武田塾の料金はいくら?口コミ・評判や指導の特徴、メリット、注意点を解説

更新日 2025.09.08
武田塾の料金はいくら?口コミ・評判や指導の特徴、メリット、注意点を解説

「授業をしない塾」とのキャッチコピーを見聞きしたことがある人も、多いのではないでしょうか。YouTubeチャンネルの登録者数は、34.2万人(2025年9月時点)と、武田塾は受験市場で一定の支持を得ています。

今回は武田塾の料金や口コミ、指導の特徴・メリット、さらに通うにあたって知っておきたい注意点まで解説します。武田塾が気になっている受験生は、ぜひ最後までチェックしてください。

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(1) 武田塾の入会金

武田塾の入会金は、44,000円です。一般的な個別指導塾の入会金10,000円~30,000円、大手予備校である河合塾や東進ハイスクール・東進衛星予備校の入会金33,000円と比べると、やや強気の料金設定といえます。

ただ、入会金は入会時のみ支払うものです。家計へ影響しやすいのは、継続的にかかる授業料。次で、武田塾の授業料を見てみましょう。

(2) 武田塾の通常授業料金

武田塾ではコース制(「特訓」)をとっており、コースによって料金が変わります。コースごとの受講可能教科・指導内容などは、後述します。

主要コース別に、目安となる授業料をまとめました。予備校と、およそ同程度の費用がかかると考えたほうがよさそうです。

コース名受講可能科目月額目安年額目安
(4月~翌2月)
個別管理特訓S1科目5万円55万円
個別管理特訓L2科目6万円70万円
個別管理特訓S+L3科目10万円100万円
個別管理特訓+自習1科目7万円80万円
宿題確認特訓S4科目7万円60万円
独学支援特訓4科目5万円55万円

※ 受験期である3月を除いた目安の金額です。高1・2年生の料金や詳細は武田塾にお問い合わせください。

(3) 武田塾のその他の料金

武田塾の季節講習は、未入会の生徒向けです。入会済みの生徒には季節講習はなく、講習料金は不要です。なお、未入会の生徒が季節講習を経て入会すると、入会金が無料になります。

また、原則的に教材費もかかりません。必要に応じて追加購入する場合は、実費がかかります。模試代約6,000円/回が、別途必要です。

武田塾の口コミ・評判

「高い」との声が多数。入会前には費用面を入念にチェック
「高い」との声が多数。入会前には費用面を入念にチェック

武田塾を検討中の方は、ぜひ口コミをチェックしてみてください。料金面と指導・サポート面に分けて、口コミを紹介します。

(1) 武田塾の料金に関する口コミ

◎「個別指導は1教科1時間くらい。割高だと思う」
個別指導してもらえる時間は1教科1時間くらい。結構、割高だと思う。担当の講師が連絡なく休むこともあり、講師の質に疑問を感じたこともある。
やるべき内容が明確になるのは、取り組みやすいと思う。
◎「集団塾や予備校より高い。個別指導なので仕方ないのか」
少しでも勉強時間が増えるように、講師が熱心にサポートしてくれる。それでも、料金は集団指導塾より高い。個別指導塾だから仕方ないかもしれないが…。
◎「年末年始以外通えて、いつでも質問できる。コスパは良い」
自習室は年末年始以外、開いている。いつでも、どの教科でも質問できるので、全体的に見たコスパは良いと思う。自分が完璧に理解するまで付き合ってくれ、雰囲気も良くて勉強しやすい。
◎「指導内容を考えると、料金は妥当」
1対1で熱心に指導してもらえると考えると、料金はこれくらいかかるのでは。自分が
やるべき内容を提示してくれ、さらに自分にあった勉強の仕方も教えてくれる。コピー機を自由に使える点も良い。

武田塾には「高い」とのコメントが多く見られました。ただ、高いという感想をよく見ると、2タイプあることがわかります。

・個別指導が1教科1時間なのに、高い
・額面は高いが、利用できるサポートを考えると妥当

塾の料金は、提供される環境・指導・サポートすべての対価です。個別指導だけの対価と考えると高いかもしれませんが、利用できるあらゆる要素と比較してみてください。

また、武田塾の料金設定が適切かどうかを判断するために、他の個別指導塾や予備校と比較してみても良いでしょう。

(2) 武田塾の指導・サポート面に関する口コミ

◎「実力・理解度に合わせて計画を立ててくれる」
学習の進行速度は、生徒の実力や理解のスピードに合わせてくれる。料金は高いが、本人のやり方を尊重し、サポートしてくれるスタイルが良いと思う。
◎「確認テストがあるので、サボれない。成績が上がりそう」
授業や指定の教材はないが、毎週進捗確認とテストがあるので、絶対にサボれない。勉強をごまかせず、だからこそ成績が上がりそうだと思う。勉強時間も増えた。
◎「個別に仕切られた自習席で、集中できる」
自習席は、一人ひとり仕切られている。集中できる環境。教え方や学力が生徒に合っている講師が担当になるため、やる気が出る。早く進むとテキスト代がかかる。
◎「ペース管理が徹底している。勉強に没頭できる」
何を・どのくらいのペースで・どのように進めれば良いかを、すべて決めてくれる。生徒はその計画に沿って、とにかく勉強するだけで良い。余計なことに気力を奪われず、受験勉強に最適な塾だと思う。

武田塾の指導やサポート面には「自分のペースで勉強できる」「サボれない仕組みが良い」といった評価が集まりました。「参考書ルート」と呼ばれる、武田塾独自の学習計画が生徒たちに支持されていることがわかります。

また、校舎の学習環境が良いとの口コミが多かった点も、印象的です。清潔で明るく、集中しやすい教室で、毎日通う生徒も多いようです。

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武田塾の特徴とメリット

塾なのに「授業がない」!なぜ成績が伸びるのか
塾なのに「授業がない」!なぜ成績が伸びるのか

武田塾は「授業をしない」塾として、塾業界にも驚きをもって迎えられました。いったい、どのような塾なのでしょうか。特徴やメリットを解説します。

武田塾の特徴とメリット

(1)「授業をしない」塾

武田塾は、「できるようになる」ことにこだわる塾です。授業をしても、その場でわかったつもりになるだけ、定着は望めないとのスタンスから、生徒の自学自習を大切にしています。

自分で取り組み、考え、努力する時間を徹底的に管理することで、本当の意味で知識が身につく状態をつくりだします。

毎日の宿題まで指定され、かつ習得状況を確認するためのチェックテストも毎週実施。勉強をしたつもりで進んだり、ごまかしたりはできない、との口コミもありました。

(2) カリキュラムは完全オーダーメイド

武田塾では、基本となるコースを組み合わせ、生徒一人ひとりに必要な学習サポートを提供しています。カリキュラムはすべて、オーダーメイド。実力と現在地、志望校(目標)を客観的に見据え、合格までに必要な計画を立案してもらえます。

この計画こそが、武田塾の代名詞的存在といえる「参考書ルート」です。参考書ルートには、どの教材を・いつまでに・どのくらいのペースで・どんな順番で進めれば良いかが、すべて明瞭に記載されます。何を勉強すればいいかわからないという迷いがなくなり、勉強に没頭できるようになります。

(3) 参考書・問題集を徹底反復

一般的に、「できる」ようになるには、参考書や問題集を最低3回、繰り返しなさい、といわれます。武田塾は効率よく、しかも完璧にマスターできるノウハウを蓄積し、日々生徒に指導しています。

目指すのは「いつ参考書を見ても、全問正解できる」状態。これまでのやりっぱなし、解きっぱなしと決別できるでしょう。

(4) 小学生から既卒生まで

武田塾=高校生のイメージが強い塾ですが、現在は小学生から受け入れています。早い段階から自学自習の習慣を身につけ、正しいやり方で自走できる生徒を育てることが目的です。

小・中学生の受け入れは校舎によって異なるため、詳しくは武田塾にお問い合わせください。

また、既卒生も武田塾で勉強できます。

(5) 自習室完備

口コミ評価が高かった、自習室環境。武田塾は、すべての校舎に自習室を完備しています。塾生は開校時間中いつでも利用でき、「学校帰り塾に寄って、勉強してから家に帰る」ルーティンができている生徒も大勢いるといいます。

毎日、ルートに沿った勉強ができるよう、武田塾も自習室利用を推奨しています。

武田塾のコース情報

受講希望の科目と必要なサポート内容に合わせてコースを選択
受講希望の科目と必要なサポート内容に合わせてコースを選択

武田塾では、受講したい科目数と必要なサポート内容を満たすコースを選択し、受講します。展開されているおもなコース内容を、表にまとめました。

コース名サポート内容
徹底個別特訓宿題ペース管理+確認テスト+個別指導+義務自習
個別管理特訓S/L宿題ペース管理+確認テスト+個別指導
・Sは1科目、Lは2科目
宿題確認特訓S/L宿題ペース管理+確認テスト
・Sは最大4科目、Lは科目数無制限
独学支援特訓S/L宿題ペース管理
・Sは最大4科目、Lは科目数無制限

〈サポート詳細〉
・宿題ペース管理:ルートに基づく宿題を課し、徹底的に管理
・確認テスト:理解度と定着度をチェックする毎週のテスト
・個別指導:勉強内容や状況の確認、記述の添削や個別の解説
・義務自習:通塾時間を決め、かならず校舎に通うための支援

武田塾では、通塾1回を1コマとし、コマ単位で指導を受けます。1コマで「60分の確認テスト+60分の個別指導」を受けられます。「L」は2科目を1コマに入れられ、1日で学ぶコースで、60分の個別指導内で2科目のサポートを受けることになります。苦手科目は1コマをまるまるその科目に充当できる「S」をとると良いでしょう。なお、指導を受ける曜日時間帯は、相談の上決定します。

このほか、自宅で学べる「オンライン」コースや、生放送の授業を受けられる「生配信」コース、医学部志望生向けの「医進館」、小中学生向けのコースも開設されています。

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武田塾の合格実績

「志望校合格!」の喜びの声が続々
「志望校合格!」の喜びの声が続々

武田塾から志望大学に合格した、その進学先の一例を紹介します。

※ 2025年度入試結果より

〈国公立大学〉
北海道大学
東京大学
東京海洋大学
東京学芸大学
一橋大学
名古屋大学
大阪大学
神戸大学
九州大学
国際教養大学
岐阜薬科大学
京都府立医科大学
奈良県立医科大学 など

〈私立大学〉
早稲田大学
慶応義塾大学
東京理科大学
明治大学
青山学院大学
立教大学
中央大学
法政大学
立命館大学
同志社大学 など

武田塾の利用にあたっての注意点

自分のペースで勉強したい人に最適。注意点は4つ
自分のペースで勉強したい人に最適。注意点は4つ

武田塾は、自分のペースを大切にしながら、自学自習メインで大学合格を目指したい生徒におすすめの塾です。ただ、利用前に知っておきたい注意点もあります。

武田塾の利用にあたっての注意点

(1)「授業がない」意味を熟慮する

武田塾では、個別指導の時間を使って単元の解説や質問に対応します。ただ、塾や予備校のように、体系だって学べる授業はありません。

充実した自学は定着に欠かせない要素ですが、一方で理解には解説、つまり授業が必要な場合もあります。理解していない箇所や苦手単元を、果たして参考書と週1回の個別指導だけで、習得していけるでしょうか。

「授業が本当になくて大丈夫か」、しっかり考えてから入会しましょう。解説が必要だと感じる科目は、個別指導塾や予備校でフォローするといった工夫も、必要になるかもしれません。

(2) 質問対応に時間がかかる可能性がある

武田塾では、生徒からの質問には校舎に待機している講師やスタッフが対応します。校舎で対応しきれない場合は、オンラインの「質問対応サービス」で御茶ノ水本校の講師とつなぎ、解決する仕組みです。

この質問対応の過程に、必要以上に時間がかかる可能性がある点は、押さえておきましょう。

少なくとも、次の4つの時間はかかると考えられます。

・校舎の講師が質問を考える時間
・オンラインへの切り替えを判断するまでの時間
・御茶ノ水本校の講師の手が空くのを待つ時間
・御茶ノ水本校の講師が解説を考える時間

限られた時間を無駄なく使いたい場合は、予備校やオンライン指導塾などの利用をおすすめします。

(3) やる気がない生徒には向かない

武田塾は、自学自習をサポートする塾です。あくまで、勉強の主役は生徒自身。自学しなければ、成果は出ません。常に隣から見ていてほしい、こまめに声をかけてほしいといったタイプの生徒には向かない塾です。

(4) コスパの面に懸念点あり

費用の高さは、入会を決める1つのハードルとなり得ます。「授業がない」「サポートも一般的な内容」のわりに、相応の費用がかかる点をどう考えるか、家庭内での話し合いが大切になるでしょう。

もし入会を迷っていたら、季節講習を受けてみてください。指導方針や環境が合っているか、授業がなくても問題なさそうか、など身をもって確認できます。

まとめ

武田塾は「授業をしない」塾として、一躍有名になりました。「わかったつもり」になりやすい授業ではなく、自学自習の質を高めることで、志望校合格を目指せます。生徒一人ひとりに参考書ルートと呼ばれる学習計画を立案し、徹底的なやり切りをサポートします。

受験まで勉強に邁進できる塾に出会うために、武田塾とともに他の個別指導塾や予備校とも比較してみてください。お住まいの地域にある評判の塾を探したいときは、塾探しの窓口が便利です。学年と地域を選ぶだけで、口コミ評価の高い塾を簡単に探せます。

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この記事を書いた人

塾探しの窓口編集部

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