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塾のオンライン授業の7つのメリット!デメリットと対策も解説
オンライン授業は、昨今の新型コロナウイルス感染症の世界規模の拡大により、ニーズが大きく広がっています。また多くの塾でオンライン授業のメリットを活かした、さまざまな工夫を盛り込んだ授業の配信や、サービスの提供も始まっています。
オンライン授業にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。しかし新しい授業形式のため、保護者様にとっては、お子さんがオンライン授業を受けることに不安があるかもしれません。この記事ではそのような保護者の方のために、学習塾でのオンライン授業についてメリットとデメリット、オンライン授業をうまく活用するための方法などについて詳しく解説します。
塾のオンライン授業とは?
塾におけるオンライン授業にはいくつかの形式があります。ここでは塾でのオンライン授業について概要と、それぞれの形式の違いを説明します。
(1)オンライン授業とは
近年需要が増えているオンライン授業は、インターネットを経由しパソコンやタブレット、スマートフォンなどを利用して、オンライン上で指導を受ける形式のものです。小学生、中学生、高校生の塾ではコロナ感染症の流行から需要が増えました。現在は大手塾からオンライン専門の塾までサービス提供の動きが広がっており、塾ごとに特長のある、様々なサービスを提供しています。
授業形式は塾によりさまざまです。1対1の個別指導をオンラインで行うものもあれば、集団授業を配信し、それに参加する形式のものもあります。また授業ごとにそれらをブレンドする形式もあります。
いずれにせよオンライン指導を受けるためのweb環境や機材が必須となります。塾によっては専用のタブレットを貸し出しているところもあります(詳しくは後述)。
(2)オンライン授業の種類と内容
オンライン授業には、大きく分けて以下の3つがあります。詳しい内容は次の章で説明します。
①「同時配信授業」
通常の対面授業と同じように講師が行う授業を、リアルタイムで同時配信します。生徒は通塾の必要はありません。双方向型のため、質問や、他の生徒との交流なども可能です。後日、アーカイブ配信される場合は、後から何度でも視聴できます。
オンライン授業の7つのメリット
ここでは塾におけるオンライン授業のメリットを紹介します。また同時配信授業とオンデマンド授業、それぞれ特有のメリットについても説明します。
なおハイフレックス授業は同時配信授業とオンデマンド授業の併用のため、この記事では割愛します。
(1)オンライン指導塾に共通する5つのメリット
オンライン授業の4つのデメリットと対策
(1)自主性が必要
オンライン授業は対面授業のように他人のいる場所で学ぶわけではありません。そのため緊張感が少なく、勉強するモチベーションが上がらないおそれがあります。
一方、オンライン指導で学力が上がったという報告がされています。聖徳大学附属女子中学校・高等学校の調査によると、遠隔授業(オンライン授業)により63%の生徒が学力向上を実感しています。オンライン授業を適切に利用することができれば、学習効果は高まること、モチベーションの向上にも役立つことがわかります。
【対策】
集中できる環境づくりや、時間を決めて勉強するなどの工夫が必要です。
スマホで受講している場合は、つい授業ではなくスマホに入っているゲームを遊んでしまったり、動画を見たりしてしまうかもしれません。その場合は受講専用のタブレットやパソコンを用意するか、リビングなど家族の目がある場所で勉強するようにしてみてください。
何より、「誰かに褒められるから勉強する」などの外因的な理由ではなく、「自分の目標を達成するために勉強する」という自主的な意識をもつことが大切です。
(2)オンライン塾によっては質問や相談がしづらい
オンライン塾の最大のデメリットが、対面ではないために直接塾側から生徒に干渉しづらいことが挙げられます。毎日塾に来て顔を合わせていれば、「勉強はどう?」「この前の試験、がんばったね」など生徒は声をかけてもらえることも多く、やる気になります。また受験や勉強方法に不安がある際にも担当の講師やアドバイザーに相談できますが、オンライン塾ではそれが難しいケースがあります。
オンライン塾の多くがその点を工夫しており、「オンラインであってもサポート体制の手厚さがある」ことを特長としてアピールしています。
しかし安価なオンライン塾では学習の進捗具合や成績推移を管理するアドバイザーがいなかったり、いても遠隔のため、細やかなサポートが難しいケースがあります。
【対策】
現代の小学生、中学生、高校生は、ITネイティブ世代といえます。そのためSNSなどを使った文字によるチャットやコミュニケーション、オンラインでの交流に、親世代よりもはるかに慣れています。
多くのオンライン塾では、対面でのサポートが難しい分、メールやチャットによる質問対応や交流の機会を設けています。生徒にとっては必ずしも対面での質問や相談が重要なわけではなく、文字であっても応答が返ってくることで安心できるともいえます。
これらを踏まえたうえで、オンライン塾へ入塾を検討する場合は、「質問や相談がしやすいか」「定期的なサポートが受けられるか」「質問や相談はどのようなスタイルで受け付けているのか」をあらかじめ確認するようにしましょう。
(4)通信環境によって受講の快適さが左右される
塾側の通信環境やセッティング状況、また配信を受ける生徒側の環境によっても、映像の乱れや音声の途切れが起きることがあります。特に同時配信授業では人数によって可能性が高くなります。塾側が原因のトラブルがあまりに多い場合は、授業が満足に受けられないことになりかねません。また自宅の通信環境が悪い時も同じです。入塾前に、オンライン授業を受けるための推奨環境が準備できているか確認しておきましょう。
【対策】
通常、オンライン授業を受けるにはインターネット回線、パソコンまたはタブレットやスマートフォンがあれば十分です。ただしオンライン塾によっては、独自の教材をインストールしたタブレットの購入が必要なケースもあります(貸出し対応してくれる塾もあります)。入塾前に、何が必要か確認しましょう。
まとめ|オンライン授業を上手に活用しよう
この記事では、塾のオンライン授業のメリットとデメリットについて紹介しました。
オンライン授業には、対面授業には無いメリットが多くあります。一方で、対面授業には及ばない面もあります。そのため、塾を選ぶ際には、オンラインだけ、対面だけと区切って考えるのではなく、どちらも行っている塾を選ぶことも一つの方法です。実際、大手塾ではすでに同時配信もオンデマンドもカバーしたハイフレックス授業を導入しているところも多くあります。
一方で、オンライン指導塾は新しい授業形態のため、費用が高額になるケースや、期待したレベルのサービスが受けられないケースもあります。しっかりした授業内容やサービスが受けられるオンライン指導塾を探している方は、「塾探しの窓口」を利用して無料体験を受けてみましょう。
同じオンライン指導でも、塾によってさまざまな特長があります。お子さんにオンライン授業が合っているのか、オンライン指導塾ならどのようなスタイルが続けられそうか、費用はどのくらいかかるのかなど、「塾探しの窓口」で資料を取り寄せて比較してみてください。 塾のオンライン授業は、大きな可能性を秘めた学習方法であり、実際に学力向上効果も出ています。オンライン授業を上手に活用して、成績向上や志望校合格につなげましょう。まずは「塾探しの窓口」でオンライン指導塾を探すことから始めてみませんか。