塾が合わない!よくある原因や対策、合う塾の見つけ方を解説

2022.06.02
最終更新日 2022.06.02
塾が合わない!よくある原因や対策、合う塾の見つけ方を解説

学校と違い、塾は「合わなかったら別の塾へ」という選択が可能です。しかし塾を頻繁に変えてばかりいては、落ち着いて勉強に取り組めず、成績アップも期待できません。かといって、合わない塾に通い続けても、良い結果にはつながらないでしょう。

もし「塾が合わない」と感じたら、何からどうすべきなのか。今回は、そんなお悩みを解決します。塾が合わないと感じる原因から対処法、他の塾を探すポイントまで解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

「塾が合わないかも」と感じたら、まずやるべきこと

「塾が合わない」と感じる状況を、正しく把握することが大事
「塾が合わない」と感じる状況を、正しく把握することが大事

「お子さんと塾が合わないかもしれない」と感じると、すぐ退塾という行動を起こしたくなるかもしれませんが、いったんこらえましょう。塾を変える・辞める前に、やっておきたいことが3つあります。

(1) お子さんの話に耳を傾ける

まず、お子さん自身がどう思っているのか、よく話を聞いてみましょう。「塾が合わない」と感じたのがお子さん本人なら、なぜそう感じたのか、きっかけはあったのかなど、塾の様子に耳を傾けます。塾のノートや確認テストなどの出来栄えを見せてもらい、理解度や習熟度を客観的にチェックすることも大切です。

もし「合わない」と感じたのが親御さんだった場合は、お子さんに塾についてどのように思っているか、充実して通えているか、授業はよくわかるかなど、日頃の様子を聞いてみてください。

どちらの場合でも、「合わないんだ!」と決めつけたり、お子さんの言葉を否定したりはせず、じっくり聞くことが大切です。

(2) 塾の話も聞いてみる

お子さんの話に加えて、塾の話も聞いてみましょう。お子さんからは聞き出せない、塾での取り組み状況や課題が把握できるかもしれません。感じている問題点の解決策を、この段階で相談することもできます。

また、実はお子さんは別の理由で塾を辞めたいと思っていて、それを濁すために「合わない」と表現している可能性も考えられます。状況を正しく把握するためにも、お子さんと塾と双方から話を聞くことが大切です。

(3) 学校にも、困っていることがないか確認する

学校にお子さんの様子を聞いてみるのもおすすめです。お子さんが「塾が合わない」と言っている原因が友人関係にある様子なら、特に気を配ってあげてください。学校の友人関係のもつれが、塾に持ち込まれている場合も考えられるからです。

他の友達もたくさんいる学校内ではトラブルも紛れてしまいやすいのですが、人数がぐっと少なくなる塾という場所では、問題が顕在化することが多いのです。担任の先生などに、それとなく様子を聞いてみても良いでしょう。

塾が合わない原因としてよくあるもの

塾が合わない原因は雰囲気や人間関係、相性などさまざま
塾が合わない原因は雰囲気や人間関係、相性などさまざま

「塾が合わない」と感じる原因は、多くの生徒で共通しています。主だった原因を5つ、解説します。心当たりがあるかどうか振り返りながら、チェックしてみてください。

(1) 指導方針や校風が合わない

生徒同士を積極的に競わせる塾、個人のペースを大事にする塾、また規律が厳しい塾やアットホームな塾など、塾の指導方針や雰囲気はさまざまです。また質問への対応方法や休憩時間の過ごし方など、塾ごとにルールも定められています。生徒によっては、こうした方針やルールが合わない、居心地が悪いと感じることもあるようです。

入塾前に体験授業を受けていたとしても、実際に合うかどうかは通ってみてからでないと分からないものです。方針や校風は一人の生徒が合わないと感じたからといって変更できるものでもないため、お子さんに合いそうな別の塾を探すのも一つの方法です。

(2) 指導レベル・ペースが合わない

授業のレベルやペース、解説のさじ加減や問題演習の量など、指導の難易度が合わないというケースもあります。

そもそもお子さんの実力と塾の指導に乖離があったという場合もありますし、塾やコースを決めた入塾当初とは目標が変わり、現状にそぐわなくなったということもあります。

実力や目標、現状は変わり続けるものなので、この場合は「塾が合わなくなった」と感じても不思議ではありません。まず塾の中で解決できるかどうか、検討してみると良いでしょう。後ほど、こうした場合の対策をまとめていますので、あわせてご覧ください。

(3) 講師と相性が合わない

「塾が合わない」という話をよく聞いてみたら、実は「講師と合わない」のが原因だったという話もあります。講師との相性は、勉強に大きな影響を及ぼすことも珍しくありません。

「体験授業の講師は良かったのに、入塾したら別の講師が担当になってやる気をなくした」とか、「癖のある話し方が気になって、授業に集中できない」などはよく聞く話です。

講師を代えてもらえば問題が解決する可能性もあるため、一度塾に相談してみると良いでしょう。

(4) クラス・友人関係になじめない

集団指導塾に多いのが、クラスや友人関係になじめないというものです。「途中から入塾したらクラスの人間関係ができあがっていて、入り込めそうになかった」といったこともあれば、「騒がしい生徒がいて授業を乱す」「講師が特定の生徒ばかりひいきして居心地が悪い」といった塾の対応に問題があるケースもあります。

こうした問題があると塾自体が嫌になってしまうこともあるため、早めに対応した方が良いでしょう。

(5) 塾の形態が合わない

集団指導か個別指導かといった、指導スタイルが合っていないことも考えられます。集団指導は周囲との競争意識が芽生えやすい半面、質問や相談がしにくいという特徴がありますし、個別指導は自分のペースに合わせてくれる反面、ライバルが見つけにくいという点が特徴です。

それぞれの指導が持つメリットや特徴がお子さんの性格と合わないと、塾での勉強が苦痛になってしまうこともあります。塾の勉強はよく理解できるか、ストレスを感じる場面はないかなど、話を聞いてあげてみてください。

塾が合わないと感じたときの対策

まずは塾を変えずに、現状を変える方法を試してみる
まずは塾を変えずに、現状を変える方法を試してみる

塾が合わないと感じたら、どのように対処すればよいのでしょうか。お子さんや親御さんの気持ち、また塾の立場も尊重しつつ、解決に向かえる方法を4つご紹介します。

(1) クラスやコースの変更を依頼する

合わない原因が塾の人間関係や指導方針・難易度などだった場合は、通うクラスやコースの変更が可能かどうか相談してみましょう。クラスが変われば机を並べる仲間も変わり、人間関係の悩みが解決するかもしれません。またお子さんに合った難易度のクラスにしてもらうことで、授業が充実することも期待できます。

塾はクラス・コースによって宿題の量も変わるため、「宿題がこなしきれない」という場合もクラス変更がおすすめです。

(2) 通う曜日・時間帯を変えてみる

個別指導塾や、同じクラスの授業を複数の曜日に開講している塾の場合は、通う曜日や時間帯を変えてみるのも良いでしょう。通う曜日・時間が変われば、担当する講師や周囲にいる生徒の顔ぶれも変わります。講師との相性や友人関係など、人間関係に悩んでいるときにおすすめの方法です。

周囲が騒がしくて勉強できない、といったときに、別の曜日に通うようにしたら静かな環境が手に入り解決したという事例もあります。

(3) 講師交代を依頼する

講師との相性が合わないのが原因ならば、正直に講師交代を申し出ましょう。塾側も相性の合うあわないがある、ということは十分承知していますので、可能な限り対応してくれるところが多いようです。特に個別指導塾は「合う先生が見つかるまで交代可能」をセールスポイントにしているところもあるほどなので、変に気を遣う必要はありません。

交代の相談は、講師本人ではなく校舎長にするのがコツです。また「お子さんと合わない」ということだけを伝え、講師の人格否定につながる発言などは控えましょう。

(4) 他の塾を試してみる

ご紹介した「クラス・コース変更」「曜日・時間帯変更」「講師交代」で解決できない場合は、他の塾を試してみることになります。塾を変えれば、すべてが変わりますから、問題が解決することも期待できます。

ただし他の塾ならどこでも良いかというと、そうではありません。今回、「塾が合わない」と感じた原因をきちんと見つけ、同じ失敗を繰り返さなくて済む塾を探すことが大切です。後ほど、塾を探す際のポイントもまとめてあります。ぜひご覧ください。

辞めるか辞めないか迷ったときにすべきこと

辞めるのはいつでも辞められる。まず冷静に考えよう
辞めるのはいつでも辞められる。まず冷静に考えよう

お世話になった塾を辞めるのは、勇気がいることです。本当に辞めて大丈夫かな、と迷う気持ちもあるでしょう。塾を辞めるべきか迷ったとき、また辞めると決める前にやっておくべきことを、4つ解説します。

(1) 決める前に、まず相談を

まず、辞める!と決断するまえに必ず相談しましょう。あまり多方面に相談しすぎても、意見が分かれすぎて困ってしまいます。おすすめの相談相手とそれぞれの相談内容をまとめましたので、参考になさってください。

相談相手相談すべき内容
現状を聞く、問題点を伝える、解決案を考える
夫(妻)お子さんの様子を見てどう感じるか、何がベストかを話し合う
同じ経験がある保護者その方の場合はどうだったのか、有効だった改善策などを聞き参考にする

(2) 改善策を試し、しばらく様子を見る

クラス変更や講師交代など、打てる手を打った後は様子を見守ります。1~2回の授業では改善が感じられないこともあるので、1カ月~1カ月半程度は猶予を見ておくと良いでしょう。

中高生は、「次のテストまで」とテストでタイミングを区切るのもおすすめです。改善策が的を射ていれば、きっと良い結果が表れるからです。

(3) 改善が見られないようなら他塾を試す

改善策を実施しても良くなる様子が見られなければ、転塾を検討しはじめましょう。今の塾に通いながら、いくつかの塾で体験授業を受けてみるのです。感じている不満を頭に置きながら、同じような不満を抱かずに済む塾を探しましょう。

体験授業を受けるタイミングは、定期テスト前2~3週間は避けたほうが無難です。テスト前はテストに向けて対策カリキュラムを進める塾も多く、いわゆる「普段の授業」の様子がわかりにくいためです。

(4) 最終決定権はお子さん本人とご家庭にある

最終的に、辞めるか辞めないかを決めるのはお子さんとご家庭です。塾は決定権を持っていません。タイミングを逃さずに決めるべきときは決める、勇気と決心も大切です。

また辞めるという意向を伝えたときに、塾から引き留められることもあるでしょう。思ってもみなかった条件を提示され、また迷うこともあるかもしれません。

しかし、引き止められたからといって続けても良い結果にはつながりにくいものです。お子さんにとってベストな選択をするためにも、じっくりと冷静に考えてから判断し、意向を伝えるようにしてください。

お子さんに合う塾の見つけ方

今の塾に対する不満を解決してくれそうな塾を探すことも大事
今の塾に対する不満を解決してくれそうな塾を探すことも大事

お子さんに合う塾は、どう探せば見つけられるのでしょうか。次こそは合う塾を見つけたい方のために、塾の正しい探し方を解説します。

(1) 親子で意見をすり合わせてから探す

親御さんとお子さんとで塾に求める要望が異なっていては、合う塾は見つけられません。何を目指し、どんな指導をする塾に通いたいのか?雰囲気は?部活と両立できる時間割か?など、方針をすり合わせてから探すようにしましょう。

(2) 先入観を排除し、広く探す

塾を探す際は、先入観を持たずに検討する柔軟な姿勢も大切です。「褒めて育てるスタイルが良いはず」と思っていたのに、実は厳しく指導してくれる塾の方が頑張れた、というケースもよくあります。集団指導や個別指導など、指導形態も幅広く探してみましょう。

(3) 口コミや知人の紹介も参考にする

塾の口コミや評判は、貴重な検討材料です。特に、保護者同士の話題といった地域の口コミは大切にしてください。インターネットには出てこない、塾の「ホントの評判」が含まれることが多いからです。お知り合いの中に、気になる塾にお子さんを通わせていたという方がいないかどうか、探してみてください。

(4) 体験授業は必ず受ける

気になった塾は、必ず体験授業を受けましょう。塾の雰囲気や通う生徒の表情、講師との距離感などは、パンフレットではわかりません。実際に体験し、お子さん自身が「ここなら頑張れそう」と思えるかどうか、その感覚も大切な判断材料になります。

まとめ

塾が合わないと感じたときは、必ずなにか原因があります。指導方針や難易度のマッチング、講師との相性、あるいは友達同士の人間関係かもしれません。何が原因にせよ、放置して解決することはないので、改善策を打つことが大切です。

まずはお子さんの話を良く聞き、塾に相談してみましょう。クラスや講師、通う曜日・時間帯の変更などは、実施しやすい改善策です。しばらく様子を見て、それでも合わないと感じるようなら、別の塾を検討し始めます。

お近くにどんな塾があるのか、通っている方の評判はどうなのかを調べるには「塾探しの窓口」が便利です。下のタブから、さっそく試してみてくださいね。

この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

塾探しの窓口編集部

学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。

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