学習塾の口コミ比較サイト「塾探しの窓口」が運営。初めて塾を探されている保護者に向けて、塾を探す上での基礎知識や塾選びを成功に導くためのポイント等を、わかりやすくお届けします。
塾の振替授業とは?振替授業を受けられる条件や注意点を解説
毎週休まずに塾に行くのが理想です。しかし、急な予定や体調不良、冠婚葬祭など、どうしても授業を休まないといけない場合もあるでしょう。そんな時に頼りになるのが「振替授業」です。
ただ、普段意識していない分、「休んだ場合はかならず振替できるのか?」「どの塾も振替授業をやっているのか?」など、振替授業に関する疑問も多いのではないでしょうか。
この記事では、振替授業のルールや提供方法、授業を休む際の注意点などを詳しく解説します。塾の振替授業について、あらためて理解を深める一助としてください。
塾のタイプ別・振替授業の行い方
塾の形態によって振替授業のやり方は異なります。集団指導塾、個別指導塾、オンライン塾と形態をわけ、一般的にどのように振替授業が行われているかを解説します。
振替授業が受けられる条件
授業を休めば、無条件で振替授業が受けられるわけではありません。規律ある塾運営のために、多くの塾は振替授業に条件を設けています。
振替授業を受けるために必要な条件を4つ解説します。
(5) 補足:振替授業に関する規約の例
振替授業に関する、実際の規約を見てみましょう。
下は、愛知県のある塾の規約です。以下について書かれています。
- 欠席連絡の期限
- 振替授業を行わない事例
- 振替授業を受けられる期間 など
◆第10条 〈遅刻・欠席について〉
1.体調不良、学校行事、クラブ活動など、やむを得ず授業を欠席、または遅刻される場合には、必ず保護者様が欠席当日の15:00まで運営本部までにご連絡ください。生徒からの連絡は保護者が予め承諾しておいていただくものとします。それによる不利益は、すべてお客様に帰属します。
2.授業の当日に欠席のご連絡があった場合、理由の如何を問わず、当塾は、振替授業を行わず、当日分の月謝を返金いたしません。
3.連絡のない欠席・遅刻は、いかなる理由でも、当塾は、振替授業をいたしません。
4.習字かきかた教室は振替授業をいたしません。
5.振替授業は欠席した日から1週間以内に振替授業を受けてください。正規の時間割生徒を優先するため、希望に添えない場合があります。
学習塾てらこや 教室利用規約
次は東京のある塾の規約です。授業をキャンセル(欠席)扱いとするルールが定められています。この塾では授業をキャンセルした場合、規約にのっとりキャンセル料が発生します。
【第12条 当日キャンセル】
(1)当日キャンセルの適用について
当塾では、「授業」「グループ授業」「特別授業」について、以下の条件で欠席をした場合、当日キャンセルとして扱います。
・事前連絡なしに授業を欠席した場合
・授業予定日の1営業日前の15:00以降に欠席のご連絡があった場合
※ただし、インフルエンザ・麻疹などの感染症や、電車の大幅遅延・大規模災害などのやむをえない理由で欠席となった場合は、キャンセル料は発生しません。
学習支援塾ビーンズ 入塾規約
振替授業の代わりに提供される授業の例
振替授業は「休んだ分の学習を補う」ために行われます。同程度の学習効果が得られると塾が考える、別の指導形態で実施される場合もあると押さえましょう。
振替授業で採用されやすい授業形態を4つ、紹介します。
塾の授業を休む際の注意点
塾は、授業ごとに一人ひとりの学習計画や教材を準備しています。1回休むと授業進度が遅れ、計画を立て直さないといけない場合もあります。休む場合はできるだけ早く伝えましょう。
塾を休む場合に気を付けたいポイントを3つ解説します。
まとめ
塾の振替授業は、授業を欠席した生徒の学習をフォローする目的で行われます。塾がサービスとして行っている授業であり、すべての塾が実施しているわけではありません。
振替授業は通常と同じ授業形態のほか、プリント学習や映像授業視聴などで代替される場合もあります。振替授業が受けられる条件や期限を決めている塾も多いため、規約を確認しておきましょう。
塾は1年間の授業計画を立て、テストや受験に間に合うよう戦略的に授業を進めます。授業を休むと計画にズレが生じ、場合によっては全体の見直しが必要になる場合もあります。勉強は計画的に進めてこそ、成果につながります。塾はできるだけ休まないようにし、やむを得ない場合は早めの連絡を心がけましょう。