スマホ、受験・進路、塾…、現代の子どもと保護者のリアルな悩み|中高生の保護者4名による赤裸々な座談会(第2回)

更新日 2026.06.25
スマホ、受験・進路、塾…、現代の子どもと保護者のリアルな悩み|中高生の保護者4名による赤裸々な座談会(第2回)

「勉強しなさいと言わずに、どうやって自主性を育む?」「目標がない中で、どう進路を決める?」と、教育に悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。親の願いとは裏腹に、子どものペースはつかみきれず、家庭内で葛藤を抱えるとの声も聞かれます。

今回、塾探しの窓口編集部では、中高生のお子さんを持つ保護者の方4名の協力のもと、子育てのリアルな葛藤を共有する座談会を開催しました。見えてきたのは、どの家庭も一度は直面する、具体的な問題と、それを乗り越えるための親の「覚悟」でした。

・スマホとの付き合い方
・学習習慣の形成と定着
・進路や塾選びの悩み

この3つのテーマに分け、全3回シリーズでお届けする座談会レポート。第2回となる今回は、子どもの「内なるやる気」の引き出し方と、親子で向き合う進路選択のリアルな実体験をお届けします。

◆座談会テーマ:現代の子どもを取り巻く教育環境および、直面する保護者の葛藤
◆日時:2026年6月3日(水)
◆司会者:塾探しの窓口編集部
◆参加者:小中高生の子を持つ保護者(母親) 4名

名前お子さんの構成備考・近況
Aさん中3、中2、年中上のお子さんが高校受験生。勉強習慣や受験について、子育ての先輩の実体験を聞きたい。
Bさん大4、大2、高3下のお子さんが大学受験生。これからオープンキャンパス等に参加予定。
Cさん高3、高1長男は通信制の学校に在籍し、プロゲーマーとして活動中(小1からの不登校・発達障害を乗り越える)。次男は全日制の地域トップ高校に通学中。
Dさん大4、大2、高1甲子園球児を育てたスポーツ一家。三男も高校の野球部で活躍中。

【座談会レポート②】学習習慣と進路選択。年頃の子どもたちとの接し方に悩む保護者の声

座談会風景①

勉強習慣を作ろうとしてはダメ?結局、「やる気」が大切という実体験

進行:
では、次のテーマについて、お話をお聞きしたいと思います。
次は、スマホと並んで多くの保護者の方が悩む、「学習習慣」を取り上げます。まずはストレートにお聞きしてみますが…、お子さんは、学習習慣はついているでしょうか。

Aさん:
先ほどのスマホの話ともつながるんですが、スマホで何かを見ていて、「全部見終わってからやる」と言いながら、やらない(笑)。とにかく、始めるまでに時間がかかるのが、今の悩みです。

進行:
立ち上がりが遅い、という感じですか?

Aさん:
そうです!立ち上がりが本当に遅くなりました。

小学生の頃は、宿題も含めて「やること(勉強)が終わったら、好きなことをやっていいよ」という流れにしていたのですが、だんだん子ども自身の「やりやすい流れ」になっていって。

時々、親が気付いて「あれ、勉強は?」と突っ込むと、「後でやるー」なんて言われます。で、やらない(笑)

Bさん:
うち子どもは、普段は基本的に何もやってないと思います(笑)。

テスト前にはテスト勉強をしていて、あとは資格や検定の試験の前だけは、自分なりに勉強してるようですが。

部活のない日は、「友達と勉強して帰る」なんて言ってますね。ただ、そこで本当に友達と勉強しているかどうかまでは、確認しようがないので分からないです。

(一同、苦笑い)

進行:
「習慣」というくらいで、持続的な行動にするにはハードルがある、ということですね。どうでしょうか、「勉強の習慣」というものは、必要だと考えますか?そもそも論になるのですが…。

Dさん:
習慣の前に、「やる気」が絶対に必要かなと思います。目標があれば、勝手にやり始めないですか?

進行:
何か、具体的な経験がありましたか?

Dさん:
ありました。今、高校生の息子のことです。彼は、小中までは本当に筋金入りの勉強嫌いだったんです。

でも、高校生になると学校で資格がいろいろと取れるんですね。そうしたら、自分が取りたい・興味があるという資格を自分で見つけてきて、「合格するんだ!」って本当に勉強し始めたんです。小中と学習習慣がまったくなかった子が、急に毎日勉強し始めて、本当にびっくりしました。

進行:
それは大きな変化ですね!もともと、頑張れるタイプのお子さんだったのかもしれませんね。

Dさん:
どうなんでしょうね…、でも、思い返してみれば、高校受験でも「ここに行きたい」という志望校が決まった途端に、ものすごくやる気を出して勉強し始めました。「合格したいから、塾に行かせてほしい」と、親に頼んできたのもこの頃です。

だからやっぱり、習慣って親が強いるものではなくて、子どものやる気を出させてあげることが大切なのかなと思います。

【編集部より】
やる気と行動のどちらが先か、というのは学術研究でも意見が分かれるところです。お子さんのタイプによっても異なります。
 
1. やる気が行動を変えるタイプ(内発的モチベーション型)
ワクワク感や明確な目標によって体が動くタイプ。なぜやるのかを理解し、自己決定したときにモチベーションが高まります。

2. 行動するからやる気が出るタイプ(アクションモチベーション型)
まずは物理的に動き始めることで脳の報酬系(ドーパミンやノルアドレナリンなど)を刺激し、やる気が出るタイプ。「5秒だけやる」「5分だけ机に向かう」など、ごく小さな行動(マイクロステップ)に細分化して着手するのがおすすめです。
 
お子さんのタイプに合わせて、アプローチを変えるヒントにしてください。
座談会風景②

「勉強しなさい」と1回も言わなかったらどうなる?

Cさん:
私も、勉強はやる気が大切だなと思うタイプです。まずは、子どもが「やりたい」と思えることを見つけることが先かなって。

だから、私は息子たちには、1回も「勉強しなさい」って言いませんでした。

進行:
1回も?それはすごいですね。

Cさん:
そうなんです。

私自身が親に「勉強しなさい」と言われながら育ってきた人間で、それがものすごく嫌だった、というのもあります。

親にレールを敷かれて、「勉強してこの高校に行って、この系統の大学に行って、こういう職業につきなさい」って全部決められて。

いまだに、「自分の人生を生きられてるのか」という疑問を持って生きてるのもあって、子どもたちには同じ思いをさせたくないなと。

進行:
ご自身の親御さんを反面教師にしている感じですね。

Cさん:
そうなのかもしれません。

私が「勉強しなさい」と言わず、習慣もつけさせようとしなかったので、息子たちは小学生・中学生のころは宿題さえ出さない子でした。

さすがに「先生に申し訳ない」と思い、「宿題したら?」と言ったことはありましたが、勉強の習慣をつけさせなきゃ!と思ったことはないです。

ただ、そんな状況の中で、なぜか下の息子は志望校をU高校に決めたんですね。そして「U高校に行く」と本気で思うようになってから、自分から勉強を始めました。

進行:
U高校!このあたりでトップの高校ですね。入るのも大変だったんじゃないかなと思いますが、入ってからも大変そうです。

Cさん:
本当に、U高校に入ってからは、相当苦労しているようです(笑)

勉強をしてこなかった子が、「勉強勉強!」「高1から大学受験!」という雰囲気の高校に入ったので、当然ですよね。友達や先生の雰囲気に馴染めていないというか。

今までのように宿題をやらずに登校したら、クラスで宿題をしていなかったのは息子だけだった、という日もあったみたいです。

それこそ、3つ目のテーマ(第3回)にも関連しますが、ちょっと志望校選びをミスしたかな、と思うこともあります。思っていたことと、現実のギャップというか。

Aさん:
私は、上の子が小学生の時は、「宿題やってから遊ぶ」「宿題してからおやつ」という習慣で育ててきたんです。

でも、中学生になった今は、全然できてないですね。

(一同、うなづく)

小学生のころ、あんなに頑張って「宿題⇒おやつ」という順番を習慣にしていたのに、子どもが自分のペースで進めるようになってくると、意味があったのかな、と思うこともあります。あんなにカリカリしてたのに(笑)

(一同、笑)

Dさん:
そういえば、子どもが小さい頃、よく遊んでいたお友達のお母さんが、低学年の時に「うちの息子に、そろそろ学習習慣つけたいから…(一緒に遊べなくなる)」というようなことを言われたな、って思い出しました。

小学校低学年から、学習習慣を意識するお母さんもいるんですね。

【編集部より】
子どもが親に反抗する年齢は、いくつかあります。
 
1. イヤイヤ期:1歳半~3歳頃
2. ギャングエイジ(プチ反抗期):5〜10歳頃
3. 本格的な反抗期(思春期):11〜17歳頃

2・3の反抗期は、学習の難化や受験、進路選択とも重なり、家庭内が不穏になりやすい時期です。幼少期にうまくいっていた習慣に保護者の方が固執しすぎず、「今、目の前のお子さん」に合わせて柔軟に対応するよう心掛けると良いでしょう。
座談会風景③

親の焦りと夫婦のズレ。正解がないからこそ悩む進路

進行:
一般的には「学習習慣は大切、毎日コツコツやろう」と言われますよね。
一方で、「子ども時代にしかできないことをやらせたい」「やりたいことを、やりたいだけやらせてあげたい」という気持ちも、親の本音だと思うんです。
「あなたの人生を生きなさい」と子どもに伝えるには、親の覚悟も必要ではないでしょうか?

Cさん:
親の覚悟…、親の勇気というか、親の決心は必要だと思います。

うちは上の子が不登校で引きこもりで、毎日パソコンに向かっているような状況なんですよね。やりたいことも見つからず、毎日ただ時間を過ごしてる…、そんな子どもの姿を見た時に、「別に勉強できなくても何できなくても、毎日楽しく笑顔で生きてればそれでいい」と、心から思った時があったんです。

その瞬間に、子育てのハードルが下がったのが分かりました。

(一同、共感)

Cさん:
親が「あれもこれも、勉強も進路も」と窮屈に考えていると、子どもに伝わるみたいで。家の中に笑顔がなくなっていくのがわかる。それって、すごく怖いなと思うんです。

親が肩の力を抜いて、「この子のままでいいんだ」と思ってあげることが、一歩目かなと思います。

進行:
ご家庭の教育方針は、ご夫婦でしっかり握り合えている感じですか?両親が伝えるメッセージの方向が違うと、子どもが混乱するのでは、と心配される保護者の方も多いのですが。

Bさん:
うちは、夫婦で方向性が少し違いますね。私はこう思う、お父さんはこう思う、というのがあります。

進行:
なるほど。両親の間で意見が食い違ったとき、どんな風に折り合いをつけるんでしょうか?

Bさん:
話し合いしかないですね…、お互いの思いをぶつけ合って。でも、子どもが「こうしたい」という希望がはっきりしている場合は、それを応援するようにしています。

(一同、うなづく)

Bさん:
一番下の息子が、ちょうど進路選択に悩んでいる時期なんです。

体を動かすのが好きな子なので、体育の先生やスポーツトレーナーの方面をめざしたこともあったんですね。あとは、鍼灸師になって、競技する人を支えないな、とか。高卒で独立して、教室を持ちたいなとか。

私は、本人が望むならそれもいいんじゃない、と思っているんです。

でも、父親は「将来的に独立してもいい。でも、(資格などを)何も持っていないと、世の中でやっていけないのでは。働きながら取れる資格もあるし、資格は強みにもなる。だから、高校卒業後にすぐ社会に出るのではなく、「学校に行ってしっかり勉強して、資格を取った方がいい」という考えで。

進行:
それは悩ましいですね…。進路選択って、どうしても「期限」があるから、焦る気持ちもありますよね。とはいえ、焦って選択を失敗してほしくないとも思いますし。

Bさん:
本当にそうです。いまも、志望リストに入っている大学のオープンキャンパスが、数日後に迫ってたりするんですよね。ちゃんと準備しているのか、怪しいんですけど。親ばかりが焦ってるのかも。

【編集部より】
ある調査によると、子どもの進路選択において夫婦の意見がすれ違う割合は2割(※)にのぼると分かっています。「親自身の学歴や過去の経験を基準にする」「子どもの意思や適性を優先する」といった対立になりやすく、明確な正解がないため長引きやすいといわれます。
夫婦の間で意見が割れた場合は、以下の解消法を参考にしてみてください。
 
・子ども本人の意思を尊重する
・第3者の客観的な意見を取り入れる(学校や塾の先生など)
・情報収集を一緒に行う
 
感情的にならず、冷静に「すべきこと」を見極めるようにしましょう。パートナーは子どもの妨害者ではなく、より良い道を見つける相棒と考えることが大切です。

※ 参照:「子どもの教育、夫婦で意見がすれ違うときはある?」|ママスタアンケート

座談会風景④

「好き」を仕事にするのは甘いのか?大人になって気づいた本当のこと

Dさん:
「自分で決めた」という事実を大事にしてあげたいですよね。親にやらされたり、勝手に決められたりすると、絶対に後悔すると思います。何かあったら、親のせいにされたり。

Cさん:
私のことかと思った(笑)

いま、薬剤師をしていますけど、この職業も親に決められたようなものなんですよね。

一同:
そうなんですか!?

Cさん:
はい。でも、結局自分が好きなことを諦めきれなくて、絵を始めました。絵を描くことが好きなんです。

自分がある程度の年齢になって、親の束縛からようやく離れられて、自由にもう一度人生を選択しなおす、という日々を過ごしています。

Aさん:
「やりたいことを本人に選ばせる、決めさせる」というスタンス、見習いたいです。

今は中学生で、特にやりたいこともない、希望もないみたいな感じで。勉強にしても、その必要性というか、「なぜ勉強するのか」という目標がない状態なんですよね。将来なりたい仕事も漠然としていますし。

そういう子には、いったい何て声かけてあげればいいのかなって、みなさんにお聞きしたいです。

進行:
希望や目標がないと、志望校選びも「とりあえず」「近いから」「友達と一緒だから」という理由になりがちですよね。

Aさん:
そうなんですよね。

将来的な選択肢を増やすなら、やっぱ少し偏差値が少しでも上の学校を選んだほうがいいんじゃない?とか。親も、それくらいのことしか言えない。

進行:
「やりたいことがない」というお子さんは、実際多いようなんです。また、そんな子どもを、どう導けばよいのか迷い、「とりあえず偏差値の高い学校に行けば、選択肢が広がるんじゃない?」しか言えない、と悩む保護者の方もいます。
そういったケースには、どんな風に伝えてあげたいと思いますか?

Dさん:
うちの子は、やりたいことや興味の方向が明確だったんですが…、知り合いにそんな相談をされたときは、「絶対にその子が好きなことや、輝いた瞬間とかあるから」と伝えています。

生まれてから今までを振り返ってみたら?って。

息子の場合は、アリの生態をよく見てたんですよね。行列とか、巣とか。そこから、「1つの物事に没頭して、真実を究明する」ことが好きなのかな、という発見をしました。そして、いまは、没頭できるような学びの系統を探しています。

進行:
「好き」なことから、何をしたいかを探し、学校選びや職業選びにつながるという考え方ですね。もう1つ、突っ込んでお聞きします。
「好きなこと」と仕事は、必ずしも一致するとは限らないと思うんです。好きを追求したけれども、職業として自立できなかった、そんな将来になっては困るなと考えることはないですか?

Cさん:
私たちは言われてきましたよね。「音楽やアートが好き」と言っても、「好きなことを職業にできるほど甘くない!」って一喝されて終わり、じゃありませんでした?

一同:
そうだったね!

Cさん:
でも、今になって思うのは、好きじゃないこと・興味が持てないことなのに、それを職業にすることの方がきついんじゃないかなということです。嫌いなことを毎日続ける方が、「甘くない」というか(笑)

Bさん:
大人になった今だから、気付ける視点ですよね(笑)

Cさん:
そうですね、私も本当に最近、「好きなことを仕事にしたほうがいい」と気づきました。

Aさん:
好きなことって、若いうちに見つけないといけないってこともないですよね。何歳になっても見つけられる。勉強も、何歳になっても始められる。

だから、目先の進路選択が人生のすべてを決める!とあまりプレッシャーに感じすぎないで、もっとゆったり構えておきたいです。

Bさん:
理想は、子どもが子ども自身で、自分の将来に対してちゃんと考えて、道を見つけてきてくれることですね。

Dさん:
今は職業の選択肢も多くなりましたもんね。

昔のように、就職したら定年まで終身雇用、ということもなくて。だから、1つの道を選んでみて、合わなかったら別の道を探す、という生き方もいいような気がします。

Bさん:
子どもの選んだ道を尊重してあげたいですよね、本音では。心配も多いんですけれど。

就職するにしても、進学するにしても、「本人がどう思っているか」が一番大事だと思います。それほど強く希望していない道を選ぶより、苦しくても自分で「この道」と決めてほしい。

(一同、共感)

Bさん:
でも、それってやっぱり、親の空回りということもあります。

ちゃんと考えて進んでくれてれば心配しませんけど、結局毎日スマホを見て、友達と遊んで…って。「そういう時間を、進路選びや勉強する方向に向けて!」と思います。

子どもは自分のペースや考え方で進んでいるつもりのようですけど。結構、言い合いになります。

【編集部より】
進路選択は、親子のギャップが生まれやすいテーマです。「時代に合わない考え方を押し付けてくる」「子どもの話を頭ごなしに否定する」といった、子ども側からの不満もよく聞かれます。

根底には、子どもに安定した将来を歩んでほしいという親心から、つい反射的に挑戦を否定してしまう“親心”があるようです。まずは、お子さんの話や思いを、丁寧に聞くことから始めてみてください。

その時、「その道は無理なんじゃない」「もっと安全な道を選んだら」というのは禁句です。お子さんなりの、その選択をした理由を尊重する姿勢が、満足のいく進路選択につながります。
座談会風景⑤

子どもの選択を尊重した結果、ミスマッチかと悩むケースも

進行:
職業は、転職のハードルも下がってきていますものね。情報を集めながら、より自分に合う道を選びやすい時代かもしれません。
では、志望校はどうでしょうか。入学してみたら合わなかった、それなら転校や編入すればいい、と簡単にはできないかなと。だからこそ、慎重になる保護者の方が多い気がします。

Cさん:
息子が、まさにそのタイプです。

田舎で育って、このあたりでは賑わっている場所にあるU高校に進学して、「毎日青春を楽しむんだ」なんて楽しみにして入学したんですよね。

でも実際は、さっきも話しましたけれど、「勉強勉強」の毎日。学校帰りを楽しむ雰囲気もあまりなく、心を開ける友達もできず、毎日まっすぐ帰ってきています。

Dさん:
お子さん、落ち込んでないですか?

Cさん:
「あれ?なんかちょっと、思ってた高校生活と違うな」という印象はあるようです。入学してすぐに勉強合宿もあって、「うわあ」と引いてました。

(一同、笑)

Cさん:
本人もつまらなそうな様子もありますけれど、でも「自分で受験する」と決めた高校だから、という納得感もあるので、頑張れてるようです。

もし、私が「U高校に行きなさい」と強要していたら、たぶんもう辞めていると思います。

自分で調べて、自分で行くと決め、受験して受かった高校なので、「何がなんでもやりきる」という気持ちもあるみたいです。学校と同時進行で、ずっと続けているクライミングも頑張ってます。

だから、親は子どもの選択を信じて、応援してあげる。結局、それしかできないのかな、なんて思いながら、毎日お弁当を作ってます。

【保護者のためのTips:学習習慣と進路選択】

今回の座談会からは、親が先回りして敷いた「安心なレール」よりも、子ども自身が葛藤しながら選んだ道の方が、結果的に本人の力になっている姿が見えてきました。

「しなさい」を手放し、内なる「やる気」を待つ

親が勉強を強制しても、親子で消耗してしまうことが多いようです。志望校や資格など、子ども自身が目標を見つけた瞬間に自らスイッチが入ります。親は焦らず、本人のエンジンがかかるのを待つ勇気も必要です。

進路選択は「親の安心」より「本人の納得」

偏差値や将来の安定など、親はつい安全な道を示したくなりますが、親が決めた進路は後悔を生みがちです。たとえ入学後に理想と現実のギャップで苦労しても、自分で決断した道であれば、それが「やり抜く力」に変わります。

親の不安をコントロールし、家庭を「安全地帯」に

親の「このままで大丈夫?」というピリピリした焦りは、子どもにも伝染してしまいます。「毎日笑顔で生きていればいい」と親が少しハードルを下げることで、家庭がホッとできる居場所に。それが結果的に、外で頑張る子どもへの一番のエネルギー源になります。

次回に向けて

次回は、今回の座談会でも話題にのぼった「塾選び」に迫ります。

現代の塾は、「成績を上げるための場所」という機能はもちろん、「安心材料」「挑戦する場所」など、さまざまな役割を果たしています。

また、全国的に過熱する受験競争において、いつから準備を始めるべきか、対面か映像授業かといった手段の選択にも焦点が当たります。

親が先回りして塾を勧めることが、本当に子どもの自立につながるのか。

参加者の赤裸々な体験談とともに、塾との賢い付き合い方や、親子間の温度差をどう埋めるかを紐解きます。どうぞご期待ください。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。

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