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塾の先生と合わない!原因と対処法、合う先生の見つけ方を解説
塾の授業は見学できる機会も少なく、お子さんと先生との相性が心配になる親御さんも少なくありません。さらに「先生と合わないかもしれない」と感じたら、不安は募るばかりでしょう。
とはいえ、「先生と合わないようです」とストレートに塾に伝えるのは気が引ける方も多いはずです。
この記事では塾の先生とお子さんが合わない場合の対処法を解説します。合わない原因の見つけ方や先生別の対処法、また別の塾を見つける際のポイントも紹介しています。最後まで読み、お子さんにピッタリ合う先生を見つけるヒントにしてください。
(1)「先生と合わない」とお子さんが感じている場合
お子さんが「塾の先生と合わないかも」と言う場合は、まずよく話を聞くことが最重要です。「先生のどのような点が合わないと思うか」「授業ではどんな様子か」「友達はその先生をどのように言っているか」など、お子さんの気持ちに寄り添いながら話を引き出します。
話を聞く際は、先入観を持たないよう気を付けましょう。子どもは親の思いに敏感なため、『合わないはずがないでしょう』という決めつけがあるとすぐに察知し、本心を話さなくなります。
また、客観的に聞く姿勢も大切です。お子さんの中には、勉強したくない気持ちを先生との相性にすり替え、「合わない」と言っている可能性もあるからです。お子さんの話を詳しく、かつ冷静に良く聞くようにしましょう。
同じ塾に通う友達の保護者に、先生の評判を聞くのもおすすめです。ただし、話す人の主観が含まれているため、鵜呑みにしないよう注意しましょう。
(2)「先生と合わない」と親御さんが感じている場合
親御さんが「もしかしたら塾の先生と合わないのかも」と感じた場合は、合わないと感じた理由を書き出してみましょう。「書き出す」のは、客観的に考えたいときにおすすめの方法です。
理由を言葉にまとめるのが難しければ、「お子さんが先生と合わないかもしれない」と感じたきっかけや場面を思い出してみてください。そのときに、「お子さんがどのような反応(表情、態度など)をしたのか」「どのような反応を見て合わないと感じたのか」を書き出していくと、徐々に先生と合わないと感じた原因が見えてきます。
お子さんと先生の相性の問題なのか、お子さんの取り組み姿勢の問題なのかを区別することも大切です。先生はお子さんにやる気を出させようとして厳しく指導しただけなのに、お子さんがヘソを曲げてしまったというケースもあるからです。
(1) 教室長と合わない場合
教室長は、校舎全体を統括します。校舎の雰囲気や講師の指導法、授業カリキュラムなどに対する責任も負っており、全体への影響力がもっとも大きい存在です。ただ授業を担当しない教室長も多いため、お子さんはほとんど接する時間がないケースもあります。
もしお子さん・親御さんとも、抱えているのが軽い不満なら、改善要望を出して様子を見ても良いでしょう。すぐに対処してもらえれば、問題が小さいうちに解決し後味も悪くありません。
ただし、お子さんが何らかの理由で、「顔を見るのも嫌」「挨拶もしたくない」など、強く不満を持っている場合は、塾を変えた方が良いでしょう。多くの塾で教室長は入口付近に待機しており、塾で一番はじめに顔を合わせることが多いからです。授業が始まる前に嫌な気分になっては、勉強に良い影響を与えません。
(2) 集団指導塾で授業を担当する先生と合わない場合
集団指導塾の場合、もっとも長い時間を過ごすのは授業を受け持つ先生です。もし授業担当の先生に対し「声が聞き取りにくい」「授業のペースが速い」など、軽度の不満があるようなら改善要望を伝えて様子を見ましょう。
改善要望を出しても対応してもらえない場合や、お子さんが本気で先生を嫌がっている場合の対処法は、次の2つです。
◎ 別の先生のクラスに移れないか掛け合う
同じ授業を複数の曜日で行っていたり、個別クラスを併設していたりする塾なら、クラス変更によって担当の先生を変えられる可能性があります。「別の先生のクラスに移りたい」と申し出てみてください。
◎ 塾を変える
別の先生が担当するクラスや個別クラスがない場合は、転塾した方が良いでしょう。集団指導塾では、授業を担当する講師の変更は難しいからです。
塾の先生が合わないときにできる対処法4つ
先生との相性は、お子さんの勉強に良くも悪くも影響を与えます。もし「合わない」と感じているならば、早めに原因を取り除きましょう。
塾の先生が合わないと感じたときにできる対処法を4つ解説します。
お子さんに合う塾の先生の選び方
「塾の先生との相性は、入塾して授業が始まってみないとわからないから…」とあきらめる必要はありません。入塾前でも、お子さんに合う先生を見つけるためにできる準備があります。
合わない先生に当たらないために、塾選びの段階でしておくべき準備を3つ解説します。
まとめ
塾の先生がお子さんに合わないと、親としてはどうしたらよいものかとオロオロしてしまうことも多いでしょう。塾にはっきり伝えて良いものか、多少なら我慢すべきかと思い悩むかもしれません。
しかし、塾は学校とは違います。先生と合わなければクラスを変えたり、先生を交代してもらったり、あるいは通う塾を変えたりすることも可能です。不満とストレスを我慢する必要はありません。
先生との相性は、大人が思う以上に子どもたちには大きな影響を与えます。「先生が嫌だ」という思いは、時間が経つにつれて「勉強が嫌だ」に変わっていってしまうかもしれません。塾の先生が合わないと感じたら、早めに対処することをおすすめします。
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