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印をつけるだけ!勉強の効率がみるみる上がる勉強法を解説
学力、あるいは成績は「できなかったことを、できるようにする」ことでしか伸びません。これが簡単なようでいて難しく、中学生が伸び悩む原因にもなります。
そもそも、学校に部活に習い事にと忙しい中学生が、勉強のできなかった部分をすべてやり直し、できるようにするには、かなり勉強のやり方を効率化しないと不可能です。
そこで今回は、勉強効率を驚くほど上げられる方法「印をつける勉強法」をご紹介します。面倒な復習が必要最低限で済む上に、克服すべき問題だけが一目瞭然になり、短時間でたくさん取り組めるようになるお得な勉強法です。
ぜひ最後まで読み、さっそく今日から取り入れてみてくださいね!
(3) 印をつける勉強法の効果
印をつける勉強法は、すべての中学生に実践してほしい勉強法といえます。この学習法を取り入れると、3つの良い効果が期待できるからです。
印をつける勉強法 具体的なやり方
印をつける勉強法とは、という全体像がわかったところで、早速具体的なやり方を解説していきましょう。
難しい部分はありません。今日の宿題から始められます。お子さんと一緒に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
(2) わかりやすい印のコツ
印はお子さん本人が分かっていれば何でもOKです。ただ、問題を解く度に書き込むことになるので、シンプルで区別しやすいものが良いでしょう。
また印は3種類程度、多くても4種類までに留めましょう。それ以上多いと、把握しきれないことがあります。
(3) 問題を解いたら印をつける
問題を解き、答え合わせも終わったら、先ほど決めたルールに従って印をつけていきましょう。印をつける場所は問題番号の上、もしくは隣。ページを開いたときに、すぐに目に入る場所がおすすめです。
〈以下、画像内の問題はすべて【令和3年度 東京都立高校入試問題(数学)】より〉
見本の画像は数学ですが、印つけ学習法は英語でも国語でも、理科・社会でも、すべての教科に同じように活用できます。
もしかしたら「国語の印ルールは、数学とは違う方が良い」ということも出てくるかもしれません。その場合は臨機応変に対応してみてください。教科ごとに印の区別が異なっても、お子さんが把握できていれば大丈夫です。
まずはやるべき範囲を一通り解き、すべての問題に印をつけておきましょう。
(4) 問題集の2周目は「できなかった問題」だけ
問題集は「最低3回」は繰り返すことをおすすめします。印をつけ終った今なら、その理由がわかるはず。そうです、1回解いただけでは「△=少し不安」「×=分からなかった」問題が残ってしまっているからですね。
2周目は「△や×」、つまり不安が残っていたり、分からなくて手が出なかったりした問題に優先的に取り組みましょう。
自力で解くのが難しい場合は、教科書や解説を見ても構いません。大切なのは「問題を解く考え方」を理解すること。全3回の復習はあと1回残っています。完璧にできるようにするのは3周目で良いので、2周目のいまは「しっかり理解すること」を意識してみてください。
繰り返し学習で復習効率アップ!受験まで使える勉強法を解説
(5) 2周目の出来栄えも印に残す
問題集2周目では、前回「△」だった問題が自力で解けるようになる、全く分からなくて「×」だった問題が「△」に格上げになる……、といったことが起きてきます。その手ごたえも、しっかり印に残していきましょう。
2周目の印のつけ方は、「1周目の印の隣に書きそえる方法」と「1周目の印を消して書き直す方法」があります。
1周目の印の隣に書き加える方法は、手間なくすぐに書き込めるスピード感がメリットですね。また解いた回数が記録として残り、一目瞭然なので、「この問題を自分はこんなに解いてきたんだ」と努力に対する自信がつきます。特に受験生には、こちらをおすすめします。デメリットは印が並ぶことで、やや判別しにくくなるという点でしょうか。
1周目の印を消して書き直す方法は、「消す」という動作で達成感を得られるのがメリット。一方、「消す」ひと手間があるので面倒になりやすいのがデメリットです。また実際に何回解いたかは、後から見たときにわかりづらい点もデメリットといえます。
一度両方やってみて、お子さんがやりやすい方を選んでもらえればOKです。
(6) 3周目はテスト直前に!全問再復習を
さて「最低3周やろう!」という復習も、いよいよ3周目になりました。仕上げとなる3周目は、テスト前など全体の再確認が必要なタイミングで行うのがおすすめです。頑張ってきた成果をテストで発揮しやすいこと、結果が伴えばモチベーションも上がり、さらにやる気になる良いサイクルに入っていけるからです。
3周目の復習は「全問確認」が目的となるため、1周目で「◎=自信を持って正解できた」問題を含めて、すべてに取り組みます。2周目で単元の内容・問題の解き方への理解も深めていますから、問題を解くときに悩む時間も少なくて済むはず。スピードを重視して、どんどん進めましょう。
3周目でまだ不安な問題やできない問題があった場合は、3周目の印をつけておき、のちほどまとめて見直すのが効率の良い方法です。
(1) できたものを「ぬりつぶす」スタイルで達成感アップ!
県立トップ校を目指していていたM先輩の例です。
Mさんは「できた問題を塗りつぶすのが、快感!」と、塗りつぶしスタイルの印つけ学習をしていました。
できなかった問題に「〇」をつけておき、復習で正解できたら「●」に塗りつぶします。さらに3周、4周と反復する中で「もう完璧!」と感じられたら、上から大きくバツ印をつけていました。
「全部の印を塗りつぶしたくなるから、頑張れる」というのが、Mさんのコメント。ちなみに問題演習だけではなく、英単語などの暗記物にも活かせる印つけの方法です。
(3) 印の代わりに「復習予定日」を記入!
とても几帳面な性格だったO先輩は、印の代わりに「復習予定日を書き込む」という方法で勉強していました。
あらかじめ「2周目は3日後に、3周目は1週間後に」などと復習するタイミングを決めておき、できなかった問題には日付を入れていくのです。3周目の復習が必要になった問題は、2周目の日付を消して次の日付を入れていました。
また問題集に書いてあるだけだと忘れちゃうから、とカレンダーにも復習すべき教材をメモしていましたよ。復習に対する意識がとても高くなりそうですね。こまめにスケジュール管理ができるタイプの生徒さんにはおすすめです。
参考書には「付箋を使った印つけ」がおすすめ
ここまでは問題集を解いている解きの印つけ勉強法を見てきました。
ここからは「教科書や参考書の重要箇所に印をつけておきたい」というときにおすすめの方法をご紹介します。
問題演習は「できた/できない」を基準に印をつければよいのですが、教科書にはいったいどんな基準でつけていくのが効率的なのでしょうか?
(2) 付箋の使い分けは複雑にしないこと
付箋を使って印をつける際のポイントも、問題演習と同様です。
まず、付箋の種類を増やしすぎないこと!
カラフルでかわいい付箋もたくさん売られているので、ついいろいろ選びたくなりますが、色や種類が増えるほど、どの付箋がどの意味だったか把握し切れなくなります。
ピンク、緑、黄色など、判別しやすい色で3色程度までにしておきましょう。
またどんなページに付箋を貼るか、もはじめに決めておきます。暗記が必要な内容の場合は「まだ覚えていない/覚えたが不安あり/最重要事項」といった3タイプにわけるのがおすすめです。
それぞれに色を対応させて貼り、覚えたらはがしていきましょう。受験までに参考書に貼られている付箋をゼロにするのが目標になりますね!
効率的な勉強法を教えてもらえる個別指導塾5選
勉強のやり方は、いつの間にか、お子さんそれぞれの“癖”がついているものです。ただ、日々の勉強に忙しく、あらためて「やり方」と向き合う機会が少ないお子さんも多いかもしれません。
ここは、勉強のプロである塾の力を借り、正しい勉強法を習得してみてはいかがでしょうか。生徒一人ひとりに合わせた指導を受けられる個別指導塾なら、お子さんの個性に合った勉強法がきっと見つかります。
勉強法の指導で定評ある個別指導塾を、厳選して5つ紹介します。
個別教室のトライ
個別教室のトライは、成績を着実に上げる、再現性の高い勉強法指導に定評がある塾です。「トライ式学習法」は、140万人もの指導実績から生まれた、効率的に成績を上げる学習ノウハウ。脳科学に基づいた指導を、生徒の個性に合わせて提供し、着実な実力アップを目指せます。
暗記に役立つ「エピソード反復法」、偏差値を高める「速読訓練」、効率的な学習を実現する「勉強時間の設定のコツ」など、5教科すべての勉強に活かせるメソッドばかり。高校受験から高校入学後の勉強、大学受験にまで活かせます。
トライのオンライン個別指導塾は、自宅で個別教室のトライ品質の授業を受けられるオンラインサービスです。お子さんのペースと都合に合わせやすく、部活や習い事が忙しくても両立できると評判です。
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東京個別指導学院・関西個別指導学院
東京個別指導学院・関西個別指導学院は、生徒一人ひとりに合わせた勉強計画と、相性の合う講師からの指導で理解と定着を効率良く高める塾です。
「お子さんに本当に必要な勉強」を見極めて立てられる計画の精度は、多くの保護者の方が驚くクオリティ。必要な場合は、学年をさかのぼっての復習から組み込まれます。
部活が忙しいお子さんには、短時間で完了できる勉強法を。ハイレベルな受験を目指すお子さんには、演習の質を高める指導をと、目標に合わせた勉強法指導にも定評があります。
ベネッセグループの塾でもあり、最新の教育情報に詳しいことも、東京個別指導学院・関西個別指導学院の強み。教育関係の研究結果を踏まえた、効果的な勉強を実現します。
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個別指導WAM
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地域の学校に通う生徒の悩みに精通しており、それぞれに合わせた勉強法の指導も得意。いま、学校の授業が扱っている単元や、次の小テストにピッタリと沿った指導が受けられ、結果がすぐにあらわれます。結果がでた喜びが次へのモチベーションになる、勉強の良い循環が始まるでしょう。
オンライン家庭教師WAMは、1対1のマンツーマン指導をオンラインで受けられるサービスです。個別指導WAMが培った指導法と実力派講師が、お子さんを目標達成に導きます。
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代々木個別指導学院
代々木個別指導学院は、生徒の自主性を尊重し、自力でやり遂げるまで丁寧に関わる塾です。生徒一人ひとりの「できるところ」「できるようにしたいところ」を明確に見極め、良い点は伸ばし、課題を克服するよう指導します。個別の学習計画は、まさにオーダーメイド。取り組みたいテーマやペースも相談でき、お子さんが存分に学べるようサポートしてもらえます。
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ナビ個別指導学院は、講師1人が生徒2人を指導する個別指導塾です。理解と実践が授業内で反復されるため、わからない点が放置されることなく、確実に習得していけます。
また、授業前には、講師が担当生徒の現状を教室長に報告。講師と教室長、2人の目で進捗や指導法をチェックします。多くのスタッフのノウハウが1人の生徒に注ぎ込まれるシステムが、ナビ個別指導学院が結果を出す秘密です。
教科・単元の内容がよく理解できるようになるための、勉強法指導にもぬかりはありません。専用教材「ナビスタ!」も利用しながら、効率の良い勉強法習得をサポートします。
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まとめ
復習のスピードも効率も上げてくれる、「印をつける勉強法」について解説してきました。
おそらくお子さんは学校で、「しっかり復習しておくように」「できない問題をできるように」と言われているのではないでしょうか。一方で、具体的にどう勉強すれば効果的な復習ができるのか、できない問題ができるようになるか、という指導までは受けられないのが現実です。
実は塾は、こうした勉強のやり方相談にも乗ってくれる強い味方です。記事内でご紹介したような、先輩たちの工夫や成果につながりやすい勉強法などのノウハウもたくさん持っています。
お子さんの勉強の仕方が気になり、もっと良いやり方があるのでは?と感じたら、お近くの塾に相談してみてはいかがでしょうか。
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