「英語だけ塾に通う」はアリ?英語の成績を伸ばす塾の選び方

2022.07.25
最終更新日 2022.08.01
「英語だけ塾に通う」はアリ?英語の成績を伸ばす塾の選び方

塾を考える際、「どの教科を受講するか」は悩むポイントです。受講科目を増やすと費用がかかりますから、本当に苦手な英語だけを通塾したいと考えるのは自然な発想でしょう。

この記事では英語だけが極端に苦手な中高生に向けて、「英語だけ塾に通う」という選択がアリかどうか、また英語だけを受講したい場合はどの塾を選べば良いのかなど、塾での英語の単科受講について解説します。

結論:「英語だけ塾に通う」はアリ!

プロの指導が必要な教科が英語だけなら、英語のみ通塾もOK
プロの指導が必要な教科が英語だけなら、英語のみ通塾もOK

「塾は英数セットで、もしくは5教科通うもの」というイメージがあるためか、1教科だけの通塾を躊躇する方もいるようです。

「他の教科も勧められたらどうしよう」「英語だけで本当に大丈夫かな」という不安も、英語だけ塾に通う決心を迷わせる原因かもしれません。

しかし、プロの指導が必要なのが英語だけならば、効率面からも費用面からも英語だけ塾に通うのはアリです。記事を最後まで読み、英語だけ通塾するメリットやデメリットなども把握し、合う塾を見つける準備を始めましょう。

英語だけを受講できる塾の種類

英語だけを受講するなら、個別指導か英語専門塾がおすすめ
英語だけを受講するなら、個別指導か英語専門塾がおすすめ

塾で英語だけを受講する場合、「個別指導塾/英語専門塾/英会話スクール/オンライン塾」の4種類から探すのがおすすめです。集団指導塾は英数2教科、または5教科をセットで受講するように勧められることが多く、1教科受講には向いていません。

塾それぞれの特徴や違いを解説します。

(1) 個別指導塾

個別指導塾とは、生徒1~4人に講師が1人付き、生徒一人ひとりの課題を指導する塾です。生徒指導の時間はマンツーマンになります。一定の時間ごとに生徒を巡回しながら、解説や学習アドバイスをします。

個別指導塾は1教科から受講可能な上、学習計画や重点的指導ポイントなどもイチから作成するため、英語だけ塾に通いたい場合におすすめです。学校進度から離れ、苦手になった箇所までさかのぼって対策する、英語だけ定期テスト・受験対策するといった指導も得意とします。

(2) 英語専門塾

英語専門塾とは、英語だけを指導する塾のうち、定期テストや受験対策を得意とする塾を指します。学校の教材やオリジナル教材を使い、読解・筆記やリスニングを徹底的に鍛えます。授業は少人数制と個別指導(プライベートレッスン)とがあります。

英語専門塾の講師は、英検1級保持者や帰国子女など英語のプロが多め。本格的で実用的な英語を学べる点もメリットです。英語が苦手な日本人に向けた英語学習の独自メソッドを持つ塾も多く、読解や筆記ともに定期テスト・受験対策が効率良く進みます。

(3) 英会話スクール

英会話スクールとは、英語だけを教える塾のうち、スピーキング力やコミュニケーション力の養成に力を入れる塾を指します。ネイティブスピーカーなど英語を母語とする講師も多数在籍し、文化や社会問題、日常生活などについて講師とやりとりをしながら英語力を鍛えます。

英会話スクールのレッスンは、少人数制かマンツーマンで行われます。定期テスト対策・受験対策はしていない点には注意しましょう。生徒の年齢層が子どもから社会人までと幅広く、さまざまな価値観を持つ仲間とやり取りし、見識を広げられる点は英会話スクールならではの魅力です。

(4) オンライン塾

オンライン塾とはインターネットを利用し、オンラインで授業を受ける塾をいいます。講師と生徒はパソコンやタブレットなどの画面越しに接します。どの地域に住む講師からも授業が受けられるのが、通うタイプの塾にはないメリットです。授業はマンツーマン・リアルタイムなので、質問もその場で解決可能です。

もっと手軽に英語だけを受講したい場合は、映像授業サービスもおすすめ。映像授業とは、あらかじめ録画された授業を見て学ぶサービスです。目的別・レベル別に膨大な授業が用意されており、自分に合う授業を選んで受講します。ただし映像で学ぶ特性上、その場での質問はできません。

英語だけ塾に通うメリット

時間効率がよく、英語だけを集中的に学べる点がメリット
時間効率がよく、英語だけを集中的に学べる点がメリット

数学や国語とのセット受講ではなく、あえて「英語だけ」を塾で指導してもらうメリットは、大きく3つあります。時間効率の良さや指導レベルの高さといった点から、解説します。

(1) 時間を効率よく使える

英語が苦手な中高生が「英語だけ」塾に通うのは時間的な効率が良い選択です。

塾での授業にも、そして授業の予習復習にも時間はかかります。自力で勉強できる教科まで受講するのは時間がもったいないため、本当にプロの手を借りたい教科だけ受講することで時間を有効的に活用できます。

また通塾には往復の移動時間もかかります。通塾をサポートが必要な英語だけに限定することで無駄な移動時間が減り、その分の時間を他教科の勉強にあてられます。

(2) 英語のプロから指導が受けられる

英語のプロである講師から直接教えてもらえるのは、英語専門塾や英会話スクールならではのメリットです。TOEICハイスコア保持者や元英語教師、ネイティブ講師、海外の大学修了者など、英語の素養がある人物が、さらに塾やスクールの指導研修を受けてレッスンを担当するのです。学校の授業で分からなくなっていた箇所も、プロの工夫された解説で理解できるようになることが期待できます。

また入試でも増えている実用性が高い英語を学べる点もメリットです。

(3) 英語4技能を伸ばせる

英語だけを集中的に習うことで、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)をまんべんなく伸ばせる点も英語専門塾のメリットです。通常の塾は、4技能のうち「聞く・読む・書く」だけは対応できても、「話す」指導は受けられない場合が多いのです。

4技能の養成は、英検やTOEIC、GTEC、TEAPなど、各種英語検定試験対策にもなり、受験で有利になる場合もあります。

英語だけ塾に通うデメリット

英語だけの通塾は、総合的な指導が受けられない点がデメリット
英語だけの通塾は、総合的な指導が受けられない点がデメリット

塾で英語だけ受講する選択のデメリットも把握しておきましょう。メリットとデメリットの両方を知り、冷静に決めることが大切です。

(1) 他教科の指導は受けられない

英語だけの通塾では、英語以外の教科指導は受けられません。テスト対策も受験対策も、すべて自分の力で進める必要があります。

塾は教科の解説授業のほか、学習計画を立てる、効率の良い勉強法を教える、模試結果を分析し次に活かすといった指導もしています。英語のみ塾に通う選択をした場合、数学や国語、理社は学習計画から進捗管理、模試分析まで、すべて自分で取り組まなければならない点は押さえておきましょう。

(2) 総合的な受験対策が受けられない

総合点勝負である受験において全体的な対策が受けられない点も、英語だけ塾に通うデメリットです。

不得意な教科の点数を伸ばすのは、時間も労力もかかります。いっそ、得意科目を伸ばす方が効率がいい場合も多いのですが、英語だけ塾に通っているとそうはいきません。「不得意教科はほどほどに・得意教科で高得点をとり、合格点に達する」といった戦略的な受験対策が受けられないのです。

「英語が足を引っ張っているから英語を伸ばす」という選択が良いかどうか、英語だけの通塾を決める前に、一度通常の塾でカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

(3) 全体の勉強計画やバランス配分が難しい

英語だけ塾に通うと、英語だけ予習・復習や宿題が多くなり、勉強全体の計画やバランス配分が難しくなる点もデメリットといえます。英語に力をいれた結果、英語は伸びても他教科の成績が下がり、総合点では変わらない結果にもなりかねません。

英語だけ塾に通いたい場合は、全教科の学習バランスを考慮することが大切です。予習や復習、宿題の負担が多すぎない塾を選ぶようにしましょう。

英語だけ塾に通う場合の費用相場

英語だけの通塾に必要な費用は、1か月1万円ほどが相場
英語だけの通塾に必要な費用は、1か月1万円ほどが相場

英語だけ塾に通う場合、費用の相場は1か月あたり10,000~15,000円です。ただしどの塾に通うかによって、費用には幅が生まれます。先に紹介した英語だけ通える塾それぞれの、費用の相場を解説します。

(1) 個別指導塾の場合

個別指導塾の月謝相場は、週1回(月4回)授業を受ける場合で8,000~15,000円ほどです。授業時間や同時に指導を受ける人数、講師ランクなどによって変動します。

また個別指導塾では、月謝以外に以下の費用がかかります。

入会金:20,000~30,000円
教材費:約1,000~2,000円/月
管理費:約1,000円/月
季節講習費(春・夏・冬):受ける授業数で決定

(2) 英語専門塾の場合

英語専門塾の月謝相場は、週1回(月4回)通う場合で15,000~30,000円です。少人数制授業よりマンツーマンレッスンの方が月謝は高く、また目指すレベルやネイティブ講師かどうかによっても費用が変動します。

また英語専門塾によっては、以下の費用がかかるところもあります。

入会金:20,000~30,000円
教材費:7,000~15,000円/年 など
管理費:1,000円/月 など

(3) 英会話スクールの場合

英会話スクールの授業料は、レッスン形態や予約の仕方、レベルによってかなり幅があります。また回数チケット制や年額制とするスクールもみられます。

一例として、大手英会話スクールである「ECC外語学院」の月謝を紹介します。

■中学生コース
首都圏・関東・東海・関西・中国・九州エリア:14,300円(税込)
東北・北関東エリア:10,063円

■日常会話コース
16,300円(税込)~

■英検直前対策コース
グループレッスン(1次対策):33,000円(税込)
グループレッスン(2次対策):16,500円(税込)
マンツーマンレッスン: 16,896円(税込)~

※2022年7月25日現在の情報です

(4) オンライン塾の場合

オンライン塾の月謝相場は、週1回(月4回)の授業で8,000~20,000円です。

オンライン塾では、月謝以外に入会金が必要です。教材費や管理費は不要とするところが多く見られます。

入会金:15,000~30,000円

英語だけ通う塾を選ぶ手順

学習目的を決め、複数の塾で体験授業を受けてから合う塾を選ぼう
学習目的を決め、複数の塾で体験授業を受けてから合う塾を選ぼう

英語だけ受けられる塾は、個別指導塾や英語塾、オンライン塾などがあると分かりました。それでは、どのように選べば合う塾が見つかるのでしょうか?塾選びで失敗しないための4つの手順を解説します。

(1) 達成したい目的・目標を決める

はじめに、通塾の目的や達成したい目標を決めましょう。目的・目標はできるだけ具体的に決めるのがコツです。例えば次のような例が考えられます。

学校の英語定期テストで80点を取りたい

英語の成績を上げて、あの高校・あの大学に合格したい

英検やTOEICなど資格試験対策がしたい(具体的な級やスコアも)

将来の留学に備え、今からスコアを伸ばしたい

(2) 目標が達成できそうな塾を見つける

塾やスクールごとに、得意とする指導は異なります。(1)で決めた目的・目標の達成を得意とする塾を探しましょう。

定期テストや受験対策なら、個別指導塾・英語専門塾が良いでしょう。資格試験対策なら、資格専門コースがある塾を選びます。留学に備えるなら英会話スクールがおすすめです。またホームページで指導方針や実績、開設コースなどをしっかり確認します。

(3) 体験授業を受ける

塾の候補が絞り込めたら、必ず体験授業を受けます。体験授業では実際の指導の様子や講師の人柄、校舎の雰囲気、他の生徒の表情や講師との距離感などを総合的にチェックしましょう。オンライン塾では、授業画面の操作性や講師の教え方、授業のスムーズさなどを確認します。

また「直感」も大切な判断材料です。不満な点に目をつむって入会しても、「やっぱりここじゃなかった」と後悔につながりやすいため、第一印象はメモしておくのがおすすめです。

(4) 複数の塾を比較する

入会を決めるまでには、少なくとも2~3つの塾を比較します。指導方法やスピード、講師や教室長の個性も、塾によってさまざまです。体験授業を受けてみることで、塾ごとの違いが明確になり、合う塾を見極められるようになります。

また候補に順位を付けられる場合は、第一希望の塾の体験授業を最初に受けましょう。最初に受けると第一希望塾が比較の基準となり、第二希望以降の塾を比べやすくなるからです。

まとめ

英語だけ塾に通う場合は、レベルやペース、指導内容の調整がしやすい個別指導塾や英語塾、オンライン塾がおすすめです。学校の授業やテスト、受験に強いのは個別指導塾か英語専門塾、コミュニケーションのスキルを伸ばすなら英会話スクールが良いでしょう。勉強の目的や目標に合わせて、最適な塾を選んでみてください。

また塾を決める前には、複数の塾で体験授業を受けてみましょう。いくつかの塾で体験授業を受けてみると、塾ごとの個性やスタッフ・生徒の雰囲気の違いが明確にわかります。

英語を克服して成績を伸ばす近道は、自分に合った環境を見つけ、精一杯頑張ることです。「塾探しの窓口」も利用し、ピッタリの塾を見つけてみてください。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

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