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個人塾のメリット・デメリットは?大手塾との違いや失敗しない選び方を解説
「大手塾のスピードについていけない」「もっと我が子の性格に寄り添って指導してほしい」…、そんな時に検討したいのが、「個人塾(個人経営・地域密着型の塾)」です。個人塾には、大手にはない柔軟さや手厚い指導があります。
ただ、「講師の質や受験情報は大丈夫?」と不安に感じる方も少なくないでしょう。
本記事では、個人塾と大手塾の違いやメリット・デメリット、信頼できる個人塾を見極めるチェックポイントなどを分かりやすく解説します。

「個人塾」とはどんな塾?特徴を解説

一般的に「個人塾」と呼ばれる塾はどんな塾なのか、特徴やメリット・デメリットについて解説します。
(2) 大手塾との違い
個人塾と大手塾との違いは、「規模」「独自性」「地域への密着度」にあらわれます。分かりやすいように、表にしてみましょう。
| 個人塾 | 大手塾 | |
|---|---|---|
| 規模 | 小さい 1~2校程度 1校舎の生徒は数十人 | 大きい 全国に展開している塾もある 1校舎数百人も珍しくない |
| 独自性 | 塾長の教育方針が、 色濃く指導に反映される | どこでも均質なサービスが 受けられる反面、独自性は薄い |
| カリキュラム | 柔軟・遡り学習も可能 | 先取り・厳格 |
| 講師の質 | 高い(塾長が変わらない) | バラつきあり(異動あり) |
| 費用感 | 比較的良心的 | 比較的高い(諸経費多め) |
| 地域への密着度 | 強い | 弱い |
| 受験情報 | 地元・近隣校に特化 | 全国・広域のデータ |
大手塾は、日本全国どの校舎でも、同じ品質・同じ内容のサービスが受けられる点が特徴です。地域ごとに、やり方が細かく違う点はあっても、教育方針や授業時間、授業の進め方などは同一です。
一方、個人塾は「塾長の指導方針」イコール、塾の方針となります。どんな授業をどのくらい行うか、レベルやスピード、質問対応の受け方など、すべて塾長の独断で決まります。経験や実績が豊富でカリスマ性のある塾長がいる個人塾は、地元で有名な名物塾となっていくこともあります。
(3) 個人塾のメリット
個人塾ならではのメリットとしては、次の4つのポイントがあります。
親身で面倒見がいい
融通が利きやすい
ペースを合わせてくれる
地元の学校情報などに強い
個人塾には「地域の子どもたちに勉強を教える寺子屋的存在」という雰囲気があり、親身で面倒見のよい“名物先生”がいることも多い点が特徴でしょう。先生の人柄が好きだからと卒業しても顔を出す生徒や、兄弟姉妹、さらには親子二代・三代と同じ塾にお世話になっているという人もいます。
また個人ならではの機動力もメリットです。授業の振替やちょっとした要望なども、気軽に対応してもらえるという声もあります。長年地域に根ざしているため学校情報に精通しており、学校ごとのピンポイント対策を得意とする塾もあります。
(4) 個人塾のデメリット
個人塾のデメリットとしては、次があげられます。
受験情報の精度は大手にはかなわない
独自性の強さが合わないことがある
受験情報の精度やスピードでは、個人塾は大手塾にかないません。大手塾には、膨大な量のデータを分析する受験専門スタッフが何人もいるものですが、個人塾ではそうはいかないからです。
また個人塾は教え方や校舎の雰囲気に塾長の個性が強く反映されます。授業を担当するのも、塾長一人だけということも。もし合わなかった場合、他の先生に教えてもらうという選択肢がない点はデメリットだといえるでしょう。
個人塾が合うお子さんのタイプ

個人塾の最大の強みである「柔軟性」と「密な距離感」を踏まえると、以下のような特徴を持つお子さんに、特に高い効果が期待できます。
(1) 大人数の授業では質問ができない子
大手塾のスピードについていけず、疑問を置き去りにしがちな子にとって、塾長と距離が近い個人塾はいつでも質問できる安心の場になります。
アットホームな雰囲気の塾も多く、「こんなこと聞いてもいいのかな」という不安少なく質問しやすいのも、個人塾の特徴です。
(2) 自分のペースで基礎からじっくり学びたい子
個人塾はカリキュラムが固定されていません。前学年の内容まで戻る「遡り学習」で土台を固め直したいお子さんにも適しています。今の学習内容が理解できない、どうしても克服できない苦手分野があるといった場合は、地域で評判の個人塾に相談してみてはいかがでしょうか。
(3) 地元の公立高校や推薦入試を目指す子
地域密着の個人塾は、近隣中学の内申点対策や地域の高校入試情報に精通しています。的確な対策を受けて定期テストで成績を出したい、あるいは推薦入試に向けて確実に高得点を狙いたいお子さんにもおすすめです。
(4) 個人塾選びは相性が最重要
個人塾は、良くも悪くも「塾長との相性」がすべてです。システム化された大手塾と違い、塾長の方針がお子さんに合えば、ぐんぐん成績が伸びていくでしょう。反対に、合わなければ通うこと自体が苦痛になります。
面談や体験授業の際、塾長が「合格実績」ばかりを語るか、それとも「お子さんの課題」に目を向けてくれるかを見てください。我が子の話を真摯に聞き、伸ばし方を具体的に提案してくれる塾長がいる塾なら、一生の“恩師”に出会える可能性があります。
良い個人塾の探し方・見つけ方

目立つ宣伝をしている個人塾はあまり多くありません。そのため、探そうと思っても、なかなか見つからない…、と困ってしまうこともあります。
知る人ぞ知る、良い個人塾を見つける方法を3つお伝えします。
(2) インターネットで探す
インターネットで個人塾を探す方法は、「Google MAP」を使うと便利です。使い方はとても簡単!
1.「Google MAP」を開き、お住まいのエリアで「塾」を検索します。すると、画像のように「塾」に赤いピンが立ちます。

2.ピンにカーソルを合わせるか、タップすると、塾の詳細情報が表示されます。

一つひとつ詳細を見ながら、大手塾ではない、個人が運営していそうな塾を探します。詳細情報からは塾のホームページにジャンプもできます。
大手塾・有名塾は大通り沿いや駅前など、アクセスしやすい立地に開設されていることが多いので、住宅街や細い路地周辺から探すと効率良く個人塾が見つかります。
(3) 塾探しサイトから探す
個人塾は、塾情報を掲載しているサイトでも探せます。たとえば「塾探しの窓口」なら、トップページやこのページの下にあるタブを使ってみてください。

お住まいの地域と学年を入れるだけで、お近くの塾が簡単に探せます。個別指導か集団指導かといった指導形態での絞り込みも可能です。
忙しくて、塾探しはできるだけサクッと済ませたい、という方におすすめのシンプル機能が便利ですよ。
失敗しない個人塾の選び方

個人塾が気になるけれど、ちょっと決めかねているという方のために、個人塾を選ぶ際に失敗しないポイントを解説します。
(1) 親子で話を聞きに行くこと
まず、直接話を聞きに行きましょう。その際は「親子で」行くことをおすすめします。
塾に通って勉強するのは、お子さん本人です。塾長や塾の雰囲気が自分に合いそうかどうか、通い続けられそうかどうか、お子さん本人の感覚を大切にしてあげてください。
また親御さんには、“大人の視点”で判断する役割が求められます。塾長は信頼できそうか、安全に通えそうか、また月謝や費用は適正かどうかなど、客観的に見てきてください。
もし親子で意見が異なった場合は、急いでその場で決めようとせず、一旦持ち帰るようにしましょう。ご自宅でお子さんと親御さん、それぞれの意見を率直に話し合うのも、納得して結論を出すために欠かせないプロセスです。
(2) 体験授業を必ず受けること
体験授業は必ず受けましょう。授業時の雰囲気や講師の教え方、周りの生徒の様子などが合っているかどうか、より現実に即して判断できるようになります。
体験授業は、体験用の特別授業を用意してもらうのではなく、可能なかぎり「普段の授業」に混ぜてもらうようにしてください。体験授業用の特別授業では、環境や指導内容が普段と異なることもあるため、日頃の様子がつかめないこともあるからです。
また親御さんが授業見学するのもおすすめです。お子さんの集中具合や様子を見てあげてください。中学生以上くらいの年頃になると、塾長に気を使ってか、合わないのに「大丈夫」と言ったりするお子さんも出てきますから、お子さんの本音を見抜いてあげることも親御さんの役割になります。

(3) 大手・中規模塾と比較すること
個人塾が第一希望だったとしても、大手塾や地域の中規模塾などとも比較するようにしましょう。比べてみることで、それぞれの特徴や良さが明確になり、よりお子さんに合う塾を見つけられるようになります。
時間があれば、ぜひ個人塾と他塾それぞれで体験授業を受け、面談を受けてみてください。忙しい場合は、資料を比べるだけでもOKです。「塾探しの窓口」なら、比較したい塾にまとめて資料請求や体験授業の申込ができます。ぜひご活用ください。
(4) 受験やテストに関する情報力もチェックすること
受験や定期テストに関して、どの程度情報を持っているかもチェックしておきましょう。近年は学習指導要領の改訂や大学入試改革、小学校での必修教科の増加など、変更が多く、かつてないほど情報力の持つ意義が大きくなっています。
受験やテストに関する情報力を見極めるには、お子さんの現状を伝えて相談してみるのが一番です。「現状はこうで、〇〇高校を希望しています。どうでしょうか」と聞いてみてください。過去のデータや先輩の実例などをすぐさま持ってきて、分析と解説、具体的な対策を伝えてくれる塾であれば、安心して良いでしょう。
反対に曖昧な情報しか伝えない、口頭でしか話さない、根拠のない希望的観測に基づいた話しかしないといった塾は、情報力に不安が残るといえます。
個人塾選びでよくあるQ&A

個人塾を選ぶ際、悩みやすいポイントをQ&A形式でまとめました。お子さんに本当に合う塾を探すヒントにしてください。
Q. 体験授業のでは、教室のどこをチェックすべきですか?
A. 机の上や本棚、掲示物が乱雑な塾は注意が必要
環境整備の甘さは、生徒への指導やプリント類の管理の雑さに直結します。整理整頓が行き届き、生徒が勉強に集中できる空間かどうかを必ず確認しましょう。
Q. 面談時、塾長のどのような言動に警戒すべきでしょうか?
A. 「任せてください」と精神論ばかりなら注意
具体的な学習計画や我が子の課題をロジカルに説明できない場合は注意信号です。現在の不満や要望を伝えた際に、話を遮ったり、回答を濁したりする塾は避けましょう。
Q. 合格実績がどこにも開示されていない塾は避けるべきですか?
A. 校名を具体的に教えてくれるかチェック
大手のように公表していない個人塾も多いものです。ただ、尋ねているのにごまかす塾は要注意です。地域密着だからこそ、地元の高校への合格実績や、通塾生の中学名を明確に開示できる塾なら信頼できます。
まとめ
塾選びでは、大手塾や有名塾ではなく、あえて個人塾を選ぶという方も大勢います。その理由の多くは、「塾長の人柄や指導を信頼して」というもの。個人塾とはそれだけ塾長の影響力が大きいのです。
個人塾は大手塾のように広告費が潤沢ではなく、知りたい情報がインターネットでなかなか見つからないということもあるかもしれません。しかし長年、地域に根差して運営してきている塾ならば、かならず「地元での評判」が立っているはずです。友達から友達へ、親から親へと口コミで伝わる評判に出会えれば、良い個人塾はすぐそばにあります。
見つけるまでが大変な個人塾ですが、そこの塾長との出会いが、お子さんにとって一生の宝物になる可能性もあるのが個人塾です。良い個人塾に巡り合えるよう、祈っています。











