよ。

失敗しない個人塾の選び方

個人塾は「塾長との相性」が重要!客観的に比較検討を
個人塾は「塾長との相性」が重要!客観的に比較検討を

個人塾が気になるけれど、ちょっと決めかねているという方のために、個人塾を選ぶ際に失敗しないポイントを解説します。

(1) 親子で話を聞きに行くこと

まず、直接話を聞きに行きましょう。その際は「親子で」行くことをおすすめします。

塾に通って勉強するのは、お子さん本人です。塾長や塾の雰囲気が自分に合いそうかどうか、通い続けられそうかどうか、お子さん本人の感覚を大切にしてあげてください。

また親御さんには、大人の視点で判断する役割が求められます。塾長は信頼できそうか、安全に通えそうか、また月謝や費用は適正かどうかなど、客観的に見てきてください。

もし親子で意見が異なった場合は、急いでその場で決めようとせず、一旦持ち帰るようにしましょう。ご自宅でお子さんと親御さん、それぞれの意見を率直に話し合うのも、納得して結論を出すために欠かせないプロセスです。

(2) 体験授業を必ず受けること

体験授業は必ず受けましょう。授業時の雰囲気や講師の教え方、周りの生徒の様子などが合っているかどうか、より現実に即して判断できるようになります。

体験授業は、体験用の特別授業を用意してもらうのではなく、可能なかぎり「普段の授業」に混ぜてもらうようにしてください。体験授業用の特別授業では、環境や指導内容が普段と異なることもあるため、日頃の様子がつかめないこともあるからです。

また親御さんが授業見学するのもおすすめです。お子さんの集中具合や様子を見てあげてください。中学生以上くらいの年頃になると、塾長に気を使ってか、合わないのに「大丈夫」と言ったりするお子さんも出てきますから、お子さんの本音を見抜いてあげることも親御さんの役割になります。

(3) 大手・中規模塾と比較すること

個人塾が第一希望だったとしても、大手塾や地域の中規模塾などとも比較するようにしましょう。比べてみることで、それぞれの特徴や良さが明確になり、よりお子さんに合う塾を見つけられるようになります。

時間があれば、ぜひ個人塾と他塾それぞれで体験授業を受け、面談を受けてみてください。忙しい場合は、資料を比べるだけでもOKです。「塾探しの窓口」なら、比較したい塾にまとめて資料請求や体験授業の申込ができます。ぜひご活用ください。

(4) 受験やテストに関する情報力もチェックすること

受験や定期テストに関して、どの程度情報を持っているかもチェックしておきましょう。近年は学習指導要領の改訂や大学入試改革、小学校での必修教科の増加など、変更が多く、かつてないほど情報力の持つ意義が大きくなっています。

受験やテストに関する情報力を見極めるには、お子さんの現状を伝えて相談してみるのが一番です。「現状はこうで、〇〇高校を希望しています。どうでしょうか」と聞いてみてください。過去のデータや先輩の実例などをすぐさま持ってきて、分析と解説、具体的な対策を伝えてくれる塾であれば、安心して良いでしょう。

反対に曖昧な情報しか伝えない、口頭でしか話さない、根拠のない希望的観測に基づいた話しかしないといった塾は、情報力に不安が残るといえます。

まとめ

塾選びでは、大手塾や有名塾ではなく、あえて個人塾を選ぶという方も大勢います。その理由の多くは、「塾長の人柄や指導を信頼して」というもの。個人塾とはそれだけ塾長の影響力が大きいのです。

個人塾は大手塾のように広告費が潤沢ではなく、知りたい情報がインターネットでなかなか見つからないということもあるかもしれません。しかし長年、地域に根差して運営してきている塾ならば、かならず「地元での評判」が立っているはずです。友達から友達へ、親から親へと口コミで伝わる評判に出会えれば、良い個人塾はすぐそばにあります。

見つけるまでが大変な個人塾ですが、そこの塾長との出会いが、お子さんにとって一生の宝物になる可能性もあるのが個人塾です。良い個人塾に巡り合えるよう、祈っています。

この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

塾探しの窓口編集部

学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。

ページの上部へ