塾への資料請求が不安な方へ | 電話がくる本当の理由と正しい対処法を解説

更新日 2024.11.18
塾への資料請求が不安な方へ | 電話がくる本当の理由と正しい対処法を解説

「子どもを塾に通わせたいけれど、しつこい営業電話は受けたくない」

「同時にいろいろな塾に資料請求できるなら便利だけど、一度にたくさん連絡が来るのは困る」

と悩んでいませんか?

実際、たくさんの塾に同時に資料請求をすると、その後何度も電話がかかってくるケースは少なくありません。しかし、塾が電話をかけてくるのには理由があります。かかってきている電話を無視し続けていると、資料を受け取れないことにもなりかねません。

そこでこの記事では、塾への資料請求に不安がある方のために、

塾に資料請求すると電話がかかってくる理由

どうしても電話はしてほしくないときの正しい対処法

資料請求でチェックすべき3つのポイント

などを解説します。

電話がくる理由や対処法を知るだけでもストレスを大きく軽減することができるでしょう。「これから子どもを塾に通わせたい」という方は、資料請求の正しいノウハウを身につけ、お子さんにぴったりの塾を選びましょう。

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資料請求をすると塾から電話がくる本当の理由とは?

塾から電話がくるのは、「不正防止」が最大の理由です
塾から電話がくるのは、「不正防止」が最大の理由です

お子様のために塾に資料請求する際、「電話がたくさんかかってきたらどうしよう?」と不安に感じる方も多いでしょう。「塾からの電話なんかいらない、資料だけ欲しい」と思っている人もいらっしゃるかもしれません。しかし塾への資料請求後には、電話はかかってくるのが一般的と心得てください。これには「不正防止」という重要な目的があるからです。

ここでは、塾から電話がくる理由と、どうしても電話を受けたくない時の対処法を解説します。

資料請求をすると塾から電話がくる本当の理由とは?

(1)塾が電話をかける目的は「不正防止」「本人確認」

資料請求すると塾から電話がくるのは、「不正防止」が最大の理由です。具体的には「本人確認」を電話で行っています。

資料請求して送られてくるパンフレットには、塾の各コースの詳細や具体的な料金に加え、合格者実数や進学先、各学校の入試問題の分析、在籍生徒の併願校の偏差値と受験校の数など、ホームページでは公表していない大切な情報とデータがたくさん記載されています。

そのため、同業他社が調査のために生徒や保護者と偽って資料請求しているケースは実際にあり得ます。また稀に、塾に興味のない人のイタズラということもあります。パンフレットの印刷代・郵送代・手間などを考慮に入れれば、塾側も「資料請求先には、とりあえず全部郵送しておこう」というわけにはいきません。

塾としては「本当に塾に興味があるご家庭なのか」「同業他社ではないか」を見極めるために、まずは電話をかけて本人確認をとることが欠かせないのです。

(2)どうしても電話が嫌な時・忙しくて電話に出られない時の対処

塾が電話をかける理由が分かっても、「それでもやっぱり電話には出たくない!」、「パンフレットだけ送ってほしいのに」と感じる方もいるかもしれません。

そんな方は、資料請求の際に備考欄を活用することをおすすめします。多くの場合、塾の資料請求を受け付ける申し込みフォームには、請求者からの疑問やリクエストを任意で記入できる枠が用意されています。

こうした備考欄に「都合により電話には出られません」「電話はご遠慮ください」などと一言添えるだけでも、塾から電話がかかって来る可能性を大きく下げることができるでしょう。

ただし、本人確認の観点から、資料送付には電話での対応が必須としている塾もあります。そのため、備考欄にコメントしたうえで電話が来た場合には、なるべく電話に出て確実に資料を受け取るよう心がけて下さい。目的は「良い塾を選ぶために、資料を受け取ること」と割り切ることも大切です。

なお、「電話はかかってきても構わないが、普段は忙しくて電話に出られない」「こちらから折り返し電話ができるのは塾の営業時間が終わってからになってしまう」という方は、「●曜日の〇時以降に電話して下さい」など、具体的な曜日や時間帯を指定するのも効果的です。

(3)塾からの電話を無視すると資料が届かないケースも!?

上述のとおり、塾としては本人確認が取れない相手に、大切な情報を掲載している資料を送付するわけにはいきません。そのため、請求した塾の数だけ電話がかかってくることになります。

しかし、中には塾からの電話にうんざりして、ついつい電話を無視し続けてしまう方もいるのではないでしょうか。知らない番号からの電話に出るのはストレスに感じる方も多いですが、「電話に出ないと資料が届かない可能性がある」ことも覚えておきましょう。

いったん電話に出てみて「ここは営業トークがしつこそうだな」と感じたら、「とりあえず資料を送ってください」と伝えるだけでも問題ありません。お子様の塾選びのためには、電話に一度は出る必要があることを念頭において資料請求を行ってください。

塾に資料請求する3つのメリット

大前提として、お子さんにぴったりの塾を選ぶ上で「資料請求」というステップは欠かせません。

「インターネット上で見られる情報でも十分」と感じるかもしれませんが、塾ではパンフレットにしか記載していない情報も少なくないのです。ここであらためて、塾に資料請求を行うことで得られる3つのメリットを確認してみましょう。

塾に資料請求する3つのメリット

メリット1:金額の目安が分かる

子どもを塾に通わせるうえで一番のネックになるのが、やはり通塾にかかる費用ではないでしょうか?

子どもが塾に通ううえでかかる費用としては、主に以下のようなものが挙げられます。

・入塾金
・通常の月謝
・季節ごとの短期講習代
・各種教材費

文部科学省が調査した「令和3年度子供の学習費調査」によると、中学生1人あたりの通塾費の平均は、公立中学で年間約25万円、私立中学で約17万5千円とされています。

単純計算すると、ひと月あたり約1万5千円~2万円程度となりますが、これは全く通塾していない約3∼4割の生徒も含んだうえでの数字です。

一般的には、集団指導塾であれば月あたり2~4万円ほど、個別指導塾であれば3~6万円ほどが目安とされています。さらに授業の本数や学年、クラス構成などによっても、一ヶ月でかかる費用は変わってきます。

多くの塾では、ホームページ上では詳しい金額は明示していません。そのため、より詳しい金額を知ることができ、月々の支払いをイメージできるのは、資料請求で得られるパンフレットならではのメリットと言えます。

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メリット2:複数の塾のコースを比較できる

先述の通り、塾の費用はおおむね集団指導塾で毎月2~4万円ほど、個別指導塾で毎月3~6万円ほどが目安となっています。しかし、下記の条件次第で、実際の通塾費は大きく変わってきます。

・集団指導塾 or 個別指導塾
・担任一人が受け持つ人数(集団指導塾は大人数制or少人数制で異なる。個別指導塾の場合でも、マンツーマンか講師1対生徒2~4で異なる。)
・受験対策 or 定期試験対策
・季節講習受講が必須 or 任意

各社ホームページでは、コースの大まかな紹介はあっても、その詳細を知ることはなかなかできません。実際に資料請求することで、気になるコースの内容や条件をより詳しく、塾ごとに見比べることができるのです。

メリット3:スタッフの対応で塾の雰囲気が分かる

塾を決めるうえで、講師やスタッフの印象は非常に大切です。どれだけ実績がすばらしくても、塾の対応が悪いと子どもを通わせる気も失せてしまうものです。

実際に資料請求する際は、下記を参考にすると塾の雰囲気を事前にチェックすることができます。

・電話応対の丁寧さ
・資料到着までのスピード
・パンフレットの見やすさ、分かりやすさ
・パンフレットに載っている教室の雰囲気

塾の対応が丁寧であれば、保護者としても安心できます。実際に子どもが通塾してから受けられるサービスのイメージが湧くことでしょう。

一方、塾の対応が悪ければ、当然「子どもを通わせたい」という気持ちにはなりません。このように塾の応対をチェックするだけでも、「思っていたのと違った」というミスマッチを事前に防ぐことができるのです。

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塾からの資料はいつ届く?来ない時の正しい対処法

塾に資料請求をしてから、一般的に2~3営業日で手元に届きます
塾に資料請求をしてから、一般的に2~3営業日で手元に届きます

塾へ資料請求が完了したら、あとは資料が到着するのを待つのみ。ここでは資料到着までの日数や、万が一届かないときの対処法を解説します。

(1)一般的には2~3営業日以内に届く

資料請求が完了してから、実際に手元に資料が届くまでの日数は、およそ「2~3営業日」が一般的です。

資料が手元に届くまで1週間以上かかるような場合は、塾としての対応に不手際があると考えられます。「人気塾で込み合っており遅れている」という理由は無くはないですが、人気がある塾、結果を出している塾ほど運営もしっかりしていると考えられます。まずは2~3営業日以内に資料が届くかどうかを、良い塾かどうかの判断材料の一つにしても良いでしょう。

ただし、季節講習の申し込み締め切り前や入会金無料キャンペーン期間など、短期間に資料請求が集中する時期は、どの塾も資料送付が1日~2日ほど通常よりも遅くなる場合があります。

また、塾は土曜日は営業、日曜・祝日は休みというケースが多いため、日曜日や祝日を挟む場合は注意が必要です。急ぎで必要な場合は電話で依頼するか、請求フォームに一言添えるとよいでしょう。いずれにせよ、余裕をもって資料請求することも大切です。

(2)確認メールで入力情報をチェック

「正しく資料請求したはずなのに、いつまで経っても資料が届かない」というケースもあるかもしれません。

その場合には、資料請求時に自動送信される確認メールをチェックしてみましょう。

ご自身が入力した住所などに誤りがあれば、もちろん資料が届くことはありません。もしも入力ミスが発覚した場合には、あらためて正しい住所への再送付を依頼してください。

資料が届いたら確認すべき3つのポイント

ホームページで魅力的に感じているポイントがあったら、資料の中で詳細を確認しましょう
ホームページで魅力的に感じているポイントがあったら、資料の中で詳細を確認しましょう

手元に資料が届いたら、早速内容を確認してみましょう。「塾の資料を取り寄せるのは初めて」という方は、以下の3点に着目することをおすすめします。

  1. ホームページとの大きな相違はないか
  2. 情報は最新か
  3. 電話はしつこくないか

ポイント1:ホームページとの相違はないか

資料に一通り目を通したら、ホームページの掲載内容と明らかに異なる箇所がないかを確認してみましょう。ホームページで「いいな」と感じた点は、パンフレットであらためて確認しておくと、事前に誤解を防ぐことができます

ホームページにおいては、塾は少ない情報量で最大限に魅力をアピールするもの。そのため、パンフレットの詳しい情報を見たら「思っていたのと違った」と感じることもあるかもしれません。あまりにもホームページの内容と相違がある場合や、書かれている内容に不明点がある場合は、塾に直接電話をして問い合わせるとよいでしょう。

ポイント2:情報は最新か

パンフレットに掲載されている情報が適切にアップデートされているか、必ず確認しておきましょう。

例えば、入塾説明会の日程がすでに過ぎてしまっていたり、合格実績が一昨年のものだったりすると、それだけで「この塾で大丈夫?」と不安に感じてしまうものです。

パンフレットはまとめて大量に印刷されます。塾の在籍者数や各高校・大学への合格者数、年間スケジュールなどは、日々更新されるものなので、請求時期により情報が多少古くなってしまっていても仕方ないかもしれません。

しかし、特に入試日程、受験するために必要な内申点、大学受験ならば受験必須科目の変更点など、生徒にとってある意味「今後の人生にも関わる最も重要な情報」については、情報の誤りは致命的です。誠実な塾は最新の情報を別紙などで随時、追加して送ってくれます。こうした丁寧な対応が見える塾ならば、保護者としても安心して子どもを通わせることができるでしょう。

ポイント3:電話はしつこくないか

資料請求が完了すると、後日あらためて塾から電話がかかってくるケースがあります。

塾からの電話は前述した不正防止目的のほかにも、資料の疑問点や通塾への不安を事前に解消することを目的としています。しかし実際のところ、あまりにも営業色の強いトークをしてくる塾も少なくありません

もちろん塾は営利目的である以上、新規の生徒(お客様)を獲得するのも運営のために必要でしょう。とは言え、あまりにも押しが強いと、保護者としても子どもを通わせるモチベーションが下がってしまうことでしょう。

特に、1日にしつこく何度も何度も電話してくるような塾は要注意。「生徒と保護者目線」に立った塾であるかどうかは、塾を選ぶ際の一つの目安になると言えます。

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資料請求してから入塾までの流れ

資料請求をして「この塾なら良いかも」と思ったら、実際に塾へ足を運んでみましょう。まずは面談を申込み、その後体験入塾をするのが基本の流れとなります。

塾に資料請求してから入塾までの流れ

(1)面談を申し込む

気になる塾が見つかったら、資料に記載されている電話番号から面談を申し込んでみましょう。面談では、下記のポイントをしっかり確認しておくと安心です。

・費用面の再確認(資料に記載されていない費用がないか)
・塾の雰囲気(授業を受けるクラスの雰囲気、建物や立地の雰囲気双方はどうか)
・スタッフの対応(受付や講師の印象)
・自宅からのアクセス(学校帰りに立ち寄れるか、危険な場所はないか、オンラインでも対応可能かなど)

特に「塾の雰囲気」は、塾選びを行ううえでも大切なポイント。パンフレットに書かれた内容がどれだけ魅力的でも、雰囲気が良くないと気持ち良く子どもを通わせることはできません。

そのため、資料請求だけで「ここにしよう!」と即決するのは、非常にリスクが高いと言えます。特に、塾の建物やスタッフの雰囲気は面談で分かっても、授業の雰囲気は実際に授業を受けてみないとわかりません。

(2)体験入塾を申し込む

塾の雰囲気や費用、カリキュラムなどの内容に納得したら、続いて体験入塾を申し込みましょう。多くの塾では無料で体験入塾ができますので、特に費用がかかることはありません。

体験入塾でチェックすべきポイントは、下記の通りです。

・講師との相性
・子どもの理解度
・クラスの人数
・別の生徒との相性

特に「子どもの理解度」は、塾を決めるうえでの最重要ポイント。どれだけ保護者がその塾を気に入ったとしても、子どもが授業内容を理解して成績が上がらなければ意味がありません。

体験入塾をしたらその場で入塾を即決せず、まずは自宅で子どもの正直な感想を聞きだすことが大切です。

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(3)入塾を申し込む(また、他の塾へ断りの旨を伝える)

体験入塾を終えて入塾先が決まったら入塾を申し込みましょう。また、最後に他の塾への断りを入れておくと安心です。

「わざわざ自分から電話するのは面倒」という方は、電話が来た時に「他の塾に決まりました」と伝えるだけで問題ありません。これで他の塾から営業電話がかかってくる心配もなくなり、子どもの塾選びも晴れて完了となります。

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塾選びに迷ったら、クチコミや評判の良い塾を選ぼう
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まとめにかえて:気になる塾へ一括で資料請求してみよう

この記事では、塾に資料請求するメリット、塾の資料請求をする際に電話がかかってくる理由、電話がかかると困る場合の対処方法、資料の確認方法やよい塾を選ぶポイントについて解説しました。

お子様にとって最も合う塾、成績を上げて目標校に合格するための塾を選ぶヒントになれば幸いです。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

塾探しの窓口編集部

学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。

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