塾の保護者面談、何を聞かれる?準備すること&心構えを解説

更新日 2022.11.23
塾の保護者面談、何を聞かれる?準備すること&心構えを解説

塾から面談のお誘いがあると、「成績に問題が?」と構えてしまう親御さんも多いかもしれません。あるいは「何を聞かれるのか」「準備は必要か」と、不安がよぎる場合もあるでしょう。

この記事では塾の保護者面談のすべてを解説します。目的やよく出るテーマ、保護者が準備しておくべきことなども網羅しました。

安心して保護者面談に臨むためにも、そして有意義な時間にするためにも、ぜひ参考にしてください。

目次

塾の保護者面談とは

多くの塾は、年2~3回の保護者面談を実施する
多くの塾は、年2~3回の保護者面談を実施する

塾で授業を受けるのは子ども自身なのに、なぜ定期的に保護者同席での面談が行われるのでしょうか。はじめに、塾の保護者面談の目的を確認しましょう。実施されやすい時期や同席するメンバー、所要時間も解説します。

塾の保護者面談とは?

(1) 塾の保護者面談を実施する目的

塾の保護者面談は、塾と家庭の方針をすり合わせる目的で行われます。

お子さんの成績や学習意欲、目標などは変化し続けます。当然、指導方針や関わり方も、変化させなければなりません。

とくに目標(志望校、偏差値など)は、お子さんと親御さんのあいだですらズレやすいポイントです。認識のズレを正しておかないと、期待する結果が得られません。

面談は保護者の意向を正しく把握し、三者それぞれの意向をお互いに理解するという目的も持っています。

(2) 保護者面談が実施されやすい時期

保護者面談は、学校の三者懇談後に行う塾が多いようです。受験学年では志望校決定期にも行われます。

◎ 定期面談のタイミング
・受験学年:1学期末、2学期末、出願前
・受験学年以外:各学期末

学校の三者懇談後に実施するのは、学校の評価を塾が知るためです。通知表や成績表が見られるタイミングだから、という意味もあります。

(3) 保護者面談への参加者・所要時間

塾の保護者面談には、お子さんと親御さん、塾の担任の3名が参加します。また面談の多くは30分~1時間で行われます。

親御さんは、2人のうち都合がつく1人が出席すれば問題ありません。ただし塾が「お子さんの学習について、日常的に関わっている方」と指定する場合もあります。

塾からは基本的に担任、もしくは校舎責任者が出席します。進路指導責任者などが参加する場合もあります。

塾の保護者面談で話されやすいテーマ5選

成績や進路希望、意欲、姿勢など、勉強を軸とした話が多い
成績や進路希望、意欲、姿勢など、勉強を軸とした話が多い

「保護者面談ではどのような話をされるのか?」と気になる親御さんは、この章をチェックしましょう。保護者面談で扱われる頻度の高いテーマを5つ紹介します。

塾は勉強する場所であるため、基本的には勉強に関わる内容が多くなります。ただし、学習姿勢や意欲の程度によっては、家庭での様子を聞かれるケースもあります。

(1) 塾での取り組みの様子

塾でのお子さんの様子は、まっさきに伝えられる内容です。普段、見ることができない「塾での様子」を知れる貴重な機会といえます。

ただし、塾の先生はみんな“褒め上手”です。お子さんの良い取り組みを見つけ、積極的に褒めてやる気を出させようとします。塾からの話が現実離れしているようなら、親御さんから家庭の様子を伝えてみてください。

情報が多いほど、塾と家庭との食い違いが少なくなります。

(2) 成績の推移

成績の推移も、面談で話されます。入塾して初めての保護者面談であれば「入塾時から現在までの推移」が、2回目以降の面談なら「前回の面談からの推移」が示されます。

評価される成績は、主に学校の定期テストです。素点(得点)や学年順位、平均点との差など、さまざまな視点から分析されます。

もし面談前に学校から成績表が来た場合は、ぜひ持参しましょう。その場で推移と照らし合わせ、アドバイスをもらえます。

(3) 志望校や進路の決定状況

志望校・進路に関する話も出ます。

志望校が決まっている場合は、現在の成績と志望校との差や今後の学習方針などが話題になります。志望校が未決定なら、お子さんに合いそうな学校の紹介や目標設定の仕方などが話されるでしょう。

塾は多くの卒業生を送り出した経験から、学校の特徴やランク、出題傾向などを相当に詳しく把握しています。志望校選びに迷っているようなら、面談で情報収集するのも良い方法です。

(4) 勉強への姿勢や意欲

「もうひと頑張り!」と塾が考えている場合、面談で保護者に取り組みに関する相談を持ちかけることもあります。学習態度は、家庭での過ごし方と密接に関わっているケースが多いからです。

宿題をやってこないお子さんなら、「宿題を見てあげてください」と言われることもあります。目標が決まらずやる気が出ない場合は、「次の長期休みに学校見学を」と提案されるかもしれません。

塾の提案を真摯に受け止め、お子さんと一緒にできることを考える機会としましょう。

(5) 季節講習の案内

塾の保護者面談は学期末、つまり長期休みの前に行います。学期の振り返りに最適なのが学期末だから、というのが理由です。

しかしすぐに長期休みが始まるため、保護者面談で季節講習受講を案内する塾もあります。新学期に始まる新しい講座の事前案内をするケースもあります。

保護者が塾の面談で確認しておきたいこと5つ

塾の先生と直接話せる貴重な機会を最大限に活かすために
塾の先生と直接話せる貴重な機会を最大限に活かすために

保護者面談は、年に2~3回程度という限られた機会です。お子さんの様子を正確に・効率的に把握するためにも、保護者側から積極的に押さえたいポイントを解説します。

全部で5つ、お子さんの様子に合わせて必要な項目をチェックしてください。

(1) これからの成績の見込み

塾の先生には、数多くの生徒を指導した経験と照らし合わせ、成績の伸びを予測できる人が大勢います。面談ではぜひ、お子さんの成績の見込みを尋ねてみてください。成績推移や現在の学習姿勢などを踏まえ、ある程度正確に予測してくれるはずです。

もし予測が期待通りではない場合は、何かしらの対策を講じなければなりません。面談なら、その場ですぐに対策を相談できる点もメリットです。

(2) 家庭でしておくべき勉強の工夫

「宿題をやるだけで十分なのか」「家庭で自主学習をさせるべきか」と悩む親御さんは、ぜひこの機会に家庭学習について相談しましょう。

塾の先生は「塾で勉強を教えること」が仕事であるため、家庭の中までは口を出しにくいと思っている場合が多いものです。保護者から家でできることはないかと問いかけると、たくさんのアドバイスがもらえる可能性があります。

(3) 模試結果表の見方、考え方

模試の結果表は、お子さんの現状や課題、目標との差などがギッシリ詰まっています。ぜひ勉強に活かしたいところですが、「見方がわからない」という親御さんも多いのではないでしょうか。

そんな時も、保護者面談が役立ちます。塾の先生に直接、結果表の見方を教えてもらいましょう。各項目の意味とチェックポイント、課題の見つけ方を聞いてみてください。その上でこれまでの結果表を比較すると、お子さんの頑張りやこれから力を入れるべきポイントがきっと見つかります。

(4) 現在とこれからの目標設定

目標設定は、難しいテーマです。目標が高すぎても、反対に低すぎてもやる気は出ません。お子さんが「ちょっと頑張れば届きそう」という絶妙なラインに設定するのがポイントです。

保護者面談の場を利用して、現在と今後の目標設定についても相談しましょう。塾の先生は「親の欲目」なしに、客観的で最適な目標を提案してくれます。目標の決め方や考え方を知るチャンスにもなります。

(5) 塾内での友人関係

多くの学校の生徒が集まる塾では、学校とは違った友人関係が構成されます。また「特定の人がうるさい」「塾固有の人間関係が嫌だ」と悩む場合もあります。お子さんが塾の人間関係に課題を抱えている様子なら、面談で相談してみてください。

お子さんが同席する場では話にくいと感じたら、別に相談の場をつくってもらうのがおすすめです。思春期はとくに、人間関係に敏感になりやすい時期です。勉強に良くない影響が出る前に、しっかり手を打ちましょう。

塾の保護者面談を価値あるものにするための注意点5つ

面談の多くは30分~1時間。時間効率を最大化するコツ
面談の多くは30分~1時間。時間効率を最大化するコツ

保護者面談の時間は限られています。短い時間を有意義なものにするためには、5つのコツを抑えることが大切です。事前準備と当日の姿勢について解説します。

(1) 質問したい内容は事前にまとめておく

「塾の先生に聞きたいな」と思ったことは、どのような細かいこともメモしておきましょう。「当日、その場で聞けば良い」と思っていると、忘れてしまったり、時間がなくて聞けなかったりという事態も考えられます。

メモにまとめておくと、大切なことをうっかり聞き洩らさずに済みます。

(2) 通知表や成績表テストの答案用紙などを持っていく

お子さんの現在、つまり最新の状況を共有するのが保護者面談の目的です。通知表やテストの答案用紙、成績表が配られていたら、忘れずに持っていきましょう。塾の先生はその場で成績表を見て分析してくれます。

(3) 積極的に質問する

保護者面談は、塾の先生の話を一方的に聞く場ではありません。家庭の様子や保護者としての意向を共有し、より良い指導を模索する場です。わからない点は積極的に質問し、思うことがあれば遠慮なく伝えましょう。

(4) 家庭での様子や取り組み姿勢も伝える

塾の先生は、お子さんの「塾での様子」しか知りません。しかし勉強意欲や成績は、学校や部活、家庭などさまざまな側面から影響を受けます。学校や家庭での様子がわかれば、塾ももっと良い指導法を提案できるかもしれません。

塾以外でのお子さんの様子も、どんどん伝えましょう。

(5) 子どもの悪口を言わない、卑下しない

「面談では、お子さんの家庭での様子も伝えましょう」といっても、お子さん本人が隣にいることを忘れてはいけません。お子さんを悪く言ったり、卑下した表現で伝えたりするのはやめましょう。

親は謙遜のつもりでも、その言葉がお子さんを傷つける可能性は十分にあります。あくまで客観的に、事実だけを伝えるのがポイントです。

塾の保護者面談前にチェックしておきたいQ&A

「あらためて尋ねるほどではないけれど…」気になるあれこれ
「あらためて尋ねるほどではないけれど…」気になるあれこれ

初めて塾の保護者面談に参加する親御さんはとくに、ちょっとした「気になること」に直面するかもしれません。塾や知人の保護者に聞くほどではないけれど、でも気になる6つのポイントを解説します。

(1) Q.「面談にはどのような服装で行けばいい?」

A. 保護者面談へは平服、つまり普段の格好で行って構いません。フォーマルな服装や、あらたまった格好でなくても大丈夫です。ただし、露出の高い服や清潔感のない服装は避けましょう。

(2) Q.「面談にはどんな手土産を持っていけばいい?」

A. 保護者面談に手土産は不要です。指導に対するお礼の気持ちをもっていれば、十分です。

形にし、あらためてお礼を伝えたい場合は、簡単な菓子折りなどが良いでしょう。年に1度程度なら、塾も負担を感じずに受け取りやすいです。

(3) Q.「予定時間を超えても相談したい場合はどうすればいい?」

A. 機会をあらためるのがベターです。保護者面談は短期間に全家庭と行うため、次の予定が決まっているからです。時間を超えて相談したい場合は、別の機会を設けてもらいましょう。

予定時間を超過しそうな時点で、「時間になりますが、まだご相談したいことがあります」と先生に対応を相談するのがおすすめです。

(4) Q.「父親・母親が揃って参加した方がいい?」

A. 参加する親は1人で問題ありません。日頃、お子さんの学習を中心的に見ている方が参加しましょう。

ただし受験校決定の時期など、大きな転機になるタイミングでは両親揃っての参加を求められる場合もあります。

(5) Q.「急に都合が悪くなったらどうすればいい?」

A. 都合が悪くなった時点ですぐに塾に連絡しましょう。連絡した時点で、別の日程を調整してもらえます。

「お子さんだけが参加できなくなった」などの場合も一報入れてください。親御さんだけで面談するか、お子さんも来られる別日程にするかなど、塾によって対応が異なります。

(6) Q. 「授業や講座の追加を勧められたが、取りたくない」

A. 意向を率直に伝えてOKです。正直に伝え、次善策を検討しましょう。またその授業・講座を勧める理由にも、しっかり耳を傾けてください。親御さんが気づいていない学習チャンスが隠れているかもしれません。

塾の保護者面談は、成績アップのために活用したいチャンス

塾の保護者面談は、成績や学習の状況、進路などについて「本人・親・塾」それぞれの立場から率直に意見を交わす機会です。時間や手間はかかりますが、それだけの価値はあります。準備を整え、有意義な時間としましょう。

また塾はあくまで「お子さんの成長を学習面からサポートする」のが役割です。塾に通っているからといって任せきりにせず、保護者として責任意識を持つことも大切です。

前向きな話し合いからは、具体的で有効な策が見つかります。お子さんの成績アップにつながる機会として、保護者面談を活用しましょう。

まとめ

塾の保護者面談は年2~3回、おもに学期末に行われます。保護者サポートに力を入れる塾ほど、頻度が高い傾向が見られます。

ただ参加し、塾の話を聞くだけではもったいないです。せっかく塾と家庭が1対1でじっくり話せるわけですから、記事を参考に聞いておきたいことを全部聞いてみてください。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

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