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塾の掛け持ちを決める前に考えておきたい6つのポイントを解説
「塾に行っても成績があまり上がらない」「今の塾のままで大丈夫だろうか」、そんな不安から塾の掛け持ちを考える方もいます。実際、「A塾のサポートもB塾でやってくれるから、親の負担が軽くなった」という声も聞かれます。
ただし、塾の掛け持ちは成功するとは限りません。お子さんのタイプによって向き不向きもあります。
この記事では塾の掛け持ちを検討中の親御さんに向けて、塾の掛け持ちを成功させるための6つのポイントや、塾を掛け持ちする目的やメリット・デメリットなどを解説します。ぜひ最後まで読み、お子さんが掛け持ちをすべきかどうか判断するヒントにしてください。
塾の掛け持ちを成功させる6つのポイント
塾の掛け持ちが成功するかどうかは、事前準備にかかっています。掛け持ちを決める前に、かならず考えておきたいチェックポイントは、次の6つです。
2.子ども本人の意志は確認できているか
3.勉強以外のやりたいことも尊重しているか
4.親ができるサポートは明確になっているか
5.塾の費用は問題なく払える範囲か
6.掛け持ち以外の方法も検討したか
それぞれを詳しく解説します。
(1)掛け持ちをする目的を明確にする
「友だちもやってるから」「今の塾だけでは何となく不安だから」など、あいまいな理由で掛け持ちを始めると失敗します。なぜ塾を掛け持ちする必要があるのか、目的をはっきりさせておきましょう。
また、今通っている塾に不安を相談する姿勢も大切です。塾によっては理解不足の箇所は補習をしてくれたり、個別で学習計画や管理のサポートをしてくれたりする場合もあります。
(5) 親ができるサポートを明確にする
塾の掛け持ちには、親御さんのサポートも欠かせません。ただ、塾のサポートといってもさまざまです。プリント1枚まではさすがに管理しきれない場合は、「何を・どこまで面倒みるか」の線引きを明確にしておきましょう。
宿題や課題、教材、進捗などは、お子さんと相談して「誰が・どのように管理するか」を決めます。送迎やお弁当が必要な場合は、あらかじめ親御さん自身のスケジュールと照らし合わせることも大切です。
(6) オンラインなど負担が少ない方法も検討する
お子さんが抱える課題の解決は、もしかしたら2つの塾に通わなくても解決できるかもしれません。オンライン塾など、多彩な手段を検討してみても良いでしょう。
オンライン塾は、自宅でマンツーマン指導を受けられます。校舎に移動する必要がなく、授業料も比較的安価な塾が多いため、お子さん・親御さんの双方にとって掛け持ちの負担を軽減できます。
良質なオンライン塾を探す際は、「塾探しの窓口」をご利用ください。評判のいいオンライン塾を簡単に見つけられます。
よくある塾の掛け持ちパターンとその理由
塾の掛け持ちには、学習目的や教科、指導形態などの使い分けパターンがあります。それぞれ、どのような理由で掛け持ちをさせているのでしょうか。
(4) 塾と習い事とを掛け持ちする
どのくらいのお子さんが塾を掛け持ちしているか、実際のデータはわかりません。参考までに文部科学省による「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によると、塾や通信教育、習い事を含む複数の学習活動を掛け持ちするお子さんの割合は、小学生で38~45%・中学生で30~40%でした。
もっとも掛け持ちの割合が高かったのは、小学6年生の44.9%です。中学受験に向けて塾を掛け持ちするお子さんも含まれると考えられます。